RM_horseの競馬コラム

RM_horseの競馬コラム

競馬についてあれこれ書きます。

ヴィクトリアマイル簡易予想【2021年】

 

すみません、今週はサラッと書きます。

 

 

・予想のポイント

過去2年は1分30秒台の超高速決着。

今年は日曜日の空模様が怪しいですが、

雨が降らなければ1分30秒台の決着となるでしょう。

 

なぜなら逃げ馬が豊富なため、スローペースにはならなそうだからです。

レシステンシア、ディアンドル、イベリス、スマイルカナ

どの馬が逃げるかスタートしてみないとわかりません。

各馬ハイペースにはしたくないと思いますが、

ならざるを得ないのが実情です。

 

となると差し追い込み馬にも十分チャンスはあります。

しかし、末脚を使える馬を片っ端から買えばいいというわけではありません。

やはりハイペースでも好走できる実力馬、スピードのある馬でないといけません。

 

 

・各馬寸評

①マジックキャッスル

総合評価:A

距離適性は2000m前後もハイペースに滅法強い。

前走は全く向いていないスローペースからの瞬発力勝負でも2着と好走。

向いていないレースでも好走できる馬は強い。

最内枠は動きにくいため試練ではあるが、

グランアレグリアへの挑戦権は持っていると考えている。

 

②シゲルピンクダイヤ

総合評価:D

緩やかに実力が落ちてきたかなという印象。

スピード負けは避けられない。

 

③クリスティ

総合評価:D

2走前に牝馬G3で12着大敗。まだG1は敷居が高い。

 

イベリス

総合評価:D

距離適性は1400mまで。逃げ馬がたくさんいるメンバー構成で厳しい。

 

⑤デゼル

総合評価:C

勢いはあるが、まだ速いペースの競馬の経験はない。

ここは一度経験してからだろう。

 

⑥グランアレグリア

総合評価:A

実力は言うまでもない。ハイペースも問題ない。

懸念があるとしたらいつもより1週前、最終追い切りが動いていること。

急仕上げあるいは仕上げすぎの可能性もなくはない。

 

⑦マルターズディオサ

総合評価:C

評価が難しい馬。堅実な走りをするとは思うが、ワンパンチ足りない。

調教も悪くはないが、いつも併せ馬なのに今回は単走。

もしかしたら多少万全ではない部分があるのかも?

 

⑧ランブリングアレー

総合評価:C

ハイペースや消耗戦には滅法強いが、上がりの速いレースの好走はない。

東京の速い馬場に対応できるかどうかがポイント。

 

⑨テルツェット

総合評価:C

4連勝で勢いがあるが、調教を見るとピークは前走だった感はある。

調子が維持できているか、調子の維持だけで好走できるか?

 

⑩レッドベルディエス

総合評価:C

東京の速い馬場は得意だが、課題はハイペースの対応。

調教は良いので穴党は抑えておきたい。

 

⑪ダノンファンタジー

総合評価:C

阪神カップの走りが出来ればここでも勝ち負けを争える。

しかし、調教を見ると非常に折り合いを気にしている。

遠征もあるので、テンションが問題になりそう。

 

サウンドキアラ

総合評価:C

リピーターが来やすいレースではあるが

6歳でスピードが落ちてきており厳しいと予想。

 

⑬プールヴィル

総合評価:B

調教が非常に良く、体重が増えて馬が変わってきた印象がある。

懸念は1600m戦が0−0−0−7であることだが、

前走は不得意なスローペースでも4着にはきている。

得意なハイペースで好走の可能性はあると思う。

 

⑭ディアンドル

総合評価:D

3歳時にスプリント戦で期待していたので個人的に思い入れのある馬だが、

今回は逃げ馬が揃いすぎた。厳しい。

 

⑮アフランシール

総合評価:D

まずはOPやLで結果を出すべき馬。

 

⑯リアアメリ

総合評価:D

ここ2走はチグハグな内容で上位に絡めず。

調教からも大きく変わってきた様子はない。

どこかで覚醒する可能性はあるとは思うが、まだその予兆は見えない。

 

⑰スマイルカナ

総合評価:C

逃げ馬が多すぎで厳しい。

ただ、調教は非常に良いので穴党なら。

 

⑱レシステンシア

総合評価:C

調教は前走よりもタイムが控えめだが、

これはゆったり逃げたい意図があるのだと思う。

しかしメンバー構成がそうさせてくれない。

大外枠だと先行するときに被せることになるので

気合が入ってすごいペースで逃げてしまうかも?

 

 

・印と買い目

◎ ⑥グランアレグリア

私は勝つと思う馬を本命にするので、さすがに避けられませんでした。

この馬は自身の上がり3Fが34.0以下のレースでは連を外したことがないです。

34秒台はあり得ますが、35秒台になるレースではないのでここは堅いでしょう。

 

◯ ①マジックキャッスル

この馬は非常に強いと思います。

今年の秋か来年の春にはG1を取ってもおかしくないと思います。

グランアレグリアを逆転できるとしたらこの馬しかありません。

 

▲ ⑬プールヴィル

大穴ですが狙ってみたいです。

小柄な牝馬が体重が大幅に増えた時期は狙うべきです。

 

 

※買い目

▪️馬連

①ー⑥

 

▪️ワイド流し

⑬ー①⑥

 

 

NHKマイルカップ少し簡易予想【2020年】

 

ミスって全部消えてしまい、

もう1から書く気力はないので若干の簡易予想です。

G1なのにごめんなさい。

 

 

・好走脚質は年によってまちまち

NHKマイルカップは年によって前残りだったり

追い込み馬が台頭したりと好走する脚質が読みにくいです。

今年は馬場状態が良いので先行馬が残りやすそうではあります。

 

メンバーを見ると、今年は変わっている思います。

というのも末脚自慢が少ないのです。

例年なら末脚に優れた差し追い込み馬が多いのですが

今年は先行馬が多く、脚を溜めて末脚を繰り出すタイプは

アナザーリリック、ソングラインの牝馬2頭くらいです。

 

今年は1400〜1600mで重賞レースで勝利した馬は、

全て逃げ先行馬で、ポジション争いは激化しそうです。

しかし、明確に逃げたい馬はバスラットレオンくらいでしょうか。

 

瞬発力勝負にはならないでしょう。

長い脚が使える方が向いているはずです。

1800m以上の経験も生きてくるかもしれません。

 

 

