RM_horseの競馬コラム

RM_horseの競馬コラム

競馬についてあれこれ書きます。

函館記念予想【2020年】

 

函館の名物重賞です。

あまり堅くは決まらない重賞です。

 

 

・コース解説と枠順

【コース解説】

競馬ラボさんのコース解説です。

f:id:RM_horse:20200718184330g:image

出典:競馬ラボ様

函館競馬場 芝2000m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

スタートは4コーナーポケット地点。

コーナーまでの距離が長く、先行有利の意識もあるため

ペースは流れやすいです。

そのためタフなレース展開となり、直線ではバテバテになります。

よって逃げ切りは難しいですが、バテるのは差し馬も同じなので、

4コーナーでは前に付けたいところです。

 

【枠順】

f:id:RM_horse:20200718190713j:image

 

実績が不足している人気薄も上位を目指せるような、

混戦ムード漂うメンバー構成です。

この馬は確実に上位には来ないだろうというのが一切いません。

非常に難解だと思います。

 

 

・予想のポイント

中京記念と同様に、実績とコース適性を重視するのですが、

他にポイントが2つあります。

 

それは

・先行できるかどうか

・血統

です。

 

先行に関しては先行馬の評価を上げるというよりは、

追い込み一辺倒の馬の評価を下げるという考え方をします。

道中が後方でも、3,4コーナーで進出できれば問題ありません。

 

血統は函館記念にははっきりした傾向があります。

それはRobertoあるいはノーザンテーストの血を持つことです。

(両方持っていても、もちろんOK)

過去5年の3着以内15頭のうち、

Robertoもノーザンテーストも持たなかった馬は

・2019年1着マイスタイル

・2017年1着ルミナスウォリアー

・2016年2着ケイティープライド

・2015年1着ダービーフィズ

の4頭のみです。

割とはっきりした傾向だと思います。

 

 

・巴賞で好走した馬が苦戦

かなり知られていることですが、巴賞で好走しても

函館記念にはつながらない、むしろ凡走した馬の巻き返しが見られます。

 

巴賞は函館記念の2週前にある函館芝1800mのオープン競走で

同じ函館なので一見適性が測れそうに感じます。

しかし200mの距離延長が函館競馬場には重要なのです。

 

1800mコースは1コーナーまでの距離が短いので

ペースが上がりにくく、スローペースの競馬になりやすいです。

しかし、函館記念ではコース解説で記したように

一変してペースが流れやすいのです。

ペースが違えば適性も違うようで、巴賞はあまり参考にならないのです。

今年の巴賞はトーラスジェミニが逃げ切りましたが、

やはり前半1000mが61秒のかなりのスローペース。

 

函館実績を見るときには距離とペースを細かく見る必要があるでしょう。

 

 

・各馬寸評

各馬の評価をしていきます。

実績、コース適性の他に、先行力(後ろの馬でもまくりが効くか)と

血統(Robertoあるいはノーザンテースト持ち)を記していきます。

 

1. レイエンダ

実績   :★★★★★

コース適性:★★★★★

先行力  :△(馬群が苦手)

血統   :Roberto持ち

この中では実績は抜けている存在。

函館は1戦ながらも今回と同じ2000mで、

ミドルペースをきっちり勝ち切っている。

さらに血統もRobertoを持っている。

死角は先行できるかどうか。

行き脚は悪くないですが、どうも馬群の中で競馬ができない。

なので最後方から行くことも増えている。

馬券から外すことは出来ない。

 

2. バイオスパーク

実績   :★★★☆☆

コース適性:★★★★☆

先行力  :◯(ワンターンでも前につけれる)

血統   :Robertoとノーザンテースト両方持ち
函館2000mは未勝利戦で1−1−0−0。

前走もハイレベルなメンバーで2着なら健闘。

先行力も魅力で、血統はドンピシャ。

中穴人気で配当妙味も十分。

 

3. ミスマンマミーア

実績   :★★☆☆☆

コース適性:初コース

先行力  :✖️(追い込みでないと上位に来れない)

血統   :Roberto持ち

先行できないのが厳しい。

 

4. ランフォザローゼス

実績   :★★★★☆

コース適性:初コース

先行力  :△(近走は後ろから)

血統   :ノーザンテースト持ち

昨年秋は敷居の高いレースに参戦して上位には行けなかった。

休み明けの前走も振るわず。

ただ、前走の1400mの経験から先行できるようになれば

面白いのかもしれない。ちょっと買いにくいが。

 

5. カウディーリョ

実績   :★★☆☆☆

コース適性:初コース

先行力  :◎

血統   :無し

調子の良さと先行力は高い魅力。

同じ洋芝の札幌を2戦2勝なので人気しているようだが、

札幌と函館は別物と考えている。

前に行けるのでヒモで買うのはアリだが、

人気ほどの信頼感は感じない。

 

6. ドゥオーモ

実績   :★★★☆☆

コース適性:★★☆☆☆

先行力  :△(まくりの経験はある)

血統   :Roberto持ち

1勝クラスで函館2000mの勝ちがあるが、

1000m通過が63秒9という超スローペースだった。

小倉大賞典で3コーナーで前に進出して2着の時は

1着が追い込み馬で差しが届く展開だった。

同じように決めるのは厳しそう。

 

7. レイホーロマンス

実績   :★★★☆☆

コース適性:初コース

先行力  :✖️

血統   :無し

先行することもあるが、追い込みの方が成績が良い。

コースも初めてで血統的にも裏付けは少ない。

 

8. ベストアプローチ

実績   :★★★★☆

コース適性:★★☆☆☆

先行力  :◯

血統   :Roberto持ち

函館は前走の巴賞6着のみなので星2つとしたが

前述の通り気にする必要はなさそう。

2年ぶりのレースで良く走ったほう。

あとはどれだけ中1週で上積みがあるか?

