RM_horseの競馬コラム

RM_horseの競馬コラム

競馬についてあれこれ書きます。

【2021/7/30 土】新馬戦予想

1週間が早いですね。。

今週も新馬戦予想やります。

 

 

・函館5R 芝1200m

函館はダート調教に注目しているので、⑤カミゴエが本命です。動きが良かったです。

相手は⑦セレブにします。

実は②ヴィオレントアズルと⑦セレブは併せ馬で最終追い切りをしていました。外を回していたのはヴィオレントアズルですが、手応えがよかったセレブを選びました。

 

◎ ⑤カミゴエ

〇 ⑦セレブ

 

単勝

 

馬連、ワイド

⑤ー⑦

 

 

・新潟5R 芝1600m

中間でも最終でも坂路で申し分のない時計を記録している⑯ルクスラピッドを本命にします。

相手には最終追い切りをCWで破格のタイムを出している⑩ショウナンアメリアを買いたいです。

他にも気になる馬はおり、②マエマエ、⑨ラニュイエトワール、⑭ランコントルを入れた3連系の馬券も買ってみます。

 

◎ ⑯ルクスラピッド

〇 ⑩ショウナンアメリ

▲ ⑨ラニュイエトワール

△ ②マエマエ

△ ⑭ランコントル

 

単勝

 

馬連、ワイド

⑩ー⑯

 

■3連複フォーメーション

⑯ー⑨⑩ー②⑨⑩⑭

 

 

・新潟6R 芝1200m

あまりレベルが高そうではないですが、中間の調教でずっと併走馬に先着している⑭ミツカネムーンは良さそうです。

これといった相手は見つからないので、単複で勝負します。

 

◎ ⑭ミツカネムー

 

単勝複勝

 

【2021/7/25 日】新馬戦予想

新馬戦を予想していると、1年がさらにあっという間に過ぎそうだなとふと感じました。

毎週重賞を予想していると同じく1年があっという間に過ぎていくのは皆さんご経験あると思いますが、新馬戦を加えると尚更です。

調教を毎週見て、調教の良かった馬を追いかけて、の繰り返しですので季節感が無くなっていきます。

 

そんな新馬戦予想の日曜日版です。

 

函館5R 芝1800m

ここは人気になりそうですが④シンティレーションの動きが抜群です。

迷わず本命で、単勝が2倍つくようなら買います。

相手は⑤コスモルーテウス。最終追い切りはダートでしたが、先週の重賞ではダート追いの馬が結果を残しています。

函館2歳Sで未勝利馬ながら3着に食い込んだグランデだけでなく、函館記念で14番人気2着のアイスバブルもダート調教で良い動きを見せていました。

今の函館はダート調教がアツいです。(※もちろんダート調教で動きが良くないといけませんが)

あとは⑧トップキャストも買っておきます。

 

◎ ④シンティレーション

〇 ⑤コスモルーテウス

▲ ⑧トップキャスト

 

単勝(2倍未満なら無し)

 

馬連、ワイド

④ー⑤

 

3連単フォーメーション

④→⑤⑧→⑤⑧

 

 

新潟5R 芝1800m

ここも人気になりそうですが、④サトノジークがダントツで良いです。

単勝は2倍つかないような気がしますが、もしついてくれたらしっかり買います。

相手は横並びなので迷います。

坂路が渋滞していてスムーズに走れなかったもののタイムは優秀だった⑬メトセラ
坂路で乗り込み十分な⑥テーオーソラネル、
併走遅れが目立つもののタイムは優秀な③ライラボンド、
CW中心で遅くはないタイムを計測している②コンジャクションおよび⑪レヴァンジルあたりです。

頭数が多いため、買い目が少なくできるように工夫します。

 

新潟は開幕週で前残り馬場なので、先行した馬が粘れそうです。

逃げそうなのは全姉ディアンドルのイメージで②コンジャクションではないでしょうか?

