RM_horseの競馬コラム

RM_horseの競馬コラム

競馬についてあれこれ書きます。

宝塚記念予想【2021年】

春競馬の締めくくり、宝塚記念です。

今年も馬場読みが予想の鍵になりそうです。

 

※今回昼間の私の腹痛の影響により、各馬寸評を省略させていただきます。

 好調教馬は紹介します。

 

・出走メンバーと枠順

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参戦予定だったコントレイルやデアリングタクトの回避は残念でした。

しかし昨年の覇者クロノジェネシスや6戦6勝で前走大阪杯を制しているレイパパレ、過去2年連続で宝塚記念を好走しているキセキなど、上位人気勢はG1らしいメンバーは揃ったように感じます。

G1での実績の無い出走馬は、少し実力が足りない感じがしますが天候によっては台頭もあり得ます。

なので天気と馬場状態は非常に重要な予想のファクターです。

 

枠順は外枠が良いとされています。8年連続で7枠より外の馬が連対しています。

おそらく梅雨時期で内側の馬場が傷みやすいことが要因ではないでしょうか?

コース形状はむしろ内枠が有利なレイアウトなはずです。

 

 

・大穴の出番はないか?

阪神競馬場の日曜日の降水確率は前日21時時点で40%と降るのか降らないのかわからない値です。

ただ、降るとしたら競馬開催中の昼間です。

昼間にずっと雨が降ることはなさそうですが、多少なり雨は降るのでしょう。

よって、「パンパンの良馬場希望」のようなタイプは厳しいです(今回のメンバーにはいなさそうですが)。

しかし、「雨が降れば降るほどいい」といったタイプも向かないでしょう。

地力があって、かつ上がりがほどほどにかかるタフな馬場にも対応できる馬が上位に来そうです。

なのでG1での好走経験のある馬なら少し穴っぽくても上位に来れそうですが、実績の無い大穴候補は今回は出番がなさそうです。

 

・クロノジェネシスが先行馬をまとめて下位に沈める

 昨年の宝塚記念有馬記念で、クロノジェネシスは道中で中団から後方のポジションにつけて、3,4コーナーで一気に進出してそのまま押し切って勝利する競馬をしています。

その結果2,3着はどういう馬が来たでしょうか?

有馬記念の3着フィエールマン以外は道中でクロノジェネシスより後ろにいた追い込み馬が来ているのです。

つまりクロノジェネシス早めの進出でロングスパート戦に持ち込むことで、自分より先行していた馬をまとめて着外に沈めながら勝利しているのです。

唯一の例外フィエールマンは天皇賞・春を連覇しているように飛びぬけたスタミナを備えている馬でした。

 

クロノジェネシスが能力を発揮して、昨年の宝塚記念有馬記念と同じ展開に持ち込むのであれば、人気馬であっても先行馬は厳しいことがわかります。

レイパパレは大阪杯での強さはとんでもないものがありましたが、ここは厳しいと考えて思い切って切ってしまいます。

 

・クロノジェネシスは昨年と同じ展開に持ち込むはず

ただし、クロノジェネシスが昨年と同じ展開に持ち込むとは限らないだろうと考える方もいらっしゃると思います。

しかし、私は昨年と同じように3,4コーナーでまくっていく競馬をすると考えています。

その根拠は調教にあります。

 クロノジェネシスは1週前、ルメール騎手を背に併走馬を置き去りにして単走のような形の追い切りをしています。時計も速かったです。

ルメール騎手は昨年の宝塚記念有馬記念で対戦相手の目線からクロノジェネシスの強さを実感しているのだと思います。 だからこそ併せ馬など関係なく気持ちよく走らせたのだと推察します。

なので昨年と同じ競馬をするのではないかと考えています。ルメール騎手は馬の強さを誇示するような競馬をしたがりますし。

 

しかし、この追い切りは斉藤調教師の意図するところと違っていたようで、最終追い切りはルメール騎手が乗る予定だったにもかかわらず、岩田望騎手が乗っています。

ルメール騎手は調教では”クビ”になったのです。

こういった調教師と騎手の意思疎通が出来ていないのは危険な兆候です。

 

・人気馬の調教評価

各場寸評は省略させていただきますが、人気になりそうな馬の調教評価を記します。

 

■好調教馬

アリストテレス

1週前に武豊騎手を背にCWで3頭併せの外から先着し、動きも素軽かったです。

この時点でも好調教なのですが、最終追い切りが圧巻でした。

坂路で53.0とそこそこの時計なのですが、力感の無いフォームを最後まで崩さずに軽やかに駆け抜けています。

軽やかというのは時計にも表れていて、ラスト2F25.1→1F12.5と加速ラップを踏めています。

過去最高の出来と言っていいでしょう。

 

⑬キセキ

昨年より調子が良さそうです。

1週前にCW単走で好時計、最終追い切りは坂路でラスト2F→1Fを加速ラップで駆け抜けるという文字だけ見るとアリストテレスと同じような内容。

折り合いさえつけば能力は十分に発揮できる状態にはあると思います。

 

⑩カレンブーケドール

坂路調整はいつも通りです。今回は前2走よりも坂路で動いています。

前走3200mからのレースなので消耗度合いが心配されていると思いますが、調教からは疲れは見えず、むしろ上積みを感じます。

 

■調教が不安な馬

②レイパパレ

前走よりも坂路で時計が出ており、最終追い切りでは坂路で51.6の自己ベストを記録し、調教は一見良さそうに見えますが、良い過程とは思えません。

その理由は前走はもっと時計が出ていなくても結果が出ているのに、前走よりも強い調教を課す必要がないと感じるからです。

ただでさえ高野厩舎は追い切りの日に坂路を2本追います。

にもかかわらず51秒台なんて時計を出していたらテンションが余計に上がってしまうのではないかと不安があります。

動き自体は良いですが、あまり良い調教とは思えませんでした。

 

⑦クロノジェネシス

前述の通り、1週前に調教師の意図とは違い併せ馬にならずに単走のような形になり、最終追い切りでは岩田望騎手が乗って併せ馬で調教しました。

しかし、その併せ馬もあまりうまくいっているようには見えず、抑えすぎて併走馬に先着されそうになっていました。

かなりチグハグな内容の調教をしている印象です。

 

⑪モズベッロ

調教は非常に動いていますが、映像を見るとあちこちキョロキョロしながら集中できていない様子です。

G1でこういう調教の馬が好走するのかな?と疑問でした。

 

 

・印と買い目

◎ ⑨アリストテレス

調教に惚れた。これに尽きます。

最終追い切りの坂路の動きで本命に決めました。

ここは自分の直感を信じたいです。

 

〇 ⑦クロノジェネシス

普通の人はクロノジェネシスを素直に本命にするのをおすすめします。

昨年の宝塚記念の強さは驚異的で、そこから衰えたとは思いません。

昨年と同じだけ走れば勝ちでしょう。

 

▲ ⑩カレンブーケドール

クロノジェネシスに潰されそうな先行馬なのですが、前走の天皇賞・春で見せた驚異的なスタミナを武器に粘りこめるのではないでしょうか?

昨年の有馬記念でのフィエールマンのように、クロノジェネシスに完全に潰されない先行になりえる存在だと考えています。

 

△ ⑪モズベッロ

△ ⑬キセキ

宝塚記念での好走歴がある馬は入れておきましょう。

 

 

※買い目

単勝

 

馬連

⑦ー⑨⑩

 

3連単フォーメーション

⑦⑨→⑩→⑦⑨⑪⑬

⑦⑨→⑦⑨⑪⑬→⑩