 

9. レッドサイオン

実績   :★★☆☆☆

コース適性:★★☆☆☆

先行力  :△

血統   :無し

戦績を見ても函館2000mが向いているとは思えない。

東京や中山マイルで買うべき馬。

 

10. トーラスジェミニ

実績   :★★★★☆

コース適性:★★★☆☆

先行力  :◯

血統   :無し

巴賞勝ち馬。前述の通り巴賞とは違う適性が求められる。

人気にもなるので逃げのマークはキツくなる。

危険な人気馬ではないかと考えている。

 

11. スズカロン

実績   :★☆☆☆☆

コース適性:★★★☆☆

先行力  :◯

血統   :無し

前走3勝クラス7着からの参戦。しかも連闘。

さすがに通用するとは思えない。

 

12. プレシャスブルー

実績   :★★★☆☆

コース適性:初コース

先行力  :✖️

血統   :ノーザンテースト持ち

新潟大賞典では3着と好走。調子は良さそうだが

新潟と違い後ろからの追い込みが届く舞台ではない。

ノーザンテースト持ちなのでヒモには入れてもいいかもしれない。

 

13. ニシノデイジー

実績   :★★★★★

コース適性:★★★☆☆

先行力  :◯(しかしかかりやすい)

血統   :無し

重賞2勝馬でこの中ではレイエンダと双璧の実績馬。

函館は2歳未勝利戦で1−1−0−0。ただし1800m。

この馬は前に壁がないとかかってしまう。

レイエンダと逆の枠順なら双方良かったのにと思う。

 

14. アドマイヤジャスタ

実績   :★★★★☆

コース適性:初コース

先行力  :△

血統   :無し

2歳時にG1ホープフルSの2着がある。

その後3歳初戦のすみれSで2着はまずまずだが

ダービーのしんがり負けから不振が続いている。

条件がガラッと変わるのは面白いが、

血統的にも裏付けがないため買いにくい。

 

15. ナイトオブナイツ

実績   :★★★★☆

コース適性:★★☆☆☆

先行力  :✖️

血統   :ノーザンテースト持ち

巴賞で好走して函館記念では上位に行けない馬。

しかしその巴賞も今年は8着。7歳で衰えか?

 

16. マイネルファンロン

実績   :★★★★☆

コース適性:★★★★☆

先行力  :◎

血統   :Robertoとノーザンテースト両方持ち

昨年の2着馬。エプソムC12着からの参戦だが、

昨年も巴賞を大敗してから好走したので関係なさそう。

不安は大外枠での先行時の距離ロスと、

昨年より斤量が1kg増えていること。

 

 

・印と買い目

◎ 2 バイオスパーク

血統、脚質がドンピシャで成績からも充実ぶりが見えます。

函館2000mも経験があり問題無しです。

最も不安が少ないと思い本命にします。

 

◯ 16 マイネルファンロン

昨年の2着であり、近走の成績は関係ありません。

この馬も血統がドンピシャです(だから昨年2着)。

外から無駄に脚を使わなければ勝ちきることもあり得ます。

 

▲ 1 レイエンダ

最内枠でさえなければ迷わず本命でした。

馬群を嫌がって競馬をやめるシーンを散々見てきています。

縦長になるとか、たまたま周りに馬がいないという

シチュエーションが必要です。

 

△ 4 ランフォザローゼス

△ 5 カウディーリョ

△ 8 ベストアプローチ

△ 12 プレシャスブルー

△ 13 ニシノデイジー

血統や実績、先行脚質で選びました。

 

 

※買い目

◾️単勝

2

 

◾️馬連流し

2−1.16

 

◾️ワイドボックス

1.2.16

 

◾️3連複フォーメーション

2−1.16−1.4.5.8.12.13.16

 

        計 17 点

 

 

中京記念予想【2020年】

 

先日、夏競馬を負け続ける理由を分析してみました。↓

夏競馬が難しい4つの理由 - RM_horseの競馬コラム

 

夏競馬の予想のポイントとしては

・実績馬

・コース適性有り

の2点が重要だということがわかりました。

 

これにならい、今週から実績とコース適性を重視して

予想をしていきます。

 

・コース解説と枠順

【コース解説】

競馬ラボさんのコース解説です。

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出典:競馬ラボ様

阪神競馬場 芝1600m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

中京記念ですが阪神開催です。

そのため過去の傾向を参考にはしない方がいいです。

外回りのワンターンなので、通常は走りやすく

上がりも全体タイムも高速決着になるようなコースなのですが

今年は変則開催の影響で馬場はボロボロになっているので、

通常とは勝手が違うようです。

 

【枠順】

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G1好走馬を含む重賞の常連が多く揃いました。

ただし、トップハンデは57kgが5頭もおり、

抜けた実力馬は存在しないとハンデキャッパーは判断しています。

斤量が軽い3歳馬も2頭おり、混戦模様です。

 

 

・各馬寸評

あまり細かくレース展開等を予想(想像)すると、

冒頭に記したポイントを忘れてしまいそうなので

各馬の評価から考えていきます。

 

なお、レーダーチャートは今回から作りません。

最も重要な実績とコース適性を5段階評価で記し、

それにプラスして重馬場適性、脚質、調子などを評価します。

 

1. ベステンダンク

実績   :★★★☆☆

コース適性:★★☆☆☆

前々走、マイラーズCでインディチャンプの2着。

前走はハイレベルメンバーのリステッドを1着と

8歳馬ながら調子はかなり良い。

しかし阪神よりも京都コース向きで、軸にはしにくいか?

稍重や重馬場は悪くないので、走っても走っても人気しないタイプでもあり

ヒモには入れておきたい。

 

2. ハッピーアワー

実績   :★★★★☆

コース適性:★★☆☆☆

ファルコンS勝ちの実績がある。

例年通り中京開催なら最高の舞台だが、

阪神はここ2戦連続で10着以下の大敗。

まだ適性を手探りしている感がある。

 

3. ロードクエスト

実績   :★★★★★

コース適性:★★★☆☆

重賞は3勝、G1の2着もある実績馬。

阪神阪急杯を1回走って4着のみなので、悪くはなさそう。

14走連続で4着以下だが、実績的には買ってみたい。

 

4. トロワゼトワル

実績   :★★★★☆

コース適性:★☆☆☆☆

京成杯AHの勝ち、ヴィクトリアマイルの4着がある。

気になるのは2走前に阪神牝馬Sを逃げて15着大敗。

先行馬不利の展開なら仕方ないが、3着に2番手を先行した馬が入っている。

500万下で阪神1200mで2着があるが、外回りになると相当苦手?

 

5. レッドレグナント

実績   :★★☆☆☆

コース適性:★☆☆☆☆

上がり馬だが3勝クラスを突破するのに6戦も要している。

阪神実績も無いため強調材料に乏しい。

 

6. ペプチドバンブー

実績   :★★☆☆☆

コース適性:★☆☆☆☆

阪神は0−1−1−1だが、すべて未勝利戦。

6月末の阪神1600mの未勝利戦で7着になっており、

コース適性があるとは思えない。

 

7. ケイアイノーテック

実績   :★★★★★

コース適性:★★★★☆

NHKマイルC勝ちのあるメンバー唯一のG1馬。

阪神は2−0−0−3だが、外回りに限定すると2−0−0−1で

2勝と朝日杯FSの4着であり、コースも得意なのではないか?

