RM_horseの競馬コラム

競馬についてあれこれ書きます。

シャケトラの安楽死

 

残念なニュースがありました。

 

シャケトラが調教中に左前第一指骨粉砕骨折を発症

予後不良の診断となり安楽死の処置がなされました。

 

粉砕骨折では延命処置をしても馬が苦しむだけですので、仕方のない決断です。

よく、競走馬の骨折による安楽死のニュースがあると、条件反射的に

「骨折で安楽死にするなんて!競馬に使えなくなったら処分か!」

という批判をする人がいますが、そうではないんです。

 

こちらのサイトや、ウィキペディアの記事に詳しく解説が載っております。

 

「競馬なんて動物虐待だから無くしてしまえ!」

という意見の方が、過激ではありますが筋は通っています。

このあたりの競馬の哲学的な話は別途書こうかなと思います。

 

 

さて、シャケトラの話に戻りますが、これまでを振り返ってみます。

netkeibaさんの競走馬データのリンクを載せておきます。

シャケトラ | 競走馬データ - netkeiba.com

 

シャケトラは2014年の1歳セレクトセールで4900万円で落札されました。

育成牧場では同い年でG1を2勝したサトノダイヤモンドと双璧の評価だったそうです。

ちなみにサトノダイヤモンドセレクトセールでの落札額は2億3000万円(2013年当歳)です。

 

しかし、骨折でデビューが大幅に遅れ、初出走は2016年6月の未勝利戦でした。

既に日本ダービーは終わっており、3歳の夏競馬が開幕していました。

骨折の箇所は不明ですが、デビュー前から脚元の状態との闘いであったことが窺わせます。

 

遅くなったデビュー戦を快勝すると、その後は順調に使われ

12月の1000万下のレースを勝って1600万(準オープン)クラスで3歳シーズンを終えます。

 

明け4歳では格上挑戦となる日経新春杯に出走し、2着と好走。

続く日経賞では重賞初制覇を果たします。

 

その後、天皇賞・春宝塚記念天皇賞・秋ジャパンカップ有馬記念と5連続でG1に出走しましたが、

3着以内に入ることはできませんでした。

 

その後、5歳となった年明けに左前肢第3中手骨の骨折が判明し、長い治療、休養に入ります。

第3中手骨の骨折は非常に復帰まで時間がかかり、

復帰後の競争能力も衰えやすいと言われています。

私も当時骨折のニュースを見た時、もうシャケトラは厳しいかなと思っていました。

 

しかし、シャケトラは復活します。

今年の1月20日6歳となったシャケトラは約1年1ヶ月の復帰戦、

G2アメリカジョッキーCCを勝利します。

これは本当に驚きました。

2着馬は前年の菊花賞馬のフィエールマンです。

長期ブランク明けの重賞をいきなり勝利するのは、近年ではあまり記憶に無いほどです。

 

続く3月17日のG2阪神大賞典も快勝し、4月28日のG1天皇賞に向けて調整をしていた矢先でした。

冒頭に書いたように調教中に粉砕骨折を発症してしまいました。

 

3歳のデビュー後も、今年の復帰後も順調にレースを使われていたので、

骨折するまでは本当に元気だったのだろうと思います。

 

シャケトラの印象は、まず見た目がカッコいいんですよね。

筋肉ムキムキで青鹿毛ですから、黒色の馬体が映えます

 

レースでは非根幹距離に滅法強いなと思っていました。

ゴールドアクターなんかもそうでした。

勝った重賞は全て非根幹距離。G1で唯一掲示板に載った(4着)宝塚記念も非根幹距離です。

今年の宝塚記念有馬記念に期待を持っていました。

G1を勝てばマンハッタンカフェの後継種牡馬となっていたかもしれません。

 

 

非常に残念です。ご冥福をお祈りします。