RM_horseの競馬コラム

RM_horseの競馬コラム

競馬についてあれこれ書きます。

マイルCS予想

 

秋のマイルG1です。

春の安田記念と違うところがたくさんあります。

 

 

・コース解説

競馬ラボさんのコース解説です。

 

f:id:RM_horse:20191111150612g:image

出典:競馬ラボ様

京都競馬場 芝1600m外回り | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

スタートは向正面の直線を延長したポケット地点。

コーナーまで距離があり、登り坂があるために比較的遅い流れになりやすいです。

他の競馬場の1600mは前傾ラップ(後半600mのラップタイムより前半600mのラップタイムが速い)

になるのが当たり前ですが、

京都は後傾ラップになることもしばしばあります。

 

3コーナーからは一気に下り坂で、ここからペースアップします。

しかしゴールまでは坂の頂上からは600mあるので仕掛けどころはかなり重要です。

あまりに早い仕掛けは、平坦な直線といえども最後まで脚が持ちません。

騎手の腕が試されるコースだと思います。

 

さらにマイルCSで注目すべき点は、仮柵が設置されてCコースになる点です。

内側も綺麗な芝を走れるので、内側の経済コースを通った馬が有利の傾向です。

外を回していては届かないでしょう。

 

 

・枠が大事

前述の通り、マイルCSの開催週からCコースになるのは重要なポイントです。

先週のエリザベス女王杯でも内枠のワンツーで、

3着も先行して内側を通った馬です。

 

先週の段階でも内が伸びる馬場であったのに、

Cコースになってさらに内が有利になります。

これは内枠の馬は無視できません。

現に過去5年間、2016年を除き3枠6番より内側の馬が

馬券に絡んでいます。

 

2014年 2枠3番グランデッツァ 3着(9番人気)

2015年 3枠5番イスラボニータ 3着(1番人気)

2017年 2枠4番サングレーザー 3着(7番人気)

2018年 1枠1番ステルヴィオ 1着(5番人気)

2018年 1枠2番ペルシアンナイト 2着(3番人気)

2018年 2枠3番アルアイン 3着(4番人気)

 

人気薄でもよく絡んでいることがわかります。

昨年に至っては1→2→3番で決まる競艇のような決着でした。

2016年も4着は14番人気のダノンシャークが来ており、3枠6番でした。

 

今年、幸運にも内枠を引き当てたのは以下の馬です。

1枠1番 ダノンキングリー

1枠2番 グァンチャーレ

2枠3番 マイスタイル 

2枠4番 レッドオルガ

3枠5番 インディチャンプ

3枠6番 フィアーノロマーノ

 

当然、枠だけで決まるわけではありませんが有利なことは間違いありません。

 

 

マイラーのレースでは無い??

割とみんなが気がついていることではありますが、

マイルチャンピオンシップというレースですが、

純粋なマイラーが活躍するかというとそうではなさそうです。

実際に過去の馬券内の馬を調べても、1800m以上の距離実績がある馬ばかりでした。

 

☆2018年

1着ステルヴィオ スプリングS1着、毎日王冠2着

2着ペルシアンナイト 皐月賞2着、大阪杯2着

3着アルアイン 皐月賞1着、大阪杯3着など

 

☆2017年

1着ペルシアンナイト

2着エアスピネル 弥生賞3着、菊花賞3着

3着サングレーザー なし(後に札幌記念1着、天皇賞2着)

 

☆2016年

1着ミッキーアイル なし

2着イスラボニータ 皐月賞1着、ダービー2着など

3着ネオリアリズム 札幌記念1着

 

☆2015年

1着モーリス なし(後に天皇賞1着、香港カップ1着)

2着フィエロ なし

3着イスラボニータ

 

☆2014年

1着ダノンシャーク エプソムC2着

2着フィエロ

3着グランデッツァ スプリングS1着

 

1800m以上の実績がないマイラーが馬券に絡んだのは

ミッキーアイルフィエロくらいでしょうか?

モーリスやサングレーザーも出走段階では

マイル以下の実績しかありませんでしたが、

その後2000mの実績があり、単なるマイラーではありませんでした。

そしてこうして見てみると、2017年からこの傾向が顕著になっていると思います。

 

なので予想において重要なポイントは

①既に1800m以上の実績がある。

②1800m以上の実績はないが、走れる可能性がある。

ということです。

 

①は馬柱を見れば一目瞭然ですが、②は見極めが難しいです。

同じ時期の京都1600mが走れていれば問題ありませんが

(時期が違えば馬場コンディションが違うので注意)

そういう例は少ないです。

なのでどちらかというとマイルCSは向いていないだろうな

という馬を選び、その馬を切っていきます。

 

 

安田記念好走組は危険?

