ドバイミーティング感想② 〜ドバイターフ、ドバイシーマクラシック〜
ドバイの感想、芝レース編です。
ドバイターフはアーモンドアイ、ヴィブロス、ディアドラが出走しました。
ヴィブロスがドバイターフで強いのは疑いようがありませんが、アーモンドアイは未知数でした。
結果はアーモンドアイがドバイでも強さを見せて1着、ヴィブロスも2着に入りました。
ディアドラは追い込みましたが外に出すのが遅れたことが響き4着。内枠で難しかったですね。
やはりアーモンドアイは強かったです。
昨年は日本馬が勝てなかったので鬱憤を晴らせてくれました。
ヴィブロスもさすがのドバイ巧者ぶりを見せてくれました。
日本馬はやはり芝のマイルから2000mあたりは強いですね。
勝ったアーモンドアイ、今後は凱旋門賞を目指すのでしょうけど、私は反対です。
まず、ドバイや日本と芝が全く違うのだと思われます。
凱旋門賞2着のハイランドリールがドバイではさっぱりだったり、
逆にドゥラメンテをドバイで破ったポストポンドが凱旋門賞では5着。
どこの馬場でも強い馬なんて存在し得るのでしょうか?
エネイブルやウィンクスが日本で走ってもおそらく苦戦すると思います。
日本馬で凱旋門賞勝ちたいという話はよく耳にしますが
日本でも強くてフランスでも強いというのは欲張りすぎではないでしょうか?
向こうの馬場との相性の良さを勘案して行くのが筋ではないかと思っています。
今年からロンシャンに戻るので昨年までとは馬場が違うのかもしれませんけどね。
2つ目はアーモンドアイがクラブ馬だからです。
これに関しては別エントリーで書きたいと思います。
さて、シュヴァルグラン、スワーヴリチャード、レイデオロが出走したドバイシーマクラシックも振り返ります。
レースはレイデオロが押し出されたか、それともかかってしまったのかハナに立ちます。
やはりと言うべきか、レイデオロは直線で失速して6着。
前年も4着でドバイが合わないのだと思われますが、力は出せたかというと全く出せなかったと思います。
ルメール騎手でなければレイデオロの鞍上をクビになっていることでしょう。
レース選択含め、レイデオロの会員さんは本当に気の毒です。
特にクラブは批判を受けて当然と思います。
シュヴァルグランは惜しくも届かず2着、3着にはスワーヴリチャードが入りました。
血筋なのか、妹と同様にシュヴァルグランは好走しました。
もしあと1年2年早くドバイに遠征出来ていれば・・・と思わせます。
スワーヴリチャードも堅実に走りました。
2頭ともハーツクライ産駒。ハーツクライも現役時代はドバイシーマクラシックを勝ってますから相性はいいのかもしれません。
ハーツクライ産駒は他にもジャスタウェイの圧勝が思い出されます。
ドバイワールドカップはケイティブレイブが出走予定でしたが、疝痛で取り消し。
レースを沢山使える丈夫な馬なだけに心配です。
JRAのレース回顧によると、緊急開腹手術をするほどの重症であったとのこと。
http://www.jra.go.jp/keiba/overseas/race/2019dubai/wc/kaiko.html
まずは無事に日本に帰って来ることを祈りましょう。
最後のケイティブレイブは心配ですが、今年もドバイミーティングを楽しむことが出来ました。
こうやって楽しめるのも関係者の努力、そして馬が頑張ってくれたからです。
お疲れ様でした。