RM_horseの競馬コラム

RM_horseの競馬コラム

競馬についてあれこれ書きます。

皐月賞予想 〜馬場造園課の技術向上〜

 

牡馬クラシック最初のレース、皐月賞です。

荒れることも多いですが今年はどうでしょうか?

あの馬の1強ムードですが、しっかりと予想していきます。

 

 

・コース解説

まずは皐月賞が開催されるコース、中山芝2000mの解説を競馬ラボさんより引用させていただきます。

 

f:id:RM_horse:20190411214410g:image

出典:競馬ラボ様

中山競馬場 芝2000m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

非常にトリッキーなコースと言われています。

なぜそう言われるかというと、コーナー4つの小回りであるだけでなく

中山特有の起伏の激しさがあります。

 

スタートしてすぐに1コーナーまで急坂を登ります。

その後コーナー中間を頂上として今度は向正面入り口まで坂を下ります。

その後はしばらく平坦ですが、ゴール前にスタート直後に登った急坂が待ち受けます。

 

よく、中山だけ非常に強い馬がいたりします。現役だとウインブライトなんかはそうだと思います。

例えば東京でレースをしたら差をつけられるとしても、

同じ差になるとは限らないのが中山芝2000mなのです。

 

もちろん、そんな事は関係ないほど能力差がある場合は別ですが。

 

・ペース予想

先週の桜花賞が終わった直後に登録馬を見た段階では

ランスオブプラーナの本命を5割くらい決めていました。

あまり評価が高くないようですが個人的には評価の高い馬で、

メンバー構成を見て確実にスローでマイペースに運べると思ったからです。

 

しかし、エメラルファイトの回避により(これも密かに狙っていた馬でした・・・)

逃げ馬のダディーズマインドが繰り上がりで出走が叶い、

馬券のプランが全て考え直しになりました。

 

それでもより内目の枠に入ったランスオブプラーナがハナだとは思います。

ただし、マイペースで楽逃げは厳しくなりました。

 

どちらかというとスローという程度のペースは想定しつつも、

ミドルペース程度になるのではないでしょうか?

もしかすると2頭が競ることで道中は引き離すという、

昨年の皐月賞のようなことがあるかもしれませんが。

 

・ゴール前の展開

近年の皐月賞で思い出す決着と言えば、

ドゥラメンテディーマジェスティといった大外を差してくるシーンではないでしょうか?

 

これは皐月賞は中山開催の最終週であることが関係しています。

開催の最初の週は芝が全て綺麗なので、最短距離で走れる内側を走るのが有利です。

そして時計も速くなります

つまり、外を回しても距離ロスになるだけです。

また、内側のポジションが取れれば有利なので、必然的に逃げ先行が有利になります。

 

そして開催が進むと多くの馬の足跡で内側は荒らされ走りにくくなります。

しかし、外(真ん中)は馬がそれほど走ってないので、走りやすい状態がキープされています。

これにより開催後半は外差しが頻発するようになります。

 

というのが、以前までの常識です。

 

近年は馬場造園課の技術が上がったのか、

最終週にレコードが出るほど高速馬場になったり、

特にG1は開催後半になっても外から全て差し切るシーンがさほど見られなくなってきています

先週の桜花賞でも1,2着は内側を通っています。

 

皐月賞でも同様の傾向だと予想します。

つまり内枠が有利で、最後方から外側を回して差したい性質の馬は評価を下げたいです。

マクリが出来る馬は別ですが。

 

・人気3頭の評価

1番人気はサートゥルナーリアで間違いなく、

2,3番人気も順番は読めませんがアドマイヤマーズ、ダノンキングリーで間違いないでしょう。

この3頭が単勝10倍を切りそうです。3頭の見解を書いていきます。

 

  • サートゥルナーリア

単勝1倍台のダントツの1番人気になるでしょう。

この馬に関しては、わからないというのが率直な感想です。

G1を含む3戦3勝なので、弱いわけはないんですが

どれくらい強いのか、ダントツの1番人気になるくらいなのか、はわからないなということです。

 

レースを見る限り、余力があるのはわかるのですが

3戦とも楽な展開でそんなに強さを見せたレースでもないので、判断が難しいです。

 

サートゥルナーリアのダントツ人気は調教や関係者コメントによるものが大きいです。

これまで調教だけは走る馬は何頭も見てきましたので、

皐月賞を走ってみて強さがわかるのではないでしょうか?

 

馬券から外す事はしませんが、サートゥルナーリアが馬券外でも当たる構成で買いたいですね。

 

  • アドマイヤマーズ

いい枠過ぎるかな?と思っています。

スタートも良く、好位追走から抜け出せる皐月賞にぴったりの馬に思えますが、

前走でハナに立ってダノンキングリーに切れ負けした経験から

ハナに立ちたくないという心理が働き、スタート直後はゆっくり出るかもなと思っています。

その場合、最内枠では包まれてしまいます。

そうなるとコーナーからの進出など動きにくくなってしまうので

少し外がよかったかなと思っています。

迷いますが思い切ってここは切ろうかなと思っています。

 

  • ダノンキングリー

3戦3勝で前走は特に素晴らしい末脚を発揮しました。

ですがこの馬は迷わず切ります

実はゲートをゆっくり出るタイプで、フルゲートであれば位置取りは後ろの方になりそうです。

位置が後ろだと、内枠が仇になります

マクリを決めようにも動けないシーンが浮かびます。

 

・馬券に入れる馬

長くなったので、サートゥルナーリア以外の買う馬を紹介します。

 

  • ファンタジスト

1200mと1400mの重賞を勝っていますが、

前走のスプリングSを見る限り折り合いは問題ありません。

むしろ失速していませんでしたし、2000mでより良いのではないでしょうか?

スピード不足にはなりませんし、ファンタジストは買いです。

 

  • サトノルークス

すみれSの最後の直線で見せた脚が高評価です。

長い距離を走ってもしっかり脚を使えるので皐月賞でも合いそうです。

デビュー以来、ずっと1800m以上を使っており、折り合いも問題なさそうです。

 

この馬は内枠ばかり引いていました。

過去のレースを見ると道中は馬群の中で力んで非常に走りにくそうにしているのです。

それでも重賞2勝しています。

馬群に入れてギリギリ折り合いをつけているのかもしれませんが

内枠じゃない今回、スムーズに走れてとんでもない力を発揮する可能性もあるのかなと思っています。

もちろん折り合いがつかなくなって全くダメな可能性もありますが。

 

  • ランスオブプラーナ

ダディーズマインドの出走で楽にはいかなくなりましたが

この馬自体は評価しているので、馬券には入れたいです。

毎日杯のラップタイムを見ても2017年のアルアインとそれほど遜色ありません

一般的にはあまり評価されていませんが、枠もいいですし穴を開けてくれる期待があります。

 

  • クラージュゲリエ

前走1,2着から離されたことは不満ですが、

意外と瞬発力勝負が土俵ではないのかなと思っています。

半兄プロフェットのように長い脚を使うタイプであれば

中山は初めてですが、合うかもしれません。

穴として買いたいです。

 

・結論

印は下記の通りです。

◎ファンタジスト

◯サトノルークス

▲サートゥルナーリア

△ニシノデイジー

△ランスオブプラーナ

△クラージュゲリエ

 

 

※ 4/14 15:10 買い目追記

3連単フォーメーション

2.3.12 − 2.3.5.6.12 − 8

2.3.12 − 8 − 2.3.5.6.12

 

3連単ボックス

 2.3.5.8.12

 

                                   計 34 点

 

点数が多くなってしまいました。