RM_horseの競馬コラム

RM_horseの競馬コラム

競馬についてあれこれ書きます。

チャンピオンズカップ予想【2020年】

 

年2回しかないJRAのダートG1のひとつです。

先に書いておくと本命クリソベリルのつまらない予想です。

 

 

・コース解説と枠順

▪️コース解説

競馬ラボさんのコース解説です。

f:id:RM_horse:20201204141728g:image

出典:競馬ラボ様

中京競馬場 ダート1800m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

上り坂の途中からスタート。

その上り坂は一周してまた現れるので、

深い砂ではなくてもある程度のタフさが要求されるコースです。

 

1,2コーナーは小回りで、3コーナーは大きく

4コーナーに向かうにつれて角度はキツくなる

“逆スパイラルコーナー”といったような形状。

コーナーをこなせなくて苦手という馬もいるほどです。

(今年不参戦のオメガパフュームはその典型)

 

▪️枠順

f:id:RM_horse:20201204152547j:image

ダートのG1(Jpn1)馬は7頭います。

(芝のG1はタイムフライヤーが制しているが、ダートは無し)

そこそこメンバーは揃ったと思います。

枠の有利不利に関しては、内枠有利で外枠は不利と言われています。

 

 

・クリソベリル本命は揺るがない

競馬に絶対がないのはわかっていますが、

勝つ確率が最も高いのは間違いなくクリソベリルです。

 

本命の考え方はいろいろありますが、

私の場合は「本命は勝つと思う馬」なので、

当然本命はクリソベリルです。

 

8枠が不利とか、そういう次元ではないです。

圧倒的に能力が違います。

今のダートはクリソベリル一強時代です。

 

かつてダート界の中心にいたゴールドドリームは7歳になり

油の乗っている5歳馬のオメガパフュームや

チュウワウィザードでも全く歯が立ちません。

そして3,4歳馬にも脅かすような馬は現れていません。

唯一勝負になるのでは?と思われていた

ルヴァンスレーヴも怪我の影響でトップフォームに戻らず、

ついに引退してしまいました。

 

G1を勝つのは簡単ではないはずですが、

単勝オッズは1.1倍になってもおかしくないくらい力が抜けています。

 

 

・インティは逃げない

昨年逃げて3着と好走したインティ。

当然ここでも逃げの競馬をすると考えている人が多いと思います。

しかし、陣営のコメントや調教を見ると、

逃げずに控える競馬をするのではないかと考えています。

 

というのも、前走の南部杯の敗戦の要因を

「前進気勢を欠いた」

と話しています。

 

そして、調教も工夫しているようで

1週前、最終ともにCWで併せ馬の6ハロン追い。

まるで芝2400mのレースを使う馬の調教過程のようでした。

併せ馬にすると前向きに走れるようです。

 

この調教過程で逃げるとはとても思えないのです。

せめて最終追い切りが今までのように坂路単走なら

逃げることを考えていると推察できますが、

長めの併せ馬に徹しました。

 

もちろんスタートが良くて自然とハナに行くことはあり得ますが

メイショウワザシがいるので、すんなり譲るのではないでしょうか?

 

 

・各馬寸評

今回は各馬の評価の方が重要なので、早々に書きます。

下記の総合評価も添えておきます。

A:本命候補

B:相手には抑えておきたい

C:穴党、点数に余裕ありなら抑えたい

D:買えない

これは実際の印と買い目とは異なります。

馬券を買う時は点数を絞るのでこの通りには買いません。

 

1. タイムフライヤー

1800m以上では結果が出ていない。

昨年の武蔵野Sで2着、今年のフェブラリーSで5着と

東京1600mに適性があるのだと思われる。

ただ、後方待機で末脚にかければ3着はあるのかもしれない

総合評価:C

 

2. ゴールドドリーム

前走の南部杯は日本レコードの速い時計で

追走にも苦労していた感がある。

調教は勝ちまくっていた時と同じくらい走れており、

まだ大きくは衰えていないのではないか?

