AJCC予想【2021年】
近年は天皇賞・春を見据えた好メンバーが揃います。
今年も前年のクラシックを好走した明け4歳馬が多数揃いました。
・コース解説と枠順
▪️コース解説
競馬ラボさんのコース解説です。
出典:競馬ラボ様
スタートは正面直線の入口。
高低差のある坂を2回登るタフなコースと言えます。
向正面から3コーナーにかけては下り坂で、
直線が短いこともあってか、早めにペースが上がりがちです。
よってロングスパートの持続力勝負になりやすく、
上がりはかかりやすい傾向です。
注意すべきなのは外回りを使用する1周コースであるため、
中山1800mや2000mが得意でも2200mはこなせない馬もいることです。
▪️枠順
内枠が有利な傾向はあるものの、外枠の成績が悪いわけではありません。
週末の雨予報もあるため、内枠だから買い、外枠だから消し
というのは考えなくて良いでしょう。
それよりも脚質の方が重要です。
・土日とも雨予報で道悪になりそう
中山競馬場の天気は土日とも雨で、
乾く間もなさそうなので道悪になることは避けられないでしょう。
ただでさえタフな中山2200mがさらにタフになります。
もちろん能力は重視すべきですが、道悪適性も考えておいた方が良さそうです。
・ジェネラーレウーノがどうするか
このレースの展開はジェネラーレウーノに託されています。
屈腱炎で長期離脱し、復帰2戦はどちらも馬券に絡めていませんが
故障前は中山で3−0−1−1で唯一の着外も2年前のAJCCの4着と
その中山巧者ぶりはメンバーでも屈指です。
馬柱だけ見ると、故障による長期離脱の影響で
まだパフォーマンスが戻りきっていないか、
またはもう3歳時の能力は戻らないか、
という印象を抱いてしまいますが、
好走パターンでないレースをしてしまっています。
ジェネラーレウーノは逃げなくてもいいのですが、
前半スローペースからコーナーで引きつけて
直線で二の脚を使う、という競馬は向いていません。
むしろコーナーで引き離して粘りこむ競馬が向いています。
今回、騎手が変わりますがコーナーでペースを上げる勇気が
あるかどうかにかかっています。
ペースを上げれないと2走前のオールカマーの時のように
すぐ後ろを追走している馬には先着できないので、
必然的に着順は下がります。
もしくは最初から速めのペースで逃げてもいいかもしれません。
大逃げになっても皐月賞のように残れる可能性もあります。
もしジェネラーレウーノが近2走と変えてくるなら、
(ジェネラーレウーノが3着内に入れるかは別として)
かなりの消耗戦になるでしょうし、
変えてこない(変えられるほどの能力がもうない)のであれば、
先行馬あるいはコーナーで進出した馬がそのまま上位に並ぶでしょう。
ここをどう読むかが予想のポイントだと思っています。
ただ、道悪なので動こうにも
そこまで動けない可能性が高いかなとも思っています。
・各馬寸評
出走馬の評価です。
総合評価の意味は以下の通りです。
A:本命候補
B:相手には抑えておきたい
C:穴党、点数に余裕ありなら抑えたい
D:買えない
これは実際の印と買い目とは異なります。
馬券を買う時は点数を絞るのでこの通りには買いません。
1. サトノフラッグ
中山は2−1−0−1で、皐月賞の5着以外は連対している。
ディープインパクト記念では道悪でも完勝している。
懸念は道悪の最内枠で、先行も出来ないので
包まれて馬場が悪いところを通って万事休すというパターン。
これが起こる可能性は高そう。
総合評価:C
2. サンアップルトン
中山は得意だが、より得意なのはおそらく2500m。
バテバテになった先行馬をまとめて差し切る競馬が得意。
ここは馬場も悪いため、追い込み脚質では厳しい。
日経賞で狙いたい。
総合評価:C
3. ノーブルマーズ
5歳時には宝塚記念で3着の実績もあるが、
7歳の昨年は8走して1度も馬券に絡めなかった。
さすがにもうG2では厳しい。
総合評価:D
4. ヴェルトライゼンデ
日本ダービー3着だが、3着以下は僅差で
そこまで実力を示したものではないと考えている。
近2走で位置が後方になってしまっており、
ここは相当な道悪になるため、脚質の面でかなり厳しい。
総合評価:D
5. ソッサスブレイ
芝は障害含めて未勝利。通用はしない。
総合評価:D
6. ベストアプローチ
道悪のゴドルフィンとはよく言われるものの、
この馬は前走のアルゼンチン共和国杯でそこそこ走っており、
良馬場で広いコースの方が持ち味が出せそう。
総合評価:D
7. タガノディアマンテ
好走は3000m以上のレースに限定されている。
長距離レースはメンバーレベルが低いため、
ここが良馬場なら当然厳しいが、
道悪なので抑えておいてもいいかもしれない。
総合評価:C
8. ラストドラフト
昨年の3着馬。速い上がりも使えるが、
上がりがかかった方が成績が良い。
しかし、ここは馬場が悪すぎるため昨年ほど条件は向かないか?
