RM_horseの競馬コラム

RM_horseの競馬コラム

競馬についてあれこれ書きます。

大阪杯予想【2021年】

 

本命コントレイルのひねっていない予想ですが

それでもお読みいただけるのなら幸いです。

 

 

・コース解説と枠順

▪️コース解説

競馬ラボさんのコース解説です。

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出典:競馬ラボ様

阪神 芝2000m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

内回りのコースを1周するコース。

雨が降るためタフな馬場になることに加え、

急坂をスタート直後とゴール前の計2回登るので

タフさも求められることになります。

コース実績を考える際、1600m、1800m、2400mは外回りなので

内回りの2000mや2200mとは求められる適性が違いますので

その点には注意が必要です。

 

▪️枠順

f:id:RM_horse:20210404120427j:image

13頭立てながらG1馬が5頭集結しました。

ドバイや香港、天皇賞・春などに分散したのは残念でしたが

三冠馬コントレイルおよび昨年の最優秀短距離馬グランアレグリアがおり

非常に楽しみなメンバー構成にはなったと思います。

 

 

・コントレイルが勝つに決まっている

冒頭で記した通り、本命はコントレイルです。

皐月賞、ダービー、菊花賞という

異なる適性を求められるレースを全て勝ち、

そこから多くの馬が避ける中4週でジャパンカップに出走し、

アーモンドアイの2着と踏ん張りました。

 

この2着でコントレイルの幻想は崩壊したとする人もいますが、

考えてみてください。

ディープインパクト菊花賞後はジャパンカップよりも

間隔が空いている有馬記念を選択し、ハーツクライの2着に敗れています。

コントレイルが負けたのはハーツクライよりも

断然実績が上のアーモンドアイです。

さらに、菊花賞が行われた京都競馬場の馬場は

非常にタフで、消耗も激しかったのにも関わらず、

そこからたった中4週の間隔でジャパンカップ2着というのは驚異的です。

 

今回、コントレイルは十分な間隔をあけて出走してきます。

調教も以前より増して動いており、さらに成長していることがわかります。

コントレイル本命以外の選択肢がありません。

競馬予想家の多くがコントレイルの本命を避けているように感じますが

三冠馬を舐めるなと言いたいです。

 

 

・グランアレグリアの不安は距離ではなく馬場

本命はコントレイルですが、グランアレグリア、サリオスについても

実力が4番人気以下の馬より抜けていると思います。

順当に人気上位の3頭で決まる可能性が高いレースだと思います。

 

しかし、グランアレグリアに関しては少し不安もあります。

 

このレースの予想のポイントを、

「グランアレグリアが距離をこなすかどうか?

 こなせればグランアレグリアが有利」

のように考えている競馬予想家が多いですが、私は違います。

グランアレグリアは2000mもこなすと思っています。

折り合いも名手ルメールであれば問題ないです。

 

むしろグランアレグリアの不安は馬場の悪化にともなう、

上がりのかかる競馬への対応ではないでしょうか?

 

グランアレグリアが重馬場の高松宮記念で2着だから

重馬場適性有りとしている予想を山ほど見ましたが、

道悪をこなす根拠を高松宮記念に求めるのはナンセンスです。

1200mと2000mでは距離が全然違いますし、

高松宮記念は重馬場と言っても

上がり3F 33秒前半が出せるような馬場です。

 

今の阪神は開催が進んで毎週のように雨が降っているので

大阪杯では上がり3Fは少なくとも35秒台、

雨の降り方次第では36秒台になるかもしれません。

 

グランアレグリアの戦績を振り返ってみると、

全成績が7−1−1−1なので、連を外したのは2回のみですが、

2回とも上がり3Fが34秒台の競馬でした。

34秒台で勝利したのはサウジアラビアRCの34.0のみです。

3着に敗れた朝日杯FSは34.5、

降着で5着だったNHKマイルCも34.3でした。

あとは稍重、重だとしても33秒台を出せています。

 

5歳になり、2〜3歳の当時とは馬が違うと言われればそこまでですが

経験していないような上がり3Fの走りになることは間違いありません。

 