・レコードも期待できる高速馬場

昨年の東京競馬場はあまりレコードが出るような馬場にはならなかったですが

本開催の東京競馬場は好時計が出ています。

先に書いたように先行馬が多数いるメンバー構成もあり、

ペースは遅くはならないため、レコード決着が期待できます。

速い時計にも対応できそうな馬が良いでしょう。

 

 

・各馬簡易評価

すみません、今回は総合評価と一言寸評を書くのみとさせていただきます。

 

総合評価のA〜Dの意味は以下の通りです。

A:本命候補

B:相手には抑えておきたい

C:穴党、点数に余裕ありなら抑えたい

D:買えない

これは実際の印と買い目とは異なります。

馬券を買う時は点数を絞るのでこの通りには買いません。

 

 

①レイモンドバローズ

総合評価:D

最内枠は包まれると厳しいため、できるだけ前に行きたいが

先行馬多数のこのメンバー構成ではそれが厳しい。

 

②アナザーリリック

総合評価:C

先行馬が多いメンバー構成の中、数少ない差し馬。

内枠ではあるが思い切って大外を回す競馬が良いか?

その時に届くかどうか。

 

③ルークズネスト

総合評価:B

1週前の追い切りが猛時計かつ動きも素晴らしく本命候補であったが、

最終追い切りでも終い重点ながらもCWを良い時計を記録しており、

調教を少しやり過ぎているかなと感じた。

最終が坂路で軽くなら本命にしていたかも?

 

④バスラットレオン

総合評価:C

1週前にまるでスプリンターのような坂路での猛時計で

最終追い切りは相当軽かった。

この馬は昨年11月から使い詰めで、さすがにそろそろ出来落ちではないか。

おそらく逃げるが、最後まで粘れるか?

 

リッケンバッカー

総合評価:D

前走の2着は成長を感じさせるが、最終追い切りがあまりにも軽い。

3月から4走目で、出来落ちだと思う。

 

⑥シティレインボー

総合評価:D

調教の動きは良いのだが、これは中距離戦向けの調教。

折り合いに不安があるのか今後は2000m以上を狙っているのかわからないが

G1の1600mでは買えない。

 

⑦タイムトゥヘブン

総合評価:C

2000mでも結果を残しており、長い脚を使うことならメンバーでも上位。

あとはレコードに迫る時計に対応できるかどうか。

 

⑧グレナディアガーズ

総合評価:A

朝日杯FSをレコードで勝利しており、高速馬場なら最も優秀。

調教もバッチリで、G1 2勝目に向けて死角がない。

 

⑨ゴールドチャリス

総合評価:D

ここは力が足りないだろう。

 

⑩ソングライン

総合評価:D

この馬の能力は高く評価している。桜花賞でも3番手評価にしていた。

その桜花賞ではメイケイエールに大きくぶつけられてしまい大敗。

疲れが無くここに臨めるのはいいのだが、ぶつけられた精神的影響が懸念。

最終追い切りの併せ馬で、並ぶ直前に嫌気を出していた。

これはおそらくぶつかったトラウマが残っている。

フルゲートのレースではまず買えない。

 

⑪ヴェイルネビュラ

総合評価:C

調教の動きが良い。これまでの実績から力がまだ足りないようにも見えるが

調子自体は非常に良い状態だと思う。

 

⑫ランドオブリバティ

総合評価:C

潜在能力が高く、追い切りの動きも良い。

懸念は初のマイルで追走が厳しくなること。

後ろすぎて届かない可能性がある。

 

⑬ホウオウアマゾン

総合評価:B

なかなか良い調教ができている。

先行馬多数により今回は控える形になると思われるが

脚を溜めることができるかが鍵。

 

⑭ショックアクション

総合評価:D

調教は良さそうだが、今回に限った話ではない。

単に重賞ではまだ力が足りなさそう。

 

⑮シュネルマイスター

総合評価:A

高速馬場の対応は未知数も、2000mの重賞で2着は優秀。

マイルでは脚を溜めて末脚を生かす競馬になりそう。

調教も抜群。

 

⑯ロードマックス

総合評価:D

この馬は瞬発力勝負向けだと思う。

ペースの速いレースは厳しい。

 

⑰グレイイングリーン

総合評価:D

まだ重賞は早い印象。自己条件で見てみたい。

 

⑱ピクシーナイト

総合評価:B

シンザン記念は逃げ切り勝ちだが、今回は脚を貯めるのではないか?

潜在能力はG1級と福永騎手が認める馬。

大外枠は良くはないが、しっかり脚が溜まれば面白い。

最大の懸念はなぜアーリントンCを使ったのか。

音無厩舎はアリストテレスでも無駄に阪神大賞典を使って負けて、

本番の天皇賞・春でも4着。その再現にならなければいいが。

 

 

・印と買い目

◎ ⑧グレナディアガーズ

ここは堅いかなと思います。

朝日杯の走りが出来ればそれだけで十分勝てるでしょう。

 

◯ ⑮シュネルマイスター

グレナディアガーズに対抗できるとしたらこの馬。

弥生賞でタイトルホルダーの2着は優秀ですし、

デビューから身体が増え続けているのも成長の証でしょう。

 

▲ ⑱ピクシーナイト

共同通信杯のハイレベルぶりが話題になっていましたが、

シンザン記念もハイレベルレースだと思います。

2着ルークズネスト、3着バスラットレオンはその後重賞勝ち。

4着ククナも桜花賞で6着までには来ています。

そのレースを完勝したのがピクシーナイトです。

前走余計にレースを使ったことによって出来落ちがなければ

勝ち負けに絡めるくらいの馬だと思いますが、今回は少し割引です。

 

△ ③ルークズネスト

△ ⑦タイムトゥヘブン

△ ⑫ランドオブリバティ

△ ⑬ホウオウアマゾン

 

 

※買い目

▪️単勝

 

▪️馬連とワイド

⑧ー⑮

 

▪️3連単フォーメーション

⑧⑮→⑧⑮→③⑦⑫⑬⑱

 

 

 

天皇賞・春【2021年】

 

GWといえば天皇賞・春ですね。

今年は京都ではなく阪神で開催されます。

 

 

・出走メンバーと枠順

f:id:RM_horse:20210430135242j:image

近年、天皇賞・春は敬遠されているようにも感じます。

大阪杯やドバイ、香港などに分散されてしまい、

最も距離が長く、種牡馬価値もあまり高まらない天皇賞・春

メンバーが揃わなくなってしまいました。

今回のメンバーでG1馬は2019年の菊花賞馬ワールドプレミアと

8歳馬のマカヒキのみ。

やはり揃わなかったなという印象です。

その分、予想のしがいはあるのかもしれませんが。

 