前走の安田記念では5着と健闘しており、調子も良さそう。

馬券からは外せない1頭。

 

8. ディメンシオン

実績   :★★★☆☆

コース適性:★★★☆☆

同コースの阪神牝馬Sで3着と好走。

重馬場の実績もあり、先行力もあるのでヒモには入れておきたい。

 

9. ブラックムーン

実績   :★★★★☆

コース適性:★★★☆☆

京都金杯勝ちの実績がある。

しかし、8歳馬で2年半も3着以内がないのはなかなか厳しいか?

 

10. プリンスリターン

実績   :★★★☆☆

コース適性:★★★☆☆

阪神1600mは朝日杯FSの5着とアーリントンCの3着とまずまず。

安定した先行力と斤量の恩恵は魅力。

シンザン記念の2着を考えても、時計はかかった方が良さそう。

馬券には入れておきたい。

 

11. ソーグリッタリング

実績   :★★★★☆

コース適性:★★★★☆

全26戦で掲示板外(6着以下)は2度だけという堅実派。

阪神1600mはリステッドを勝っており、適性もある。

連軸にしやすい馬。

 

12. ミッキーブリランテ

実績   :★★★☆☆

コース適性:★★★★☆

阪神は2−0−2−2と得意。今年は4ヶ月の休み明けで大敗したものの

その後勝利し、前走も3着と好走した。

調子を上げており、ここも好走が期待できる。

 

13. ラセット

実績   :★★☆☆☆

コース適性:★★★★☆

前走の米子Sが圧巻。50kgのスマイルカナは届かなかったが

1頭だけ差し脚が違う感じで2着。

狙いたい穴馬。

 

14. メイケイダイハード

実績   :★★☆☆☆

コース適性:★☆☆☆☆

前走はダートを走るなど、オープン入りしてから試行錯誤中。

阪神は2勝しているがいずれも内回りで、外回りは4走前に大敗。

強調材料に乏しい。

 

15. ギルデッドミラー

実績   :★★★★☆

コース適性:★★★★★

全成績2−2−2−1で唯一の着外は1800mの萩S

これは距離が長ったと考えられる。

アーリントンCの2着もあり、阪神適性も抜群。

斤量も恵まれ当然の上位候補

 

16. リバティハイツ

実績   :★★★★☆

コース適性:★★★☆☆

同じ阪神フィリーズレビュー勝ちがあるが、あちらは内回り。

最近は不振が続いていたため、久々の斤量53kgになった。

斤量が軽くなって復活するのはCBC賞のラブカンプーのパターン。

好走もあり得る?

 

17. ストーミーシー

実績   :★★★☆☆

コース適性:★☆☆☆☆

阪神0−0−0−6とコース適性が全くない。

輸送が苦手なようである。

 

18. エントシャイデン

実績   :★★★☆☆

コース適性:★★☆☆☆

この馬は阪神よりも京都が得意。

阪神も苦手というわけではないが、京都で買いたい。

 

 

・印と買い目

◎ 15 ギルデッドミラー

かなり迷いましたが斤量が軽すぎるので本命にしました。

G1で3着で51kgは反則もいいところです。

 

◯ 11 ソーグリッタリング

とにかく堅実に走れます。

勝ちきれないのが難点ですが、本命からの相手には最適です。

 

▲ 7 ケイアイノーテック

徐々に復活の兆しが見えます。

久々の重賞勝利となってもおかしくありません。

 

△は今回は予想を見送ります。

上記3頭で堅いというよりは、3連系の馬券の買い方が難しいです。

あえて面白そうな穴馬を挙げるとしたらロードクエストでしょうか?

 

 

※買い目

◾️単勝

15

 

◾️ワイドボックス

7.11.15

 

      計 4 点

 

今回は単勝もいらないかもしれません。

ワイドボックスを厚めに購入します。

 

 

 

夏競馬が難しい4つの理由

 

夏競馬は本当に難しいです。

苦手意識が拭えません。

 

ここまでの夏競馬を振り返りつつ、

なぜ夏競馬が難しいのか?を考えてみます。

 

 

 

・本ブログの予想はボロボロ

まずは最近サボっていた予想の振り返りですが、

私は夏競馬がとんでもなくヘタクソなことがわかります。

いや、夏競馬だけでなく競馬がヘタクソなのですが

特に夏競馬は悲惨な結果です。

(夏競馬の定義は函館開催の開始から札幌開催の終了までとします。)

 

まずはこれまでの2週間の重賞予想の印を振り返ります。

マーメイドSラジオNIKKEI賞は予想をパスしました)

◾️エプソムC ◎マイネルファンロン 12番人気12着

◾️ユニコーンS  ◎フルフラット 6番人気6着

◾️函館SS ◎ライトオンキュー 2番人気6着

◾️宝塚記念 ◎クロノジェネシス 2番人気1着

◾️CBC賞 ◎クリノガウディー 1番人気12着

◾️プロキオンS ◎トップウイナー 6番人気5着

◾️七夕賞 ◎リュヌルージュ 5番人気8着

 

本命馬が3着以内に入ったのは宝塚記念のみ。

有名な予想家ならこんな予想をしていたらぶっ叩かれているでしょう。

昨年秋くらいから比較的G1はよく当たるというのはありますので

宝塚記念が(本命のみ)的中したのはそういうことでしょう。

 

今年に関しては変則開催日程で、CBC賞プロキオンS

来週の中京記念阪神開催であり、いつもと勝手が違う側面がありました。

また、例年より梅雨時期の馬場の悪化が顕著なように思えました。

しかし、それは馬券を買う全員が同じ条件ですので

自分だけがトンチンカンな予想をする言い訳にはなりません。

 

そこで、今後のためにも終わったレースの分析と

個人的に夏競馬が難しいと思う理由を挙げてみます。

 

 

・各重賞の勝ち馬の強調材料は?