一方でコントレイルとサリオスは皐月賞

上がりのかかる競馬を共に経験済みですし、

他にもコントレイルはホープフルS菊花賞など、

サリオスは朝日杯FSで経験しています。

 

コントレイルやサリオスは万能を証明していますが

グランアレグリアはまだ証明できていないのです。

(もちろん今なら上がりがかかっても問題ない可能性も十分にあります)

 

 

・ペースと血統傾向

逃げるのはレイパパレなのかハッピーグリンなのか、

もしくはグランアレグリアなのかわかりませんが、

小回りの2000mですのでペースが速くなることはないでしょう。

それでも馬場が悪いのでタフなレースにはなります。

ただ、無理に距離適性が長めの馬を選ぶ必要はないでしょう。

 

阪神2000mは血統的にはアメリカ系のスピード持続型の成績が良い傾向にありますが、

雨が降れば欧州の血が活躍しやすい傾向になるのではないでしょうか?

基本的には上位3頭の決着と考えていますが、

崩れた時に台頭するのは欧州系の血を持つ馬ではないでしょうか?

 

 

・各馬寸評

各馬の評価です。

総合評価のA〜Dの意味は以下の通りです。

A:本命候補

B:相手には抑えておきたい

C:穴党、点数に余裕ありなら抑えたい

D:買えない

これは実際の印と買い目とは異なります。

馬券を買う時は点数を絞るのでこの通りには買いません。

 

①モズベッロ

実績   ★★★☆☆

タフ馬場 ★★★★☆

調子   ★☆☆☆☆

調教   ★★★☆☆

総合評価:C

昨年の宝塚記念の3着があり、阪神内回りでのタフな馬場はいけそう。

調教は1週前は非常に良かったが、最終追い切りは微妙。

完全復活とまではいかないか?

 

②サリオス

実績   ★★★★☆

タフ馬場 ★★★★☆

調子   ★★★☆☆

調教   ★★★★★

総合評価:B

調教が非常に良かった。かなり成長していると思う。

ただ、コントレイルも成長しているので逆転までは考えにくい。

 

③アーデントリー

実績   ★☆☆☆☆

タフ馬場 ★★★★☆

調子   ★★★☆☆

調教   ★☆☆☆☆

総合評価:D

重馬場は条件戦で好走しているが、

全く実力が足りていない。

調教も身体が重そうに軽めの調整にとどまっている。

 

ブラヴァ

実績   ★★★☆☆

タフ馬場 ★☆☆☆☆

調子   ★★★☆☆

調教   ★★★★☆

総合評価:D

G3では毎回掲示板を確保していたが、前走G2で崩れた。

それがクラスの壁なのか重馬場の影響なのかはわからないが

どちらにせよ雨が降るので今回は厳しい。

 

ペルシアンナイト

実績   ★★★★☆

タフ馬場 ★★★★☆

調子   ★☆☆☆☆

調教   ★★★★☆

総合評価:C

京都でのマイルCS専用機という感じだったが

昨年の札幌記念で2着と新境地を見せた。

秋の京都はタフであり、血統背景からも

そういった馬場は得意。大阪杯も3年前に2着の舞台。

ただ、昨年の宝塚記念では大敗しており

ここでどれくらい走れるかはわからない。

調教はなかなか良い。

 

ワグネリアン

実績   ★★★★☆

タフ馬場 ★★★★☆

調子   ★★☆☆☆

調教   ★★★☆☆

総合評価:C

ダービー馬で実績十分だが、3着以内には1年半、

勝利には2年半も遠ざかっている。

2歳時は33秒前後の上がりの速い得意としていたが

3歳以降はむしろ上がりがかかる方が成績が良い。

調教は1週前はタイムは出ているものの、

併走馬が馬なりなのに対して内を回って鞍上が目一杯追って

なんとか先着するという内容。

最終追い切りでは一週前より大きく先着できたが

相変わらず鞍上は追っており、これはもう1〜2週あれば仕上がった

という調教過程ではないだろうか?

