RM_horseの競馬コラム

RM_horseの競馬コラム

競馬についてあれこれ書きます。

【前編】競馬は無くなるべきなのか?

 

※この記事は半年かけて書きました。

間違えてることもあるかもしれませんが、

全編お読みいただければ嬉しいです。

 

 

次→【中編】競馬は無くなるべきなのか? - RM_horseの競馬コラム

 

 

 

競馬には以下のような批判がつきものです。

「骨折しただけで安楽死させるなんて、

   走らなくなったら殺すのか」

「ムチで叩いて動物虐待だ」

「馬は走りたくないかもしれないのに、

   無理矢理走らされてかわいそう」

 

上記だけで終わらず、競馬は無くなるべきという意見も

一部から出たりします。

 

近年は過激さの大小はあれど、動物に関連する事柄に対しての批判はつきものです。

 

こういった意見に対して、競馬でメシを食べている業界の人は

あまり考えや反論をしたくないでしょう。

何か発信することで余計な火種をくすぶらせて、

規制のきっかけにはしたくありませんので当然です。

それは我々競馬ファンも同じです。

基本的には規制されたくありませんし、

競馬そのものが無くなってほしくはありません。

 

しかし、過剰な動物愛護と無視するのではなく、

意見に対して客観的かつ誠実に考えることは

競馬が今後も続いていくには必要だと思います。

 

今回は毎週馬券を買ってる競馬ファンの1人である

私の見解を述べさせていただきます。

 

前編では、よく批判されがちな骨折での安楽死とムチに関して

事実をもとに現状をお伝えします。

 

 

・骨折での安楽死はやむを得ない

レースで故障を発症し、途中で競走中止になり、

その後の検査で脚の骨折が判明して安楽死予後不良)となるケースがあります。

 

人間の骨折では

・折れた骨が内臓に突き刺さる

・外に飛び出して大量出血

・折れた箇所からの感染症

・首や背などの骨折で呼吸困難

といったケースで死亡することはあっても、

骨折によって命の危険にさらされることはまれです。

 

しかし、馬の場合は違います。

折れた骨自体は人間と同様に数週間安静にしていればくっつくはずですが

安静にしていることができないのです。

馬は歩くことで脚への血液の循環を促進させており、

いわばポンプの役割を果たしています。

人間のように寝たきりの状態になると

脚に血液が十分に回らず、蹄(ひづめ)が腐敗して

蹄葉炎という別の病気になってしまいます。

蹄葉炎は治せませんので馬は衰弱し、

苦しみながら死を待つしかないのです。

つまり、骨折による安楽死の措置は

馬が苦しまないようにしてあげるせめてもの苦渋の決断なのです。

 

このあたりはWikipediaの記事がわかりやすいのでリンクを載せておきます。

予後不良 (競馬) - Wikipedia

 

このようになったきっかけは、本来ならば安楽死にさせるべきだった

テンポイントという馬が骨折の治療を試みた結果、

苦しみながら死んでいったこともWikipediaに載っています。

あまりに悲惨な結末のため閲覧注意ですが、リンクを載せておきます。

テンポイント - Wikipedia

 

また、骨折をしても予後不良とならずに

休養後に復帰するケースももちろんあります。

むしろその方が多いです。

これは寝たきりにならなくても治すことが出来る場合です。

骨折の箇所によっては全力で走れなくても歩行は可能ですし、

完全に骨折しておらず、ヒビの場合でも骨折と表現します。

骨折を乗り越えてその後大活躍する馬もたくさんいます。

 

また、競走馬として復帰出来なくても安楽死とはならずに

その後種牡馬繁殖牝馬、乗馬になるケースもあります。

あくまで判断しているのは馬主や調教師ではなく獣医さんです。

 

よって、

「骨折しただけで安楽死させるなんて、

   走らなくなったら殺すのか」

という意見は筋違いであると結論付けます。

これは私の主観ではなく、客観的事実と言っていいはずです。

 

 

・ムチに関するルールは毎年のように改正されている

競馬においてかかせないムチ。

これにはGoサインを伝えるための合図および

馬の走る進路指示や、左右にヨレることを矯正する役割があります。

 

ただし、馬をぶっ叩くという行為の見栄えがあまりにも悪いため

嫌悪を感じる人も少なくないようです。

これに対して競馬関係者の中には、競走馬は筋肉に覆われているため

痛みは感じないと主張する人もいます。

今の科学技術では馬の痛覚を正確に測ることはできないので、

どれくらい痛いかは全くわかりません。

 

ですが、人間と同じように痛いのであれば、

馬は嫌気を出しすぎて競馬にならないはずですので

人間がムチで叩かれるよりは痛みは感じていないとは思います。

しかし、特に若い馬に多いですが、ムチから逃げたりすることもあるので

全く影響がないわけでもないでしょう。

 

ただし、競馬界もムチに関しては制限があります。

日本ではムチの使用は10回以内となっており、11回以上は制裁対象です。

また、2017年以降はムチの先端が柔らかいパットで覆われているものを

使用することが義務付けられています。

効果があるかはわかりませんが。

 

ヨーロッパではムチの使用回数がさらに制限されていることが多く、

フランスやドイツでは5回と少なく、また、ノルウェーでは

ムチの使用自体を禁止されています。

最近、賞金がダントツ世界一のレース、サウジカップ

2着のミッドナイトビシューの鞍上マイク・スミス騎手が

ムチの使用制限10回を超えたため、

賞金の60%にあたる20万ドルの罰金と9日間の騎乗停止

となったことは記憶に新しいです。

 

今後、日本も回数制限は厳しくなっていくと思います。

(それよりも罰金を上記のように賞金の◯◯%としたほうがいいと思いますが)

 

個人的にはムチの使用制限自体には賛成です。

無秩序にムチを使うのは馬の精神面にもよくないことは

ゲート入りを渋る馬に対してムチを使用するのを

騎手が出来るだけ避けているのを見てもわかります。

なのでレースでいくら連打してもいいということはないでしょう。

 

ただし、ムチの過剰な使用制限や、そもそもムチを使用しないというのは

危険ではないのかなと思います。

馬がヨレたときに矯正が出来なくなるなど

騎手や馬が危険になる面を考慮できているか微妙です。

そこの議論がなされているか疑問であります。

 

このように、ムチに関しては年々規制される方向です。

(いいかどうかは別として)

 

 

・前編のまとめと中編のテーマ

よく言われがちな安楽死とムチに関しては、

上記の通り理由や対策がなされていると考えています。

この2つを持って競馬を批判するのは少し筋が違うかなと思います。

 

中編ではそもそも競馬自体無くなってしまえという

意見に対する考えを記します。

これには真正面からの反論はありません。

ただし、そのような意見の通り競馬がなくなるとどうなってしまうか

ということを想像してみたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

オジュウチョウサンの軌跡

 

最近の当コラムは、暗い話題や批判が多かったので

明るい話題も書きたいと思います。

 