まずは外しまくった各重賞の勝ち馬から、

予想時にこの馬を評価するならこういうところだろう

というのを考えてみます。

なにか傾向があるかもしれません。

2,3着馬は一言コメントのみにします。

 

◾️エプソムC

1着 ダイワキャグニー

不良馬場の東京競馬場で、上がりのかかる競馬でした。

ダイワキャグニーは先行して残り100mで逃げ馬をかわして押し切りました。

この馬は通算7勝が全て東京競馬場であげたものという東京巧者でもありました。

 

2着 ソーグリッタリング 実績上位

3着 トーラスジェミニ 不良馬場で逃げ粘りだが事前には読みにくい

 

◾️ユニコーンS  

1着 カフェファラオ

2戦2勝でめちゃくちゃ強い馬でした。

実力が抜けていた、それにつきます。

 

2着 デュードヴァン 実績上位

3着 ケンシンコウ 前走同コースをハイペースで勝ち

 

◾️函館SS

1着 ダイアトニック

斤量58kgも関係なく、重賞やG1での実績がものをいいました。

先行してスムーズに運べたのもよかったです。

 

2着 ダイメイフジ 短距離戦逃げ粘り

3着 ジョーマンデリン コース巧者

 

◾️宝塚記念

1着 クロノジェネシス

これは的中できました。

クロノジェネシスを評価できたのはレース適性を総合的に判断しました。

もしかしたら今のレース適性評価はG1でしか通用しないのかもしれません。

 

2着 キセキ 昨年2着

3着 モズベッロ 強調材料があまりなく・・・

 

◾️CBC賞

1着 ラブカンプー

これはなかなか頭では評価できなかったです。

先行することはわかっていたのでヒモには入れてましたが。

芝の道悪の短距離戦は先行馬が鉄則ですね。

 

2着 アンヴァル 実績上位馬の復活

3着 レッドアンシェル 昨年1着(ただし昨年は中京開催)

 

◾️ラジオNIKKEI賞

1着 バビット

予想はしていませんがこれを当てるのは厳しかったと思います。

逃げ切り勝ちですが、逃げる候補は他にもいました。

緊急代打の内田騎手が見事だったとしか言いようがありません。

 

2着 パンサラッサ 前走圧勝

3着 ディープキング 2走連続上がり最速

 

◾️プロキオンS

1着 サンライズノヴァ

実績ナンバーワンの馬でした。

ただ、展開としては外差しがかなりききやすい感がありました。

(さすがにだからといって2着エアスピネルまでは読めませんが)

ここは展開読みが失敗でした。

 

2着 エアスピネル これは読めません、白旗

3着 ヤマニンアンプリメ Jpn1勝ち馬

 

◾️七夕賞

1着 クレッシェンドラヴ

福島で連を外したことがない福島巧者でした。

非常に馬場が悪かったので差しが決まらないかと思い評価を下げていました。

3着のヴァンケドミンゴも福島巧者で、結果的には福島が得意な馬を

素直に評価すべきレースでした。

 

2着 ブラヴァス 前走重賞初挑戦で4着好走

3着 ヴァンケドミンゴ 福島4戦4勝

 

 

・やはり実績とコース適性は重要

振り返ってみると、実績上位の馬とコース適性のある馬が上位に来ることが多いようです。

最近は馬場を気にするあまり、展開の有利不利を重視しすぎたことが反省です。

 

全く展開を気にしないのはダメだと思いますが

・そのコースで成績がいいということは、展開も向く可能性が高いこと

・実績上位というのは実力があるということ

をもっと予想に重視しないといけないなと感じました。

 

この2つを踏まえた上で、他の要素を入れていくことが大事だなと感じました。

 

余談ですが、内田騎手が重賞を3勝もしています。

昨年は重賞2勝で、既に上回っています。

 

人気馬は七夕賞のクレッシェンドラヴくらいで、

ダイワキャグニーやバビットは人気薄でした。

偶然は何度も続きませんので、これは実力だと思います。

 

共通点を挙げるなら、全て道悪のコンディションで勝っており、

渋った馬場が得意なのかもしれません。

ただし、平場での勝率や3着内率が上がっているかというと、

そうではなさそうで、特に重賞での立ち回りが上手なのでしょう。

 

今後の内田騎手の騎乗には要注目です。

 

 

・夏競馬が難しい理由①:馬場が荒れる

夏競馬がなぜ難しいのか理由を考えてみます。

 

まずは先にも記した通り、梅雨時期は雨の影響で重馬場になり、

芝は掘られやすく馬場は荒れやすいです。

そして梅雨が明けた頃には開催後半になり、馬場は荒れています。

福島や新潟で内側を大きくあけて走っているシーンをよく見ると思います。

 

つまりまともな馬場で競馬が開催されている期間がほとんどないのです。

そのレースで1番力がある馬もたまたま馬場の悪いところを走らされると

下位に沈んでしまうケースが多発してしまうのです。

 

 

・夏競馬が難しい理由②:コースも王道ではない

夏競馬は基本的にローカル(東京、中山、阪神、京都以外)で開催されます。

今年は変則開催で阪神開催が続いていますが、基本的にはローカルです。

 

ローカルは新潟を除けば小回りのコースになりますので

東京や阪神外回りなどと違い、トップスピードに乗るまでに時間がかかると

ゴールで脚を余してしまうことがあります。

また、器用さに欠ける馬ならコーナーでもたついてしまいます。

能力は高いけれどコース適性が無かったために苦戦することも多々あります。

 

さらに函館と札幌は洋芝であり、芝の種類も違います。

これは予想にはあまり気にしたことがないですが、

関係者はよく洋芝適性という言葉を使います。

得意な馬、苦手な馬はいるのだと思います。

 

 

・夏競馬が難しい理由③:馬も暑いのは苦手

当たり前ですが夏は暑いですよね。

馬も人間と同様に暑いのは苦手で、夏バテしたり、

場合によっては熱中症になってしまうこともあります。

 

人間にも夏に強い弱いは個人差があるのと同様に

夏の得意苦手は馬にも個体差があります。

何年も現役を続けている“ベテラン”の馬ならまだしも

夏を走るのが初めての馬が出てきたときに、

なかなかそれを予想するのは難しいです。

 

さらに強い馬、賞金が足りている馬は

夏はお休みして競馬に出てきません

なので出走メンバーの実力が拮抗していることが多いのです。

 

 

・夏競馬が難しい理由④:3歳馬が古馬と混ざる

夏競馬からそれまで年齢限定戦で走っていた3歳馬が、

4歳以上の馬と走ることになります(3歳未勝利戦を除く)。

 

3歳同士でしか走っていなかったので、実力の物差しが無いので

古馬に混ざるとどれくらいなのか分かりにくいです。

さらに3歳馬は斤量の恩恵を受けます。

3歳牝馬ともなれば減量騎手でなくても50〜52kgもざらです。

ただでさえ実力の査定が難しいのに、

斤量という別のファクターも入ってくるわけです。

 

 

・結論:手を出さないのが懸命

元も子もないことを言いますが、夏競馬は手を出さないのが懸命です。

たまたま当たることはあるかもしれませんが、

予想というよりも文字通りギャンブルです。

最近は重賞プラスアルファをちょっと買う程度ですが

お金が減り続けるだけです。

 

もちろんこれからも重賞予想はしていきますが

金額は少額で、あまり重賞以外には手を出さないようにして

秋が来るのを待とうと思っています。

 

