アイビスサマーダッシュは予想がつかない
夏の名物、直線1000mの重賞です。
・コース解説
競馬ラボさんのコース解説です。
出典:競馬ラボ様
新潟の長い直線を生かした直線だけのコース。
競馬を初めて見る人は、直線なので枠の有利不利は無いと考えがちですが
実は他のコースでも類を見ない、外枠が有利なコース。
その理由は大きく2つあります。
1つは内側は他のコースで荒れてしまうため、
外に行くほど芝がきれいであること。
もう1つは外ラチを頼りながら走れるので、馬が走りやすいからです。
とにかく外枠というか8枠が有利で、勝率は圧倒的に8枠がトップです。
連対率、複勝率まで含めると7枠と8枠がさほど変わらなくなります。
6枠はまずまずですが、1〜5枠は相当力を持ってないと厳しいです。
・とにかく枠順!
コース解説で記したように、とにかく枠順が重要です。
8枠は4年連続連対中、7枠まで含めて
7,8枠のいずれかの連対はなんと7年連続で継続しています。
最後に7,8枠のいずれも連対しなかったのは2011年ですが、3着には7枠が入っています。
投資としては7枠および8枠からの枠連流しを
金額配分すればプラスになるという状況です。
ただし、枠連7-7、7-8、8-8で決まるのは意外と少ないです。
そのいずれかの枠連で決着したのは2012年まで遡ります。
つまり、強い馬なら7,8枠に入れなくても2着以内に絡むことが出来るということです。
例えば2016年にアイビスサマーダッシュの連覇を達成したベルカントは4枠4番、
昨年も2着ラブカンプーは4枠8番と決して外ではありません。
その強い馬の見極めが重要ですが、今年は1頭飛び抜けて強い馬がいると思っています。
その馬は枠に関係なく買いなのですが、他の馬は枠順次第では買いにもなるし、
逆に内すぎると買うのをためらってしまいます。
・枠順のいたずら
枠順を見た時に愕然としました。
本命にすると決めていた馬はまずまずの枠に入ったものの、
外枠までいかなくとも、4,5,6枠程度であれば買おうと思っていた馬が1,2枠に入り、
外に入れば買おうと思っていた3,4頭が全て外には入っていません。
ほとんど注目していない馬だけが7,8枠に入りました。
そのため本命馬以外はどのように評価していいかわかりません。
今回は予想が不可能であり、印と買い目を書くことができません。
いつも私の予想は当たりませんが、それなりの根拠をもって書いています。
今回は根拠を見出すことはできないのです。
◎ ライオンボス
飛び抜けて強いのはこの馬です。
前走の韋駄天Sではスタートで両側から挟まれるという、
普通は直線1000mでは致命的なロスになってしまう不利がありながらも
そこから追い上げて先頭に立ち、そのまま押し切っています。
これは非常に強かったです。
枠も6枠11番とまずまず。
調子落ちが無ければ、重賞でも勝ちでしょう。
本命以外は枠順確定前の評価を記しておきます。
・1,2,3枠でなければ間違いなく馬券に入れていた馬
- ラブカンプー
今年に入ってから不振が続いていますが、1200mのレースでハナを取り
直線に入ると競馬をやめるように失速していることから、
能力の衰えではなく精神的な要因での不振ではないでしょうか?
直線なら集中力が切れずに走れそうだと感じていたので
1枠1番は残念です。
- ダイメイプリンセス
昨年の覇者。それだけでも直線1000mに適性があることをうかがわせます。
しかし今年は1枠2番に入ってしまいました。昨年の勝利時は8枠でした。
森田厩舎は2頭出しで2頭とも1枠に入る不運。
- カッパツハッチ
前走の韋駄天Sではライオンボスの2着。
スタートで不利のあったライオンボスには完敗でしたが、直線1000mは得意舞台。
せめて4枠くらいには入って欲しかったです。
・7,8枠に入っていれば馬券に入れていた馬
- レジーナフォルテ
直線1000mで78枠に入った際の3着内率は100%ですが。それ以外だと0%と極端です。
今回は5枠10番と悲観するほど悪くはありませんが、好走パターンではありません。
- アンフィトリテ
デビューから3連勝でオープン入りを果たした快速馬。
前走は久々で11着と着順は良くないですが、着差は0.5秒差とそれほでではなく
叩いた上積みも期待できます。
しかし3枠5番は厳しい枠に入ってしまいました。