枠の有利不利に関してはいまいちわかりません。

阪神芝3200mは普段の設定がないコースであり、

向正面の直線スタートで1周目は外回り、

2周目は内回りという変わったコースです。

競馬ラボコース解説:阪神芝3200m

2周目が内回りなので内枠が良さそうにも感じますが

土曜日が雨で、日曜日も多少雨が降る予報です。

内の馬場が荒れてしまうと内枠は不利になります。

 

 

・とにかくタフなレースになる

上でも書きましたが、土曜日に雨が降り、日曜日も少し雨が降る予報で

馬場は稍重か重になると思います。

それで3200mも走らなくてはいけないのですから大変です。

距離が持たない馬が続出するでしょう。

 

かといって、スピードはないけど距離は持つというタイプがいいのかと言えば

そうではないでしょう。脚が遅い馬がG1では勝てません。

ある程度のスピードは必要でしょう。

 

 

・先行馬が有利そう

コースが京都から阪神に変わったことで最も変わるところは

ゴール前の坂ではなく3,4コーナーでの進出のしやすさです。

 

京都の場合は外回りで3,4コーナーの下り坂で加速も出来るので

道中で後ろにいても加速がついて直線で突き抜けることが出来ました。

しかし、阪神は2周目で内回りなので、

京都ほどコーナーで加速・進出は難しいです。

なので先行馬が有利ではないでしょうか?

 

それでも3200mあるので前が止まりやすいですので、

あまり後ろでなければという程度です。

逃げ切りは難しいと思います。

 

よって先行馬だけ買えばいいということではなく

後ろすぎる馬は評価を下げるという感じではないでしょうか?

 

 

・各馬寸評

各馬の評価です。

今回は以下の5つを査定します。

・実績

・調子

・調教

・スピード

・スタミナ(距離適性)

 

総合評価のA〜Dの意味は以下の通りです。

A:本命候補

B:相手には抑えておきたい

C:穴党、点数に余裕ありなら抑えたい

D:買えない

これは実際の印と買い目とは異なります。

馬券を買う時は点数を絞るのでこの通りには買いません。

 

①ワールドプレミア

実績   ★★★★★

調子   ★★★☆☆

調教   ★★★★☆

スピード ★★★★☆

スタミナ ★★★★★

総合評価:B

4歳は秋まで休養しており、有馬記念も5着と実力からは物足りない結果だったが

ようやく復調気配がする馬である。

菊花賞の好走馬は天皇賞・春と相性もいいのだが、

この馬の難点は道中は後方になってしまうこと。

加えて内枠なのでポジションの押し上げも難しく、

差し損ねるかもしれない。

しかし、能力は申し分ない。

 

アリストテレス

実績   ★★★★☆

調子   ★★★☆☆

調教   ★★★★★

スピード ★★★★☆

スタミナ ★★★★★

総合評価:A

前走は人気を裏切ったが、雨に苦しんだのだと思う。

2走前は不良馬場で勝っているが、単に重馬場と言っても

色々あると考えている(近々コラムを書きます)。

アリストテレスはタフな馬場は得意だけれど、

雨の馬場は苦手ということではないか?

当日に雨が降ると厳しいかもしれない。

そもそも前哨戦で負けてG1で激走するのは音無厩舎のパターン。

調教は音無厩舎らしく最終追い切りで好時計を記録。

これを天皇賞・春らしくない折り合いに不安が残る調教という見方もあるが

私は全く心配しておらず、良い調教だったと見ている。

折り合いを欠いて時計が出たのではなく、軽く走って時計が出たという感じ。

ルメール騎手が乗るなら折り合いは気にしなくて良いことは

今年のフェブラリーSで学んだ。

 

③カレンブーケドール

実績   ★★★★☆

調子   ★★★★☆

調教   ★★★★☆

スピード ★★★★★

スタミナ ★★★☆☆

総合評価:C

有力な牝馬天皇賞・春に参戦するのはかなり久々だと思います。

私が競馬を始めて6年前くらいですが、スマートレイアーという馬が

出走していたのは記憶していますが、それを超える実績のある牝馬の参戦です。

この馬はスタミナ面が課題となるでしょう。

有馬記念は仕上がりが過去最高と言っていいくらい抜群でしたが、結果は力負けの5着。

今回も調子は悪くないが、有馬記念より長い3200mではガス欠の可能性が高い。

 

④シロニイ

実績   ★☆☆☆☆

調子   ★★☆☆☆

調教   ★★★☆☆

スピード ★☆☆☆☆

スタミナ ★★★★☆

総合評価:D

前走阪神大賞典4着だが、実は3勝クラスを突破できていない。

スタミナはありそうだが、芝重賞で通用するスピードは無い。

改めてダートで期待したい。

 

⑤ディアスティマ

実績   ★★☆☆☆

調子   ★★★★☆

調教   ★★★☆☆

スピード ★★★☆☆

スタミナ ★★★☆☆

総合評価:C

3勝クラスを勝ち上がったばかりの上がり馬。

この馬が前日で4〜5番人気になってしまうことが

天皇賞・春のメンバーが手薄なことを表している。

もちろんだからといって好走しないわけではないが、

越えなければいけない壁が2つある。

1つはいきなりG1で相手が一気に強化されること。

そしてもう1つ、斤量が58kgになること。

頭ではなかなか買えない。

 

マカヒキ

実績   ★★★★★

調子   ★☆☆☆☆

調教   ★★★★☆

スピード ★★☆☆☆

スタミナ ★★★★☆

総合評価:C

2016年のダービー馬ももう8歳。

ダービー馬が8歳で現役かつ出走するのは初だそう。

2年以上馬券内はなく、勝ちは5年近く遠ざかっているが

スピードについていけなくなっているためであり

スタミナが問われるここなら面白いかもしれない。

調教も8歳でこんなに動けるのかというほど動けている。

穴党なら入れなければいけない馬。

 

⑦ユーキャンスマイル

実績   ★★★☆☆

調子   ★★★☆☆

調教   ★★★★☆

スピード ★★★☆☆

スタミナ ★★★★☆

総合評価:B

昨年の秋は少し調子を落としていたが復調傾向。

昨年の天皇賞・春は2番人気4着と結果が出なかったが

今年は3歳の毎日杯以外崩れていない阪神が舞台。

馬券には入れておきたい。

 

⑧ディバインフォース

実績   ★☆☆☆☆

調子   ★★★☆☆

調教   ★★★★☆

スピード ★☆☆☆☆

スタミナ ★★☆☆☆

総合評価:D

3勝クラスを勝ち上がれず、いきなりG1は厳しい。

 

⑨ジャコマル

実績   ★★☆☆☆

調子   ★☆☆☆☆

調教   ★★★☆☆

スピード ★☆☆☆☆

スタミナ ★★☆☆☆

総合評価:D

重賞の壁にぶち当たっている。G1では厳しい。

 

⑩ゴースト

実績   ★★☆☆☆

調子   ★☆☆☆☆

調教   ★★★★☆

スピード ★☆☆☆☆

スタミナ ★★★☆☆

総合評価:D

OPの万葉Sで5着と、実力が足りていない。

調教は良いので、超穴党なら買ってもいいかも?