ですがそれでも競馬をしたい、当てたいというのが競馬ファンの本音でしょう。

自分はあまり見れませんが、調教や馬体を軸に予想するのはアリだと思います。

このあたりは調子のバロメーターですから、上記の難しい理由を踏まえても、

特に条件戦で調子が良い馬を買うのは合理的だと思います。

調教の質ももちろんですが、調教本数をたくさん消化できている馬は

夏にも負けずに順調、ということかもしれません。

 

以前は夏に馬券で稼いでいた記憶がありますが、

なぜかここ2年くらいは夏は全然ダメになってしまいました。

始めたては勘を頼りに馬券を買っていたので、それが良かったのかもしれません。

 

いつかきちんと攻略してみたいものです。

 

 

プロキオンS予想【2020年】

 

先週のCBC賞に引き続き、今年は阪神競馬場での開催です。

CBC賞もそうでしたが、いつもは重賞がないコースで予想するのは

非常に難しいです。

 

 

・コース解説と枠順

【コース解説】

競馬ラボさんのコース解説です。

 

f:id:RM_horse:20200710180926g:image

出典:競馬ラボ様

阪神競馬場 ダート1400m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

芝スタートのダート戦。

東京1600mなんかもそうですが、外枠の方が芝を走る距離が長いので

外枠の逃げ先行馬のスピードがつきやすいです。

さらに小回りコースで前の馬が有利という面が強くなります。

 

しかし、みんなそれを意識しますのでペースが速くなりすぎると

ゴール前の急坂で脚が止まって差されることもあります。

逃げ先行馬と差し馬を両方馬券に組み込む必要があるコースです。

 

【枠順】

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短距離戦ですが、差し追い込み馬が多いです。

前述の通り差し馬も馬券には入れたいので、どの馬にするか迷います。

 

 

・逃げるはラプタス?サクセスエナジー

逃げ候補はラプタスかサクセスエナジーですが、

レースになってみないとわからないという印象です。

テンの速さは断然ラプタスですが、サクセスエナジーの方が外枠なので

スピードはつきやすいです。

 

しかし、どちらが逃げても2,3番手のプレッシャーを受けるでしょうから

ペースは速くなると思います。

どの短距離レースでもそうですが、

速いペースでも対応できるのは上位進出の最低条件です。

 

 

・各馬寸評

各馬の評価です。

今回は

・実績

・コース適性

・距離適性

・ハイペース(に対応できるか)

・調子

の5つを評価しました。

 

1. カフジテイク

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かつてはフェブラリーSでの3着もあったが

脚部不安からの休み明け以降は3着以内がなく、もう8歳になった。

復活は厳しそう。

 

2. デュープロセス

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2走前に地方交流重賞は勝ったが

前走が負けすぎで、3走前、4走前を見ても実力が足りなそう。

 

3. サトノファンタシー

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1年3ヶ月ぶりのレースであり、

休養前も重賞で苦戦していたためここは厳しい。

 

4. ミッキーワイルド

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1400mは得意だが、東京や中京の左回りでの話。

阪神の経験は無いが厳しそう。

 

5. レッドルゼル

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コースも距離もベストで、堅実に走れており軸には最適か?

ハイペースも上等。

 

6. サンライズノヴァ

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1400mは得意な東京コースでの実績はあるが、

よりスプリント的な適性が求められるここは距離が短いか?

ゆったりと運ぶ方が得意。

 

7. ラプタス

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地方交流重賞を連勝中。

3走前に1400m戦を8着と負けたが、

輸送か左回りのどちらかの影響と考えるのが自然。

大きなレーダーチャート通り、もちろん上位候補。

あとは芝スタートが決まれば。

 

8. ブルベアイリーデ

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前走それほどメンバーの揃っていないさきたま杯を4着。

重賞では実力が足りていない感がある。

 

9. スマートダンディー

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阪神も1400mも得意だが、先行したりペースが速くなると

追走に苦労するのか末脚が不発になりがち。

ただし前走は斤量がこたえた可能性がある。

 

10. スマートアヴァロン

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末脚は素晴らしいが、1着には届かない。

ヒモでは入れておいてもいいかもしれない。

 

11. エアスピネル

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1年ぶりのレースで初のダート戦。

血統的にも向いているとは思えない。

 

12. トップウィナー

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3連勝中で最も勢いがある。

2走前からのスプリント路線で覚醒の感がある。

東京1400mでミッキーワイルドを競り落とした前走は圧巻。

上位評価ができる。

 

13. ダノンフェイス

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ペースが速くなると厳しく、最近は着順を落としており

年齢も7歳で衰えか?

 

14. サクセスエナジー

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昨年は調子を落としていたが、近走は重いハンデをもろともせず2連勝。

しかしペースはあまり速くない方が良さそうで、

人気ほどの信頼はないと見ている。

 

15. ワンダーリーデル

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ペースが速くなると厳しい。

前走もラプタスから1.7秒負けは離されすぎ。

調子も良くないのではないか?

 

16. ヤマニンアンプリメ

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浦和1400mのJBCレディスクラシックを勝ったが

JRAでは1400mはイマイチ。

また、前走負けすぎで立て直しができているか?

 

 

・印と買い目

◎ 12 トップウィナー

ダートは砂をかぶったりなど、展開面で着順が大きく変わりやすいにもかかわらず、

この馬は3連勝を達成しています。

これはなかなか出来ることではなく、“ホンモノ”であることの証ではないでしょうか?

強い競馬をしても人気が上がらないというのは馬券購入のチャンスです。

 

◯ 5 レッドルゼル

安定感はナンバーワンです。ここも堅実に上位でしょう。

 

▲ 7 ラプタス

芝スタートで大きく遅れなければ上位は堅そうです。

 

△ 6 サンライズノヴァ

△ 14 サクセスエナジー

実績馬は馬券に入れておきます。

 

△ 9 スマートダンディー

△ 10 スマートアヴァロン

差し追い込みは3着を考えておきます。

 

 

※買い目

◾️単勝

12

 

◾️馬連

5−12

 

◾️ワイド流し

12−5.7

 

◾️3連単フォーメーション

12→5.7→5.6.7.9.10.14

5.7→12→5.6.7.9.10.14

 

       計 24 点

 

 

 

七夕賞予想【2020年】

 

福島の名物重賞、七夕賞の予想です。

荒れることが多いので予想が難しい反面、当たれば払戻は大きいです。

 

 

・コース解説と枠順

競馬ラボさんのコース解説です。

 

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出典:競馬ラボ様

福島競馬場 芝2000m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

スタートは4コーナーポケット地点。

まず正面の直線を走り、1周するコースです。

小回りで直線が300m弱と短いため基本的には先行馬が有利です。

 

