オーシャンS予想【2020年】
高松宮記念のトライアルレースです。
・コース解説
競馬ラボさんのコース解説です。
出典:競馬ラボ様
坂の頂上からスタートで、外回りを一気に下っていくため、
前半のスピードがつきやすいです。
ジェットコースターのようなコースだといつも書いています。
ただし坂を下った後に登り坂があるのもジェットコースターと同じ。
坂を下るのも登るのも苦手な馬はいるもので、コース適性が重要です。
・出走メンバーと枠順
レースの出馬表です。
おそらく1番人気と2番人気になるであろう
タワーオブロンドンとダノンスマッシュが揃って1枠に入りました。
枠連と馬連のオッズを見ながらどっちが得か考える人は多そうです。
・先行馬が多いメンバー構成
現役No. 1のテンの速さを誇るモズスーパーフレアはいませんが、
前走逃げた馬が多数おり、前半はのペースは速くなることが予想されます。
なので短距離戦らしくハイペースでも好走できる馬というのが重要です。
脚質に関しては必ずしも末脚に優れるタイプがいいというわけではなく、
中山1200mはハイペースで先行しても馬の力があれば残ることが出来ます。
むしろあまりに後ろからだと前が止まらない限り届きません。
そのあたりも含めて各馬を評価していきます。
・各馬寸評
出走メンバーの解説です。
1. タワーオブロンドン
昨年のスプリンターズSの覇者で、実績はナンバーワン。
同じ中山1200mなのでここでも勝ち負けと考えるのが普通ですが、
あまり能力に差はないダノンスマッシュとは斤量が2kg違い、
まるで2歳馬のようなあまりに酷すぎる最終追い切り※を見ると、
本命にはしにくいと思っています。
※併せ馬で前半飛ばしすぎて後半大失速しラスト1ハロンは14.0。
2. ダノンスマッシュ
中山1200mはスプリンターズSの3着のみ。しかしスムーズではなかった。
先行できてハイペースでも粘れるので展開も向きます。
1週前追い切りと最終追い切りではどちらも坂路で49秒台の追い切りと意欲的。
ここでこんなに仕上げていると、高松宮記念ではデキ落ちの可能性はありますが、
このレースでは高評価です。
3. ナインテイルズ
9歳馬ということもあり衰えは顕著。
中山は0-0-0-4でコース適性の面でも厳しいです。
4. ティーハーフ
10歳馬で末脚も使えなくなってきており、
中山は0-0-0-7で苦手としています。
5. グランドボヌール
やはり気になるのは逃げ馬が他に多いこと。
すんなり逃げれないと成績を残せていないです。
6. キングハート
オーシャンSは2018年に勝利しており、
ここ2走は復活の兆しも見せています。
中団から脚を使うことが出来れば面白いと思います。
7. エンゲルヘン
この馬も他の逃げ馬の存在が気になります。
ただし、逃げるのはこの馬かラブカンプーだと思うので、
2走前のようなハイペースの逃げ粘りを考えておきます。
8. ダイメイプリンセス
中山は1-0-0-4とあまり得意ではないこと、
暖かい時期が得意なことを加味すれば
ここでは狙いにくいでしょう。
9. ハウメア
この馬は先行したり追い込んだりレースによってまちまちですが、
末脚を使えると好成績が多いので、その方がいいと思います。
ここは末脚に優れる馬が少ないので、
追い込みでの馬券圏内を考えておきます。
10. ナックビーナス
中山は驚異の3-6-1-1と2018年のスプリンターズS以外は馬券に絡んでいます。
オーシャンSは3年連続2着でレース適性はバッチリです。
また、2年前のように中団から脚を使うこともでき、
ハナにはこだわりません。
中団前目から差す競馬をすると思います。
高評価です。
11. カッパツハッチ
最近は新潟直線1000mの出走が続いています。
しかし中山も1-1-0-2とまずまず。
ハナを取れなかった時にどうなるか検討がつきませんが、
1000mの流れに慣れた今、ハイペースの競馬は面白いかもしれません。
12. ラブカンプー
3歳時は重賞勝ちはないものの、
スプリンターズSの2着をはじめ、好成績をあげていました。
一向に上位に来れないまま5歳となりました。
半兄キングハートが復調気味なので、
この馬も復活の可能性があるかもしれませんが、
そのレースが来るまでは様子を見たいと思います。
13. エスターテ
2走前のカーバンクルSが11頭中10着で、
ここでは力が足りていないと思います。
14. レジーナフォルテ
得意コースは新潟直線1000mですが、
結構能力は高い馬なので面白いと思います。
0.2秒差3着と健闘しました。
勝ち切るイメージはわきませんが、ヒモには入れておきたいです。
15. ナリタスターワン
地方移籍後も苦戦しており、厳しいです。
16. クールティアラ
芝の勝利は新潟直線1000mのみです。
1200mの芝のレースに慣れる必要がありそうです。
・印と買い目
◎ 2 ダノンスマッシュ
能力はタワーオブロンドンとそこまで差はないはずです。
なのにも関わらずタワーオブロンドンより斤量が2kg軽いのは大きいです。
メンバーの中では調教も最も意欲的で
勝ちにきていると思います。
◯ 10 ナックビーナス
7歳牝馬ですが、まだ衰えは見られず
さらにコース適性は抜群です。
ただし、◎との力関係で対抗評価にしました。
△ 6 キングハート
前述の通り、復調気配が見えるので入れておきたい1頭です。
△ 7 エンゲルヘン
2走前のパフォーマンスが出せれば逃げ粘りもあり得そうです。
△ 9 ハウメア
先行するとちょっと厳しそうですが、
脚を溜めることが出来れば3着以内に追い込んでくる可能性があります。
△ 11 カッパツハッチ
△ 14 レジーナフォルテ
直線1000mの経験を活かして、ハイペースに強くなっていれば
好走があり得ないこともないと考えました。
※買い目
◾️単勝
2
◾️馬連とワイド
2 ー 10
◾️3連単フォーメーション
2.10 → 2.10 → 6.7.9.11.14
2.10 → 6.7.9.11.14 → 2.10
計 23 点
・タワーオブロンドンについて
ちょっと順調さを欠いているような最終追い切りでした。
スプリンターといえども、折り合いがつかないのはG1馬とは思えません。
それでも能力はNo. 1なのでそれだけで上位にはくるかもしれませんが、
軸にはしにくく、配当妙味もないので
思い切って馬券からは外しました。