 

⑪メイショウテンゲン

実績   ★★★★☆

調子   ★☆☆☆☆

調教   ★★★★☆

スピード ★☆☆☆☆

スタミナ ★★★★★

総合評価:C

能力をスタミナに全振りしている珍しいディープ産駒。

重賞勝利も大雨の不良馬場の弥生賞

調教は動いているので、雨の振り方次第では

馬券内は十分にあり得る存在。

 

⑫ディープボンド

実績   ★★★★☆

調子   ★★★★☆

調教   ★★★★★

スピード ★★★☆☆

スタミナ ★★★★★

総合評価:A

前走の阪神大賞典は圧倒的な差をつけて勝利。

今年は阪神開催なので、同じ阪神コースでの勝利は大きい。

スピード勝負だと分が悪いが、ここはG1制覇の大チャンス。

あまり4着以下は考えにくい。

 

⑬ナムラドノヴァン

実績   ★★★☆☆

調子   ★★★☆☆

調教   ★★★☆☆

スピード ★★☆☆☆

スタミナ ★★★★☆

総合評価:D

3000m以上のレースで安定した成績を残している。

しかしG1では力不足の感があり、

脚質も後方一気なので届かない懸念もある。

 

⑭ウインマリリン

実績   ★★★★☆

調子   ★★★★☆

調教   ★★★★☆

スピード ★★★★☆

スタミナ ★★★☆☆

総合評価:D

前走日経賞を勝利したものの、最も内を通っており

距離はギリギリだった印象。

今回は外枠で前回の再現は難しい。

秋華賞の様に直線で失速しそう。

 

⑮オセアグレイト

実績   ★★★★☆

調子   ★★☆☆☆

調教   ★★★★★

スピード ★☆☆☆☆

スタミナ ★★★★★

総合評価:C

スピード勝負の要素が少しでもあると厳しいが

消耗戦には強いタイプ。

しかし、消耗戦と言えどG1で好走するには

スピードが足りなさすぎで、外枠も歓迎ではない。

調教はいいので穴党なら。

 

⑯メロディーレーン

実績   ★☆☆☆☆

調子   ★☆☆☆☆

調教   ★☆☆☆☆

スピード ★☆☆☆☆

スタミナ ★★★☆☆

総合評価:D

距離適性等が難しいのは理解するが、

そろそろ身の丈にあった自己条件のレースを選択するべき。

OPでも大敗するのにG1で通用するはずがない。

 

オーソリティ

実績   ★★★★☆

調子   ★★★☆☆

調教   ★★★★★

スピード ★★★★☆

スタミナ ★★☆☆☆

総合評価:C

有馬記念は穴馬として期待されていたが、14着と大敗。

東京では強さを見せており、スピードに寄っているタイプだと感じる。

調教はいいので、大外枠でも関係ないと考えられるなら買うべき。

 

 

・印と買い目

※今回から買い目を絞る場合でも、△を数頭選びます。

 

◎ ②アリストテレス

このメンバーなら勝たなくてはいけないと思っています。

菊花賞でコントレイルを追い詰めた2着であり、

その実力を見せるならここでしょう。

 

◯ ⑫ディープボンド

前走と同じ走りが出来るなら当然勝ち負けでしょう。

反動だけが心配です。

 

▲ ⑦ユーキャンスマイル

阪神内回りで馬券外が無い実績を買いました。

しかし、前走でディープボンドとは5馬身差つけられています。

 

△ ①ワールドプレミア

△ ⑪メイショウテンゲン

△ ⑰オーソリティ

 

 

買い目

▪️単勝

 

▪️ワイドボックス

②⑦⑫

 

 

 

重賞簡易予想【マイラーズC、フローラS】

 

基本的にはG1以外は詳しく書けないかなと思っていますが、

思考がわかるような予想記事を書きたいと思っています。

 

 

マイラーズC

岩田康誠騎手が藤懸騎手への暴言及び、返し馬での幅寄せという驚きの理由で

ケイデンスコールが乗り替わりとなりました。(土曜時点では騎手未定)

理由も理由ですし、有力馬の1頭なだけに衝撃も大きいです。

 

そんなマイラーズCですが、基本的には実力や実績がものを言うレースかなと思います。

しかし、実績ナンバーワンの馬が前日時点で7番人気とかなり人気薄でした。

その馬は⑦ボンセルヴィーソです。

スローペースから33秒中盤より速い上がりを求められると厳しいですが

16等立てで逃げ馬も豊富ですので、ペースはそこそこ速くなるはずです。

迷わず買います。

 

しかし、ボンセルヴィーソは勝ちきれない面があるので

本命馬(=勝つと思う馬)にはしにくいです。

ケイデンスコールはここ2戦タフな展開で好走しており

良馬場の阪神マイルの高速馬場で勝ちきれるかどうかは少し疑問です。

となれば3連勝中で勢い十分の⑩エアロロノアが本命に相応しいように感じます。

調教を見てもG1級とまではいきませんが、

手薄なG2なら上位の力は持っていると言えるでしょう。

あとは3歳時より調教から大きな成長が見られる⑥アルジャンナは買ってみたいです。

 

◎ ⑩エアロロノア

▲ ⑤ケイデンスコール

▲ ⑥アルジャンナ

▲ ⑦ボンセルヴィーソ

 

※買い目

▪️単勝

 

▪️ワイド流し

 ⑦ー⑤⑥⑩

 

 

フローラS

非常に悩ましいです。

圧倒的な存在がおらず、ですがそこそこやれそうだなという見立ての馬も

多いなあという印象です。

調教も特別目立つような存在はいません。

 

