RM_horseの競馬コラム

競馬についてあれこれ書きます。

中京記念予想

 

サマーマイルシリーズの開幕戦です。

馬場状態がカギだと思います。

 

 

・コース解説

競馬ラボさんのコース解説です。

 

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出典:競馬ラボ様

中京競馬場 芝1600m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

スタートは2コーナーの引き込み地点。

コース形状は距離が違いますが東京2000mに似ています。

スタートしてすぐに曲がるので内枠有利かと思いきやそうでもないようで、

競馬ラボさんのデータでは外寄りの7枠が好成績のようです。

しかし、そこまで枠の有利不利は考えなくても良さそうです。

 

 

・レース傾向

2012年の中京競馬場全体のコース改修後、1400mや1600mは

瞬発力に優れたスピードタイプの馬が強いように感じます。

中京記念でも同様で、過去5年の3着以内の傾向を調べてみると、

上がり3ハロン3位の以内の馬が馬券に絡むことが多いです。

 

ただし、差し馬だけで決まるかというとそうではなく、

先行馬は1頭絡んでいます。

なので馬券の組み立て方としては差し追い込み馬2頭、

先行馬1頭となるように買いたいです。

 

というのが良馬場でのお話。

今年は重馬場になることが濃厚ですから、一筋縄ではいきません。

 

 

・馬場状態は?

やはり気になるのは馬場状態。

土曜日の中京競馬場は不良馬場でスタートし、

午後には重に回復していました。

今日明日は曇り空ではあるものの、雨が降らない予報です。

 

そうなると本日のレースは参考になります。

ちょうど中京の最終レースが芝1600mと中京記念と同じ舞台だったので

このレースを見てみましょう。

 

レースは3番人気アンドラステが逃げ切り勝ち。

斤量49kgの恩恵はあったと思いますが、上がり3ハロン34.3でまとめています。

勝ちタイム1分33秒4も重馬場とは思えないタイム。

2着ソシアルクラブもブエナビスタの子供ですし、重馬場のイメージではありません。

強いて言うなら離れた3着のハクサンフエロは上がりがかかった方が良さそうというくらい。

 

これだけでも重馬場巧者から馬券を組み立てるということにはなりません。

 

ただし、先行馬が有利で、差しは届かないと思われます。

アンドラステもソシアルクラブも逃げ先行で、ハクサンフエロはかなり離れていました。

後方一気で差し切るのは至難の業でしょう。

 

なので能力はあってもポジションが後ろになってしまう馬は

少し評価を下げざるを得ないです。

 

 

・レース展開は?

前走逃げているのはツーエムマイスターやコスモイグナーツですが、

最内枠に入ったグランドボヌールがハナと予想します。

前走CBC賞では控えてしまい6着でしたが、鞍上を変更したということは

控えた選択をしたことに陣営は不満を持っていたはず。

ここはハナに行く指示を出しているでしょう。

そしてツーエムマイスターとコスモイグナーツも主張していくかどうかですが

重馬場を気にして絡んではいかないのではないでしょうか?

 

グランドボヌールが引き離すかどうかはわかりませんが、

3頭の後ろは一団ではないでしょうか?

なのでスタートで出たなりにポジションが決まってしまうので

ゆっくりゲートを出る馬はポジションが不利でしょう。

 

 

・もう一つのポイント

これまでポジションの話をしましたが、もう一つ重要なのはスタミナです。

34秒台の上がりが出るとはいっても水分量が多い重馬場ではあります。

短距離向きな馬よりは1800m以上もこなせるような馬を選んでいきたいです。

 

 

・印と買い目

◎ 7 プリモシーン

陣営は道悪の不安を話していますが、

上述の通りそこまでの重馬場にはならないと考え、

単純に能力の高いこの馬を本命にします。

先行できるタイプではありませんが、大きな出遅れもしないタイプ。

さらに福永騎手はスタートが上手いので、すんなり中団につけれるはずです。

 

◯ 16 キャンベルジュニア

穴馬ですが外枠でスタートも問題がなく、いい馬場を走れそうです。

最近は1200mを中心に使っていましたが、元々は2000mが2戦2勝なように

適距離は1600mから2000mだと思われます。

1400mが主戦場の出走メンバーの中ではスタミナもあるほうではないでしょうか?

 

△ 14 カテドラル

アーリントンカップで出遅れたのが怪我の功名で、追い込み馬としての能力が発揮され

NHKマイルカップでも3着の好成績でした。ここでも能力は上位だと思います。

しかし、上記の通りポジション取りに不安が残ります。

アーリントンカップだけでなく、NHKマイルカップでも出遅れていますので

出遅れが癖になっている可能性があります。

そのため能力は認めつつも3番手評価です。

 

△ 10 コスモイグナーツ

好走時は上がりがかかっていることが多いので、馬場は重い方が良さそうです。

さらに先行できるため、前有利なことも味方するでしょう。

 

△ 1 グランドボヌール

レース展開で記した通り、この馬がハナだと思います。

重馬場での逃げ残りは考慮しておかなければいけません。

鞍上の和田騎手は逃げ馬を粘らせることに長けていますし、

馬券にはいれておきたいです。

 

 

※買い目

 

3連単フォーメーション

7.16 → 7.16 → 1.10.14

7.16 → 1.10.14 → 7.16

 

馬連流し

7 ー 1.10.14.16

16 ー 1.10.14

 

                                 計19点

 

 

 

・グルーヴィットを入れなかった理由

 

グルーヴィットは危険な人気馬というよりも、

わからないのに人気を集めているという印象です。

芝はファルコンSの2着とNHKマイルカップの10着のみ。

その前はダートで2連勝でした。

距離適性も芝なのかダートなのかもまだ未知数だと思います。

もしかしたらということで馬券に入れることはありますが、

入れても人気を集めているのであまり旨味がありません。

 

 

 

 

高額馬は活躍するのか?

 

7月8日、9日は競走馬のセリで最も規模が大きいセレクトセールが開催されました。

今年は落札額の総額がなんと200億円を超えるセリであり、

一般のネットニュースにも掲載されるほどの注目度です。

 

 

・今年のセレクトセールの感想

本題に入る前に、今年のセレクトセールの結果を見てみると、

毎年の印象ではありますが、非常に高額です。

 

近年に言えることは、「安い馬も高い」ということではないでしょうか?