総合評価:B

 

3. メイショウワザシ

昨年のシリウスSの3着以外は、重賞では馬券に絡めていない。

ここは逃げれそうだが、クリソベリルが早めに捕まえそう。

総合評価:D

 

4. エアアルマス

前走、みやこSでは直線入り口でクリンチャーに並ばれて

そのまま突き放されて1.3秒差の4着。

クリンチャーに負けただけでなく、

坂で明らかにバテてかなり後ろにいたエイコーンにも差されている。

さらに砂を被れない馬が内枠なのは厳しい。

総合評価:D

 

5. クリンチャー

どういう競馬をするかによって着順が大きく変わりそう。

前走のみやこSでは強さを見せたが、

同じように先行して早め先頭で押し切る競馬は

クリソベリルに喧嘩を売ることになり、

その場合は着外もあり得る。

ダート転向直後のような後方で脚を溜める競馬であれば

1着は厳しくても2,3着候補としては有力。

どちらで考えるか馬券のポイントになる。

総合評価:B

 

6. エアスピネル

1周コースの1800mはこの馬には長い。

菊花賞3着だから距離は問題ないという見解をよく見たけれど、

いつの話をしているのだろうと思う。

2017年以降、芝を含め1600m以下は好成績だが

1700m以上では全て4着以下。

来年も現役続行ならフェブラリーSでは

穴馬として面白い存在になる。

総合評価:D

 

7. カフェファラオ

6月のユニコーンSでは圧巻のパフォーマンスだったが

ジャパンダートダービーでは大負けしてしまった。

休養挟んで前走のシリウスS(中京1900m)で勝利したが

メンバーが手薄だったので、ここでの実力の比較は難しい。

中京コースを経験できたのはプラスなので

ここも好走してもおかしくないが、人気もあるので

馬券からは外してしまおうと思う。

総合評価:C

 

8. サンライズノヴァ

1周コースの好走は3年前の師走S(OP)まで遡る。

6歳の秋で通算30走を超えてもまだまだ走れそうだが、

ここは適性外なので、来年のフェブラリーSが狙い目。

総合評価:D

 

9. アルクトス

一周コースで好走したのは

1000万下(当時)の福島1700mのみ。

2走前のエルムSでも6着で、

ワンターン(というか南部杯)が得意なのだと思う。

血統的にはむしろ距離が長い方が得意なのが自然なので

いきなり走る可能性もなくはないのだが。

総合評価:C

 

10. アナザートゥルース

堅実にG2、G3で走る馬。JRAのG1は初出走。

Jpn1入れても川崎記念の1回しか経験はないのは意外。

前走はハイペースを先行してしまったので参考外で良いが

G1を勝つ馬はもう少しG2やG3でも勝てる馬かなと思う。

また、各馬バテバテの展開ならこの馬の土俵だが

チャンピオンズカップはそういう展開にはならない

総合評価:C

 

11. チュウワウィザード

昨年のチャンピオンズカップの4着が唯一の着外という馬。

昨年も進路が開かずにゴール前で詰めるも間に合わずという感じ。

クリソベリルと大井でのオメガパフュームには敵わないが、

それ以外の馬には負けないか?

あとは久々の騎乗になる戸崎騎手と合うかどうかだけ

総合評価:B

 

12. モズアスコット

芝を合わせての通算成績で見ても、1800m以上では好走がない。

未勝利戦でも2000mと1800mでは勝てなかったのに、

マイルにするとあっさり勝ち上がって、その後4連勝という経歴。

血統で見てもマイラーの父フランケルStorm cat系の母父と

マイル以下が得意なのも納得。

ここが引退レースではあるが、前走後に疲労があったようで

十分な仕上げは出来ていない。

今年のフェブラリーS勝ち馬ではあるが、ここは厳しい。

総合評価:D

 

13. インティ

上で記した通り、今回は逃げないと考えている。

身体の調子は悪くなさそうなので、調教の工夫とレース展開で

気持ちの面が解消されればまだまだ走れるはず。

逃げれなくても好走した経験もある。

総合評価:C

 

14. ヨシオ

ジャパンカップからの連闘。

これだけで勝負をしようとはしていないことがわかる。

レースを壊すような走りをしないことだけ願っている。

総合評価:D

 

15. クリソベリル

上にも書いたように、今のダートはクリソベリル一強時代。

よほど何かアクシデントがない限りは負けない。

総合評価:A

 

16. サトノティターン

超大型馬なのでコーナーの角度がきつい中京は

遠心力で外に振られて苦労する。

そして、スタミナ面は問題ないが、

G1で好走するにはスピードが足りない。

総合評価:D

 

 

・印と買い目

◎ 15 クリソベリル

▲ 2 ゴールドドリーム

▲ 11 チュウワウィザード

▲ 13 インティ

 

※買い目

▪️3連単1着流し

15→2.11.13