 

⑦コントレイル

実績   ★★★★★

タフ馬場 ★★★★★

調子   ★★★★★

調教   ★★★★★

総合評価:A

実績は言うまでもない。既にG1を4勝もしている。

調教も本当に素晴らしい。

鞍上がそこまで追わなくても非常に優秀な時計でCWを駆け抜け、

最終追い切りは坂路でサラッと追う程度のはずが

時計はスプリンター並みの4Fを50.6。

福永騎手は最終追い切りは軽めがいいとしているので

軽めにしていたのに時計が出てしまったという感じだろう。

タフな馬場はベストではないとは思うが

改修前のボロボロの京都の、しかも3000mのG1で1着なら

星5つとするべきと判断。

全く死角はない。

 

⑧レイパパレ

実績   ★★★☆☆

タフ馬場 ★★★★☆

調子   ★★★★★

調教   ★★★★☆

総合評価:C

5戦全勝でG1に初挑戦。

これまでの相手よりグンと強くなるので

厳しい戦いが予想される。

条件戦ながら2走前は秋華賞週の京都で圧勝しており

タフな馬場もこなせそう。(ただし斤量52kgだったが)

調教は目を見張るものではないが、いつも坂路中心のようで、

さらに時計の出るタイプではないようだが

いつもと同じくらいの動きは出来ているということで一定の評価。

一発狙うなら逃げ粘りだと思うが、

ハッピーグリンあたりに絡まれると厳しい。

 

⑨クレッシェンドラヴ

実績   ★★★☆☆

タフ馬場 ★★★★☆

調子   ★☆☆☆☆

調教   ★★★★★

総合評価:C

この馬は福島でしか買えないと思っているが

今回あまりにも調教が良いのでC評価にした。

コントレイルとサリオスの次くらいには調教が良いと思う。

 

カデナ

実績   ★★★☆☆

タフ馬場 ★★★★☆

調子   ★☆☆☆☆

調教   ★★☆☆☆

総合評価:D

1年前の小倉大賞典の勝利から、その後は4着以下が続いている。

調教は最終追い切りで坂路を一杯に追われるもラスト1Fで失速。

買える状態ではないと判断。

 

⑪ハッピーグリン

実績   ★☆☆☆☆

タフ馬場 ★★☆☆☆

調子   ★☆☆☆☆

調教   ★★★★☆

総合評価:D

G1は敷居が高すぎる。

調教は坂路でなかなか良いので、次走に期待できる。

 

⑫グランアレグリア

実績   ★★★★★

タフ馬場 ★★☆☆☆

調子   ★★★★★

調教   ★★★★☆

総合評価:B

前述の通り、上がりがかかる競馬でどうなるか?

雨が降るのが遅くなることが望ましい。

仮に雨が降らなくても勝つのはコントレイルと考えているが

潜在能力的にコントレイルを負かすとしたらこの馬ではある。

 

⑬アドマイヤビルゴ

実績   ★★☆☆☆

タフ馬場 ★★☆☆☆

調子   ★★☆☆☆

調教   ★★★★☆

総合評価:D

まだG1で通用するほどの力は備えていない印象。

あと20kgくらい体重が増えてきたら面白いのかもしれない。

調教は良かった。

 

 

・印と買い目

◎ ⑦コントレイル

冒頭からずっと記している通り、

私にとってコントレイル以外の本命はあり得ません。

 

▲ ②サリオス

▲ ⑫グランアレグリア

私にとって◯は「◎に逆転可能」の立ち位置なので

この2頭は▲とさせていただきます。(▲は2,3着筆頭)

どちらかというとサリオスの方が

2,3着の確率が高いかなと思っています。

 

△ ①モズベッロ

△ ⑤ペルシアンナイト

△ ⑧レイパパレ

△ ⑨クレッシェンドラヴ

 

 

※買い目

▪️3連単1着流し

⑦→②⑫→②⑫   こちらを厚めに買います。

 

▪️3連単フォーメーション

⑦→②→①⑤⑧⑨

⑦→①⑤⑧⑨→②   こちらはおまけです。