社台SSにいるような種牡馬の産駒かつ、ノーザンファーム生産馬であれば

それだけで5000万を超えています。

さらにディープインパクトキングカメハメハロードカナロアハーツクライ

といった主要種牡馬であれば億を超えてきます。

G1レースで上位を占めますから、当然といえば当然かもしれません。

 

 

・高額馬はどれだけ活躍するか?

さて本題ですが、セレクトセールの高額馬は

その後金額に見合った活躍をしているのか気になりませんか?

走るかどうかなんて走ってみないとわからないのは明白ですが

どれだけ活躍馬が出ているかを整理しておくと、POGにも役立ちそうです。

 

そこで、現5歳世代以降の過去5年のセール高額馬トップ10を年代毎に並べてみました。

ここでは取引時の当歳と1歳は分けておらず、金額だけで並べています。

馬名の色分けは下記のようにしています。

  • 回収率(獲得賞金÷落札価格)が100%を超えている:
  • 回収率が100%超えかつ、G1勝利がある:
  • 回収率が100%を超えていないが、重賞勝ちがある:

 

なお、JRAでの賞金だけですので、地方競馬や海外での獲得賞金は含まれていません。

JRA抹消後に地方や海外に移籍した場合も同様です)

JRA所属中に海外レースで賞金を得た馬は※をつけています。

地方のレースで勝った例もありましたが、交流未勝利か500万クラス相当です。

重賞で賞金を得た馬はおりませんでした。

 

デビューが出来なかった馬も入れていますが、

海外の馬主が落札して海外でデビューした馬は入れておりません。

(例えば、母ミュージカルウェイの2014)

 

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2010年生まれから2014年生まれまでの5年間のトップ10の馬で、

セリでの落札額を回収できたのは8頭です。

内G1馬はスワーヴリチャードサトノダイヤモンドサトノアラジンの3頭。

もちろん、トップ10に絞っているのでこの頭数です。

トップ20だとかもっと頭数を広げれば回収率の高い馬も出てきます。

 

ここで言いたいのは、高い馬はみんなある程度活躍するかというと

全くそうではないということです。

 

 

・高額馬を落札する馬主さん

馬の脚はガラスに例えられるくらい脆いものです。

素質は持っていても脚が丈夫じゃなかったために

活躍できない例がたくさんあります。

上の表で言えば、ヴァンキッシュランラストグルーヴはそうでしょう。

 

しかし、実は価格に見合った素質を持っていなかった馬のほうが多いはずです。

馬の素質を0歳や1歳で完全に見抜くことは出来ないのでしょう。

 

今回あげた5年間で、サトノ冠の里見オーナーは

上記のサトノダイヤモンドサトノアラジンに加えてサトノクラウン

3頭のG1馬をセリで落としましたが、

落札した高額馬の数も半端じゃありません。

3頭ではこれまでの投資はまだまだ回収できていないと思われます。

こんなに投資を回収できないビジネスもなかなかありません。

馬主さんは大体経営者で数字にはシビアなはずですが、

馬の競り落としになると平気で何千万、下手したら1億以上予算を超えていきます。

要は里見オーナーはそれでも気にしないくらいお金持ちだということです。

 

なので毎年のように新しい馬主さんが億単位の馬を

競り落としていくのを見ますが、かなり危険だなあと思っています。

フサイチ冠の関口氏や、ミュゼ冠の高橋氏、最近ではKTレーシングなど

かつてはセレクトセールで景気良く競り落としていたのに、

パッタリと見なくなってしまった馬主さんも多くいます。

本業が不振になってしまい、手放さざるを得なかったのでしょうけれども

何億円も毎年のように出費するのは尋常じゃありません。

現代で“ダビスタ感覚”で馬主ができるのは、相当なお金持ちです。

 

 

POGの面では?

我々競馬ファンの大半は馬主に慣れるほどのお金は持っていません。

一口馬主もありますが、それも気軽にできるものではありません。

 

そこでペーパーオーナーゲーム(POG)で楽しみます。

POGとはデビュー前の馬を指名して、その馬たちの

ダービーまでの獲得賞金の合計金額を競います。

ウェブサイトや雑誌といった様々な媒体で開催されており、

指名馬の制約など細かいルールが設定されているものもあります。

仲間内で楽しんでいる人もいると思います。

 

POGの指名馬に高額馬は向いているか?ということですが

何頭か対象期間中の重賞勝ち馬は出ていますが、G1勝ちは出ていません。

(スワーヴリチャードとサトノダイヤモンドがダービー2着)

過去10年のセレクトセール高額馬(1億円以上)でPOG期間中のG1勝ちは

ラヴズオンリーユーミッキークイーンオークスのみです。

あまりセレクトセール高額馬をPOGで狙うのは効率的でなさそうです。

 

 

・幸運な馬主4選

高額馬を買い漁って結果が出にくい、という結論で終わると後味が悪いので、

個人的に選んだ幸運な馬主さんを4人ご紹介します。

もちろん運だけでなく相馬眼や様々な努力の賜物だと思いますが、

上記の通りお金をかけても必ず活躍馬が出るとは限らない世界です。

敬意を込めて幸運とさせていただきます。

 

 

金子真人

個人馬主といえば金子氏の名前が最初に思い浮かびます。

これは誰も異論はないでしょう。

通算で12頭のG1馬を所有している、という数字だけでも凄まじいですが

なんといってもその12頭のうちの2頭が

ディープインパクトキングカメハメハという2大種牡馬を持っていたということ。

誰もが勝ちたいダービーも上記2頭以外にマカヒキワグネリアンで勝っており、

ダービー通算4勝は個人馬主が達成できる数字ではありません。

特にディープインパクトは歴代で2頭しかいない無敗でのクラシック3冠を達成。

通算成績はG1 7勝を含む14戦12勝。

歴代最強馬は?と聞かれればディープインパクトと答える人が多いと思います。

 

そのディープインパクトも実はセレクトセールで取引された馬。

0歳時の2002年に7000万円で落札されています。

なかなかの高額に思えますが、ディープインパクトの父サンデーサイレンス

日本の競馬を変えた大種牡馬で、当時は非常に人気がありました。

この時のセールでサンデーサイレンス産駒は14頭いましたが

ディープインパクトは9番目と、それほど人気はなかったようです。

馬体の薄さが嫌われたようで、生産牧場でもさほど評価はされていなかったようです。

それが最強馬になってしまうのですから、わからないものです。

 

他にも歴代最強ダート馬の呼び声が高いクロフネ牝馬三冠を達成したアパパネなど

種牡馬入り後も考慮すると、最も稼いだ個人馬主と言えるでしょう。

 

