レース回顧 〜スプリンターズS 2020〜

スプリンターズSのレース回顧です。

・レース展開

レースを振り返ります。

まず、レース前にビアンフェが枠入りをかなり嫌っていました。

当然、ゲートを少し嫌がる馬はいますが、

今回のビアンフェはとりわけ時間がかかりました。

全く存じませんでしたが、先入れになっていたということは

以前からゲートの不安（テンションが上がりやすい）があったようです。

そういった気性だからスプリントの逃げ馬なのでしょう。

こういったときにはたいていの場合は目隠しですんなり枠入りするのですが

それも効果がなく、ジョッキーが降りて何とか枠入りしました。

（ビアンフェは1ヶ月出走停止の上、停止期間終了後にゲート審査となりました）

これがレース展開を左右したと思います。

スタート後にモズスーパーフレアがすんなりハナに立ちますが、

外から押して促したビアンフェが競ります。

ラップを見ると、スタートから1F目は11.9ですが

2F目は10.1とあり得ないラップでした。

3F目も10.8とほとんど緩まず、

これでモズスーパーフレアとビアンフェはレースが終わりました。

直線ではミスターメロディが早め先頭で、

これをマークしていたダノンスマッシュが悠々と抜け出そうとしますが、

外から1頭次元の違う脚でグランアレグリアが追い込んで楽々と1着。

圧勝でした。

2着はダノンスマッシュ、3着は外から追い込んだアウィルアウェイでした。

・予想の振り返り

予想はこちらから。

本命モズスーパーフレアで撃沈でした。

モズスーパーフレアを本命に予想していた人は

ビアンフェの鞍上の藤岡佑介騎手に怒っている人が多いようです。

確かにビアンフェがしんがりで、モズスーパーフレアをただ潰しただけになりました。

しかし、それも含めて予想なのです。

私はビアンフェの気性も理解しておらず、枠順のことも深く考えていませんでした。

そこが全てです。

このレースで

「自分の予想は悪くない、藤岡佑介のせいで負けた」

みたいに思っている人は、今すぐ競馬をやめた方がいいです。

モズスーパーフレアを予想した人はセンスがなかっただけです。

（だからといって他人を腐すのはダメですが）

対抗にあげたグランアレグリアは強かったですね。

ディープインパクトのスプリントG1勝利は初めてでした。

どうやらディープインパクト産駒はスプリントG1で勝てないから

頭にはしなかった人も多かったそうですが、

例外を見つけるのがG1なのです。

今後はマイルCSに向かうそうですが、

この馬は間隔をあけて使ってきたので、不安があるとしたらそれだけですね。

秋G1初戦の予想は惨敗でしたが、1週あけてまたG1が続きますので

次は当てたいです。