オジュウチョウサンに感じる一抹の不安
土曜日は中山グランドジャンプがあります。
例年に比べて注目度が低くなっている気がしますが、
毎年中山大障害と中山グランドジャンプを現地観戦している身としては非常に楽しみなレースです。
注目度が低くなっている原因の一つに、
「オジュウチョウサンが強すぎてどうせ勝つんでしょ?」
と思われていることがあるでしょう。
また、オジュウチョウサンが出なかった昨年末の中山大障害の1,2着は
9歳馬のニホンピロバロンとタイセイドリームと伸びしろに期待が持てず、
さらに次世代の障害王候補の筆頭、トラストが屈腱炎で長期離脱をしてしまったことも、
中山グランドジャンプがあまり注目されない要因となっていると思われます。
確かにオジュウチョウサンは強いですが、中山グランドジャンプでは少し不安を感じています。
それは飛越の不安定さです。
もともと、飛越はきれいというより走り抜けるように飛ぶ馬。
上手く飛べた時は減速が少ないですが、飛越後につまずくこともありました。
前走ではさらに不安定さを増し、バランスを崩すシーンが多々ありました。
飛越が非常にきれいだったアップトゥデイトでさえ落馬してしまうのが大障害コース。
オジュウチョウサンは落馬せずに済むでしょうか?
落馬せずに回ってくることが出来れば、勝利は固いと思います。
そんな不安が杞憂になればいいですが。