 

大和屋暁

この人は馬主になっていきなり大当たりを引きました。

馬主になって最初に落札した馬はデビュー前に亡くなってしまいましたが

2頭目の馬、すなわち初めて走った馬がとんでもない活躍をしました。

名前をジャスタウェイといい、ドバイデューティーフリーをレコードで勝利し

一時レーティングが世界1位となりました。

レーティングの世界単独1位は日本馬で初めてでした。

 

そのジャスタウェイセレクトセール取引馬。

1歳時の2010年のセレクトセールで1260万円で落札されています。

たった1260万円で後に9億円近く稼ぐ馬を購入しています。

 

大和屋氏はハーツクライ一口馬主だったこともあり、

ハーツクライ産駒が出るたびに手を挙げ続け、

競合しなかったジャスタウェイをたまたま購入できたそうです。

(本業はアニメ等の脚本家で、大金持ちではありません)

ジャスタウェイは脚が外向きに曲がっており、

お金を貰っても持ちたくないとも言っている馬主もいたとか。

やはり、走るかどうかは2歳以降に走ってみないとわかりませんね。

 

 

佐々木主浩

野球ファンにはお馴染み大魔神佐々木氏です。

なんといっても母ハルーワスウィートの子供の活躍がすごいです。

ハルーワスウィートは先天的に尾骨がなく、しっぽがありません。

競走馬はしっぽでバランスを取りながらコーナーを曲がるとされ

ハンデがあると思われていましたが5勝をあげます。

しっぽがない姿からファンの多い馬だったそうです。

佐々木氏もその一人で、子供は絶対に落札すると言って

本当に初年度の産駒を落札しました。

 

その後、佐々木氏の熱意に負けてノーザンファーム

ハルーワスウィートの子供を全て佐々木氏に売ります。

その中からヴィルシーナシュヴァルグランヴィブロス

3頭もG1馬を輩出しました。

 

佐々木氏曰く、ハルーワスウィートはしっぽがないながらも

それなりに活躍したため、能力は非常に高いと考えていたとのこと。

それでも3頭もG1馬を出すとは佐々木氏も想像していなかったでしょう。

 

 

小林祥晃

Dr.コパでお馴染みの風水師です。

個人的には非科学的なアプローチは好きではありませんが、

風水の力を活かしているのか好成績を挙げています。

 

小林氏はセレクトセールには参加せず、日高の安い馬で活躍馬を出しています。

代表馬はG1を歴代最多の11勝もあげたコパノリッキーです。

他にも高松宮記念を勝ったコパノリチャード全日本2歳優駿を勝ったラブミーチャン地方馬)がいます。

ほとんどが日高の1000万未満のお値打ち価格でこれだけの活躍をしているのは、

風水の力としか言いようがありません。

 

 

 

以上、競走馬のセリににまつわる面白い話でした。

 

 

レース回顧 〜函館記念〜

 

久々にレース回顧をやります。

 

レースは予想通りマイスタイルがハナ。1コーナーを回るまでは一団でした。

しかしコーナーを回って馬群は向正面で縦長になります。

マイスタイルが飛ばしてマイネルファンロンが離れた2番手。

さらに離れてドレッドノータスが3番手。

4番手はステイフーリッシュが外を回します。

5番手のレッドローゼスから後ろは一団です。

 

縦長なのでマイスタイルが飛ばしすぎかと思いきや、

1000m通過は59.8と平均ペース。

過去の函館記念と比べても、コンマ5秒以内の微差で速い程度で

馬群が縦長になるほど速いわけではありません。

マイネルファンロンがついていかず離れた2番手であり、

さらにドレッドノータスが離れていたことが大きいでしょうか?

 

それともペースを読み違えたでしょうか?

ただし、ラップタイムを見ても最初の200mは12.7でしたが、

その後は11.7→11.9→11.7→11.8と進んでいるので、

特に速いラップはないはずですが・・・

函館記念(G3) 結果・払戻 | 2019年7月14日 函館11R レース情報(JRA) - netkeiba.com

 

どんな要因にせよ、縦長の馬群によって中団後方勢は全滅でした。

3,4コーナーでリードは少し詰めますが、直線では末脚が不発でした。

というよりも前が止まりません。

 

直線でマイネルファンロンが早め先頭で抜け出そうとします。

これは後続を引き離す意味でも正しい判断です。

このまま先頭でゴールすると思いきや、

内からマイスタイルが差し返して1着でゴール。

2着マイネルファンロンで3着はステイフーリッシュでした。

 

1着のマイスタイルですが、一度抜かれてから差し返す根性もさることながら

素晴らしいのはそのペース配分です。

1000m通過が59.8で、勝ちタイムが1.59.6。

つまり前半と後半のラップタイムが同じ59.8なのです。

これが逃げ馬の理想とも言えます。

 

田中勝春騎手はマイスタイルの良さを活かしきれないと思われる騎乗が続いていましたが、

重賞の舞台で最高の騎乗をしました。

 

 

馬券の方はこちらの予想ですが

危険な人気馬であげたマイスタイルとステイフーリッシュが1,3着という結果に。

これはひどすぎます。バカにしていいですね。

 

しかし高評価をしていたマイネルファンロンが2着、

4,5着のドレッドノータスアメリカズカップを馬券に入れています。

 

馬券が下手なのは間違いないですが、予想自体は自分で言うのもなんですが

穴馬を見つけるのは今回に限らずそこそこ出来ていそうなのですが、

人気馬の取捨選択がダメダメなのです。

 

そのあたりの自覚があってこその危険な人気馬を考えるようにしたのですが

ここまで取り上げた馬が馬券に絡むのかと自分でも驚きます。

人気馬の取捨選択にはこれからも気をつけていきたいです。

 

 

函館記念予想

 

人気サイドで決まることがほぼないレースです。

難解なレースですが、なんとか傾向をひねり出しました。

 

・コース解説

競馬ラボさんのコース解説です。

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出典:競馬ラボ様

函館競馬場 芝2000m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

ポケット地点からのスタートで、1コーナーまでの距離が長いため

逃げ馬多数の場合は先行争いが激しくなりがちです。

直線の短い小回りなので先行馬が有利な反面、

逃げ切りはその起伏のせいかあまりみられず、

ペース次第では差しも決まります。

ただし、直線は短いので4コーナーを曲がり切るまでには

ある程度の位置には居たいところです。

 

 

・巴賞組が不振?