先日、史上初の同一G15連覇を成し遂げた

オジュウチョウサンのこれまでの軌跡をたどります。

 

 

オジュウチョウサンは歴代最高障害馬

まず、オジュウチョウサンがどれだけすごいのか、

簡単におさらいします。

 

2020年4月18日の中山グランドジャンプ終了時点で、

オジュウチョウサンが保持している記録です。

※カッコ内は2位の記録です。

 

同一中央重賞 5勝(4勝)

障害重賞 13勝(8勝)

障害競争連勝 13連勝(9連勝)

J-G1勝利 7勝(5勝)

障害競争での獲得賞金 7億4300万円(4億9900万円)

 

同一中央重賞の5勝は、平地重賞を含めてのものです。

G1だけでなく、G3も含めた重賞でくくっても5勝した馬は他にいません。

それをオジュウチョウサン中山グランドジャンプ(J-G1)で達成しました。

 

しかも後に記しますが、オジュウチョウサンは途中で平地競争に挑戦をしており、

平地競争に出走しなければ出走できた障害競争が多くありました。

それでも従来の記録をあっさりと更新しています。

 

歴代最高の障害馬は?と聞かれれば、

100人中100人がオジュウチョウサンと答えるでしょう。

 

 

・デビューから障害転向まで(2〜3歳)

それではオジュウチョウサンのこれまでの軌跡をたどります。

 

オジュウチョウサンは父ステイゴールド、母シャドウシルエット

という血統です。

兄にラジオNIKKEI賞勝ちのあるケイアイチョウサンがいるため、

ある程度は期待されていたのだと思います。

 

美浦 小笠厩舎に所属し、オジュウチョウサン

2013年10月19日の2歳新馬戦でデビュー。

このデビュー戦は12番人気で11着と大敗を喫します。

続く2戦目の2歳未勝利戦(2013年11月16日)も8着と大敗。

ここから長い休養に入ります。

 

そして1年後、すでに3歳未勝利戦は終了しており、

オジュウチョウサンに残された選択肢は

・格上の500万下(現1勝)クラスに挑戦

地方競馬に移籍

・障害に転向

・引退

となっていました。

 

普通は2戦2敗で将来への望みが薄いため、

引退の選択をするオーナーが多いと思いますが、

重賞馬の弟という血統背景もあってか、障害への転向を選択します。

ここが第一のターニングポイントでした。

 

 

・力を蓄える4歳シーズン

2014年11月15日の障害未勝利戦で障害デビューを果たします。

しかし結果はなんと14着全く走れていません。

 

レースに見どころも全く無く、普通はここで引退です。

しかしオーナーは諦めきれなかったのでしょう。

おそらく引退を勧める厩舎と決裂し、和田正一郎厩舎に転厩しました。

この転厩が第二のターニングポイントです。

(この時点での成績では引退が当然で、小笠厩舎を責められません)

 

転厩初戦(障害転向2戦目)の障害未勝利戦でなんと2着に好走。

この時、人気は11番人気という人気薄でした。

 

その後次のレースでは3着と敗れ、

さらに次の障害通算4戦目で初勝利を挙げました。

今の絶対的な強さからは全く想像が出来ませんよね?

障害でも平地競争と同様、強い馬はすぐに勝ち上がるので

初勝利に4戦も要したオジュウチョウサン

この時点では全く名馬になることを誰も想像出来ませんでした。

しかし、ここからオジュウチョウサンは歴代最高障害馬になるのです。

 

話を戻すと、続く障害OP(中京)は勝利して連勝を飾るものの

3連勝を狙った障害OP(東京)では9着と大敗します。

 

そして2014年6月27日の東京JSで重賞に初挑戦します。

この時までオジュウチョウサンの主戦騎手は山本康志騎手でしたが、

乗り馬が重複していたため、調教を手伝っていた石神深一騎手に乗り替わります。

これが第三のターニングポイントでした。

(決して山本騎手が良くないと言っているわけではありません)

 

しかし、東京JSでは4着と勝てませんでした。

その後も福島での障害OP競争は勝利するものの、

イルミネーションJSは4着、そしてJ-G1初挑戦となる中山大障害では6着でした。

この時の障害界は、アップトゥデイトという絶対的な王者が君臨しており、

2着以下を大きく離す楽勝のゴールインで中山大障害を制していました。

オジュウチョウサンは6着と言えど、着差は4.3秒もついていました。

 

初勝利を含む3勝を挙げたものの、上位との差を痛感した4歳シーズンでした。

 

 

・覚醒の5歳以降

年が明けて5歳シーズン、初戦の中山での障害OPは2着と惜敗しました。

しかし、これが最後の障害レースでの敗戦でした。

 

続くJ-G1中山グランドジャンプを勝利し、初重賞勝利をJ-G1で飾りました。

この勝利は鞍上の石神騎手、管理する和田調教師も初のG1勝利でした。

(和田調教師は重賞勝利自体が初めて)

 

その後は東京での重賞を問題なく2連勝し(東京JSおよび東京HJ)、

暮れの中山大障害で前年大差をつけられたアップトゥデイトへの

リベンジに挑みます。

 

いくら登り調子のオジュウチョウサンと言えども、

アップトゥデイトも強いので接戦が予想されましたが、

蓋を開けてみれば全く相手になりませんでした。

2着アップトゥデイトに9馬身差の大差をつけて圧勝。

完全に勝負付けが済んだと思わせる勝ち方でした。

前年よりもコンディションを落としてはいましたが、

アップトゥデイトがあれほどの大差をつけられるのは衝撃でした。

 

翌6歳シーズンも阪神JSで勝利したのち、

中山グランドジャンプを当たり前のように連覇します。

 

 

・障害史上最高のレース

そして東京HJの勝利を挟んで暮れの中山大障害

ついにオジュウチョウサン単勝オッズは1.1倍になりました。

このレース、前年のリベンジに燃えるアップトゥデイトが大逃げをうちます。

現地で観戦していましたが、道中では20馬身ほどの差があり、

オジュウチョウサンの頭固定馬券を買っている大多数の人が

「こんなに差があって届くのだろうか?」

と競馬場がざわついていたことを記憶しています。

 

しかし最終障害までに一気に差を詰めて、

最終コーナーを回る頃にはアップトゥデイトとの差は

3馬身ほどになっていました。

 

ですがここからアップトゥデイトも粘ります。

絶対王者というのは強すぎて応援されなくなる現象があります。

オジュウチョウサン1着の馬券を買っているはずですが

馬券そっちのけでアップトゥデイト粘れ!と声援を受けていました。

ちなみに私はアップトゥデイトが大好きで単勝を持っていました。

単勝1000円であんなに熱くなったのは後にも先にもないでしょう。

 

しかしゴール前の急坂で脚が鈍ったアップトゥデイト

きっちり差し切りオジュウチョウサンが1着

勝ちタイムはレコードタイムの4:36.1と文句無し。

 