そこで前走のレースぶりをしっかり映像で見てみることにしました。

すると前走強い競馬を見せたにも関わらず、人気薄の馬が2頭いました。

1頭目は⑤スノークォーツです。

外が有利な馬場の最内枠で、直線では進路が開かずにロスがあり、

さらに外が開かずに内を選択せざるを得なかったにも関わらず、

前が開くと非常に速い脚を見せて押し切っています。

2着馬はここにも参戦してきているジェニーアムレットで、

ジェニーアムレットは2戦目では4馬身差で圧勝しています。

良い末脚を持っていると思います。

 

もう1頭は①ウインアグライアで、この馬は前走リステッドに出走して

極悪馬場の内を通って勝っています。

この時期の3歳牝馬ですから、2000mは長い馬が多い中、

ウインアグライアには距離の不安はありません。

 

本命候補はこの2頭なのですが、末脚に優れる⑤スノークォーツを本命です。

 

あとは前走2400mを差し切って勝利した⑨パープルレディーもいいのですが

位置が非常に後ろになってしまう恐れもありますので本命にはしませんでした。

もう1頭、前走赤松賞でアカイトリノムスメの2着だった

⑦メイサウザンアワーも買いたいです。

 

◎ ⑤スノークォーツ

◯ ①ウインアグライア

▲ ⑨パープルレディー

△ ⑦メイサウザンアワー

 

※買い目

▪️単勝

 

▪️馬連、ワイド流し

⑤ー①⑦⑨

 

 

皐月賞予想【2021年】

 

すみません、アーリントンCアンタレスSはギブアップしました。

 

牡馬クラシック1戦目、皐月賞です。

今年は混戦と言われていますが、どうなるでしょうか?

 

 

・出走メンバーと枠順

f:id:RM_horse:20210416194821j:image

朝日杯FSの勝ち馬グレナディアガーズがマイル路線で皐月賞は使わず、

そのグレナディアガーズをファルコンSで破ったルークズネスト、

ルークズネストをシンザン記念で破ったピクシーナイト、

毎日杯をレコード勝ちしたシャフリヤールなど、

今年はマイル路線に専念あるいはダービー直行などでの回避も多いですが、

オーソクレースが回避した以外は2000m以上の有力馬は揃っています。

予想が楽しい(悩ましい)メンバー構成になったと思います。

 

 

・トライアルレース組はなぜ勝てないか?

近年の皐月賞トライアルレース(3着までに優先出走権が得られるレース)との

相性が悪いことで知られています。

皐月賞のトライアルレースはスプリングSディープインパクト記念(弥生賞)です。

馬券に絡まないというわけではないですが、勝ち馬がなかなか出ません。

スプリングSは2018年の勝ち馬エポカドーロ(スプリングS2着)がいますが、

この時の皐月賞稍重発表ながらもほぼ重馬場のようなコンディションで特殊でした。

前走ディープインパクト記念(弥生賞)に関しては、皐月賞を勝ったのは

2010年のヴィクトワールピサまで遡ります。

どちらも中山競馬場を使用したトライアルであるにも関わらずです。

 

なぜトライアルレースであるにも関わらず、相性が悪いのでしょうか?

1番大きいのは強い馬が出てこないことなのですが、

じゃあ何で出てこないのかという話です。

1つは近年の外厩の充実で、有力馬がトライアルレースを

使わなくなってきていることは容易にあげることができます。

 

しかし、外厩で仕上げて久々のレースをいきなり勝つようになってきたのは

ここ4〜5年くらいの話です。

なのでそれだけではない理由があるはずです。

 

その理由は多くの人が指摘しているように、

トライアルと本番のペースが全然違うことが挙げられます。

要はスプリングSディープインパクト記念は前半のタイムより後半のタイムの方が速い

いわゆる後傾ラップなスローペースになりやすいのに対し、

皐月賞はその逆の前傾ラップになりやすいのです。

 

つまり、同じ中山競馬場でもレースの質が全然違うので

皐月賞になるとペースに対応できなくなってしまうのです。

逆に言えば、トライアルではペースが合わずに微妙な成績だった馬の、

皐月賞での激走もあるわけです。

 

先に挙げたエポカドーロもスプリングSでは2着ですし、

その時の皐月賞の2着サンリヴァルは弥生賞4着でした。

他にも弥生賞3着のダンビュライト(皐月賞3着)もいます。

もちろん昨年3着のガロアクリークや2016年2着のマカヒキ

2015年3着のキタサンブラックなど、

トライアルを勝って皐月賞でも好走した馬はいますが、

皐月賞の好走条件=トライアルの勝利というわけではありません。

 

これを踏まえて、今年のトライアルを振り返ってみると、

ディープインパクト記念は1000m通過が62.6、

ペースは残り3Fまで上がらないという超スローペース。

上記の典型的な皐月賞での凡走パターンに該当します。

なので勝った⑬タイトルホルダーよりも、

折り合いを欠きながら走っていた3着⑧ダノンザキッドに注目するのは自然でしょう。

 

スプリングSは前傾ラップでも後傾ラップでもないミドルペースでしたが、

重馬場だったので馬場適性が問われたレースになったことは否めません。

土曜の夕方から未明にかけて雨は降りましたが、

日曜日の昼間は晴れているため、高速馬場にはならないものの

重馬場にもならないでしょう。

今年のスプリングS組は④イルーシヴパンサー、⑤ヴィクティファルス、

⑫ワールドリバイバル、⑭アサマノイタズラと4頭もいます。

 

 

共同通信杯組と2歳G1からの直行組

トライアルレース組がなかなか皐月賞を勝てないここ10年、

猛威をふるっているのが共同通信杯組です。

 

勝ち馬だけでも2012年ゴールドシップ、2014年イスラボニータ

2015年ドゥラメンテ、2016年ディーマジェスティと4頭もおり、

共同通信杯組はとりあえず勝っておけ」という時期がありました。

 

しかし、2017年以降で共同通信杯組で馬券になったのは

2019年の3着ダノンキングリーのみです。

共同通信杯皐月賞好走という方程式はもう古くなりました。

今年の共同通信杯組は1番人気になりそうな⑦エフフォーリア、

朝日杯FS2着の③ステラヴェローチェがいます。

 

そして台頭してきたのが2歳G1からの直行組です。

2019年の勝ち馬サートゥルナーリアが初めて

3歳初戦で皐月賞を勝った馬になりましたが、

昨年2020年は1着コントレイルと2着サリオスの

前走2歳G1組のワンツーでした。

完成度が高ければ、3歳春でも前哨戦を使う必要はないということです。

しかし、3頭とも前走G1を勝っており、かつ無敗と

相当の実力を備えていたことは頭に入れておくべきでしょう。

今年の2歳G1からの直行馬は⑯レッドベルオーブです。

しかし朝日杯FSでは3着でした。果たして。

 