函館記念は、その2週間前に同じ函館競馬場で開催される

巴賞からのローテで出走する馬が多いですが、

結果に直結しないことが多いです。

 

過去9年で前走巴賞の馬が函館記念で馬券内となったのは

(10年前2009年は札幌競馬場で開催のため除外)

2016年 2着ケイティープライド(巴賞6着)

             3着ツクバアズマオー(巴賞3着)

2013年 2着アンコイルド(巴賞8着)

2012年 2着イケトップガン(巴賞5着)

             3着ミッキーパンプキン(巴賞6着)

以上、5頭です。

 

なんと勝ち馬がいないだけでなく、巴賞連対馬が馬券に絡んでいません

もちろんその中には人気馬も数多くいます。

例えば2017年の1番人気は巴賞1着のサトノアレス

3番人気は巴賞2着のアングライフェンですが、

どちらも馬券圏外となっています。(サトノアレス6着、アングライフェン4着)

 

サトノアレスに関しては出走時点でG1馬でしたし、

その後重賞でも馬券内が数多くあり、安田記念4着の実績を積みます。

決してその時点で力が落ちていないことは明らかでしょう。

それでも馬券外に沈んでしまうのが函館記念の難しさなのです。

 

 

・好走馬のポイントは?

なぜ巴賞好走馬が人気馬でも函館記念では好走しないか?

どうも函館記念と巴賞はレース傾向と言いますか、

好走する馬の傾向が違うのかなと思います。

 

巴賞ではスピードのある正統派なタイプの馬が好走しますが、

函館記念ではスタミナはあるけどスピードは不足している馬が

穴をあけることが目立っています。

 

巴賞は1800mで、函館記念は2000m。

たった200mで好走馬の傾向がガラリと変わっているのだと思います。

もちろん、中1週のローテが関係していることもありますが、

それだけでここまで極端なデータにはならないと思います。

 

つまり、函館記念ではスピードはなくても長距離で好走できるような

スタミナのある馬を選びたいです。

 

過去の函館記念の結果を振り返ってみると

2018年 1着 エアアンセム 5番人気

             2着 サクラアンプルール 7番人気

             3着 エテルナミノル 13番人気

2017年 1着 ルミナスウオリアー 5番人気

             2着 タマモベストプレイ 14番人気

             3着 ヤマカツライデン 7番人気

2016年 1着 マイネルミラノ 3番人気

             2着 ケイティープライド 13番人気

             3着 ツクバアズマオー 9番人気

2015年 1着 ダービーフィズ 3番人気

             2着 ハギノハイブリッド 10番人気

             3着 ヤマカツエース 7番人気

2014年 1着 ラブイズブーシェ 2番人気

             2着 ダークシャドウ 8番人気

             3着 ステラウインド 7番人気

※多いので過去5年分にしておきます。

 

全ての馬に当てはまるわけではありませんでしたが、

多くの馬に合致する共通点がありました。

それは2200m以上のレースでの馬券圏内の実績です。

 

これに当てはまらなかったのは

エアアンセム、エテルナミノル、マイネルミラノ

ケイティープライド、ヤマカツエース

の5頭いますが、マイネルミラノはその後

2200m以上のレースで馬券圏内を達成しています。

さらにヤマカツエース有馬記念4着の実績も積みます。

 

これを見る限り、2200m以上の実績は無視できないと言えそうです。

今年の出走馬で2200m以上の馬券圏内の実績有りに該当するのは

以上8頭もいますが、これはかなり前のレースも含まれています。

 

距離適性等の馬の性質がそんなに変わっていないであろう、

過去1年以内の成績に限定すると

  • 6番 マイネルファンロン
  • 8番 メートルダール
  • 9番 ポポカテペトル
  • 10番 ステイフーリッシュ
  • 15番 ゴールドギア

の5頭になります。

 

昨年はこのデータに該当しないエアアンセムとエテルナミノルが1,3着でした。

しかし、昨年の該当馬はサクラアンプルールとカレンラストショーのみで、

サクラアンプルールは上記の通り2着です。

今年の該当馬5頭で全て決まるとは思いませんが、無視は出来ません。

 

上記に該当しない2000m以下のレースを使ってきた馬では、

やはりマイルで良績を上げるようなスピード自慢ではなく

時計がかかるような渋った馬場でも力を発揮できるタイプが良さそうです。

 

もちろん、夏競馬ですので近走の状態も重要です。

明らかに夏負けして調子が上がっていない馬は軽視です。

 

 

・レース展開はどうなる?

もうひとつ予想をする上で重要なのがペース。

巴賞は逃げ馬は多くありませんでしたが、先行馬が多数いたことで

ペースが速くなり、先行勢総崩れの追い込み決着となりました。

 

今回は先行勢がそれほど多くなく、逃げ候補のマイスタイルが

内よりの枠に入ったため、ペースは落ち着くのではないかと考えています。

 

ただし、マイスタイルは最近1600mを中心に使っており、

折り合いがつかずペースが速くなる可能性もあります。

ペースが流れた時にも対応できるような馬券にしたいと思います。

 

 

・印と買い目

 

◎8 メートルダール

前走、前々走の金鯱賞新潟大賞典は大きく負けましたが、

今は瞬発力勝負は部が悪くなっているのではないでしょうか?

現に1月のAJCCでは、シャケトラ、フィエールマンから

0.1秒差の3着と健闘しています。

ここで求められるのはまさにAJCCのようなタフな競馬。

実績に比べて人気が低いようですし、オッズ的にもおいしいです。

 

◯6 マイネルファンロン

上記で挙げた好走のポイントに合致する5頭の中で最も人気のない馬です。

ですが、2走前で中山の2200mを逃げ切るタフな馬です。

前走は中途半端な競馬をしてしまいましたが、今回は先行する馬も少ないので

しっかり好位追走すれば勝ち負けもあるでしょう。

昨年も函館ではありませんが札幌で北海道の滞在競馬を経験しており、

滞在競馬での不安も少ないはずです。

また、余談ですが鞍上の丹内騎手は函館出身です。

気合いも入っていることでしょう。

 

▲5 ドレッドノータス

好走ポイントに合致しない馬ですが、

それは2200m以上を一回しか走っていないというのもあります。

昨年秋までに着実に力をつけて準オープン、オープンを連勝。

その後重賞の中日新聞杯では壁に阻まれて敗退し、今年の春まで休養しました。

休養明け初戦は大敗でしたが、徐々に着差を詰めていることから復調の気配がします。

前目につけれるのも魅力で、ポジション的な優位性もありそうです。

 

