RM_horseの競馬コラム

RM_horseの競馬コラム

競馬についてあれこれ書きます。

【2022年】東京優駿(日本ダービー)予想

いよいよダービーですね。

つまり月曜日から来年のダービーに向けての戦いが始まります。

競馬ファンにとっても、POGの指名馬を決めるのに悩んでいるでしょう)

 

なぜダービーが特別なのか?

過去にも書いたことがありますが、なぜダービーが特別なのでしょうか?

競馬をあまり知らない人にはダービーが特別と言われてもピンときません。

ダービーは3歳馬だけのレースだと伝えると驚かれることが多いです。

「え?あんなに特別なレースだから日本一強い馬を決めるレースじゃないの?」と。

 

確かに、世代限定戦がオールスター戦とも言える有馬記念に匹敵する、
いや、上回るほどの盛り上がりを見せるのはなぜでしょうか?

それは馬の生産時点でみんなダービーを目指しているからが答えではありますが、
じゃあなぜみんなダービーを目指すの?なぜそういう歴史になったの?という話になります。

 

これは私見ですが、ダービーはどのカテゴリも重要なちょうどいい時期のレースなのではないでしょうか?

2歳戦は入厩して日が浅いので、生産・育成牧場の貢献が大きいです。

逆に古馬以降は調教師の貢献が大きくなります。

しかし、3歳春のこの時期のダービーは、牧場の力も大きいですし、厩舎力も重要で、
いい塩梅で全てのホースマンがバランス良く貢献しないと勝てないということではないでしょうか?

(※2歳戦で厩舎、古馬以降で牧場の貢献が無いとは言っていませんよ!)

 

ダービーの勝利が全てのホースマンの夢なのは、そういう背景があるのではないかと考えています。

 

ダービーは好きな馬を買おう

そんな全てのホースマンの夢のダービーですが、どのように予想しましょうか?

ダービーくらい、的中を意識することなく好きな馬を買ったらいいと思っています。

いや、いつでも好きな馬を買ったらいいのですが、あまりに的中しないと破産します。

 

でもダービーだけはこれ当たらないだろうなとか考えなくていいでしょう。

父が好き、母が好き、兄弟が好き、あのレースで儲けさせてくれた・・・

何でもいいので、好きな馬を買いましょう。

 

私は好きな馬というよりはビビッときた馬を買おうと思います。

まあ、そのビビッときた根拠はある程度の予想になりますが。

 

皐月賞とダービーの関連性

好きな馬を買えとは言いましたが、それで終わるとこのブログの存在意義も無くなるので
予想の参考になるものは記しておきます。

 

ダービーのデータ分析はいろんな人がやっているので、そちらを見ていただくとして、

このブログではデータ分析の向こう側を考えます。

皐月賞で好走した馬がダービーでも好走することはよくありますが、

ダービーでは結果を残せなかった皐月賞好走馬もいっぱいいます。

さらに、皐月賞で凡走した馬がダービーで結果を残した馬も多いです。

 

これは桜花賞オークスの関係とほぼ同じだと思っています。

基本的に皐月賞とダービーは適性が違うレースだと思っています。

皐月賞は小回りで器用に立ち回ることも必要ですし、

ペースも速くなるのでマイルのレースのような適性も必要です。

 

一方でダービーはその逆で、直線が長くペースも皐月賞よりは落ち着きます。

2400mを走り切るスタミナも必要でありながら、最後の直線のスピードも速くなります。

道中で折り合って長い直線をいかに速度を落とさずに持続できるか、

という皐月賞には大きく求められなかった能力が要求されます。

 

このようにレース適性が異なるので、皐月賞好走馬にはダービーの適性が怪しい馬もいるのは確かですが、

皐月賞の好走は現時点での完成度を証明することにはなります。

ダービー向きではなかったとしても完成度で上回るため好走することがあります。

つまり、ダービーに向いている馬がそのまま上位に来るとは限らないのです。

 

まとめると

皐月賞が向いていて好走した→ダービーでは評価を下げる

皐月賞よりダービー向きではあるが、皐月賞で好走した→ダービーで本命候補

皐月賞では凡走したが、ダービー向きなので盛り返す→ダービーでは評価を上げる

・単に完成度がまだまだ

の4パターンの見極めが必要で、この見極めはほとんど勘です。

 

1枠は有利か?

ダービーは1枠が有利とされています。

これは本当だと思います。あまりにも1枠の好走が多いです。

しかし、人気馬が1枠に入ると別です。

結構マークされるので包まれ、スムーズな競馬ができないことがあります。

2016年のディーマジェスティあたりがその例だと思います。

 

今年は人気薄2頭が内枠に入りました。

マークされることは無いので、ヒモにはいいと思います。

 

全頭寸評

今回は総合評価のみとします。結構直感が多いです。

総合評価のA〜Dの意味は以下の通りです。

A:本命候補

B:相手には抑えておきたい

C:穴党、点数に余裕ありなら抑えたい

D:買えない

これは実際の印と買い目とは異なります。

馬券を買う時は点数を絞るのでこの通りには買いません。

 

①アスクワイルドモア
総合評価:C

皐月賞上位馬に比べて完成度、実力はまだまだだと感じるが
それでも来る可能性があるのはダービーの1枠。

スタミナ面の不安がないのは長所。

 