 

・その他の路線

他の路線にも触れておきましょう。

先に挙げた皐月賞トライアルと共同通信杯の他にも3歳重賞はありますが、

あまり皐月賞で成績を残せていないのが実情です。

好走馬がいないわけではないですが、率が低いです。

 

京成杯は2018年3着のジェネラーレウーノ、

きさらぎ賞は2016年3着のサトノダイヤモンドが近年での好走馬です。

毎日杯は2017年勝ち馬のアルアインがいるが今回は毎日杯組は不在)

今年は⑮グラティアス京成杯

⑥ヨーホーレイク、⑨ラーゴムがきさらぎ賞からの参戦です。

 

また、OP,L組に関しては2019年2着のヴェロックス、

2014年3着ウインフルブルーム若葉S組でした。

上記の京成杯きさらぎ賞よりも率が低いです。

なお、すみれS組の皐月賞好走は調べた限りいませんでした。

率が低いどころか好走馬がゼロです。

今年は若葉S組は①アドマイヤハダル、⑩シュヴァリエローズ。

鬼門のすみれS組は⑪ディープモンスターです。

 

 

・ペースと馬場

先にチラッと書きましたが、皐月賞はペースが流れます。

スローペースにはほとんどなりません。

 

前走逃げたのは⑬タイトルホルダーだけですが

2,3番手で競馬をした馬はたくさんいるので、

例に漏れずペースは流れると考えられます。

距離適性も問われると思います。

 

馬場は前日夕方から夜にかけての雨で

重馬場スタートになりました。

晴れているので稍重にはなりそうですが

良馬場のスピード勝負は望めなさそうです。

あまり後ろからの追い込みは届きにくい馬場になりそうです。

 

 

・調教が良かった馬

時間が無いので、各馬寸評は省略させていただきます。

そのかわり、調教が良かったと感じた馬をピックアップいたします。

さすがG1なので、調教が良い馬が多いです。

 

①アドマイヤハダル

③ステラヴェローチェ

⑤ヴィクティファルス

⑥ヨーホーレイク

⑧ダノンザキッド

⑪ディープモンスター

⑬タイトルホルダー

⑮グラティアス

⑯レッドベルオーブ

 

※⑦エフフォーリアは最終追い切りで併せ馬に遅れ。

 

 

・印と買い目

◎ ⑧ダノンザキッド

ディープインパクト記念を見た時点で、皐月賞の本命は決めていました。

ペースが流れれば折り合い面には有利ですし、

調教でも折り合い面、操縦性を修正してきたことがよくわかります。

前走の負けで少しオッズもおいしくなっており、単勝を買うしかないです。

 

◯ ⑦エフフォーリア

ダノンザキッドと比較した時、タフな馬場もこなせそうなのは

走りや血統面からダノンザキッドの方だと判断しました。

潜在能力はダノンザキッドと双璧ですね。

 

▲ ③ステラヴェローチェ

バゴ産駒でタフな馬場は得意なはずです。

気になるのは気性が荒い馬なのに内枠の奇数というのは

スタートで後手を踏む可能性があることです。

 

△ ⑥ヨーホーレイク

△ ⑨ラーゴム

△ ⑬タイトルホルダー

△ ⑮グラティアス

 

 

※買い目

▪️単勝

 

▪️3連複フォーメーション

⑧ー③⑦ー③⑥⑦⑨⑬⑮

 

 

 

桜花賞予想【2021年】

今年もついにこの季節がやって来ました。

牝馬クラシック第一戦、桜花賞の予想です。

 

 

・出走メンバーと枠順

今回から諸事情によりコース解説の画像は転載しません。

予想に必要な際には競馬ラボさんのコース解説ページの

URLを示させていただくことはあるかもしれませんが、画像は載せません。

(各自飛んで見てくださいというスタイルにいたします。)

 

f:id:RM_horse:20210410214530j:image

 

現時点での3歳牝馬の最強決定戦にふさわしいメンバーだと思います。

(※この後オークスNHKマイルCに分かれるので、

 桜花賞は3歳牝馬の有力馬が全員集合する最初で最後のレースなのです。)

枠の有利不利に関しては、重要なポイントなので後述します。

 

 

阪神芝1600mは内枠有利?外枠有利?

阪神芝1600mのコース傾向を軽く調べると、内枠有利と言っていたり

外枠有利と言っていたりすると思います。

どっちやねんって感じだと思いますが、実はこれ両方とも当てはまります。

そのカラクリはAコースとBコースにあります。

Aコースは内枠有利、Bコースは外枠有利(というよりは内枠不利)なのです。

ちなみに今回の桜花賞はBコースです。

 

Bコースになるとコース幅が仮柵によって狭くなり、

普通に考えると荒れた内側がカバーされて内枠先行馬が有利なように感じますが、

それよりも外回りでスピードに乗るのを活かせる枠の方が有利なのだと思います。

 

ただし、前述でもカッコで書いたように

外枠が有利なのではなく内枠が不利なのです。

実際に桜花賞がBコースになった2007年以降、

1,2枠からの勝利はゼロで、それだけでなく

2着も2018年1番人気のラッキーライラックのみで、

3着まで広げても他に4頭しかいません。

1,2枠はかなりの鬼門だということがわかると思います。

 

今年はなんと1番人気濃厚のソダシが2枠4番です。

果たしてソダシはどうなるのか?よく考えてみます。

 

 

桜花賞で2歳女王が勝てなかった理由

過去の桜花賞を思い返してみると、強かった2歳女王が

桜花賞では負けていることが多いなあと感じると思います。

 

ここ3年の桜花賞はアーモンドアイ、グランアレグリア、デアリングタクトですから

2歳女王が敗戦するのも致し方なしでしょうけれど、

2017年は4戦全勝の2歳女王ソウルスターリング単勝1.4倍に押されるも3着。

その時の勝ち馬はレーヌミノルですが、レーヌミノルはその後13戦走るも

一度も3着以内に入ることなく引退しました。

ソウルスターリングはその次のレースでオークスを圧勝していますから

実力的には十分備えていたにも関わらず、伏兵に敗れているわけです。

2016年も2歳女王のメジャーエンブレム単勝1.5倍でしたが4着と

期待を裏切る結果となっています。

 

強い2歳女王が負けるのは偶然では済まされないデータがあります。

阪神JFの勝ち馬が桜花賞を勝ったのは2010年のアパパネまで遡ります。

過去10年、阪神JF勝ち馬の桜花賞成績は0−3−1−4です。

8頭中6頭は1番人気でしたので、複勝率50%はかなり微妙です。

阪神JF桜花賞も同じ阪神1600mなのに、

なぜ阪神JFの勝ち馬は勝てないのでしょうか?