△15 ゴールドギア

格上挑戦となる馬ですが、その分斤量が最軽量の52kgで臨めます。

好走ポイントにも合致しています。

脚質が後ろからなので強調はできませんが、

長距離レースで上がり最速を連発しているのは大きな武器です。

 

△12 スズカデヴィアス

上で記したように、しばらく巴賞の連対馬から

函館記念で馬券にはなっていません。

この馬も後ろからの追い込みなので、函館記念では

差し脚が届かないパターンがよく見られます。(昨年のこの馬もそうでした)

ただし、ハイペースになり先行馬が総崩れになればこの馬が台頭します。

保険的に馬券に入れておきます。

 

△2 アメリカズカップ

この馬は一応入れておく程度です。

道悪なら好成績をあげていることを考慮すると

タフなレースには強いのかもしれないなと考えた次第です。

近走と同じように大敗する可能性の方が大きいと思いますが

こういう馬が穴をあけてきたのが函館記念です。

 

 

※買い目

6.8 → 2.6.8.12.15 → 5

6.8 → 5 → 2.6.8.12.15

 

8 ー 2.5.6.12.15

6 ー 2.5.12.15

 

                                  計 25 点

 

 

・危険な人気馬

逆の結果になりがちな危険な人気馬のご紹介です。

 

  • ステイフーリッシュ

なぜ好走ポイントに合致して、その中で最も人気のある

この馬を馬券に入れなかったか?

それは臨戦態勢に疑問が残るためです。

鳴尾記念からのローテはいいですが、調教本数が合計4本というのは少なめ。

最終追い切りもドレッドノータスに明らかに劣っていました。

調教は動く馬ですので、調子を落としているのだなと感じました。

 

  • マイスタイル

昨年函館2000mを2連勝しているので人気を集めていますが

今年は1600mと1800mを使っており、1600mでは好成績です。

もう適性がマイルになっているのではないでしょうか?

1週コースであり、折り合いも懸念材料です。

 

 

JRAの対策は0点

 

先日、禁止薬物が含まれたサプリメントの流通問題に関するコラムを書きました。

その記事はこちらから

その翌日にJRAから本件の調査結果および再発防止対策のリリースがありました。

 

飼料添加物への禁止薬物混入に係る調査結果と改善策について JRA

 

JRAはこういうニュースを時が経てば削除する傾向にあるので、

全文引用しながら私の見解を書かせていただきます。

 

 

JRA理事長の挨拶

まずはJRA後藤理事長のコメントです。

 

≪お客様へ≫

 

6月15日(土曜)、16日(日曜)の出走予定馬の一部について禁止薬物の影響下にある可能性が否定できない状況となり、多数の馬を競走から除外し、お客様および関係者の皆様にご迷惑をおかけしたこと、また、公正な競馬を標榜するJRAとしては、係る事態で皆様にご心配をおかけしましたことについて、改めてお詫び申し上げます。

JRAでは事案発生後、販売元、小売店および薬物検査機関から聞き取りを行ってまいりましたが、その結果、販売元から、飼料添加物の製造工程において禁止薬物が混入したことを特定できたとの報告がありました。
一方で、販売前の検査を受けていない製品が流通していたことに関しましては、従前のチェック体制が十分でなかったと考えております。JRAとしては、このチェック体制を強化するとともに、販売元および小売店に対して販売前の検査を徹底するように要請したところであり、今回策定しました改善策につきましても着実に実施してまいります。

今後、このような事案を二度と起こさないよう、再発防止に向けた取組みを徹底することが、競馬主催者としてのJRAの役割、使命であると考えております。
皆様には、ご迷惑とご心配をお掛けしましたことを重ねてお詫び申し上げます。

 

2019年7月5日
日本中央競馬会
理事長 後藤正幸

 

後で詳しく書きますが、俺らのチェックも不十分だったのは認めるけど、

メーカーがやらかしたからこうなったと言いたげです。

冒頭の理事長の挨拶で、販売元や小売店へのルール徹底の要請を書く必要はないでしょう。

責任はJRAが取ればいいのです。

 

 

・経緯

まずは一連の経緯です。

 

1.経緯


○2019年6月14日(金曜)夕刻、日本農産工業株式会社(以下「農産工」という。)が、JRAファシリティーズ株式会社(以下「JRAF」という。)などの小売店に販売・納品した飼料添加物「グリーンカル」の一部の製品に、禁止薬物テオブロミンを含むことが判明しました。
○また、この「グリーンカル」は、公益財団法人 競走馬理化学研究所(以下「競理研」という。)による薬物検査の結果を待たず、小売店(JRAF、株式会社市原商店、株式会社渡邉商店、日本競馬飼糧株式会社)を通じてトレーニング・センター内に納品されていたことが判明しました。
○このため、競馬の公正性を担保する目的から、6月15日(土曜)・16日(日曜)の中央競馬において、出走予定馬のうち同製品が納品されていた厩舎の所属馬156頭を競走除外しました。

 

経緯については事実を述べているのみなので、特にありません。

 

 

・調査結果

今回の禁止薬物混入の調査結果です。

 

2.調査結果


JRAでは、販売元の農産工、小売店のJRAF、検査機関の競理研から事情の聞き取りを行いました。

 

(1)農産工からの聞き取り内容
○「グリーンカル」の原材料であるアルファルファミール(牧草粉砕品)の製造ラインと同じ建屋内にある別の製造ラインで、カカオ豆副産物が粉砕されており、この粉塵がアルファルファミールに混入した結果「グリーンカル」からテオブロミンが検出されました。
○「グリーンカル」については、農産工が独自にモニタリングと称する年に1回の薬物検査を行っていましたが、これはJRAの「検査は同一の原材料を用い、一定の期間内に一連の製造工程により均質性を有するように製造された製品(ロット)毎に実施。」という検査の考え方(「飼料添加物等の薬物検査実施要領(PDFファイル 87KB)」に明示)とは異なるものでした。
○農産工では、「産地や入手時期が異なっても原材料名が同じであれば同一のもの」とみなす考え方をしており、このため同一配合率、同一製造工程により製造された製品であれば、非連続製造であっても全て同一のロット(「グリーンカル」は常にロット番号「F」を使用)とみなしていました。