福島競馬場は急坂のイメージはないですが

2000mコースは細かいアップダウンが続くため、ジワジワと消耗します。

なので逃げ切りよりも先行馬の早め先頭押し切りが有利です。

差し追い込みは天候や開催が進むことで

内側の馬場が傷んでくると外差しが決まりやすくなってきます。

 

この時期は開催は進んでいませんが梅雨の影響は受けるので

展開の予想を難しくしています。馬券が荒れる要因の一つだと思います。

 

【枠順】

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重賞実績馬が多く、例年よりもメンバーレベルは高い印象です。

そこに勢いのある上がり馬も揃っています。

 

 

・外差しが決まりにくい馬場

今開催の福島は2週目ですが、例年よりも馬場の悪化が進んでいるようです。

土曜日は稍重発表ながら外からもあまり伸びない馬場で、

当日の日曜日は雨が降る予報で、さらに差し馬には厳しくなりそうです。

 

よって先行馬から馬券を組み立てます。

もちろん夏の福島での好走実績はプラスですが、

差し追い込みタイプは割り引きます。

 

さらに明確な逃げ馬が不在で、ペースが速くならなそうな点も

先行馬有利につながると考えています。

 

また、ハンデについてはあまり考えても仕方がないので

気にしないことにします。

 

・各馬寸評

各馬の評価です。

今回は

・実績

・コース適性

・先行(できるかどうか)

・重馬場適性

・調子

の5つを客観的に評価しました。

 

1. バレリオ

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福島コースは初めて。

最内枠に入ったので相当スタートを出さないと包まれるが

前走メトロポリタンSでは追い込み馬のウラヌスチャームが

逃げた展開でも中団待機のため、先行は出来なさそう。

馬券には入れられない。

 

2. ウインイクシード

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コース適性も重馬場適性もあり、先行ができるため

このレースに相当向いていると考えられる。

出遅れさえなければ好走は間違いないと考えている。

 

3. クレッシェンドラヴ

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昨年の2着で福島記念も勝っている福島巧者。

しかし今回は馬場が悪いため後ろからの追い込みが決まるか疑問。

3着が精一杯ではないだろうか?

 

4. パッシングスルー

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福島2000mは1勝クラスで圧勝した舞台。

その時と同様に先行できれば好走が期待できる。

手の合う戸崎騎手に戻るのもプラス。

ただし、重馬場の愛知杯では全く対応できなかった。

 

5. マイネルサーパス

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前走重馬場の福島民報杯を勝っており、

コース適性、レース適性は申し分ない。

しかし先行できないので軸にはしにくい。

 

6. ジナンボー

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福島は初めて。

小回りでも堅実に先行でき、重馬場もG1のジャパンC以外は崩れていない。

これまで戦ってきたメンバーも強く、

そこから1枚2枚落ちるここのメンバー構成なら上位の可能性が大きいか?

懸念は前々走プラス20kgで前走マイナス16kgと5歳馬ながら体重が安定していない点。

増えた体重を維持しているのなら成長分だが、増えた分減るというのは、

体調面の調整が難しくなっているのかもしれない。

 

7. エアウィンザー

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かつては将来のG1馬とも評された馬だが、

昨年の秋から歯車が狂った様子。

復活の兆しは見えないのにトップハンデの57kg。厳しい。

 

8. アウトライアーズ

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重馬場経験はないが、脚質が後方なので得意だとしても

ここでは届かないと考えられる。

 

9. ノーブルマー

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3走連続で4着と、馬券内まであと一歩。

タフな馬場の宝塚記念で3着の経験もあり、

時計がかかる時は買いたくなる馬(4着もよくあるが)。

先行できるのも魅力。

 

10. ソールインパク

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昨年の七夕賞以来、1年ぶりのレース。

もう8歳で上積みも期待できない。

 

11. ヒンドゥタイムズ

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福島は初めて。

昨年の年末から着実に力をつけてきており、重馬場もこなせる。

中団で競馬をするタイプなので勝ち切れるかは疑問も

馬券には入れておきたい。

 

12. ヴァンケドミンゴ

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全4勝が全て福島で、4戦4勝と福島では負け知らずという究極の福島巧者。

しかし稍重くらいの馬場で外から差す競馬をするため

今回のように雨が降り続けると差しは届かないのではないか?

これだけ福島が得意だと切るわけにはいかないが軸にはしにくい。

 

13. ブラヴァ

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福島は初めて。

ヒンドゥタイムズとレーダーチャートが同じ形になったが

但馬Sでは直接対決でブラヴァスが勝っている。

外から内を見ながら進められるため、外枠はプラス。

超良血馬がローカルの重馬場で走るのか?という疑問はあるが。

 

14. オセアグレイト

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好走が2200m以上に偏っており、ここは距離が短い。

ここよりも札幌日経OPで見たい。

 

15. リュヌルージュ

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2走前の福島牝馬Sは8着だが、注目すべきは3走前の中山牝馬S

大雪の不良馬場を先行して最後までバテずに2着。

牡馬相手で実力が通用するかは疑問もレース適性は高そう。

 

16. レッドローゼス

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調子がなかなか上がってこないうえに、先行もできない。

馬券には入れにくい。

 

 

・印と買い目

◎ 15 リュヌルージュ

なんと言っても3走前の中山牝馬Sが高パフォーマンス。

今回も先行するでしょうから、3走前の再現が期待できます。

混合戦になりますが、その分斤量は軽いので有利だと思います。

 

◯ 2 ウインイクシード

コースも重馬場も問題なく、総合的なレース適性は最も高そうです。

あとはスタートと位置取りだけです。

 

▲ 9 ノーブルマー

4着の気配がプンプンしますが、向いている舞台なのは間違い無いので

馬券には入れたかったです。

7歳でこれが43戦目ですが、レースぶりからも衰えは見えないので

もう一花咲かせてくれるのではないでしょうか?