最後の直線のどよめきはなんとも表現し難い特別なものでした。

・馬券は当たった

・でもアップトゥデイト頑張ったなあ

・すごいデットヒートで見応えあった

オジュウチョウサン強すぎるよ

いろんな感情がないまぜになっていました。

 

このレースは是非見て欲しいです。

 

 

・7歳で平地競争に再挑戦

続く7歳シーズンはぶっつけで中山グランドジャンプを使い、

今度は2着アップトゥデイトに2.4秒差をつける圧勝

ここでもレコードタイムを更新します(4:43.0)

この時点でテイエムオペラオーが持っていた

JRA最多重賞連勝記録を更新する9連勝となりました。

 

そして、この勝利後にオーナーは平地競争挑戦を表明します。

 

障害レースでは文字通り敵無しの状態だったオジュウチョウサン

既に接戦に持ち込める馬さえいませんでした。

 

そして果敢にも平地競争に挑戦します。

しかし、オジュウチョウサンは平地では未勝利です。

通用するかどうかは未知数です。

それでも2,3歳時とは馬が違いますので、

どれくらい通用するのか興味が注がれました。

 

2018年7月7日の福島での開成山特別に武豊騎手を背に出走。

1番人気に推されると2着に3馬身差をつけて勝利しました。

これで障害レースと合わせて10連勝。JRA記録となりました。

この勝利で最大目標をファン投票で出走可能な有馬記念としました。

 

平地2戦目は1000万下クラス(2勝クラス)の南部特別に出走。

ここでも2着に半馬身差をつけて勝利しました。

ちなみにこの時の6着馬が後に新潟記念2着になるジナンボー

レースレベルは決して低くなかったことがうかがえます。

 

そして迎えた有馬記念のファン投票。

競馬ファンの関心は高く、第3位の票数で優先出走権を得ました。

1000万クラス勝ちの馬であるにも関わらず単勝5番人気に支持されて

有馬記念に挑みます。

 

レースでは直線で先頭を捕らえるような脚を見せるも、

後続の差し馬に交わされて9着で入線となりました。

 

 

・諦めきれない平地レースと、無敵の障害レース

8歳となった2019年、オーナーはまだ平地挑戦を諦めてはいませんでした。

しかし、春には平地競争で適レースが無かったため、

障害レースの阪神SJから中山グランドジャンプを使います。

 

障害レースは久々でしたが阪神SJを完勝し、

続く中山グランドジャンプも危なげなく勝利し、4連覇を達成しました。

 

夏は休養にあて、秋からは再び平地に挑戦。

しかし六社S(3勝クラス)、アルゼンチン共和国杯ステイヤーズSと3連敗を喫します。

そのいずれも掲示板(5着以内)に載ることが出来ませんでした。

 

8歳という年齢もあるかもしれませんが、オジュウチョウサンの平地レースの実力は

2勝クラス程度なのだと思います。

今後は平地レースに出走するかどうか明言していませんが、

おそらく平地挑戦は終了しているのではないでしょうか?

 

そして9歳となった2020年、前年と同様の阪神SJからローテーションで

中山グランドジャンプ5連覇を狙います。

そして迎えた中山グランドジャンプ当日、大雨の降る不良馬場でしたが

そんな条件も関係無くゴール前できっちり差し切り前人未踏の5連覇を達成

9歳でもまだまだ障害では無敵であることを証明しました。

 

 

 

オジュウチョウサンの強さの秘密

合っているかわかりませんが、オジュウチョウサンの最大の強さのポイントは

障害の飛越にあると思います。

 

普通の馬は障害前で減速して上に向かってジャンプして安全に飛越するのですが、

オジュウチョウサンの場合は、とにかく低い飛越で減速が少ないのです。

もう障害に接触するギリギリを攻めます。

 

それを象徴する映像が以下の飛越です。

View post on imgur.com

なんと飛越をせずに障害を蹴りながら通過しています。

並の運動神経では真似できない芸当です。

 

道中のスピードが維持されることもそうですが、

それよりも大事な要素があります。

 

馬の減速は騎手が手綱を引っ張ることで行います。

それによりスタミナを少しずつ消耗していくのですが

オジュウチョウサンは消耗が最小限で済んでいるので

最後の直線での余力が他の馬とは違うのです。

 

なのでオジュウチョウサンのレースは最後の直線で

他の馬が止まって見えるくらいの末脚を発揮します。

 

これはオジュウチョウサンの唯一無二の武器です。

 

 

 

オジュウチョウサンの最大の被害者

オジュウチョウサンがあまりにも強すぎて、

実績がかすんでしまった馬は多々います。

 

特にオジュウチョウサン以前の障害界の王者アップトゥデイト

仮にオジュウチョウサンがいなければ、歴代最高障害馬でした。

 

アップトゥデイトは2015年の中山グランドジャンプ中山大障害を制し、

その他重賞4勝を含む障害通算8勝をしています。

障害レースでの獲得賞金は4億5千万円を超え、

オジュウチョウサン、ゴーカイ、コウエイトライに次ぐ4位にランクインしています。

オジュウチョウサンの獲得賞金は飛び抜けていますが、

ゴーカイとは5千万円弱の差です。

 

しかし、オジュウチョウサンの2着となったレースが実に4回もあるのです。

そのうち3回はJ-G1です。

つまり、オジュウチョウサンさえいなければ、

障害競走での獲得賞金は1位、J-G1勝利数も1位タイになっていたはずなのです。

同じ時代に生まれてきてしまったが故に獲得賞金もかなり損してしまいました。

 

ですが我々ファンとしては2017年の中山大障害という、

伝説のレースを目撃することが出来ました。

アップトゥデイトには感謝です。

 

 

 

・おわりに

今後オジュウチョウサンよりすごい障害馬は、

100年くらい出てこないのではないか?

そう思わせるくらい強いです。

 

後世に語り継がれる馬をリアルタイムで見ていることを自覚し

次のレースにも注目します。

 

 

 

 

競馬開催を続けてもいいのだろうか?

 

今日、日本中、いや世界中のほとんどの関心は新型コロナウイルス

注がれているといってもいいでしょう。

我が国でも大都市圏を中心とした緊急事態宣言が出され、

休校や在宅勤務、そしてプライベートでの外出自粛が定着しつつあります。

 

自粛はエンターテイメント、スポーツ界にも広がっており、

観客を集めてのイベントは今や皆無となっているでしょう。

 

そんな中、競馬は無観客で開催を続けています。

 

 

 

・私は競馬開催否定派である

私は競馬開催には否定的な意見を持っています。

今のところ世論としては興味が無いか、無観客ならいいのではないか

という意見が大半だと思います。

中でも、競馬ファンでそういう意見はほとんど無いと思います。

 

中には野球もサッカーも自粛しているのに競馬はやっているなんて何事か!

のような感情的な意見もあると思います。

しかし、私は感情的な理由ではありません。

 

結論から言えば、競馬関係者間での大流行という、

最悪のシナリオを想定しています。

 

競馬で最も恐れないといけないのはトレセンで大流行して、

馬の面倒を見る厩舎関係者がいなくなることです。

感染が確認されれば、症状が軽症でも2週間は隔離措置があります。

1人2人ならなんとかなるかもしれませんが、

大多数の人がいなくなるとどうなるでしょうか?