②セイウンハーデス
総合評価:D

アスクワイルドモアと同様、ダービーの1枠は注意が必要だが
この馬はスタミナの不安もある。

しかし、2018年3着のコズミックフォースに重なる面はある。

 

③アスクビクターモア
総合評価:C

相当楽に逃げれないと厳しいと考えている。

2019年のダービー馬のロジャーバローズのような競馬が出来ればだが、
それをするには前走好走しすぎており、マークはある程度されてしまう。

昨年のタイトルホルダーも掲示板は逃しており、皐月賞で逃げた馬の次走ダービーは厳しい。

 

マテンロウレオ
総合評価:D

後方一気でどこまで届くか?これまで後方一気で届いたのはキズナくらいで、
ペースが流れることとキズナ並みの末脚が要求される。

それを望むのは酷だと思う。

 

⑤ピースオブエイト
総合評価:D

昨年のダービー馬シャフリヤールと同じ毎日杯勝ちからのダービー出走。

しかし昨年のシャフリヤールは毎日杯でレコード勝ちしており、
スピード対応が問題ないことを証明してからの参戦だった。

この馬は前走は時計のかかる馬場で、血統を見てもスピードへの対応が疑問。

 

プラダリア
総合評価:C

前走の青葉賞のタイムが優秀。消耗さえ問題なければダービーでも通用していい。

(今年5戦目で2400mの3連戦なのでそこが大きな問題だが)

 

⑦オニャンコポン
総合評価:C

完成度が高く、それなりに走ると思う。

勝ち切ることは別として、ヒモには入れておきたい存在。

 

⑧ビーアストニッシド
総合評価:D

状態面でもうお釣りがない。

さらに距離延長は酷。

 

ジャスティンパレス
総合評価:C

この馬は皐月賞よりはダービー向きだと思うが、あとは実力が足りているかどうか。

個人的には前走の皐月賞を見る限り、ホープフルSからの成長はそれほどなかったように感じた。

 

マテンロウオリオン
総合評価:D

この馬の実力は評価しているが、2400mのダービーはさすがに長い。

やはりマイルで見たい。

 

ジャスティンロック
総合評価:C

スタミナが豊富。ペースが上がるのが早くなってゴール前バテバテの超消耗戦になれば面白い。

 

⑫ダノンベルーガ
総合評価:A

皐月賞は明らかに適性外の典型的なハーツクライ産駒で、さらに不利な1枠だった。

それでも4着にまで来たので、改めて能力の高さを証明した。

東京替わりは明らかにプラス。

2019年2着のダノンキングリーと重なる。好走は間違いないか?

 

⑬ドウデュース
総合評価:A

マイルG1を勝っているが、皐月賞で上がり最速を記録したように、スタミナ面は全く問題ない。

むしろマイルG1を勝ったことがこの馬のスピードを証明している。

ダービーでは先行するだろう。皐月賞のように追い込むも届かないということはなさそう。

懸念は2歳時のアイビーSで、先頭に抜け出すとソラを使うように見えた点。

先頭に立つタイミングは重要で、スムーズすぎてもそれが仇になる可能性がある。

名手武豊騎手のレース捌きに注目。

 

⑭デシエルト
総合評価:D

前走は逃げることが出来ずに気を悪くして大敗。

しかし今回も外枠で、逃げるには脚を使う必要がある。

そうなると2400mはなかなか持たない。

 

⑮ジオグリフ
総合評価:D

皐月賞勝ち馬だが、ダービーでは買わないことを決めていた。

理由は喉鳴り。皐月賞前も不安視されていた。

2000mは持っても2400mは厳しい。

 

⑯キラーアビリティ
総合評価:D

ホープフルSを勝っており実力はあると思うが、状態が上がってこない様子。

皐月賞には直行ローテで挑んだが、それでもこの馬には休みが必要に感じる。

 

⑰ロードレゼル
総合評価:C

長距離適性は問題ないが、実力が足りているかどうか。

スムーズな競馬が出来ての青葉賞2着というのは物足りない。

 

⑱イクイノックス
総合評価:B

実力は申し分ないが、皐月賞向きだったのではないかと思う。

皐月賞は抜け出して勝ちそうだったが残り50mで止まった感がある。

2400mは長い可能性がある。

それでも実力上位であり、東京コース自体の適性は高いため無視はできない。

 

印と買い目

◎ ⑬ドウデュース

A評価の2頭で本命はかなり迷いましたが、ドウデュースにしました。

そろそろ武豊がダービーを勝つところが見たいです。それが本命の理由です。

 

◯ ⑫ダノンベルーガ

最も安定して走りそうなのはダノンベルーガと考えています。

明らかに皐月賞よりダービー向きです。

その皐月賞で4着なら、ダービーは着順は上げてくるでしょう。

 

▲ ⑱イクイノックス

本命対抗に比べて少し評価を落としたのは距離延長への対応です。

しかし、現時点での能力が高いです。

前走のゴール前で止まった感があるのは長期休養明けの分で、
距離が問題ない可能性もありますから無視をしてはいけないでしょう。

 

 

単勝 ⑬

ワイド ⑫ー⑬

3連単 ⑫⑬→⑫⑬⑱→⑫⑬⑱