 

△ 6 ジナンボー

▲と迷いましたが、どうしても過去2走の体重増減が気になってしまいました。

5歳になってから体重がコロコロ変わるのは自然ではないです。

特に夏はバテることもありますから。

 

△ 11 ヒンドゥタイムズ

上がり馬で勢いがあります。

 

△ 13 ブラヴァ

ヒンドゥタイムズには勝っています。前走も重賞初挑戦で4着なら上々です。

 

△ 3 クレッシェンドラヴ

△ 4 パッシングスルー

△ 5 マイネルサーパス

△ 12 ヴァンケドミンゴ

福島巧者を入れておきます。

 

 

※買い目

◾️単勝

15

 

◾️ワイドボックス

2.9.15

 

◾️3連複フォーメーション

15−2.9−2.3.4.5.6.9.11.12.13

 

         計 19 点

 

 

 

 

ラブカンプー奇跡の復活

 

先日のCBC賞を勝利したのはラブカンプー。

奇跡の復活ともいえるこの勝利を讃え、経歴を振り返ってみます。

 

 

シルバーコレクターだった3歳

ラブカンプーは2017年8月5日の小倉芝1200mの2歳新馬戦でデビュー。

この時は2着で、その後2戦も2着が続きましたが4戦目で初勝利します。

未勝利勝ちが4戦目というのは少し遅めですが、

改めて未勝利を脱出するまでの3戦を見てみると、勝ち馬がその後出世しており、

時間がかかったのも致し方ないのかなという印象です。

 

デビュー戦の1着は次走の小倉2歳Sで3着になるバーニングペスカ。

2戦目では現在も短距離重賞で活躍しているアンヴァルが1着。

3戦目の1着はなんとダノンスマッシュです。

後から見ると随分と組み合わせの悪い新馬戦未勝利戦だったのだなと感じます。

 

その後3歳の2月に3歳500万のかささぎ賞(小倉芝1200m)を勝ち、

フィリーズレビューアーリントンCと重賞に挑戦するも

距離が長かったようでどちらも大敗。

以降はスプリント路線に照準を定め、1200m以下のレースしか使っていません。

 

そしてここからシルバーコレクターの道を歩みます。

葵Sの2着を皮切りに、アイビスSD2着、北九州記念3着、セントウルS2着と

勝ちはないものの2着で賞金を加算します。

そしてG1スプリンターズSに挑戦です。上記の成績を挙げながらも11番人気と

全く期待はされませんでした。

しかしここでもラブカンプーは激走します。

いつもと違い逃げ馬の2番手を追走し、残り100mで先頭に立って押し切りをはかるも、

ゴール前でファインニードルに差されて2着でした。

 

勝ち鞍は3歳500万のかささぎ賞のみでしたが、

重賞でG1を含む3回の2着と、充実の3歳シーズンを終えます。

 

 

・歯車が狂った4歳

4歳の初戦はシルクロードSに挑むも、2番人気18着と大敗。しんがり負けでした。

負け方は相当なものでしたが、この時はまだたまたまの凡走と思っていました。

しかし続くオーシャンS高松宮記念でもしんがり負け。完全に歯車が狂いました。

 

ここで立て直すために4ヶ月の休養に入ります。

しかし、アイビスSD北九州記念セントウルSスプリンターズS

同様のローテで挑みますが全て10着以下の大敗。

さすがにこれでは「終わった馬」と認知されました。

 

昨年はスプリンターズSの後は休みましたが、

結果が出なかったためか、その後も出走を続けます。

しかし、重賞はおろかリステッドでも大敗を繰り返しました。

牝馬であるためこれで引退はほぼ確実ではないかと考えていました。

 

 

・突然の復活勝利

繁殖牝馬になるのかと思っていましたが、5歳になっても現役を続行します。

それでも4歳からの負けの連鎖は終わりません。

時にはダート戦にも挑戦しましたがやはり大敗。

そうこうしているうちに繁殖シーズンは終わり、

2020年も現役でいることがほぼ決まりました。

 

そして迎えたCBC賞

3歳時の実績には見合わない51kgのハンデで出走となりましたが

単勝13番人気と完全に舐められていました。

 

しかし、近走ではイマイチだったスタートを決めてあっさりと逃げると、

いつもなら失速する直線でも後続を引き離してなんと1着

これには普段冷静なラジオNIKKEIの実況も

「復活のゴールイン!!」

と興奮を隠しきれませんでした。

 

終わってからですが、前走オープンの韋駄天Sでは7着で

それまでより着順や着差が悪くなかったのは、復活の兆しだったのかもしれません。

それでもここで勝つのは予想が出来ませんでした。

なんせ15走連続で掲示板(5着以内)にも入れなかったのですから。

 

馬券内は2018年9月のスプリンターズS以来1年10ヶ月ぶり。

勝利は2018年2月のかささぎ賞以来2年5ヶ月ぶりでした。

大変長いトンネルを抜け出しました。

 

 

・斤量の恩恵なのか、それとも?

客観的にラブカンプーの復活の要因を単純に考えると、

斤量が大きく関わっていると考える人が多いでしょう。

 

3歳時は軽い斤量で出走できますので、

アイビスSD北九州記念では51kg、スプリンターズSでも53kgでした。

4歳になると定量戦では54kgか55kg。

ハンデ戦でも3歳での活躍で57kgでの出走が多かったです。

 

しかし4歳の大敗続きで5歳ではハンデが軽くなりました。

そしてオープン馬のハンデの底とも考えられる51kgでの出走になったのです。

CBC賞は前述の通り逃げての勝利で、軽斤量馬が逃げて穴をあけるのは

ハンデ戦ではよくある光景です。

 

なので復活は斤量の恩恵だと見る人は多いでしょう。

この勝利でハンデ戦では斤量が増えますから、

次走以降が真価を問われるでしょう。

 

ですが、いつもならズルズルと失速する直線で

他を寄せ付けない勝利は圧倒的で

今後の走りにも期待を持っています。

 

 

・血統は地味ながら究極のスプリンター

ラブカンプーの血統を見てみます。

 

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血統情報:5代血統表|ラブカンプー|JBISサーチ(JBIS-Search)より。

 

ラブカンプーは父ショウナンカンプ、母ラブハートという血統です。

日本競馬を代表する血統であるサンデーサイレンスが入っておらず、

あまり日本の主流ではありませんので

失礼を承知で言えば“地味”な血統と言えます。

 

しかし、この血統表には大きな特徴があり、それは

スプリンターにスプリンターを掛け合わせた究極の短距離血統

だということです。

 

ショウナンカンプ高松宮記念を勝利したスプリンター。

その父サクラバクシンオーは歴代でも1位2位を争う名スプリンター。

そして母ラブハートも勝ち鞍は1200mのみ。

母父マイネルラヴスプリンターズSを勝利したスプリンター。

そりゃ子供もスプリンターになりますよねという血統です。

 

社台グループ、特にノーザンファーム

重賞の上位をほぼ独占しているような状況ですが、

そのノーザンファームがあまり力を入れていないのがダート戦と短距離戦です。

なのでハナから“穴場”の短距離を狙った配合は賢い選択だと思います。

 

 

・最後に

今回の復活劇は、必ず復活すると信じて疑わなかった馬主、調教師の努力の賜物です。

普通の馬主や調教師であればとっくに引退しているでしょう。

 

もちろんトレセンでの動きで何か感じるものがあったのだと思いますが

大敗を続ける馬を持ち続けるのは難しいです。

 