馬にエサやりをすることもままならなくなるかもしれません。

 

さらに競馬関係者から放牧先や生産・育成牧場に流行が波及したらどうなりますか?

これはもう競馬という業界の危機になります。

 

別に競馬開催をやめれば上記のリスクがゼロになるわけではありません。

ただし、現状のJRAの対策ではリスクが高まっています。

 

サッカーや野球が開幕を延期しているのは、

無観客だと採算が取れないということだけでなく

チーム関係者に流行するリスク、ファン同士が自主的に大人数で集まることを

念頭に置いているでしょう。

 

競馬界にはそういう視点はほぼ無いと言えます。

 

 

 

・競馬を開催するなら徹底的な対策を

もし、感染拡大防止を徹底的に対策していれば、否定的な意見とはなりません。

しかし、JRAの防止策は中途半端です。

 

まず、4/3からの時系列をおさらいします。

◾️4/3、JRA職員が新型コロナウイルスの陽性となったことが判明。

 →この職員は3/29に調整ルームで勤務、同じ部屋のテレビでレースを見ていた

  藤懸、川須、岩崎(敬称略)の3騎手が自宅待機となり4/4,5から騎手変更。

 

この時点でもかなり危ない状況だと思いますが、調整ルームは消毒しているとして

競馬は開催しています。

 

◾️4/6、4/3に陽性が判明した上記職員と濃厚接触のあった他の職員2名の感染が判明。

この後、4/9に1名、4/12に1名のJRA職員の感染者が出ています。

新型コロナウイルスの感染力の高さを物語ります。

 

◾️4/8、今後の競馬開催に関する感染拡大防止策を発表。

詳細は以下のページから。

【!】4月11日(土曜)以降の中央競馬開催について JRA

 

まとめると

・平地オープンと障害競走以外は東西の遠征を禁止。

 ただしローカル(福島、新潟)開催は関西馬遠征可能。

・土日で異なる競馬場での騎乗を禁止。

 ただし障害に騎乗する騎手は可能。

・自宅やホテルを認定調整ルームとして運用可能。

 公正確保のためのルール(通信の禁止等)は継続。

というものです。

 

オープンと障害であれば東西の遠征が可能なら、

厩舎スタッフは移動しなければなりません。

どれだけの人の移動を抑制できるのでしょうか?

今までが10だとしたら7になりましたとか、その程度ではないでしょうか?

 

また、騎手にしても土曜の夜の移動の分は減りますが、

関西在住の騎手が関東に(その逆も)移動することを止めることが出来ていません。

 

上記の移動する人が皆、ドアトゥドアで競馬場と自宅を往復するわけではありませんよね?

公共交通機関を少なからず使用するのではありませんか?

 

そして福島と新潟開催は全く馬の遠征は制限しないというのは

開催の継続のために対策をしませんと言っています。

 

 

私はこういった

「対策をしましたと外部に向けてポーズを取るためだけの対策」が大嫌いで、

やるなら徹底的にやれよと言いたいです。

 

・馬も騎手も東西移動を完全禁止。たとえG1であっても。

・障害は人馬が確保できないなら番組中止。

・ローカル場所は開催中止。

 

これくらいやるのならしっかり考えているなと感じることができます。

ただでさえJRAトレセンから競馬場までの移動で県をまたぐのです。

上記で述べた最悪のシナリオを避けるためにも徹底的にやってほしいです。

 

なので地方競馬に関してはトレセンと競馬場の距離が近いので

そこだけで完結するならいいのではないかと感じています。

南関東の4場に関してはちょっと怪しいですが)

地方競馬JRAよりも金銭事情がシビアだということもあります。

 

 

 

また、認定調整ルームについては、

調整ルームに人が密集するという問題に対する対策ですが

別の問題が出てきています。

それは今回の本題とはそれるので、別エントリーで書きます。

 

 

 

・稲垣厩舎所属の全頭が競走除外

4/11,12の競馬開催において、稲垣厩舎に所属の出走予定だった計3頭が

競争除外となりました。

理由は稲垣厩舎のスタッフが体調不良を訴え、

4/9にPCR検査を受けたためでした。(後に陰性と判明)

 

この時、稲垣厩舎のスタッフは皆トレセン内で誰とも接触していないので

稲垣厩舎の馬を除外すれば開催することは問題ないという説明でしたが、

そんなことあり得るのでしょうか?

ウイルスには潜伏期間がありますから、1,2週間遡る必要があります。

ただの1回も誰ともすれ違わずに、調教でも周りに誰もいないというのは

説明に無理があると感じました。

(体調不良判明後は誰とも接触しないようにケアをしていたようですが)

 

そして、今後体調不良になった時に自厩舎の馬が全て出走できないと思い、

体調不良の申告をしにくい状況になっているでしょう。

例えば今週で言えば皐月賞に出走する厩舎であれば余計にそう思うでしょう。

 

全厩舎スタッフ、騎手に毎日の検温、提出を義務付けているでしょうか?

それくらいはやってもらわないといけないでしょう。

 

ましてや新型コロナウイルスは無症状感染者もいることが判明しています。

もうトレセンで流行してもなんら不思議はありません。

 

 

 

・最後に

私は競馬が好きです。

だからこそこのウイルス禍によって競馬の業界ごと潰れてほしくありません。

 

それは開催の制限によるお金の問題よりも、

競馬に携わる人がいなくなってしまうことの問題の方が重大ではないでしょうか?

 

今の対策のまま開催を続けても競馬界で流行しない可能性ももちろんあります。

しかし、トレセンや牧場で大流行してしまったらおしまいなのです。

 

あまりにも“起きたら一番マズいこと”を考えている人が

競馬関係では少ないなと思ったのでコラムを書いた次第です。

 

 

 

 

レース回顧 〜高松宮記念 2020〜

 

競馬予想自粛中で、回顧もする気になりませんが、

回顧よりも書きたいことがあったので書きます。

高松宮記念のレース回顧です。

 

 

・レース展開

大方の予想どおりモズスーパーフレアがハナへ。

2番手はセイウンコウセイがつけますが離れた2番手で、

結果的にモズスーパーフレアの楽逃げを許しました。

その後ろにクリノガウディー、ダイアトニック、ナックビーナス、

ダノンスマッシュ、タワーオブロンドンは中団、

グランアレグリアは後ろからの競馬になりました。

 

前半600mを34.1、1000mは56.8というペースでした。

重馬場だったことを考えれば遅いペースではありませんが

モズスーパーフレアは単騎逃げで自分のペースは守れました。

 

直線を向くとモズスーパーフレアが逃げ粘りを見せるところに

じわじわとダイアトニックとクリノガウディーが迫ります。

残り100mを切ったところでクリノガウディーが

軽くダイアトニック、モズスーパーフレア接触

すぐに立て直して再び3頭の叩き合いになります。

そしてその3頭に外から猛然とグランアレグリアが追い込んできて

4頭接戦のままゴールイン。

 

入線順はクリノガウディー、モズスーパーフレア、グランアレグリアの順ですが

クリノガウディーがダイアトニックとモズスーパーフレア接触したことで

審議となりました。

 

その結果、クリノガウディーは降着となり、

1着モズスーパーフレア、2着グランアレグリア、3着ダイアトニックとなりました。

クリノガウディーは降着により4着。

この件に関する考えは後述します。

 

 

・上位馬寸評と予想の振り返り

予想はこちらから

 

1着 モズスーパーフレア 予想時:無印

馬場やペースは関係なしに楽に逃げると強いなと感じました。

昨年は調教のし過ぎで失敗していましたが、

今年は反省を踏まえて仕上げてきたということでしょうか?