 

その理由は前述のAコースとBコースにあります。

阪神JFは通常Aコースで開催されるため、桜花賞とは傾向が変わります。

阪神JFで強い勝ち方をしても、Bコースに適性があるとは限らないからです。

実際の阪神JFの勝ち馬を見てみると、それがよくわかります。

2019年:レシステンシア

2018年:ダノンファンタジー

2017年:ラッキーライラック

2016年:ソウルスターリング

2015年:メジャーエンブレム

 

並べてみるとズラっと先行馬が揃っていることに気がつきます。

(ダノンファンタジー阪神JFを追い込みで勝ちましたが)

桜花賞は道悪や超スローペースにでもならない限り、

先行馬にはなかなか厳しいレースなのです。

 

2歳女王が桜花賞をなかなか勝てないのは、

こういう理由ではないかと考えています。

 

 

・ソダシは過去の2歳女王とは一味違う

前置きが長くなりましたが、やっとソダシの話です。

 

ソダシは過去4戦全て5番手以内を先行している馬なので

前述の桜花賞で苦戦する2歳女王の傾向に見事に引っかかります。

さらに枠順も成績不振の2枠であり、これだけ聞くと

「ソダシは危険な人気馬だ」と思うことでしょう。

 

しかし、忘れていることがあります。

昨年の阪神JFはBコースを使用していたのです。

さらに道悪でもスローペースでもないのに

初角5番手、4角4番手を通過して勝ちきっているのです。

これはかなり凄いことだと思います。

有利不利を超えてきているわけですから。

 

普通だったらBコースが仇となり負けているところなのです。

10年後とかに振り返って、

「あの年は阪神JFがBコースだったんだよな。

 いつも通りのAコースならソダシが勝って

 白毛馬初のG1勝利が見れたかもしれないんだよなあ。」

なんてことになっていてもおかしくなかったはずです。

 

ですがソダシはBコースでも関係なく勝ってしまった。

例年の2歳女王の苦戦パターンに陥らない可能性があるのです。

 

今年の桜花賞

「コース傾向や枠順が不利ながら、同じ阪神JFを勝ったソダシを信じるか?

 他の展開有利な差し追い込み馬から入るか?」

というのが予想のポイントだと思います。

 

 

・スローペースは考えにくい、超ハイペースはあるのかも?

レース展開は、阪神JFでもそこそこのペースで逃げたヨカヨカがいるので、

2019年にグランアレグリアが4コーナーでまくって

先頭に立って押し切った時のような超スローペースは考えにくいです。

 

かといって、超ハイペースも考えにくいですが可能性はあります。

それはメイケイエールの大逃げです。

メイケイエールは重賞を3勝していますが、綺麗に走ったことは1度もありません。

向正面ではやりたい放題暴れたい放題にフラフラ走り、

正面の直線だけで競馬をしています。

それで重賞を3つも勝っているのは、只者ではないです。

 

前走のチューリップ賞ではむしろ2歳時よりひどくなっているかのようでした。

名手武豊騎手が制御不能になっているのは私は初めて見ました。

本当は馬群でなくても道中は中団で抑える競馬をしたかったと思いますが

抑えきれずに3,4コーナーで先頭に立ち、そのまま押し切ってしまいました。

 

こんな調子ですから大逃げはあるのかもしれません。

しかしテンが速いわけではないので、逃げれるとしたらヨカヨカが出遅れ、

他に逃げたい馬がいないケースに限ります。

なので、基本的にはヨカヨカがペースを作ると思っています。

 

狙いどころはやはり末脚鋭い差し追い込み馬です。

 

 

・各馬寸評

各馬の評価です。

総合評価のA〜Dの意味は以下の通りです。

A:本命候補

B:相手には抑えておきたい

C:穴党、点数に余裕ありなら抑えたい

D:買えない

これは実際の印と買い目とは異なります。

馬券を買う時は点数を絞るのでこの通りには買いません。

 

①ストライプ

実績 ★★★☆☆

末脚 ★★★☆☆

距離 ★☆☆☆☆

調教 ★★★★★

総合評価:C

1600mが新馬の6着のみで、距離が少し長そう。

調教は抜群なのでここで大敗したとしても

距離短縮で非常に強い可能性がある。

 

②ファインルージュ

実績 ★★★★☆

末脚 ★★★☆☆

距離 ★★★★☆

調教 ★★★★☆

総合評価:C

桜花賞フェアリーS組は成績不振なのは、

フェアリーSのレベルの話だけではないと考えている。

上がりのかかる1月の中山と高速の上がりになりやすい桜花賞とは

同じ1600mでも求められる適性が全然違う。

速い上がりに対応できるかが鍵。さらにメンバーレベルも上がる。

 

③ブルーバード

実績 ★☆☆☆☆

末脚 ★☆☆☆☆

距離 ★☆☆☆☆

調教 ★★★☆☆

総合評価:D

前走フィリーズレビュー15着からの桜花賞参戦では厳しい。

 

④ソダシ

実績 ★★★★★

末脚 ★★★☆☆

距離 ★★★★★

調教 ★★★★★

総合評価:A

ソダシに関しては前述しているので、そちらを参照。

調教も抜群。4着以下は考えられない。

 

⑤アカイトリノムスメ

実績 ★★★★☆

末脚 ★★★★☆

距離 ★★★★★

調教 ★★★★☆

総合評価:C

この馬の1番の不安は遠征。

新馬戦が新潟で7着と大敗。その後東京で3連勝。

遠征が苦手な可能性は大いにありそう。

 

⑥ストゥーティ

実績 ★★☆☆☆

末脚 ★★☆☆☆

距離 ★★★☆☆

調教 ★★★☆☆

総合評価:D

チューリップ賞は1着同着の2頭がまともな競馬をしていない。

その中でおそらくまともに走った中での3着というのは

レベルの差がかなりあることを表している。

 

⑦ククナ

実績 ★★★☆☆

末脚 ★★★★☆

距離 ★★★☆☆

調教 ★★★☆☆

総合評価:C

シンザン記念4着は今となっては実は致し方ない。

2着馬も3着馬もその後重賞を勝っている。

しかしクイーンC3着というのは、この馬の現在地を表している。

G1では通用するとはあまり思えないが、末脚は良いものを持っている。

 