競走馬の維持にはトレセンなら月50〜60万程度かかります。

賞金が全く稼げなければお金だけ減っていくのです。

それでも現役を続けた根気には脱帽です。

 

私が好きなノンコノユメも復活には1年かかりました。

こちらで熱く語っています

 

信じていればいつか復活するとは軽々しく言えないかもしれませんが

好きな馬が大敗して「もう終わった」と言われても追いかけ続けて、

復活した時の感動は喩えがたいものです。

 

好きな馬がいるなら最後まで追いかけ続けてみてください。

きっと競馬がさらに好きになるでしょう。

 

 

CBC賞予想【2020年】

 

すみません、ラジオNIKKEI賞はギブアップです。

あれは予想できません。今週はCBC賞のみです。

 

CBC賞という名称の通り(CBC中京圏のTBS系列の放送局)、

いつもは中京競馬場で開催される重賞ですが、

今年は京都競馬場の改修工事が始まる影響などで

玉突き的に開催日程が変更したため、阪神競馬場での開催です。

 

 

・コース解説と枠順

競馬ラボさんのコース解説です。

 

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出典:競馬ラボ様

阪神競馬場 芝1200m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

スタートは向正面の直線中ほど。

小回りのコーナーを回ります。

スタートからコーナーまでの距離が短く、さらに小回りであるため

逃げ先行馬が有利なコース形態です。

ですが、阪神開催が続いている現状なので

天気や馬場状態の見極めが重要ではないでしょうか?

 

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昨年のCBC賞の覇者レッドアンシェルや、

高松宮記念4着(1位入線)のクリノガウディーがいますが

全体的にはやや小粒なメンバー構成とも言えます。

その2頭にしても死角はあるので、大荒れの予感がします。

 

 

・先行馬が有利

コース解説で書いた通り、先行馬が有利です。

週中週末の雨で馬場状態は非常に悪く、差しが決まりにくくなっています。

 

最後方からの追い込み馬はかなり厳しいです。

中団からの差しもあまり決まらない馬場なので、差し馬の評価も控えめにします。

 

あとは道悪適性やコース適性を考えていきます。

 

 

・各馬寸評

出走メンバーの評価です。

 

1. ナインテイルズ

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そこそこの適性は持っているが、さすがに9歳では厳しい。

過去9走連続で大敗している。馬券には入れられない。

 

 

2. レッドアンシェル

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昨年の覇者。今年は阪神コースになるのもポイントの一つ。

道悪もこなせるが怪我からの復調がまだ見えてきていない。

差し馬なので展開もあまり向かない。

 

 

3. ラブカンプー

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3歳時はG1で2着もあった馬。

15走も着外が続いており、ダートや直線を試してもイマイチ。

ポジティブ要素があるとすれば、軽い斤量。

逃げ馬もグランドロワしかおらず、斤量差を考えれば逃げれそう。

 

 

4. グランドロワ

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阪神も得意で道悪も得意な先行馬ということで、ここでの適性は高い。

疑問なのはなぜ先週レースを使って連闘なのか?

レースをしたというだけでなく、東京への輸送もあった。

陣営もそれはわかっているはずなので狙いがあっての連闘か?

 

 

5. エイシンデネブ

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いつも最後方からの追い込みになってしまうのが厳しい。

 

 

6. アンヴァル

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この最後方からの追い込みの競馬をする。

展開が向かない。

 

 

7. クリノガウディー

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高松宮記念では降着となったが1位入線をした。

実力は最上位。さらに道悪も展開もプラス。

気になるのはトップハンデ58kgと春の疲れが取れているか?

 

 

8. ロケット

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阪神も道悪も得意な先行馬。

1200mは初めてだが、1400mでペースが流れた方が得意で

むしろ向いていそう。

斤量も軽いので面白い。あっさり勝つ可能性も。

 

 

9. タイセイアベニール

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ここ4走は1着→1着→3着→1着と調子が良い。

道悪もこなせる。

懸念は位置が後ろになってしまうことがあること。

 

 

10. ショウナンアンセム

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昨年のCBC賞で大敗後に怪我が判明し、それ以来の実戦。

いきなり重賞での好走は難しい。

阪神コースは初めて。

 

 

11. アウィルアウェイ

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重賞勝ちがあり実績上位だが、阪神よりも京都が得意。

後ろからの脚質で差しが届かないと考えれる。

人気にはなるがヒモに入れる程度の評価。

 

 

12. ダイシンバルカン

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7走連続で着外の8歳馬。

もう衰えを隠せない。

 

 

13. ミッキースピリット

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3連勝で勢いがある。

先行できるため展開も向く。

未経験の道悪がどうなるか?

 

 

14. ディメンシオン

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上のチャートには無いが、この馬は1200mが初めて。

1600mや1800mに良績が週中しており、

追走に苦労すると考えれる。

 

 

15. ノーワン

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3歳で重賞を勝ったが、そこから着外が続く。

1600m戦でも後ろのポジションになってしまうので

ここでもポジションは後ろのはず。

 

 

16. ジョイフル

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4走前に同じ阪神1200mでナックビーナスを差し切って勝っている。

この時は先行馬総残りの中、1頭だけ後ろから差し切った。

その後覚醒するかと思いきやイマイチ。

展開不問の末脚が取り戻せるなら追い込んできてもおかしくはないが。

 

 

 

・印と買い目

◎ 7 クリノガウディー

能力上位で道悪歓迎の先行馬なので素直に本命にします。

トップハンデながら1勝馬で賞金は十分とは言えないので

賞金加算のモチベーションもあります。

メンバー的にも勝ちが濃厚ではないでしょうか?

 

◯ 8 ロケット

この馬も道悪歓迎。先行も出来るでしょう。

斤量が軽いので思ったより人気があるのが残念なくらいです。

 

▲ 13 ミッキースピリット

3連勝で充実しており、先行できるのも魅力です。

あとは道悪をこなせるかどうかです。

 

△ 9 タイセイアベニール

調子の良さを感じます。道悪もこなすでしょう。

しかし位置が後ろになってしまいそうなので評価を落としました。

 

△ 3 ラブカンプー

△ 4 グランドロワ

逃げ先行馬の穴馬です。

 

△ 11 アウィルアウェイ

△ 16 ジョイフル

追い込んで3着ならこの2頭か?

 

 

※買い目

◾️単勝

7

 

◾️馬連

7−8

 

◾️ワイド流し

7−8.13

 

◾️3連単フォーメーション

7→8.13→3.4.8.9.11.13.16

8.13→7→3.4.8.9.11.13.16

 

         計 28 点