そして松若騎手はG1初勝利。おめでとうございます。

 

◾️予想時の各要素の評価

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全く条件が向かないと思っていました。

良馬場なら買っていましたが、重馬場では持ち前のスピードが発揮されずに

後続にすぐに捕まると考えていました。

馬場が悪い時はシンプルに前の馬を買うべきなのですかね?

そうすると2着馬の追い込みは想定できませんが・・・

難しいです。

 

 

2着 グランアレグリア 予想時:無印

この馬はバケモノではないでしょうか?

前残りの展開で1頭だけ追い込んできています。

重馬場発表でも真ん中は乾いてきていた面はありますが、

追い込んで前に届きそうだったのはこの馬だけです。

今後スプリント戦でこの馬を買わない選択肢はありません。

次走はヴィクトリアマイル安田記念を目指すと思いますが、

桜花賞を勝っているとはいえ、NHKマイルCはイマイチだったので

舞台適性としてはどうでしょうか?迷います。

 

◾️予想時の各要素の評価

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道悪が厳しく、初の1200mで前にもつけれず全くダメだと思っていました。

決して条件が向いたとは思いませんが僅差の2着は能力が高すぎるからでしょう。

 

 

3着 ダイアトニック 予想時:△

最も不利を受けたとされています。

映像で見た感じもそんな印象です。

おそらく坂が苦手なのでゴール前に坂がない中京は良かったと思います。

それでも追い込み一辺倒だった脚質を

前走で変えてきた成果だと思います。

今後はスプリント路線が中心だと思いますが、

坂で脚が鈍るのが解消出来るかがポイントになりそうです。

 

◾️予想時の各要素の評価

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左回りの成績が微妙でしたが、それは問題なかったようです。

1200mでは先行していくのだと思いますが、

前に行けなくても末脚が使えるので引き出しを持っているのがいいと思います。

 

 

 

本命:ステルヴィオ 9着

内から抜ける競馬は外が乾いてきた結果、馬場状態の差がありすぎて

厳しかったでしょうか?

結果的に外枠決着で、重馬場のセオリー通りでした。

全くダメな予想といえます。

 

 

いつもはここで回顧が終わるのですが

このレース、書きたいことが2点あります。

それを下記に記します。

 

 

 

・クリノガウディー降着に関する見解

まずは降着についてですが、事象を見て降着になったことについての

異論は全くありません

クリノガウディーが迷惑をかけたのは明白で

ルールに則り、降着は妥当だと思います。

 

ただし、このルール自体に違和感はあります。

現行のルールでは不利を受けた馬が、

その後追い上げて着差が少ない時(半馬身以内程度)に

降着が適用されていますが、

逆に言えば不利が大きく着差がついてしまえば降着が無いわけです。

やったもん勝ちになります。

 

もちろん不利が大きい場合も降着にすると、不利が無くても勝てなかった馬も

勝ちになってしまいますので、これも良くありません。

そのために現行のルールでは降着にならない程の斜行をしてしまった馬は、

騎手の制裁を厳しくするのが着地点だと思います。

 

記憶にある事例だと、2016年のマイルCSで勝ち馬のミッキーアイル

直線で外側に大きく斜行し、多くの馬が不利を受けました。

不利を受けた馬との着差がついたので降着にはなりませんでしたが

鞍上の浜中騎手は開催8日間(実行23日間)の騎乗停止を受けました。

この時の斜行は騎手要因でありましたので、重い処分を課されることで

ルール上降着には出来なくても騎手が処分されることで

斜行をしないようにする抑止力にはなったと感じています。

 

しかし、今回のクリノガウディーは騎手が外にずっと誘導しているのに

馬の癖で内にささってしまって斜行してしまい、騎手が出来ることは限られていました

競馬評論家の安藤勝己元騎手は、Twitterにて

鞍上の和田騎手は冷静に乗ればよかったとコメントしていますが、

クリノガウディーが15番人気の伏兵で実績も無い馬だという視点が抜けています

元から反応がよく切れる脚を持っているとは言えず、

追い続けなければいけないのは当然でしょう。

和田騎手は追いながらも内に接触しないようにケアはずっとしていました。

安藤氏はその後の脚色でしか判断せずに、結果論で注文をつけているにすぎません。

 

しかし、繰り返しになりますが斜行をして迷惑をかけたのは事実ですから

降着の裁定には異論はありません。

問題は和田騎手に4日間の騎乗停止という重い処分を課されていることです。

じゃあどうすればよかったのだと。

スピードを緩めて立て直せという話でしょうか?

それなら競馬は少しでも真っ直ぐ走らなかった時に

減速してしまうのでレースになりません。

 

馬の斜行には大きく分ければ騎手要員と馬の悪癖(とその複合要因)があるのに、

降着事象に関しては降着という結果だけで騎手の処分を決めています。

降着イコール騎手に重い処分を下すというのは理にかなっていません

前述の通り斜行がもっと激しく不利を受けた馬との着差がついていれば

降着にはならないのですから、どのみち騎乗停止なら激しく当たってしまえと

考える騎手が現れても不思議ではなく、斜行の抑制になっていません。

 

たとえ降着事象であっても、処分は騎手の修正扶助等で判断するべきです。

どうしても降着事象で重い処分を与えたいのなら、

癖を修正できなかった調教師に向けるべきではないでしょうか?

もちろん調教で全ての悪癖が解消されるとは思っていませんが

騎手が処分を受けるよりははるかに道理にかなっているでしょう。

 

日ごろから感じていることでしたが、ちょうど機会があったので書かせていただきました。

 

 

・アイラブテーラーの走りについて

次に大差の最下位入線となったアイラブテーラーについてです。

アイラブテーラーは10番人気ではありましたが

通算成績が5−2−0−0と連対を外したことがなく、

後々重賞でも勝利をするであろうと目される有力馬でした。

 

レースではスタート直後に武豊騎手が促すも馬群についていけず、

後方でスピードが出せないまま17着に遅れること11秒、

1分21秒9という1200mでは考えられないほど遅いタイムでゴールしました。

 

レース中の故障であれば仕方がありませんが、

レース後にJRAから出されたリリースは

前進気勢を欠いたことでゴールが遅れたため調教再審査、というものでした。

 

おそらくレースに出れるような状態ではなかったのではないでしょうか?