上記のマイルCSは向いていないだろうなという馬、

それは東京1400m、1600mが強い馬は危険ということです。

 

東京1600mは春のマイルG1 安田記念のコースです。

ここで好走した馬は人気になるのですが、

マイルCSで下位に沈むケースが多いです。

実際に過去5年の安田記念上位馬のマイルCSの結果を振り返ってみましょう。

 

☆2018年

1着モズアスコット→2018年マイルCS 13着

2着アエロリット→2018年マイルCS 12着

3着スワーヴリチャード マイルCS出走せず

 

☆2017年

1着サトノアラジン→2017年マイルCS 12着

2着ロゴタイプ マイルCS出走せず(2014、2015年出走時は7、9着)

3着レッドファルクス→2017年マイルCS 8着

 

☆2016年

1着ロゴタイプ マイルCS出走せず

2着モーリス マイルCS出走せず

3着フィエロ→2016年マイルCS 6着(2014、2015年は2着)

 

☆2015年

1着モーリス→2015年マイルCS 1着

2着ヴァンセンヌ→2015年マイルCS 14着

3着クラレント マイルCS出走せず(2013、2014、2016年出走時は11、15、11着)

 

☆2014年

1着ジャスタウェイ マイルCS出走せず

2着グランプリボス→2014年マイルCS 6着

3着ショウナンマイティ マイルCS出走せず

 

安田記念で3着以内に入って、その年のマイルCSでも

両方とも好走したのは近年ではモーリスだけです。

モーリスは歴史的なスーパーホースですので例外です。

別の年のマイルCSを好走したフィエロでも、

その年のマイルG1を2回とも好走するのは出来なかったのです。

 

そして前述のマイルCSの過去5年の結果と見比べてみると、

マイルCSを好走して翌年の安田記念で好走した例もフィエロとモーリスだけです。

 

今年の安田記念好走組からはインディチャンプが出走します。

このデータを見る限りインディチャンプの好走は厳しいです。

人気になると思いますがバッサリ切ります。

 

あとは1800m以上の実績がなく、東京1400mや1600mが

得意な馬もバッサリ切っていきます。

レッドオルガ、プリモシーン、カテドラルが該当します。

 

これまでに切らなかった馬はたくさんいますが、

条件等を考慮して馬券に入れる馬を決めていきます。

 

 

・印と買い目

◎ 1 ダノンキングリー

幸運にも1枠1番を取れたこの馬を本命にします。

東京での強さは語るまでもありません。

私は東京ワンターンコースではアーモンドアイに匹敵する強さだと思っています。

しかしマイルCSは京都なので勝手が違います。

それでも皐月賞は僅差の3着、1800mの毎日王冠を圧勝し、

適性面は問題無いと見ています。

皐月賞は内から伸びているので、外を回さないといけない馬でもありません。

不安は関西遠征が初ということ、直線で進路が開かない時です。

あとは調教で仕上がりすぎているように見えるので遠征含めて

テンションがどうでしょうか?

当日馬体重が増えているくらいがいいと思います。

 

◯ 2 グァンチャーレ

京都は非常に得意で、マイルCSは初出走ですが

この時期の京都での良績もある馬です。

先行脚質で内枠が欲しいと思っていましたが、見事に引き当てました。

7歳ですが今が全盛期とも言えそうです。

内につけての粘りを期待します。

 

▲ 3 マイスタイル 

穴馬ですが面白いと思います。

函館記念を制しているように2000mの実績もある馬ですが

前走京都1400mのスワンSでも3着にきました。

速い流れにもついていけて、最後まで踏ん張る粘り強さもあります。

実は京都は重馬場以外は3着を外したことがないのもプラスです。

 

△ 7 ペルシアンナイト

2017年1着、2018年2着と適性が抜群です。

レース適性が優れている馬を切ってはいけないと

先週のエリザベス女王杯で学びました。

昨年のマイルCS以降3着内がありませんが、

札幌記念毎日王冠はそれほど負けておらず

復調もしてきているのではないでしょうか?

 

15 ダイアトニック

戦績を見ると1400mがベストで、予想ポイントに挙げた1800m以上はおろか

1600mもちょっと長いかなと思わせます。

しかし京都は5戦5勝のパーフェクトで、脚質が後ろからなので

追い込んでの2,3着を考えておきます。

 

 

※買い目

◾️3連単フォーメーション

1 → 2.3.7.15 → 2.3.7.15

2.3 → 1 → 2.3.7.15

2.3 → 2.3.7.15 → 1

 

◾️馬連流し

1 ー 2.3.7.15

 

                         計 29 点

 

 

・危険な人気馬

馬券内に来るのが怪しい危険な人気馬です。

 

◾️ダノンプレミアム

これまで間隔をあけて使ってきた馬が初めて詰めて使ってきました。

これまで最も間隔が少なかったのが今年の金鯱賞からマイラーズCの中5週です。

この時は両方1着にはなっていますが、どちらもG2です。

それが今回は中2週でG1の連戦になっています。

反動が出る可能性が高いでしょう。

調教も今までしてこなかった坂路での追い切りをしています。

安田記念の16着も不利があったにしても負けすぎで

その原因は反動だと思います。

天皇賞を使わずにここに直行していれば本命にしていました。

 

◾️インディチャンプ

理由は前述の通りです。安田記念マイルCSでは適性が違います。

血統的にも母も母母もスプリンターで、兄弟もアウィルアウェイとスプリンターです。

1800m以上の適性とリンクするマイルCSでは厳しいでしょう。