(2)競理研からの聞き取り内容
○競理研は、過去に、検査申請書に記載されたロット番号(「F」)と実際の製品に記載されたロット番号(「F+4桁の英数字」)との違いに気付き、農産工に確認したこともありましたが、農産工の「4桁の英数字は管理番号であり、両者は同一のものを指す」との説明を受け、以降、その認識で検査を行っていました。


(3)JRAFからの聞き取り内容
○JRAFは、競理研から発行された検査成績書(写)に記載されたロット番号(「F」)と実際の製品に記載されたロット番号(「F+4桁の英数字」)との違いに気付き、農産工に確認しましたが、競理研になされたものと同様の説明を受けたため、「F+4桁の英数字」が記載された製品を検査済みの認識で販売してしまいました。

 

まず、混入源が特定できたのはこのリリースで唯一評価できる点です。

しかし、別の製造ラインからのコンタミというのはかなり初歩的なミスです。

これはJRAJRAファシリティーズは同じ建屋でカカオ豆を粉砕していることは

知らなかったのでしょうか?生産ラインをしっかり見ていれば指摘もできたでしょう。

もしくは見ていないとか?ここまでずさんな対応をしてきた彼らならあり得ます。

もし見ていたとして、その後勝手に生産側がカカオ豆の粉砕を始めたとしても

生産時のルールや、重要性をきちんと伝えてこなかったのが悪いです。

 

そして検査体制に関しては契約書の内容までわからないですが、

JRAの認識と日本農産工業との認識が全く違います。

メーカーとJRAの食い違いは、ピンクブーケという馬が

薬物検査に引っかかった際も起きています。

このことは以前コラムを書きました。↓

JRA 禁止薬物摂取疑いに伴う大量除外について

同じことを何回起こすつもりなのでしょうか?

以前も生産側との擦り合わせを徹底していくと言ってましたが

何をしていたのでしょうか?

 

 

「飼料添加物等の薬物検査実施要領」に関しても、抜粋版とはいえ疑問の残る内容です。

これも削除の可能性があるので引用します。

飼料添加物等の薬物検査実施要領(抜粋)


1.検査が必要なもの
(1)禁止薬物の検出歴がある原材料(はちみつ・生薬など)および禁止薬物が含ま れる可能性がある植物(カカオ・茶など)から製造されている製品。
(2)天然以外の原材料(添加剤等)が含まれる製品。

 

2.検査が不要なもの
上記1に該当しない、天然の原材料のみからなる製品。
上記1に該当する製品については検査を実施し、陰性である旨を明記すること。

 

※検査対象品の考え方:
検査は製品のロット(1 回製造単位)毎に実施する。または、検査が必要な原材料 のロット毎の検査を実施し、陰性の原材料から製造される製品については検査陰性と 見なすことができる。同一ロットの原材料を使用する場合、製造ラインにおいて当該 飼料以外の製造が行われない限り、その期間中に製造される製品はすべて同一ロット とみなすことができる。ただし、外国製品については、同一ロット表示であっても輸 入時期が異なる場合には検査を実施する。

 

天然の原材料であれば検査が不要なのはよくわかりません。

天然物であればよりコンタミが増えるのではないですか?

食品業界にいるわけではないので、そこまでの知見がありませんが

天然だから安心!みたいな非科学的な結論かもしれないと勘ぐってしまいます。

 

検査は製品のロット毎に実施するのはいいですが、

原材料のロット毎の検査で陰性であれば、その原材料から製造された製品は

検査しなくても陰性とみなす、いうことは

今回のような外的要因のコンタミが生産時に混入してもわからないということではないですか?

このままではメーカーがルールを守っていても禁止薬物摂取が起こり得ます。

これで禁止薬物が混入した製品の流通が防げると考えているのが驚きです。

 

つまり、JRAもしくはJRAファシリティーズは受入検査をしていないのだと思います。

少しのコンタミで大ごとになるのですから、

メーカー任せにせず受入検査の体制を整えたらどうですか?

 

抜粋版なので載せていないだけかもしれませんが、

上記のような検査ルールの不備から考えても、とても品質管理の知識があるとは思えません。

JRAも、JRAファシリティーズも、まずは品質管理検定2級に

合格出来るくらいの知識をつける必要がありませんか?

バカにしすぎかもしれませんが、今回の報告を見ても知識が無いとしか思えないのです。

 

もちろん、日本農産工業の「産地や入手時期が異なっても原材料名が同じであれば同一のもの」

という考えが常識から外れすぎていることは言うまでもありません。

おそらくそれはただの言い訳で、本音はそんな考えではないでしょう。

そう解釈せざるを得なかった事情はあったとしても、不十分な管理と引き換えに

社会的信用をなくしてしまいました。

 

しかも日本農産工業はISO9001(品質マネジメントシステムの国際規格)を取得しています。

品質保証部もあるようですが、ひどいものですね。

品質 / 技術 - 日本農産工業株式会社

ISOの更新審査も受けているはずですが、なぜ通っているのかと思うくらいです。

これでは真面目に品質管理に取り組んでいる企業がバカみたいですので

今すぐISO9001は取り消しにしてもいいはずです。

(少し余談でした)

 

 

・発生原因

上の調査結果と少しかぶりますが、発生原因をまとめています。

 

3.発生要因


○農産工は、自身が販売する「グリーンカル」の原材料の製造工程においてテオブロミンを含むカカオ豆副産物の粉塵が混入したと特定。
○農産工が、ロット毎の薬物検査について、JRAの定める「飼料添加物等の薬物検査実施要領」に、結果として従っていなかったこと。
○JRAFおよび競理研は、JRAの定める「飼料添加物等の薬物検査実施要領」に適合しない製品の流通を未然に防ぐ体制を十分に整えていなかったこと。
JRAが「農産工の薬物検査受検の状況」「競理研への薬物検査申請状況」「JRAF他小売店におけるロット番号の確認状況」について、正確な情報を有する体制が十分にとれていなかったこと。
 

 

日本農産工業については発生要因に書いてある通りです。

JRAファシリティーズや競走馬理化学研究所の話も具体性は無いですが、

一言で言ってしまえばそうなります。

ただし、JRAに関しては本件のピンポイントな事例のみの要因しか書いていませんが、

なぜこうなってしまったのか全然わかってないと思います。

 

禁止薬物が混入したものを流通させないための、ガイドラインが甘々なのです。

この後の対策にも出てきませんが、全ての原因はJRAの認識の甘さと、品質管理の知識不足なのです。

考えを改めなければ、また繰り返します。

現にピンクブーケの時から5年足らずで繰り返しています。

 