なのでコンジャクションを2,3着にした3連単フォーメーションを買ってみます。

 

◎ ④サトノジー

▲ ②コンジャクション

△ ③ライラボンド

△ ⑥テーオーソラネル

△ ⑪レヴァンジル

△ ⑬メトセラ

 

単勝(2倍未満なら無し)

 

3連単フォーメーション

④→②→③⑥⑪⑬

④→③⑥⑪⑬→②

 

 

新潟6R 芝1400m

短距離戦らしく坂路で好タイムを計測している馬が多いです。

その中でも②スプラウティングの1週前の坂路のタイムは圧巻でした。

タイムは52.7→37.7→24.1→11.9と非常に素晴らしい。ラスト2Fで12.2→11.9は2歳馬でなかなか見れません。

この週は栗東坂路の時計が比較的出やすかったようですが、それを差し引いても優秀です。

最終追い切りもCWで好タイムで併走馬を突き放していました。

どれくらい人気になるかわかりませんが、単勝を買いたいです。

相手も坂路で爆走していた①イダマンテです。逃げ切りもあり得るのではないでしょうか。

 

◎ ②スプラウティング

〇 ①イダマンテ

 

単勝

 

馬連、ワイド

①ー②

 

【2021/7/24 土】新馬戦予想

新馬戦予想です。

参考にしていただければ幸いです。

 

 

函館5R ダート1700m

最終追い切りは藤沢厩舎らしく軽めも、美浦で早い時期から坂路で好タイムを出していた⑪ポイズンアロウを本命にします。

もっと早くデビューできたと思いますが、入念に準備をしてきており、完成度が高いのではないでしょうか?

相手は最終追い切りの動きが良かった⑨フクノアルズにします。

 

◎ ⑪ポイズンアロウ

〇 ⑨フクノアルズ

 

単勝

 

馬連、ワイド

⑨ー⑪

 

 

新潟5R 芝1600m

今週から関西の競馬が無いせいなのか、福島開催の時よりレベルの高い馬が揃ってきました。

注目は⑭コリエンテスですね。評判通りよい動きをしています。

G1級だと言えるほど現時点では目立つものではありませんが、重賞での活躍は見込めそうです。

古馬3勝クラスやオープンの馬と併せていることから、2歳のレベルは超えていそうです。

それから⑧プルサティーラもなかなかの動きです。中内田厩舎らしい1週前CW長め→最終坂路併せ馬という調教過程をこなしています。

この2強に割って入る候補として、⑯バトルクライも面白いです。最終追い切りの映像を見ると素軽いんですよね。

 

他にも坂路で好タイムを出している③オタルエバー、⑦タケオ、⑮メイショウイヌワシや、CWでしっかり折り合えていた④ウェストファリアも良さそうです。

手広く買ってみます。

 

◎ ⑭コリエンテス

〇 ⑧プルサティー

▲ ⑯バトルクライ

△ ③オタルエバ

△ ④ウェストファリア

△ ⑦タケオ

△ ⑮メイショウイヌワシ

 

単勝

 

馬連

⑧ー⑭

 

■ワイド

⑯ー⑧⑭

 

■3連複軸2頭流し

⑧⑭ー②③⑦⑮⑯

 

 

新潟6R ダート1200m

調教の良い馬は3頭いまして、④フウジンショウジョ、⑬アネゴハダ、⑮トゴです。

3頭の甲乙はつけがたいですが、血統背景から⑮トゴを本命にします。

外枠を引いたのもヘニーヒューズ産駒のこの馬としてはありがたいと思います。

対抗は④フウジンショウジョにします。Speightstown産駒らしくすんなりハナが取れれば押し切る可能性があります。

⑬アネゴハダも調教は抜群ですが、全兄リトルクレバーはダート1800mを主戦場にしている馬ですので、1200mは少し短い可能性があるのかなと考えました。

 

◎ ⑮トゴ

〇 ④フウジンショウジョ

▲ ⑬アネゴハダ

 

単勝

 

馬連

④ー⑬

 

■ワイドボックス

④⑬⑮

 

【2021/7/18 日】新馬戦予想

明日の新馬戦予想です。

本日も遅くなってしまったのでサラッと書きます。

 

福島6Rは判断材料が少なくスルーします。

 

函館5R 芝1800m

リューベックがダントツなので本命ですが、人気が被りすぎています。

相手候補が見つからないので基本的にはスルーです。

リューベック単勝が2倍付くようなら買います。

 

◎ ⑦リューベック

 

小倉5R 芝2000m

ここは坂路で良い動きを見せている②タイセイディバインとCWで良い調教が出来ている⑦グーテンドラークの一騎打ちでしょう。

本命は②タイセイディバインにします。

高野厩舎名物の2本追いもこなしており、それでも好タイムを出せているのは能力の証でしょう。

 