総合評価:C
9. アリストテレス
無敗三冠馬のコントレイルをあと一歩まで追い込んだ馬。
昨年の菊花賞で3着以下を突き放すレースが出来たなら
道悪も問題ないはず。
実力は間違いなくナンバーワン。あとは状態や適性。
総合評価:A
10. モズベッロ
昨年の馬場の悪い宝塚記念で3着。
状態が戻っていればここでは適性面の後押しがあるため
頭もあり得るが、1週前追い切りで
併走馬に全くついていけないところを見ると、
まだまだ本調子には程遠いか?
総合評価:C
11. ナイママ
夏の札幌の2600mという、超ピンポイントなところでしか好走していない。
ただ、極悪馬場になるのならこういう馬が来るのかもしれない。
総合評価:C
12. ステイフーリッシュ
昨年の2着馬。馬場がタフでも好走できるため
ここでも堅実に走れそう。
ただ、勝ち切るまではどうか。
総合評価:B
13. マイネルハニー
しばらく馬券になっていない馬。長期休養歴もあり、
馬主も同じ昨年のマイネルフロスト(故障で競走中止、予後不良)
を思い起こしてしまう。
無事に回ってくるのが目標ではないか。
総合評価:D
14. ランフォザローゼス
こちらもしばらく馬券になっていない馬。
道悪をこなせそうな血統や育成の背景もないため
ここは厳しい。
総合評価:D
15. ウインマリリン
秋華賞はフレグモーネの影響で急仕上げであり、
凡走はあまり気にしなくて良さそう。
外枠もオークスで結果を出しているし、
道悪を考えればプラスのはず。
斤量も53kgで有利。
総合評価:B
16. ジェネラーレウーノ
上で詳しく書きましたので割愛。
総合評価:C
17. ジャコマル
前走は鞍上がしてやったりの逃げ切り勝ち。
しかし、前走は3勝クラスのハンデ戦で、
別定戦のここでは斤量が2kg増えてしまう。
力関係の面でかなり厳しい。
総合評価:D
・印と買い目
◎ 9 アリストテレス
コントレイルとデットヒートを繰り広げた馬なら、
ここは負けてはいけないでしょう。
初の中山、道悪、1週前追い切りで併走馬に遅れる
など、いろいろ不安要素を指摘されているのは知っています。
しかし、能力の違いを見せつけてもらいたいです。
それだけの馬だと思っています。
▲ 15 ウインマリリン
道悪で内枠が死に枠になることを想定すると、
外枠の評価が高くなりました。
二桁枠番の馬では最も評価できると思います。
▲ 12 ステイフーリッシュ
堅実に走れる馬なので、外せない馬です。
△ 8 ラストドラフト
△ 10 モズベッロ
△ 11 ナイママ
△ 16 ジェネラーレウーノ
※買い目
▪️単勝
9
▪️ワイド
12ー15
▪️3連単フォーメーション
9→12.15→8.10.11.12.15.16
(追伸)
東海Sはどの馬を買ったら良いのかわからなすぎるためギブアップです。