その原因はわかりませんが、前兆はありました。

アイラブテーラーは1週前の追い切りまでは順調で

タイムも良く調教予想をする人からも高評価でした。

しかし注目の最終追い切りは無し

1週前までに強い調教をしているので、最終は軽めに、

というのはよく聞きますが、連闘でもないのに

最終追い切りが無いというのは聞いたことがありません。

 

真相はわかりませんが、

この時からまともに走れる状態では無かったのではないでしょうか?

しかし、出走の取りやめはせずにレースに出しています。

 

アイラブテーラーは小さい牧場の生産馬で、

オーナーもG1初出走だったようで

Twitterでネクタイのプレゼント(オーナーの本業は紳士服屋さん)の

キャンペーンを展開するなど非常に盛り上がっていました。

そういった状況に置かれて、厩舎側は調整の失敗で

出走を取りやめる判断が出来なかったのではないでしょうか?

(もしくは出走させるように圧力があったのかもしれません)

 

武豊が察して無理に追うことはせずにゆっくりゴールしたこともあり

幸いにも怪我はなかったようですが、

仕上がっていない馬をレースに出すのは危険です。

 

また、競馬は当然馬券が発売されていますから

人気馬になるような実績のある馬を仕上げずに出走させれば

八百長の温床にもなりかねません。

 

全ての責任は調教師にあると考えています。

こういった事例には調教師への厳重な処分が必要と考えています。

 

 

 

 

 

 

 

しばらくの間、競馬予想を自粛します。

 

タイトルにある通り、しばらくの間

競馬予想をアップすることを自粛します。

これは自分の気持ちによるもので、

理由を下記に記します。

 

自粛の間、競馬に関するコラムは更新していきます。

 

新型コロナウイルスの拡散が止まらない

最近は新型コロナウイルスのニュースしか見ませんが、

それが当たり前なくらい深刻な事態になっています。

 

東京都での感染者、死亡者は日に日に増え続け、

週末の外出自粛要請も出ています。

 

競馬界ではJRAが2月29日から無観客で開催しており、

それに追従するように地方競馬も無観客で開催。

WINSも閉鎖し、馬券購入はネット投票に限定されています。

 

2月末の段階では、北海道以外は外出自粛とまでは要請されておらず、

その時点での判断は妥当だったと思います。

 

しかし、1ヶ月が経過した現在では状況が変わってきています。

3月の東京の週末外出自粛要請時には、隣接する各県でも

外出の自粛を呼びかけています。

関西でも4/2に京都府知事が大阪や首都圏への往来自粛を要請しています。

 

競馬開催はこれらの要請に背くものと言えます。

人馬が関東、関西へ遠征していていいのでしょうか?

騎手や関係者は公共交通機関を使用しているのではありませんか?

遠征でなくても、美浦茨城県)から中山(千葉県)や府中(東京都)競馬場への移動、

栗東滋賀県)から阪神兵庫県)や京都競馬場への移動はついてきます。

完全に自宅から出ない限りは感染、拡散のリスクはゼロには出来ませんが、

公共交通機関を使用して関東と関西を往来するのはリスクが高いです。

 

JRA皐月賞週までの無観客開催を発表しましたが、

競馬を開催していていいのでしょうか?

野球界でも選手および評論家が陽性、サッカー界でも選手の陽性が出ています。

現在の所競馬関係者が新型コロナウイルスに感染したという情報はありませんが、

このままでは時間の問題だと思います。

下記のように騎手への要請も出していますが、かなり遅いです。

JRAが全騎手にコロナウイルス感染拡大防止の指導(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース

 

おそらく関係者に感染が出るまでは開催を続けるつもりなのだと思いますが

感染者が出てからでは遅いです。

競馬関係者には高齢者も多いですから、非常に危険だと思います。

そして感染が拡大すると馬の世話をする人がいなくなるという

地獄が待っています。

 

 

・競馬予想を自粛するに至る感情

上記のように、私は競馬の開催に否定的です。

自粛要請なので強制力はないという理論で続けるほど

JRAは経済的に困窮していないでしょう。

(地方は状況が違うかもしれません)

そして、短期的には開催を続けることが利益になりますが

パブリックイメージの低下によって長期的にはマイナスかもしれません。

 

そうした状況で、自分が馬券を購入することは、

間接的に感染拡大を助長しているのではないかと考えるようになりました。

これは考えすぎかもしれませんが、4年前から基本的に

毎週末に楽しんでいる馬券購入をする気にならなくなりました。

なので、競馬予想もしませんので

毎週の競馬予想のアップを一旦中止します。

予想の再開は世の中の情勢を見て判断したいと思います。

 

 

馬券を買う人を否定する気は全くありません。

むしろ開催しているなら買うべきとも思います。

馬券を買うかどうかは、あくまで自分の気持ちです。

自分の考えを競馬ファンに押し付けることはありません。

 

 

一応ご報告でした。

 

 

 

高松宮記念予想【2020年】

 

春のG1ラッシュの開幕は1200mのスプリント戦です。

今年はレースとしては面白く、馬券としては難しいメンバーです。

 

 

・コース解説

競馬ラボさんのコース解説です。

 

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出典:競馬ラボ様

中京競馬場 芝1200m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

向正面で緩やかに坂を下り、直線入り口で坂を登って

残り240mはゴールまで平坦というコースで、

コース形状だけ見れば、起伏が緩やかな中山という感じもしますが、

スタート直後に少し登り坂があるため、

中山のようにスタートからのスピードが乗りにくいです。

コーナーも回りやすい形ではないため、一度ペースが落ち着きます。

直線の坂は高低差2mと急な登り坂になっており、

その後に平坦な240mが待っていると考えると、

1200mの中ではタフなコースと言えるでしょう。

 

 

・出走メンバーと枠順

レースの出馬表です。

 

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スプリントG1の上位常連だけでなく、

マイルG1を制した経験がある馬が4頭もおり、

その他にも1400mや1600mを主戦場とする馬が多数います。

 

後述しますが、ここに大きなポイントがあると思っています。

 

 

・今年も飛ばすモズスーパーフレア

モズスーパーフレアがいるか、いないか、

今のスプリント戦ではレース展開が全く変わってきます。

今年も参戦で調教では坂路を爆走しています。

間違いなくハナを主張してペースは速くなるでしょう。

 

ただし、当日はおそらく道悪なので、

ほどほどなペースには落としたいと思っているはずです。

しかし、最近控えて結果が出なかったラブカンプーが

そろそろ前で競馬がしたいと思っているはず。

なので結局はペースが抑えられないでしょう。

 

 

・1400m以上の実績が必要?