◎ ②タイセイディバイン

〇 ⑦グーテンドラーク

 

単勝

 

馬連

②ー⑦

 

 

福島5R 芝1800m

CWでスムーズに動けていた⑫カイトが本命です。

相手は坂路で好時計を出せていた⑮ダイメイミライにします。

②ミヤコプレジールも坂路の時計は優秀なのですが、最終追い切りで終いでバテるちぐはぐな調教をしてしまったので評価を下げました。

一応抑えておきますが、一週前までの調教が出来ていれば本命にしていたのになあ、という感じです。

 

◎ ⑫カイト

〇 ⑮ダイメイミライ

▲ ②ミヤコプレジー

 

単勝

 

馬連

⑫ー⑮

 

■ワイド流し

⑫ー②⑮

 

函館2歳S予想【2021年】

重賞予想はお休み中ですが、2歳戦だけは書きます。

 

・出馬表

f:id:RM_horse:20210717115045p:plain

1200mの重賞なので、やはり短距離向きの馬が揃ったな印象です。

11頭中10頭は前走1200m以下のレースを使っています。

そして注目は新種牡馬産駒が多いことです。11頭中6頭もいます。

ドレフォン2頭、シルバーステート2頭、コパノリッキーヴァンキッシュランと個性豊かな面々です。

初重賞制覇が出るかどうかも見どころでしょう。

 

・予想の方針

今回はあまり前走のパフォーマンスは考慮しません。

あくまで今回の調子や力が出せるかどうかで判断します。

前走で強い勝ち方をしていても、反動で出来落ちは2歳重賞ではよくあることです。

前走の時計が平凡でも、もっと言えば前走ダートでも、未勝利馬でも調子が良さそうであれば評価します。

(ただし、連闘馬はなかなか評価することは難しいです)

 

つまり100%調教だけを見て予想するということです。

 

・各馬調教評価

映像がある9頭の調教の寸評を書きます。

調教評価は5が最高評価です。

 

①グランデ

調教評価:4

未勝利馬かつダート調教ですが、なかなか動きはいいです。

穴党なら抑えておくべきでしょう。

 

②フェズカズマ

調教評価:4.5

前走ダートですが芝も走れるでしょう。最終追い切りは芝コースでしたが終いの伸びがスムーズかつスピードがありました。

 

イチローイチロー

※連闘のため調教無し

連闘では厳しいでしょう。

 

ポメランチェ

調教評価:3.5

1番人気になりそうですが、調教は内を通った分の先着という感じで、中間も軽め調整なのであまり高評価は出来ません。

 

⑤カワキタレブリー

調教評価:2.5

併走馬に併入はしているものの、頭を上下させて必死に走ってギリギリ併入した感があります。厳しいでしょう。

 

⑥カイカノキセキ

調教評価:5

最終追い切りでも楽に3歳馬を突き放しており、中間でも芝で好時計を出しています。

万全の状態と言っていいでしょう。

 

⑦ラブミードール

地方馬のため映像無し。

 

⑧トーセンヴァンノ

連闘のため調教無し。

連闘だけでなくこれが3戦目と使い詰めで厳しいと思います。

 

メリトクラシー

調教評価:3.5

併走馬が函館記念に出走するワールドウインズで、その馬に併入しているのですが、これはワールドウインズも動かなすぎかなという気がしています。

中間の調整も強調できるところがないので、あまり強い評価は出来ないです。

 

⑩リトス

調教評価:4.5

調教はかなり良いです。最後まで脚が衰えませんでした。

人気は控えめですが面白いと思います。

 

⑪ナムラリコリス

調教評価:4.5

軽い動きで併走馬を突き放しています。ここでも上位候補ですね。

 

印と買い目

◎ ⑥カイカノキセキ

個人的にはダントツでした。単勝が結構ついているので期待しています。

 

〇 ②フェズカズマ

前走ダートですがドレフォン産駒は芝でも好走していますし、調教でも芝は問題ないところを見せているので期待しています。

 

▲ ⑩リトス

▲ ⑪ナムラリコリス

△ ①グランデ

△ ④ポメランチェ

△ ⑨メリトクラシー

 

単勝

 

馬連流し

⑥ー②⑩⑪

 

3連単フォーメーション

⑥→②⑩⑪→①②④⑨⑩⑪

 

 

 

