RM_horseの競馬コラム

RM_horseの競馬コラム

競馬についてあれこれ書きます。

クラブ馬の海外遠征の是非

 

※本エントリーはサラブレッドクラブを批判する内容となっております。

 

 

 

 

 

アーモンドアイはドバイターフを勝ったことにより、

凱旋門賞挑戦の機運が高まっていると聞きますが、これには反対です。

 

まず、ドバイミーティング感想② 〜ドバイターフ、ドバイシーマクラシック〜 - RM_horseの競馬コラムで記した通り、馬場が合わないと考えられるから。

 

しかし、1番の理由はアーモンドアイがクラブ馬であるからです。

 

ほとんどのクラブは、出資者がローテを口出し出来ないにもかかわらず、海外遠征費は出資者に負担させています。

この制度、当たり前になってますが許してはいけません。

今回のドバイも招待とはいえ、登録料がお高いと聞きます。うん百万円はかかっています。

他にも諸々かかっていると思いますが、ドバイの場合は登録料がメインの費用です。

その費用を出資者に払わせています。

 

特にサンデーレーシングキャロットファームシルクレーシングは行きたいと思ったらどこでも行きますが

彼らは出資者は金ヅルとでも思っているのでしょうか?

 

そもそも金融商品のはずですから、本来は利益が最大になるようにすべきなのです。

ドバイは賞金が高額という要素はありますが、

前述のように登録料が高額ですから、レイデオロのように負けてしまうと大きくマイナスです。

しかもレイデオロは同じ失敗を繰り返しています。

批判されて然るべしでしょう。

 

最近、サンデーレーシングではアエロリットがアメリカに遠征して大敗を喫しました。

まるで日本馬のアメリカ適性を人のお金で試していたかのようでした。

 

こういうの金融庁からお叱り受けないんでしょうか?

クレカ払いがダメとか、補償制度を廃止したりと杓子定規で変更することは出資者の不利益になるのに、

肝心のクラブ側の利益追求への背任行為はスルーでしょうか?

ドゥラメンテの時に指導が入ったとかいう話も目にしましたが、

アエロリットの横暴な遠征は認められているので厳格ではないのでしょう。

 

一口馬主は夢を買うのであるから出資者の利益追求は野暮という意見もあるでしょうが、

それは出資者側が言う話であって、クラブが押し付ける思想ではありません。

つまるところ、夢だなんだと言ってリスクを出資者に負わせているだけなのです。

 

税金を無駄遣いする議員や政策、受信料で立派な社屋を建てたNHKは批判されていますが、

サンデー、キャロット、シルクの3クラブは規模は違えど同じ思想です。

普通は海外遠征で何百万円、何千万円も出資者から集めるのは心が痛むはずですが、

人の心なんて持ってないのでしょう。

 

それではクラブ馬は海外遠征をしてはいけないかというとそうではなく、

クラブが遠征費を負担すればいいと思います。

もしくはJRAが負担するとか。

よその開催でインターネットのプラットフォームで馬券を発売しており、

さらにJRA開催と同じ割合で控除までしています。

馬券が発売出来て、多くの人が買ってくれるのは

日本で活躍した馬が遠征してくれるおかげです。

JRAが負担しても出資者にバチは当たらないはずです。

 

ただし、それだとなんでもかんでも海外遠征しかねないので、

G1勝ち有りとか、レーティングいくつ以上とか、基準は必要だと思いますが。

 

一番筋が通っているのはクラブ側の全額負担ですね。

今のところはサンデー、キャロット、シルクの3クラブは

殿様商売状態なので変わらないでしょうけど

良心がある人がいつか変えてくれることを期待します。

この3クラブが変われば、他のクラブも変わるはずです。