高松宮記念は1200m戦なのですが、どうも過去の成績を見ると

1400m以上の実績がある馬がよく好走しています。

 

おそらくスプリントG1でペースが速くなり、

坂がスタート直後と直線入り口の2回あるため

適性が少し長い距離の馬が好走できるのではないでしょうか?

 

下に2016年までの1〜3着馬の1400以上の実績を記します。

(2016年からコースがAからBコースに変わっている)

 

☆2019年

1着ミスターメロディ ファルコンS1着、阪神C2着

2着セイウンコウセイ 1400mは2−1−0−3だった

3着ショウナンアンセム 1400m3−3−0−5

 

☆2018年

1着ファインニードル 1400mは未勝利勝ちのみ

2着レッツゴードンキ 桜花賞、京都牝馬S1着

3着ナックビーナス 1400mはオーロC(OP)1着

 

☆2017年

1着セイウンコウセイ

2着レッツゴードンキ

3着レッドファルクス ダートで1400mの欅S(OP)1着

 

☆2016年

1着ビッグアーサー 阪神C3着

2着ミッキーアイル NHKマイルC阪急杯1着など

3着アルビアーノ NHKマイルC2着、スワンS1着

 

1400m以上の実績がなかったのはファインニードルのみです。

それ以外は全てOP以上での1400mの実績がありました。

 

今回の出走メンバーで1400m以上の実績が乏しいのは

・アウィルアウェイ

ティーハーフ

・ラブカンプー

・ダノンスマッシュ

・ダイメイプリンセス

・モズスーパーフレア

です。

 

今年は前日夜中に雨が降り、当日は道悪になります。

1200mで重要なスピードが失われ、

余計に1400m以上での適性が求められそうです。

 

人気馬も混じっていますが、全頭中京コースの実績もないので

思いきって全部馬券から外します。

 

 

・道悪でも内枠がいい?

ちらっと書きましたが、高松宮記念は2016年以降

使用コースがAコースからBコースに変わっています。

それ以降、高松宮記念は1桁の馬番しか馬券に絡んでいません。

外枠に全く人気馬がいない2018年は考えなくても、

昨年のダノンスマッシュも1番人気ですが13番で4着、

2017年は3番人気メラグラーナが12番で10着、

2016年は4番人気ウリウリが12番で9着と

2桁番は全く馬券に絡めていません。

 

しかも2017年は小雨が降る稍重馬場、

2018年も良馬場ですが雨が残り時計は出ない馬場でした。

それでも外が来ないというのは偶然でしょうか?

かなり内が有利なのではないでしょうか?

 

ここは1桁番を中心に考えたいです。

しかし2桁番の馬もバッサリ切ることはせずに

ヒモには入れておきます。

 

 

・各馬寸評

出走メンバーの評価です。

今回、展開の点数には道悪に強いかどうかも考慮しています。

 

1. ステルヴィオ

1200mも中京も初めてで未知数。

血統的にはロードカナロアなので対応できると思われる。

重馬場も2歳時にはこなしており、

マイルCSも重い馬場コンディションを買っている。

そのマイルCSでは1番枠から内からスルスルと抜け出しており、

その競馬が出来れば面白い存在。

懸念はスタートが出るかどうか。

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2. アウィルアウェイ

位置がどうしても後ろになってしまい、

末脚も強烈なものを持っているメンバーが他に多い。

中京1200mの道悪はCBC賞で8着と負けており、今回は厳しそう。

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3. ダイアトニック

1400m巧者なので、ここで好走できるかもしれない。

前走ではここを意識して前につける競馬で一定の成果を出した。

左回りで勝利がないのが1番の懸念。

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4. ティーハーフ

10歳馬で好走がしばらく無い。厳しい。

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5. ラブカンプー

3歳時はG1でも好走したが、4歳以降全く走らなくなってしまった。

復活の兆しがまだ見えない。

また、復活しても時計の出る良馬場がいいのでは?

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6. ダノンスマッシュ

おそらく左回りがあまり得意ではなさそう。

前走も強い競馬で勝利したが、大きく出遅れていた。

今回また出遅れるとモズスーパーフレアもいるため

前走のようにはいかない。

危険な人気馬ではないかと考えている。

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7. グルーヴィット

中京はファルコンSの2着と中京記念の1着でかなり得意。

こちらもステルヴィオと同様に初の1200mだが、

ロードカナロア産駒なのでこなせそう。

中京記念稍重馬場で買っており、

時計が出ない方が良さそう。

あとは実力が足りるか?

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8. グランアレグリア

初の1200mも高松宮記念ならこなせそうだったが

雨がこの馬にはかなりのマイナス。

走りからもどう考えても道悪はこなせない。

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9. タワーオブロンドン

この馬も道悪はおそらく苦手。

稍重だと少し成績が落ちている。

1200m実績は最上位なのだが。

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10. アイラブテーラー

いつも時計がかかる競馬で勝利しており、

道悪はプラスだと思われる。

しかし位置取りが後ろになりそうで、

進路の確保に手間取るのが想像できる。

また、いくら時計がかかる展開で勝利していたとしても

あまりに持ちタイムがなさすぎの印象。

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11. クリノガウディー

道悪は歓迎で、中京記念ではグルーヴィットと接戦の2着。

ただ、内枠が欲しかった。

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12. セイウンコウセイ

このレースは1着と2着があり、適性は申し分ない。

ただ、この馬も内枠が欲しかった。

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13. ダイメイプリンセス

中京は0−1−0−5と苦手。

位置取りも後ろでは厳しい。

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14. モズアスコット

ダートを2戦使ってからまさかの1200m初参戦。

距離はこなせると思うが、懸念はスタート。

いっそのこと後ろから溜めて末脚で勝負の方が面白いが

出遅れて慌てて前を取りに行くのが想像できる。

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15. ナックビーナス

2年前の3着で道悪も大丈夫。

外枠に入ってしまい、隣がモズスーパーフレア

先行するのも難しい。

いっそのこと中段待機で末脚を使う方が勝負できそう。

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16. モズスーパーフレア

中京が苦手。馬場も良馬場が良さそう。そして外枠。

悪い要素が全部重なってしまった。

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17. シヴァージ

ほとんどの馬は外枠はマイナスだが、この馬は例外かもしれない。

やることが後方からの末脚一気と決まっているので、

むしろ内を見ながらポジションを決められる。

重馬場ですごい脚を使えるのは前走で証明済み。

穴で狙ってみたい。

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18. ノームコア

マイルG1馬の1200m初参戦。

ハービンジャーのスプリント適性は疑問だが

母父クロフネなので案外いけるのかもしれない。

ただ、マイルでも後方の位置なので

スプリントでは間違いなく置いていかれる。

最後方から届くか?