【2021/7/17 土 】新馬戦予想

ちょっと遅くなったのでさらっとやります。

明日の昼には函館2歳Sの予想も書きます。

 

※函館5Rは5頭立て、福島6Rは調教映像が一切無いため割愛いたします。

 

小倉 5R 芝1800m(牝馬限定)

⑦シゲルイワイザケの最終追い切りは圧巻でした。坂路で51.9でありながらラスト2Fは12.4-12.2の加速ラップ。これは勝つでしょう。

相手は芝調教ながら動きは抜群だった⑥ヴィルティス。坂路で乗り込み十分な①ルクスレジーナにします。

 

◎ ⑦シゲルイワイザケ

〇 ⑥ヴィルティス

▲ ①ルクスレジー

 

単勝

 

馬連

⑥ー⑦

 

■ワイド流し

⑦ー①⑥

 

福島5R 芝1800m(牝馬限定)

姉マジックキャッスルほどの素質は今のところ感じませんが、①マジカルキュートはこの中なら一番力があるでしょう。

他に対抗できそうな馬も見当たらないので、本命です。

単勝が2倍付かないときのために、馬連で④ポルテーニャと⑨セットセイルも買っておきます。

 

◎ ①マジカルキュート

〇 ④ポルテーニャ

▲ ⑨セットセイル

 

単勝(2倍以上つけば)

 

馬連流し

①ー④⑨

 

小倉6R 芝1200m

ここは⑤サンダップルドと⑨スリーパーダの一騎打ちですね。

本命は坂路でより動いている⑤サンダップルドにします。

単勝馬連1点ずつで勝負します。

 

◎ ⑤サンダップルド

〇 ⑨スリーパーダ

 

単勝

 

馬連

⑤ー⑨

 

 

 

これであなたも調教マスター! ~調教の取扱説明書~

 

大変お待たせしました。申し訳ありません。 

いただいていたご要望の第一弾です。

 

今回は調教について書きます。

 実は調教のことを取り上げるのは初めてではありません。

rm-horse.hatenablog.com

 こちらも参照しつつ、本記事も読んでいただけると幸いです。

 

 

 

調教を見るときに考えておかなければいけないこと

調教について考察する前に前提条件が結構あります。

それらをまとめておきます。

 

▪️坂路とCWの調教を中心に考える

大抵の場合は坂路かCW(ウッドチップコース)の調教ですので

この二つを基準に考えます。

主にCWは中長距離向け、坂路は短距離向けプラス調整に使われています。

 

▪️坂路だけ自動計測で、他は記者によるストップウォッチ計測

 坂路はトレセンの自動計測システムから出されるタイムなので、JRAが公式に発表しているタイムとも言えます。

しかし、CW等は自動計測ではないので、記者がストップウォッチで出しているタイムです。

新聞社によって誤差もあります。1秒くらいは違うことがあると思っていていいでしょう。

「CWのタイムが0.5秒速いからこっちの調教が良い」

などという考え方は無意味なことがわかるでしょう。

 

また、日によっても時計の出やすさ、出にくさがあります。

レースでも馬場状態が違えばタイムが変わりますよね?調教でも同じです。

細かく言えばその日でも追い切りの時間帯によって時計が出やすい、出にくいまであるのですが・・・

考えすぎると沼にはまりますのでほどほどにですね。

 

▪️厩舎も馬も個性がある

調教は坂路あるいはCWでおこなうことが多数ですが、

馬によっては芝コースやポリトラック(P)コースで

追い切ることが向いている馬もいます。

また、厩舎にも個性があり、

坂路やCWをあえて使わないようにしている場合もあります。

  

▪️美浦栗東ではコース形態が違う

美浦栗東では調教コースの形が違うことも考えておかなければなりません。

坂路は以下のような違いがあります。

美浦

f:id:RM_horse:20210305154153j:image

 

栗東

f:id:RM_horse:20210305154208j:image

出典:JRA 公式HP

JRA日本中央競馬会

 

大きな違いは高低差です。

美浦は高低差18mに対し、栗東は32m。

(これが競馬界の“西高東低”の一因とも言われています)

 

さらにCWもコースが違います。

坂路のようにうまく比較できるものがありませんでしたが

簡単に説明すると

・コース全長は美浦は1600m、栗東は1800m

美浦はゴール前に坂があるが、栗東は平坦

と違いがあります。

 

なので美浦のタイムと栗東のタイムを比較することはできません。

 

 

調教の全体タイムの基準

前置きが長かったですが本題です。

 

まずはタイムについて考えます。

タイムが良い=調教が良いとは必ずしもなりませんが、

80%は良いと言っていいでしょう。

 

では、どういうタイムが出せれば優秀なのか?