 

・改善策

最も重要な今後の対策です。

 

4.改善策


(1)JRAの改善策
JRAと競理研で薬物検査申請情報を常時共有し、同一製品の過去の申請履歴・検査結果から、「長期間同一ロット番号での申請がないかどうか」「直近の検査で薬物陽性となっていないかどうか」等についてJRAが確認します。
その結果、(1)不適当なロット管理が疑われる場合については管理方法を、(2)直近の検査で薬物陽性を示した製品についてはその検査以降に行った対策を、それぞれJRAが申請者に確認し、必要に応じて改善を要請します。
○また、JRA施設内に納品しているJRAFなどの小売店に対して、最新の検査結果を反映した全製品のリストを随時提出させるとともに、JRAが小売店の店舗、倉庫等への立入り検査を通じて、提出リストと製品との照合を行います。
JRAと競理研で薬物検査結果情報を速やかに共有し、陽性となった飼料添加物等については、申請者に原因の調査と対策を要請します。
○「飼料添加物等の薬物検査実施要領」については関係者が間違った解釈をしないよう、より明確かつ理解しやすい文言に変更します。
○飼料添加物等の製造工程における禁止薬物混入リスクについて、飼料添加物等の販売元および小売店に対して、再点検を要請します。


(2)JRAF・競理研・農産工の改善策
JRAは、前記の調査結果を踏まえ、JRAF、競理研、農産工に対して以下の対応を要請します。

 

JRAFに対し
全社をあげて、飼料添加物等への禁止薬物混入の危険性、取扱い製品が公正競馬に与える影響等を強く認識し、再発防止に向けた取組みを徹底すること。
飼料添加物等の販売元からの納品時に、実際の製品と検査成績書(写)とのロット番号を確認する従来の体制に加え、厩舎への販売、納品時にも再度確認する二重チェック体制を構築すること。

 

理研に対し
薬物検査申請内容に疑義がある場合は、申請者に確認するとともに、確認内容を速やかにJRAと共有すること。
薬物検査の結果をJRAと速やかに共有し、陽性となった飼料添加物等については、JRAを通じて原因の調査と対策を要請すること。


農産工に対し
禁止薬物を含む植物等を飼料添加物等の製造ラインに近接させないなど、製品の品質管理を徹底すること。
JRAの定める「飼料添加物等の薬物検査実施要領」を遵守し、適切な検査手順で製品の販売前の検査を受検すること。
製品毎のロット番号について、同要領を遵守し、適切な番号管理を行うとともに、検査申請書および製品にその番号を記載すること。

 

 

全体的に今回の事例と全く同じことが起こらないようにしただけという印象です。

対策がピンポイントすぎるのです。

それも大事ですが、根本の本質的な部分を直さないといけないのです。

 

上記の対策は、言ってしまえば

 

「ルールをきちんと守っていればこんなことにはならなかった。チェックは定期的にしてやるからルールを守れよ。」

 

こんなJRAの姿勢が垣間見える対策です。

 

要は何も反省していないのです。

そうでなければルールそのままにチェックだけ強化する

なんてことにはなりません。

 

私の働いている業種は製造業ですので、製造業での内部事例で例えてみます。

 

従業員が機械に挟まれたという労災があった時に、

今後起こらないようにどう対策をするか?

 

上記のJRAが発表した対策に例えるなら、

・その機械を使う時には上司の了解や立会いをする。

・挟まれないための使い方を徹底する。

これしか言ってないのです。

あまりにも人に依存しすぎており、ヒューマンエラーを防げません。

 

それも必要ですが、一番大事なのは

物理的に挟まれず、なおかつ作業が面倒でない機械に新調する

ことではないでしょうか?

 

今回の事例で言えば、自前で検査体制を構築することが出来るはずです。

もちろんすぐにとは言いませんが。

 

要はお金を出せということです。

お金を出さずに対策しようというのはあり得ません。

除外になった馬には3着相当の補填をするようですが、

お金を使うならこっちも使わないといけないでしょう、とすぐに思いました。

 

あとは上記でも記したようにガイドラインを根本的に考え直さないといけません。

 

よって、JRAの対策は0点なのです。

 

引用含めて長文でしたが、お読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

プロキオンステークス予想

 

中京名物のダート1400mの重賞です。

1200mが得意な馬も1600mが得意な馬も出てきます。

 

 

・コース解説

競馬ラボさんのコース解説です。

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出展:競馬ラボ様

中京競馬場 ダート1400m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

芝スタートの左回りワンターンということで、

同じコース形態の東京ダート1600mの好走馬を中心に考えがちです。

しかし、直線の長さの違いなのか、砂の質の違いなのか、はたまた距離なのか

一概に東京ダート1600mが得意な馬が、中京ダート1400m好走とは言えません。

もちろん、両方得意な馬もいると思いますが、あまりパッと浮かびません。

ただし、芝を走る距離が長い外枠の先行馬が有利なのは共通しています。

 

 

・予想のポイント 〜本命馬が全てのカギを握る〜

明日の中京競馬場の天気は曇りですが、

土曜日の馬場状態は重だったため、良馬場までにはならないと思われます。

その土曜日は10R濃尾特別の勝ちタイムが1.50.6、

12R1勝クラスの勝ちタイムが1.10.4と速い時計での決着であり、

プロキオンステークスもある程度の高速決着が予想されます

 

そうすると持ちタイムが優秀なスピードのある

1200m〜1400mを主戦場とする馬を中心視すべきです。

すでに答えを言っているようなものなので、言ってしまうと

本命はマテラスカイです。

昨年の覇者ですし、ドバイ帰りは昨年も同様なので全く問題ないでしょう。

その昨年の同レースで記録した1.20.3は破格のレコードタイム

今年も速い馬場でしょうから、素直に本命です。

 

そのマテラスカイが全てのカギを握ると思います。

圧倒的なスピードを生かしてハナを奪い、逃げきりをはかることでしょう。

なのでマテラスカイについて行くのは危険です。

かといって楽逃げを許してしまうと、昨年と同様にマテラスカイの圧勝になります。

どうしてもついて行かざるを得ないでしょう。

よって、マテラスカイ以外の逃げ先行馬はあまり選びたくはありません

 

それでは相手はどのような馬を選ぶか?