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まとめ

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・印と買い目

◎ 1 ステルヴィオ

初の1200mですが、前走も直線でどん詰まりしながらも

最後の100mだけで前との差をつめており、

十分にこなせる感触を得たように思います。

道悪を気にして各馬外に出すでしょうから

内枠を生かして最短距離で突き抜けて欲しいです。

実際そういう調教もしており、スタートも対策しているとのこと。

丸山騎手の初G1制覇はここだと予想します。

 

7 グルーヴィット

超大穴ですが本気です。真面目に最後まで本命と迷いました。

デビュー当初はダートだったようにパワー十分で

道悪は歓迎です。中京も重賞で1,2着とかなり得意で条件は向いています。

さらに内すぎず外すぎない7番枠を引きました。

これは買うしかありません。

 

▲ 17 シヴァージ

道悪での末脚は1番だと思います。

人気もないですし腹をくくって後ろから末脚勝負で行ってほしいです。

2014年、不良馬場で追い込んで2着に来たスノードラゴンの再来を期待します。

 

11 クリノガウディー

4枠より内なら本命にしていたかもしれません。

この馬も時計がかかった方がいいので枠以外は向いてます。

 

△ 12 セイウンコウセイ

過去の好走と違うのはやはり枠です。

モズスーパーフレアが外なのもスタートしてから競馬がしにくいです。

内枠ならもっと印は上げていましたが、人気もしていたと思います。

 

△ 3 ダイアトニック

枠はかなりいいです。

評価で書いた通り、左回りがどうかです。

あと前走少々強引に前につけたことの弊害で

折り合いがつかなくなる不安もあります。

 

△ 15 ナックビーナス

実績馬は外せません。

 

△ 14 モズアスコット

△ 18 ノームコア

1200mは初めてですが、実力は申し分ありません。

追い込んでの2,3着を考えておきます。

 

 

※買い目

◾️単勝

1

 

◾️ワイド

1 − 7

 

◾️3連単フォーメーション

1.7 → 1.3.7.11.12.14.15.18 → 17

1.7 → 17 → 1.3.7.11.12.14.15.18

※今回は3連単を買いたいです。帯狙ってます。

 

                                    計 30点

 

 

 

 

マーチS予想【2020年】

 

中央のダート重賞は久々な気がします。

夏から秋の重賞の常連になりそうなメンバーが揃ったと思います。

 

 

・コース解説

競馬ラボさんのコース解説です。

 

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出典:競馬ラボ様

中山競馬場 ダート1800m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

スタートは正面の4コーナー出口。

いきなり坂を登り、1,2コーナーを回りながら下ります。

この坂は1周してゴール前にまた待ち受けるので、

かなりタフなコースで、コース適性によって成績が左右されやすいです。

 

 

・出走メンバーと枠順

レースの出馬表です。

 

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既に重賞で実績のある馬も多いです。

また、近走でオープンやリステッドで好走している馬にも注目です。

 

 

・基本的には先行馬だが

中山ダート1800mは4コーナーで5番手以内の先行馬が有利です。

よっぽど前が止まらない限りは差し切り勝ちは厳しいです。

 

しかし今回のメンバーを見ると逃げ馬が多いため、

結構なハイペースになることが予想されます。

前が止まる展開になってもおかしくありません。

なのでポジションに関わらず、

ペースが速くなっても対応できるかどうか?

を重点的に考えていきます。

 

 

・各馬寸評

出走メンバーの評価です。

 

1. サンマルデューク

昨年のマーチSで5着だが、もう11歳。

斤量52kgでも好走は厳しい。

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2. クリンチャー

前走ダート初戦で2着。

前走はゴール前でも衰えない末脚で、ハイペースは味方しそう。

位置が後ろなのは気になるが、ダート2戦目で慣れれば。

ダートは中山も1800mも初めて。

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3. テーオーフォース

全ダート成績が4−0−0−11と好走が少ない。

中山も2走前に大敗しており厳しい。

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4. レピアーウィット

中山1800mは1000万(2勝)クラスで1.7秒差をつけて勝った経験がある。

しかしここ2走は大差負けで、立て直しが出来ているか?

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5. ローズプリンスダム

中山1800mは5走前にオープンでの勝ちがあるが

そこから4戦連続で4着以下。

一旦休養して立て直してもいいような成績だが、

復活できればコース実績も距離実績も豊富なので面白い。

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6. ルールソヴァール

10ヶ月ぶりの実戦。重賞実績もあるが8歳になり

いきなり好走を望むのは酷か。

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7. タイムフライヤー

ダートで馬券内は武蔵野Sの2着のみ。

フェブラリーSでも5着と好走しており、

得意なのは東京1600mのようで、ここでは適性が違いそう。

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8. コマビショウ

オープン入りしてから壁に跳ね返されている印象。

しかしペースが早くなった方が良さそうで、

エンパイアメーカー産駒らしく重馬場も得意。

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9. テルペリオン

最近は直線で失速が続いている。

ここでも逃げ馬が他にたくさんいるので好走は難しいか?

中山は未経験。

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10. スワーヴアラミス

ダートは5−4−2−0で未だに4着以下がなく、堅実に走る。

4コーナーで前につけてそのまま脚を使える。

ペースが速くなっても問題無し。

前走は相手が強かったので致し方なし。

3走前のように出遅れなければ上位は堅い。

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11. リアンヴェリテ

昨年の函館開催で急成長した逃げ馬。

ここは逃げ馬が多く、斤量も背負っているためかなり厳しい。

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12. ワイルドカード

1800mは4−1−2−1と安定しているように見えるが、

唯一の4着以下が中山で16着と大敗。

さらにスローペースでの好走が多い馬であり、

ハイペース濃厚な今回はあまり期待しにくい。

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13. メイショウスミトモ

20走連続で4着以下では厳しい。

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14. メイショウワザシ

中山は1−0−1−0で得意としているが、

ここは逃げ馬が多いため厳しい展開が予想される。

頭にはしにくい。

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15. ナムラアラシ

差し馬だがスローペースで差してくる馬。

ここはハイペースになりそうで厳しい。

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16. アシャカトブ

上がり馬だが中山1800mが得意。

ペースはミドルペースまでなら好走経験有り。

あとは相手のレベルが上がって通用するか?

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まとめ

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・印と買い目

◎ 10 スワーヴアラミス

逃げ先行馬が多いので前2走のように

2番手の競馬にはならないと思いますが、

ペースが速くなって差せる展開になりそうです。

また、実力も抜けていると思います。

力が上の馬が展開も向くなら逆らえません。

 

◯ 2 クリンチャー

スワーヴアラミスに対抗できるとしたら、

まだ未知の部分も多いこの馬でしょう。

前走を見る限り、ペースが速くなっても脚は使えそうです。

 

▲ 16 アシャカトブ

最もコース適性があると思います。

内を見ながらポジションを決めれる大外枠もプラスです。

 

△ 5 ローズプリンスダム

△ 8 コマビショウ

△ 12 ワイルドカード

△ 14 メイショウワザシ

上記の評価やハイペースでの対応を考えて選びました。

 

 

※買い目

◾️単勝

10

 

◾️馬連

2 − 10

 

◾️3連単フォーメーション

2.10 → 2.10 → 5.8.12.14.16

10 → 5.8.12.14.16 → 2

 

                               計 17 点