わかりやすくまとめられているサイトがありましたのでご紹介します。

調教タイム理論

 

補足として数字の読み方を説明します。

よく調教欄にこういった数字が書いてあると思います。

CW  80.2  64.8  50.7  37.4  12.4

坂路 52.6  37.9  24.9  12.4

この数字の読み方が分からずに調教はいいやと思っている人が多いと思います。

 

1番左は全体タイムを表しています。

CWを80.2秒、坂路を52.6秒で走っているということです。

 

じゃあその右の数字の羅列は何か?

これはラップタイムなのです。

CWは左から全体タイム(6F)→残り5F→残り4F→残り3F→残り1Fの走破タイム

を表しています。

※CWはラップタイムが6つだったり、4つだったりすることもあります。

坂路は全体タイム(4F)→3F→2F→1Fですね。

 

ここからは私の感覚で記します。

坂路で53秒中盤が出せれば未勝利は脱出できる可能性が高いです。

重賞を勝つ馬ならほぼ馬なりで53〜54秒くらいは出せるでしょう。

スプリンターであれば坂路で51秒台が出せてやっと重賞への挑戦権が得られる感じです。

トップスプリンターなら50秒台を軽く出してきます。

例えばモズスーパーフレアは48秒台を出したことがあります。

そりゃG1勝ちますよというタイムですよね。

 

CWなら6F 83秒台、5F 67秒台が一つの基準になります。

これくらいで走れていれば調整は順調だなと見れます。

軽々と80〜81秒台が出せるなら重賞でも通用するだけのポテンシャルはあるでしょうし、

6Fで80秒を切るようなタイムは滅多に見かけないです。G1でも上位人気ではないでしょうか?

 

ただ、重要なのは全体タイムだけではありません。

 

 

坂路はラスト2Fだけ見ればよし!

全体タイムだけ見ていればいいのではありません。

ラスト2Fおよび1Fのタイムが超重要です。

 むしろ、坂路なら全体タイムはそんなに気にしなくていいでしょう。

 

いや、むしろ坂路はラスト2Fだけ見てくれ!と言いたいです。

これは私の独自理論ではなく、競馬評論家(予想家?)の鈴木ショータ氏が度々口にしています。

私も前々から坂路の全体タイムはさほど重要ではないと感じており、考えが同じだったのでパクらせて頂いています(笑)

(馬券以外で金儲けは一切していないのでご容赦ください)

 

例えば、全体タイムが55秒や56秒かかっていたとしても、ラスト2Fで加速ラップかつ12秒前半とかであれば評価は高いです。

 

これは私の考え方なので正しいかどうかはわかりませんが、
いくら坂路の4Fのタイムが良くても、ラスト1Fで失速しているようでは全く評価できません。

たかが調教、されど調教です。

調教でも最後に垂れるようなら、レースで最後まで踏ん張れるとは思えません。

 

前述のように調教で動く馬、動かない馬は個性によります。
しかし、いくら調教が軽めだとしても、坂路でラスト2Fで垂れているようなら私は買いません。

 

 

CWは坂路よりも全体時計重視

CWは坂路よりも全体時計を重視しています。

もちろん、坂路と同様に最後に垂れるようでは評価はできません。

しかし、CWは終い重点(最初は折り合いを重視してゆったりと進めて、後半に追い出す)の調教が多いので、あまり最後に垂れる調教にはなりません。

終い重点になりがちだからこそ、全体時計は重視すべきだと考えています。

 

併せ馬や調教の強度、フォームによりけりではありますが、
6F 85~87秒でラスト1F11秒台の調教よりも、6F 81~83秒でラスト1F 12秒中盤の調教の方が私は評価しますね。

さすがにラスト1Fが13秒台だと評価しにくいですが、12秒台中盤くらいで走れていればいいのかなと思います。

 

ゆったり走る調教が一概に良くないとは思いませんが、
CW追いは「折り合いとスピードの両立」を確認するものだと思っているので、
折り合いばっかり重視していてもレースに勝てるわけではありません。

