RM_horseの競馬コラム

RM_horseの競馬コラム

競馬についてあれこれ書きます。

スプリンターズS予想【2020年】

 

秋のG1開幕です。

G1にふさわしい好メンバーが揃いました。

 

 

・コース解説と枠順

▪️コース解説

競馬ラボさんのコース解説です。

 

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出典:競馬ラボ様

中山競馬場 芝1200m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

中山の外回りを半周するコース。

スタートからコーナー途中までずっと下り坂のため、

ペースが非常に上がりやすいです。

直線は短いものの、ゴール前に急坂があるので

差しが届くとしたらここの坂で止まった先行馬を捕らえます。

 

▪️枠順

レースの枠順です。

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昨年の覇者タワーオブロンドンは不在ですが

3月の高松宮記念の上位は揃っており、

他にも夏のスプリント戦を沸かせたメンバーが揃いました。

 

 

・当然ペースは速くなる

快速馬モズスーパーフレアがいますから、

当然、ペースは速くなります。

 

仮にモズスーパーフレアが大出遅れで逃げれなかったとしても、

ラブカンプーやビアンフェもいますので、

やっぱりペースは速くなります。

 

このペースについていけない馬は

いくら今の中山は差しがききやすいと言えども厳しいです。

 

 

・スプリント界は冬の時期?

ここ2年くらい、スプリント界は停滞していると思います。

新星というのが現れません。

グランアレグリアやタワーオブロンドンがそうなのかもしれませんが

2頭とも1400mあるいは1600mがベストで、

停滞しているスプリント界に参入してきた“黒船”と言えそうです。

 

その黒船に対抗する生粋のスプリンターが、

実はここ最近は代わり映えしないのです。

モズスーパーフレアとダノンスマッシュくらいではないですか?

G3くらいなら勝つ馬はいろいろいますが、

G1となると壁に跳ね返されています。

高松宮記念のダイアトニックくらい?)

 

つまり、今の力上位とされている馬はその通り強いのです。

そこはあまり逆らう必要はないかなと思っています。

 

 

・各馬寸評

出走メンバーの評価です。

客観的評価(レーダーチャート)と個人的見解を両方掲載します。

 

1. ダイメイプリンセス

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7歳馬で衰えが見える現状。厳しい。

 

2. モズスーパーフレア

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中山では凡走のない馬。

ローテも2着の昨年と同じで調整過程も良好。

死角は見当たらない。

 

3. ダノンスマッシュ

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重賞は6勝もしているのに、G1は昨年の3着のみ。

G1ではワンパンチ足りないということか。

能力上位なのは間違いないが。

 

4. キングハート

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昨年冬に少し復活の兆しがあったが、今年は2桁着順続き。

G1で好走を期待するのは酷。

 

5. メイショウグロッケ

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前走初の1200mで2着好走。

しかし、得意の左回りがハマった感がある。

今回は右回りで、追走もキツくなる。

中山のコース実績もなく、厳しい。

 

6. ライトオンキュー

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能力は認められながらも、5歳秋でG1初出走と遅れてきた新星。

北海道のイメージが強いが、中山も1戦1勝。

どれだけやれるか楽しみではあるが、

本当に強いなら、こんなに取りこぼしもない気がする。

 

7. ミスターメロディ

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2019年の高松宮記念勝ち馬。

実力はあり、叩き2走目の前進もあるが

右回りには不安が大きい。

調教でも芝コースで手前を変えられなかった。

ゴール前急坂で脚色が鈍るシーンが浮かぶ。

 

8. ダイメイフジ

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中山2−0−2−0の隠れたコース巧者。

しかしハナでスローペースに持ち込めないと厳しく、

ここはダイメイフジより速い馬がたくさんいる。

厳しい。

 

9. ダイアトニック

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今年の春からスプリント路線に舵を取り、

高松宮記念では不利がなければ1着もあったほど。

前走の大敗は精神面以外は気にしなくていいが

懸念は中山適性(0−0−1−1)と、ペースが速い時。

高松宮記念は重馬場でペースが速くならなかった面がある。

 

10. グランアレグリア

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距離関係なく中山コースは経験なし。

高松宮記念は先行馬総残りの展開で1頭だけ追い込んで来た。

展開が向かないのに上位に来るのは怪物級。

唯一の懸念は追走スピードが速くなった時の対応。

能力は間違いなく最上位。

 

11. ラブカンプー

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今年はCBC賞で復活勝利があったが、斤量は51kgだった。

4歳以降の成績不振は斤量か?

だとしたらここも厳しい。

 

12. ビアンフェ

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中山コースは経験なし。

メンバー唯一の3歳馬だが、メンバー最重量の560kgという馬。

前走のセントウルS5着は物足りないが、

中京はファルコンSでも大敗しており苦手か?

一応ここでは底が見えきれていないとは感じる。

 

13. レッドアンシェル

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昨年の春から夏にかけての時期はスプリント界の新星候補だった。

しかし脚の故障で長期休養を強いられ、復帰後も苦戦した。

そんな中前走の北九州記念でモズスーパーフレアを差し切って勝利。

ブリンカーが効いているようである。

さらに上積みがあれば面白い存在。

 

14. エイティーンガール

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中山コースは経験なし。

好走には追い込み馬が上位を独占するような、

大きな展開の助けが必要。

今回そこまで追い込み馬有利になるとは思えない。

 

15. クリノガウディー

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高松宮記念では1位入線で4着降着と好走。

この馬が好走できるのは左回りに限定され、

さらにペースにもなかなか対応できないようである。

夏には喉鳴りが疑われるほど調子を崩しており、厳しい。

 

16. アウィルアウェイ

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中山はコース経験なし。

エイティーンガールと同様、追い込み脚質で

好走には展開の助けが必要。

故にG3では上位に来るもG1では厳しくなる。

 

 

・印と買い目

◎ 2 モズスーパーフレア

最も不安の少ない馬を本命にしました。

高松宮記念を勝利したのは驚きました。

なぜなら、以前のモズスーパーフレア

馬場が悪くて時計がかかると凡走する傾向があったからです。

それでも勝利したのは成長の証です。

今の中山は昨年までより時計がかかりやすいですが

それはもう関係ありません。

ファインニードル以来の春秋スプリントG1勝ちを期待します。

 

◯ 10 グランアレグリア

モズスーパーフレアを倒すとしたらこの馬でしょう。

1200mはベストではないと思いますが、能力でこなすでしょう。

あとは無理に追いかけて差し脚が鈍らないことを願います。

 

3着はわからないのでこの2頭で。

 

 

※買い目

▪️単勝

2

 

▪️馬連とワイド

2−10