RM_horseの競馬コラム

RM_horseの競馬コラム

競馬についてあれこれ書きます。

調教師の引退週の競馬、はっきり言って大嫌い

 

毎年この時期は、主に定年によって調教師が引退します。

今年も明後日のレースを終えると8人の調教師が引退を迎えます。

お疲れ様でしたという気持ちはありますが、

私はこの週が大嫌いです。

 

その理由は大きく2つあります。

 

 

・調教師の引退ヤリって何よ?

よく引退馬ヤリという言葉が聞かれますが、

それは理屈でわかるんです。

 

そのレースを持って引退するので、

その後のことは、種牡馬、繁殖、乗馬になれさえすれば良いので、

レース後の状態落ちや反動、その他諸々の次レースへの影響を気にせずに

究極の仕上げが出来るということです。

 

しかし、調教師の引退ヤリって何ですか?って話です。

調教師が引退することは馬には全く関係ありません。

その後も転厩して現役生活が続くのです。

 

自分は調教師を引退するからあとは

馬がどうなろうと知らないってことですか?

それとも引退だから頑張るってことですか?

 

前者は論外ですし、後者なら引退とか関係なく

いつも頑張れよと思います。

引退にならないと力出せないのかよって話です。

 

いずれにしても意味がわかりません。

 

 

・引退週に不自然な大量出走

そして調教師の引退週には大量に出走してくる厩舎があります。

なぜ引退だからといって“記念出走”をさせてくるのか。

私物化でしかないでしょう。

 

もちろん馬の適性レースが重なって出走数が多くなることはあります。

ただ、それでもいつもより数頭多いって程度でしょう。

馬房数、管理馬数にもよりますが、土日の競馬で管理馬が出走するのなんて

せいぜい5頭前後で、0や1もざらにあります。

 

それが引退週になると10を超える馬が出走してきます。

異常だと思います。

今年も西浦厩舎と松田厩舎が10頭を超える出走をしてきます。

その中に今週の出走がベストな馬は何頭いるんでしょうね?

 

 

実は、私も以前に引退調教師のエゴに巻き込まれた被害者の1人でもあります。

ブリリアントリリーという馬に出資しているのですが、

2年前の今、当時所属の栗田博憲調教師の引退により

無理矢理連闘させられてしまいました。

当然の大敗でした。

 

当時はブリリアントリリーに力がなかったため、

大敗の原因が連闘だけだとは言いませんが、

確実に連闘がベストではなかったと言える背景がありました。

 

それは鞍上の藤田菜七子騎手が2019年の3月から

女性騎手の2kg減が適用されることが決まっていたからです。

 

仮にブリリアントリリーが間隔を詰めて使った方が良い状態だったにせよ、

1週間待つだけで同じ騎手でも斤量が2kgも減っていたのですから

連闘よりも中1週の方が良かったに決まっています。

 

本当にブチギレでした。

栗田博憲には何もお疲れ様とも思いませんでした。

管理馬を自分のエゴに利用した最低な人間です。

 

 

こういった経験もあり、調教師の引退による大量出走は

嫌悪感しかありません。

 

なお、明後日で引退する角居調教師は

「引退といっても馬には関係ない。あくまで馬優先。」

と話していました。

その言葉の通り、明日と明後日の管理馬の出走は1頭のみです。

(他にも石坂正厩舎が1頭、星野厩舎は3頭、西橋厩舎は出走なしです)

 

こういった普通の感覚を持っている調教師もいることも書いておきます。