なのでCWは全体時計も重視します。

(※ただし、CWは前述の通り記者がストップウォッチで計測しているので、タイムの絶対値の比較の際は考慮する)

 

併せ馬には先着したい

そして調教といえば併せ馬。

2頭あるいは3頭が並んで走ることでタイムが出やすくなったり闘争心を掻き立てる、
あるいはその逆で折り合いを強化する効果があるとされています。

CWの場合は先行する馬を追いかけて、最終的には並んだり抜かしたりする調教もしばしばあります。

 

併せ馬の場合、どちらが先着するかが明らかですので、併走馬と優劣が付きます。

2頭が並んで調教が終わる併入でも、手応えの差で優劣が見えてきます。

 

併せ馬は先着する方がいいに決まっています。

そりゃそうです。併走馬に遅れてしまった場合、マイナス面になることはあっても、遅れたことがプラスということはないですからね。

ただし、「相手の動きが良いために遅れてしまったけれど、調教は良かった」
と言われるパターンがあります。

確かにそういうこともあります。併せ馬に遅れていたのに重賞を勝った馬もいました。

しかし、確率はかなり低いです。

 

やはり、併せ馬にはきっちり先着あるいは併入で手応えが勝っていないと厳しいでしょう。

私は「好タイムだが併せ馬遅れ」と「時計は平凡だが併せ馬に先着」なら、間違いなく後者の馬を評価します。

 

ただし、併走馬の格は気にします。

古馬重賞の調教で2歳未勝利馬と調教して先着していても、
「レベルの低い馬が相手じゃないと先着できない状態なのかな?」

と考えます。

逆に新馬・未勝利戦や1勝クラスの調教で、相手が格上なのに先着していたり、食い下がっていたら当然高評価です。

 

調教の強度や鞍上に注意

新聞の調教欄を見ると、馬なり、強め、一杯と書いてあると思います。

これは鞍上の追い方の強さを表しています。

ただ、追い方はその時によって様々ですし、記者の主観も入るので

こっちの新聞では強め表記だけれど、こちらの新聞では一杯ということもあります。

また、ずっと追っているパターンもあれば、

前半馬なりで後半から追うパターンもあります。

重要なのは、同じ調教タイムでもほぼ馬なりで出したものと

ムチまで入れて一杯に追った時に出したものでは全然違うことに注意です。

 

そして、鞍上も様々です。

新聞の調教欄には鞍上が書いてあります。

騎手の個人名の他に、助手、調教師、騎手候補生などが書いてあるでしょう。鞍上で調教タイムも変わります。

ここで問題です。騎手、調教助手(および調教師)、騎手候補生の中でタイムが速くなるのは誰でしょう?

答えは騎手候補生です。なぜなら体重が軽いからです。

 

このように調教の状況にも留意しなければなりません。

 

ルーティーンから外れているときは、理由を考えてみる

ここまで色々書いてきましたが、一番重要なのは
いつもと調教過程が違うかどうか、かもしれません。

つまり、ルーティーンから外れているのかどうかです。

 

 

好調を維持している馬なら、これまでの調教パターンで問題ないはずです。

今までと違うなら、どういう意図なのか考えてみると良いでしょう。

いつもはCW追いしている馬が、今回は短い距離を使うから坂路で、とか

逆に坂路中心で調整している馬が、今回は距離延長なので

折り合いを訓練するために長めのCWで調教しているとか。

併せ馬/単走の違いも理由があるはずです。

そういう調教の意図が見えてくると面白いと思います。

 

逆に成績がふるわない馬は、いつも通りの調教をしていては状況を打破できません。

いつもより調教タイムが良い、坂路でも垂れなくなってきた、併せ馬にも軽く先着した、など
良化の兆候を見つけることができるかもしれません。

それが穴馬発見のチャンスです。

 

まとめ ~これだけ考えても裏切られるのが調教~

以上、調教で考えなければいけないことを一通り書いてみました。

しかし、これだけのことを考えても、平気でレースで裏切られます。

調教が抜群と思った馬が見せ場なく凡走したり、調教から絶不調と判断した馬が快勝することもよくあります。

 

それでも調教の見方は知っていて損はないと思います。

今回書いたのは私なりの調教予想の仕方なので、答えではありません。

100人いれば100通りの調教予想があるはずです。

調教を用いた予想に興味がある方に、参考にしていただければ幸いです。