RM_horseの競馬コラム

RM_horseの競馬コラム

競馬についてあれこれ書きます。

武蔵野S予想

 

チャンピオンズカップのトライアルレースですが、

どうしても同じコースで開催される翌年2月のフェブラリーステークスを見据えてしまいます。

 

 

・コース解説

競馬ラボさんのコース解説です。

 

f:id:RM_horse:20191104215702g:image

出典:競馬ラボ様

東京競馬場 ダート1600m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

芝スタートのワンターンコース。

ダートなので基本的には先行馬が優勢ですが、

東京は直線が長いので差し追い込みも決まります。

芝を走る距離が内枠より外枠の方が長いので、

外枠の先行馬が圧倒的に有利で、

内枠の差し追い込み馬は包まれてしまい不利です。

枠順は特に注目しなければならない要素です。

 

 

・外枠の先行馬と差し馬

コース解説で記した通り、このコースは外枠の先行馬がかなり有利です。

そして、差し追い込みも決まるため、東京で上がり最速を使える馬は無視できません。

ただし、最後方から届くのはかなりペースが流れないと難しいです。

もしくはノンコノユメのような特別な末脚が必要です。

 

今回のメンバーを見渡すと、先行馬(先行したい馬)は

エアアルマス、スウィングビート、ドリームキラリ、

マジカルスペル、ミキノトランペット

あたりでしょうか?

 

この内ドリームキラリは逃げ馬で、なんとしても逃げたい馬。

そして他にそういう馬は見当たらないので、すんなり逃げれそうです。

あとはこのコースの基本である外枠の先行馬ですが

スウィングビートとミキノトランペットが該当します。

しかし、ミキノトランペットは1周コースの逃げ馬なので、

ここではテンの速さが違います。

ということでスウィングビートがいいと考えています。

マジカルスペルはもっと外が良かったですが、

ギリギリセーフと言ったところでしょうか?

 

差し馬についても考えていきます。

メンバーを見ると、サンライズノヴァとカフジテイクが強烈な末脚を持っています。

ただし、サンライズノヴァは斤量59kg、カフジテイクは1ハロン長いです。

やはりある程度中団につけれる差し馬を選ぶべきではないでしょうか?

そういう馬は結構いるので、慎重に吟味していきます。

 

まずはコース適性。このコースは他のダートコースとは一味違います。

ワンターンのスピードコースでありながら、スプリンターには距離が長く、

1800m以上の1周コースを得意とする馬はスピード不足なのか

直線で後退していくシーンが目立ちます。

なのでこのコースだけ得意ということは多いです。

先に挙げたノンコノユメはまさに東京巧者。

東京ダートコースの重賞を完全制覇したものの

他の競馬場での重賞勝ちは大井競馬場ジャパンダートダービーのみです。

他のコースで結果が出なくても、東京だけは走る馬がいるのです。

 

適性に関連する要素としては、このコースの血統の傾向も偏っています。

特にTapitタピット)産駒の成績は圧倒的。他にはゴールドアリュール産駒や

キングカメハメハ産駒の成績もいいです。

あとはいわゆるマル外(外国生産馬)、特にアメリカ生産馬の成績もいいです。

アメリカは左回りしかないので、調教課程が全て左回りなので

東京コースはいいのではないでしょうか?

血統的にもスピード豊かな血が多いです。

 

以上を踏まえて選んでいきます。

 

 

・印と買い目

◎ 13 スウィングビート

文句無しの本命です。外枠の先行馬でタピット産駒。

そして東京ダートマイスターともいえる加藤征弘調教師。

田辺騎手のコース成績も上々で、買い要素がここまで揃うことも珍しいです。

こういう時に限って当たらない嫌な予感もしますが

この馬以外を本命にする理由もありませんでした。

 

◯ 10 マジカルスペル

もう少し外が良かったですが、この馬も東京ダート1600mは得意です。

4走前に東京ダート1600mで負けていますが、この時は斤量58kgで

ペースもかなり速かったです。1400mで苦戦するのもペースだと思います。

今回は56kgでペースもドリームキラリがそこまでは速くしないでしょう。

血統は日本でまだ少ないCreative Cause産駒ですが(2頭しかいない!)、

東京ダート1600mに強いStorm Cat系であり、相性はいいと思います。

 

▲ 8 ドリームキラリ

とにかくすんなり逃げたら粘り強いです。

人気も落ちてあまりマークされなくなり、ここはチャンスです。

ただし、逃げ切り勝ちをするにはもうひと粘りのシーンが多い馬です。

ここもそうなってしまうと考え、3番手評価です。

ちなみに血統はマジカルスペルの父Creative Causeの父Giant's Causewayです。

同じくStorm Cat系であり、きちんと血統的背景もあります。

 

△ 16 カフジテイク

長い休養を経て9月に戻ってきました。

まだ3着内はありませんが、末脚は健在でした。

その末脚は東京でこそ活かされます。

ただし1600mは1ハロン長く、後ろすぎて先頭には届きません。

 

5 エアアルマス

外枠を引ければ本命にしていましたが、内よりの枠に入ってしまいました。

この馬は砂を被るのを嫌うのか揉まれ弱いのかわかりませんが

馬群の中にいることができません。

かと言ってスタートも速くないため、包まれることが避けられそうにありません。

潜在能力はナンバーワンですが、ここを勝つのは難しいと思います。

ですが追い込みの脚は相当なもので、2,3着はあるかもしれません。

 

△ 7 ワンダーリーデル

東京でしっかりと末脚を使える馬です。

今年はフェブラリーSの9着以降は3着、1着、3着と安定しています。

重賞でワンパンチ足りない可能性はありますが、

東京競馬場での充実ぶりを買って馬券に入れておきます。

 

 

※買い目

◾️3連単フォーメーション

10.13 → 5.7.10.13.16 → 8

10.13 → 8 → 5.7.10.13.16

 

◾️馬連流し

13 ー 5.7.8.10.16

10 ー 5.7.8.16

 

                                計 25 点

 

 

・危険な人気馬

上位評価は怪しいと感じている危険な人気馬を紹介します。

 

◾️グルーヴィット

ダートは2戦2勝ですが新馬戦と500万下の条件戦の実績です。

芝でスピード不足だからダートを試そうとして、

いきなり重賞で通用するほど甘くありません。

血統的にもダートではなく芝の長距離だと思います。

試すなら2000m以上の芝のレースを試してほしい馬です。

 

◾️デュープロセス

ルメール騎手が乗って人気になると思いますが

前走のグリーンチャンネルCの0.7秒差5着が実力だと思います。

この3歳世代、芝は重賞で苦戦していることが知られていますがダートも同様です。

斤量も55kgと恵まれているわけではありませんし、上位は難しいと思います。