⑧メイケイエール

実績 ★★★★☆

末脚 ★★★★☆

距離 ★★★☆☆

調教 ★★★★★

総合評価:D

潜在能力は高いはず。調教で最も速い時計を出している。

しかし折り合わずにまともに走らない馬がG1は勝てない。

ゴールドシップオルフェーヴルでさえ、競馬ではちゃんと走っていた。

牡馬であれば間違いなく去勢されているくらいの制御不能さだが

牝馬なのでそれも出来ずに苦しい。

 

エンスージアズム

実績 ★★☆☆☆

末脚 ★★★☆☆

距離 ★☆☆☆☆

調教 ★★★☆☆

総合評価:D

好走が1800mに限定されており、1600mはむしろ短い。

レベルの面でもまだまだ足りなそう。

 

⑩アールドヴィーヴル

実績 ★★★☆☆

末脚 ★★★★★

距離 ★★★★☆

調教 ★★★★★

総合評価:B

末脚はメンバー中1位2位を争う。

調教が抜群で、枠もいいところなので

適性面、展開面は非常に向く。

あとは前走で18kgも減った馬体が戻っているかどうか。

 

⑪ジネストラ

実績 ★★☆☆☆

末脚 ★★★☆☆

距離 ★☆☆☆☆

調教 ★★★☆☆

総合評価:D

まだ実力が足りない感がある。

 

⑫ヨカヨカ

実績 ★★★☆☆

末脚 ★★☆☆☆

距離 ★★☆☆☆

調教 ★★★☆☆

総合評価:C

阪神JFはよく粘っているとは思う。潜在能力は高い。

前残りの展開になるならば、3着もあり得るか?

 

⑬エリザベスタワー

実績 ★★★★☆

末脚 ★★★☆☆

距離 ★★★★☆

調教 ★★★★☆

総合評価:D

チューリップ賞は折り合いを欠いていたが勝利。

しかし、メイケイエールはもっとひどい有様で、

そのメイケイエールにやっと同着した。

折り合いが中4週で解決しているとは思えないし、

そんな状態ではG1では厳しい。

 

⑭ミニーアイル

実績 ★★☆☆☆

末脚 ★★★☆☆

距離 ★☆☆☆☆

調教 ★★☆☆☆

総合評価:D

現状では1200mしか勝ち鞍がなく、1600mは初めて。

いきなりG1では厳しい。

 

⑮シゲルピンクルビー

実績 ★★★★☆

末脚 ★★★☆☆

距離 ★☆☆☆☆

調教 ★★★★☆

総合評価:C

現状では1400m2戦2勝。1600mに対応できるかがポイント。

そして、末脚は姉のシゲルピンクダイヤほどではなさそう。

 

⑯ソングライン

実績 ★★★☆☆

末脚 ★★★★★

距離 ★★★☆☆

調教 ★★★★★

総合評価:B

末脚が素晴らしい。調教も抜群。

まだ上位レベルの馬との対戦はないが、一発があってもおかしくない。

 

⑰ホウオウイクセル

実績 ★★★★☆

末脚 ★★★☆☆

距離 ★★☆☆☆

調教 ★★☆☆☆

総合評価:D

まだ速い上がりの競馬が未経験で、その対応が問われる。

戦ってきたメンバーのレベルもあまり高くなく、

2走前にはファインルージュに完敗。

 

⑱サトノレイナス

実績 ★★★★☆

末脚 ★★★★★

距離 ★★★★★

調教 ★★★★☆

総合評価:A

差し馬が有利なコースであり、展開は向く。

阪神JFではハナ差及ばずだったが、逆転は十分ありそう。

大外枠は内枠よりは悪くはないが、大外ぶん回しになりやすいため

良い枠というわけでもない。

 

 

・印と買い目

◎ ⑱サトノレイナス

今回はソダシとの逆転があると思い選びました。

阪神JFを見返してみても、差し馬が有利ではありましたが

ルメール騎手には珍しく、進路が確保できない競馬の中、

残り200mだけの追い込みで接戦でした。

今回は外を回す展開で距離ロスにはなりそうですが、

前が塞がって進路を迷うことはないでしょう。

 

◯ ④ソダシ

ソダシとサトノレイナスが抜けている存在だと思います。

 

▲ ⑯ソングライン

▲ ⑩アールドヴィーヴル

3着候補はこの2頭に絞りました。

 

 

※買い目

▪️単勝

 

▪️馬連とワイド

④ー⑱

 

▪️3連単フォーメーション

④⑱→④⑱→⑩⑯

 

 

重賞簡易予想【阪神牝馬S、ニュージーランドT】

 

しばらくはG1以外は簡易予想です。

ゴールデンウィークはちゃんと書きます。

(モンスター狩りに没頭しなければ・・・)

 

 

阪神牝馬S

あまりにも追い込み馬が多いメンバー構成です。

これは⑦イベリスが快調に飛ばして逃げ切りますね。

前走も2,3着は追い込み馬の中での逃げ切りですから、

展開や馬場が有利というわけではなかったと思います。

なのでメンバーレベルは疑問かもしれませんが、

イベリス自体のレベルは高かったと考えています。

 

他は予想が難しいので単複にします。

 

◎ ⑦イベリス

 

▪️単複

 

 

ニュージーランドT

このレースは毎年展開を予想してもどうしようもないことが多いので、

調教がよく見えた馬に注目しました。

最もよく感じたのは⑨ドゥラモンド。

最終追い切りは時計も出ており、迫力のある良い内容でした。

この馬は2戦2勝で朝日杯FSに挑むも7着と結果が出ず、

3歳初戦にきさらぎ賞を選択するもまさかの10着に大敗。

関西圏と距離が原因のように感じます。中山なら違うでしょう。

 

◎ ⑨ドゥラモンド

 

他に調教がよく見えた馬を5頭選びました。

◎を軸に3連複で流したいと思います。

 

③アヴェラーレ

→併せ馬で終い重点で併入。一定の動きは見せた。

⑦サトノブラーヴ

ストライドが伸びる感じの走り。

⑫ロンギングバース

戦績では距離不安だが、W追いで好時計をマーク。折り合いつけば面白い。

⑬ブルーシンフォニー

手綱を押さえながら外から併せ馬に先着。時計も優秀。

⑯シュバルツカイザー

Wで無理なく躍動感のある走りを披露。連勝の勢いそのままに好走を期待。

 

▪️単勝

 

▪️3連複1頭流し

⑨ー③⑦⑫⑬⑯