末脚を伸ばせる馬がいいと思います。

マテラスカイ以外は失速するとしたら、末脚勝負になるのだと予想します。

一番後ろからはさすがに届かないと思いますので、

ある程度の位置が取れて直線で追い上げる馬は逆転可能な候補、

ポジションがどうしても最後方に近い馬は3着候補とします。

 

 

・印と買い目

 

◎マテラスカイ

上記の通り、本命はマテラスカイです。

断然のスピードを武器に、他を寄せ付けない勝利が

今年も見ることができる可能性大です。

 

◯ミッキーワイルド

マテラスカイに迫れるとしたらこの馬でしょうか?

2連勝でオープン入りを果たしました。

前走も圧巻の勝利で、末脚に優れています。

 

ヴェンジェンス

オープン2連勝中と調子は良さそうです。さらに斤量56kgは恵まれた印象です。

2走前はハイペースの中、末脚を伸ばして差し切っています。

少し揉まれ弱いところがあるようで、そこが懸念点か?

 

△キングズガード

2年前の同レース覇者。

好走時は外枠が多いのもいい材料だと思います。

しかし、道中は内ラチ沿いを通ることが求められる馬なので

ポジションは最後方近くになります。

1着は難しいと考え、印は落としました。

 

サンライズノヴァ

昨年の武蔵野S勝利以降、上がりが使えなくなっています。

しかし、猛調教を積んでいるようで復活があれば3着もあると考えます。

 

△アードラー

堅実に末脚を伸ばせるのは大きな武器です。

穴として入れておきます。

 

 

※買い目

9 ー 4.12 ー 5.13.14

4.12 ー 9 ー 5.13.14

 

9 ー 4.5.12.13.14

 

                                   計 17 点

 

 

・危険な人気馬

馬券内が怪しい危険な人気馬を紹介します。

 

東京での連勝が好パフォーマンスですが、

どちらもドリームキラリが作った遅すぎず、速すぎずのペースでした。

今回はマテラスカイが前半から飛ばすと考えています。

これまで通りの展開とはいかず、ついていけば失速する可能性が高いです。

 

 

七夕賞予想

 

7/7に七夕賞が行われるのは2013年以来のようです。

7番とか7枠とか菜七子騎手がサイン馬券として売れそうですが、

このブログではサインに関係なく予想します。

 

 

・コース解説

競馬ラボさんのコース解説です。

f:id:RM_horse:20190706052757g:image

出展:競馬ラボ様

福島競馬場 芝2000m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

4コーナーポケット地点からのスタート。

1コーナーまで距離があるので、

逃げ馬が揃っていればハナの争いは激化しやすいです。

直線は少しのアップダウンがありますが、ほぼ平坦。

同じ小回りで直線平坦ということで小倉と似ていると思います。

福島未経験の馬は小倉の成績が参考になりそうです。

 

 

・馬場状態は?

気になるのは馬場状態。

先週は不良馬場で、ラジオNIKKEI賞は不良馬場での実績のあった

ブレイキングドーンが制しました。

開幕週ということもあり、先週は全く馬場状態を気にせずに予想しましたが、

不良まで悪くなれば考慮しないといけませんでした。

 

今週はどうでしょうか?

7/6土曜日は雨が降らず良馬場でしたが、夜から雨が降り始める予報です。

それから競馬開催中はずっと雨は降り続けるようです。

稍重から重の馬場になると思いますが、今日は良馬場だったので

内側の荒れに関してはそこまでシビアに考えなくてもいいと思います。

 

ただし、外差しには要注意です。

ラジオNIKKEI賞3着のゴータイミングのように1頭飛んでくる可能性はあります。

 

 

・予想のポイント① 〜ペース〜

逃げ馬があまりにも多い。

出走メンバーを見て、誰もが思う印象だと思います。

1戦を除いて全てのレースを逃げているマルターズアポジーを筆頭に

ロードヴァンドール、タニノフランケル、ブラックスピネル

と4頭も逃げ候補がいます。

これだけいますから、スローペースにはなりようがありません。

マルターズアポジーが逃げればなおのことです。

スローで逃げれた試しがありません。

 

よってペースはミドルからハイペースになるでしょう。

そして、ロードヴァンドール、タニノフランケル、ブラックスピネル

の3頭はスローペースでないと好走できないので、馬券からはバッサリ切ります。

マルターズアポジーも近年の成績から、粘ることは難しいです。

 

馬券にはミドルペースからハイペースで好走できる馬を最優先で選びます。

単に後ろからの馬を選べばいいということではなく、

ペースが速くなっても粘れるor脚を伸ばせるということです。

さすがにペースが速くなっても崩れない先行馬は

もっとレベルの高いレースに出てくるのでここでは差し馬になりますが。

 

 

・予想のポイント② 〜コース適性〜

主に東京や新潟で好走している馬は危険です。

直線で素晴らしいスピードを見せて見栄えがしますが

福島で求められるのは瞬発力や最高速度ではなく、

小回りをスムーズに走れる上手さです。(例えばコーナリング等)

東京や新潟で好走している人気馬が脚を余してしまうことも多いです。

 

また、中山や阪神もちょっと違います。

合う場合もありますが、中山と阪神は坂があるので

坂で止まった馬をパワーでねじ伏せるパターンがありますので、

一概に福島とイコールにはなりません。

 

やはりコース解説で述べたように、共通点が多いのは小倉です。

京都もいいですが、内回りに限られます。

外回りはコーナーから加速できる形状なので少し事情が違ってきます。

 

もちろん、同じコースの福島2000mでの良績があるに越したことはありません。

 

 

・印と買い目

上記の予想ポイントを踏まえて以下のようにしました。

 

◎アウトライアーズ

福島2000mは1000万下(当時)を勝ち上がった舞台。

2走前の福島民報杯も4着と大崩れがありません。

その福島民報杯で2着のクレッシェンドラヴがいますが、

クレッシェンドラヴが最内枠に対してアウトライアーズは大外枠。

今回は逆にアウトライアーズが内でクレッシェンドラヴが外。

さらに斤量も1kg軽いです。

福島民報杯の逆転を期待して本命です。

 

◯クレッシェンドラヴ

そのクレッシェンドラヴを対応評価にします。

近走は成績が安定しています。

東京競馬場では成績がふるいませんが、小回りは得意なようです。

馬券内にくる可能性が最も高い馬ではないでしょうか?

 

▲ウインテンダネス

福島は久々ですが未勝利戦と500万下(当時)と2戦2勝。

前走の目黒記念はスーパーレコード決着についていけなかった感がありますが

それは今回求められる資質ではありません。

どちらかというと上がりが少しかかった方がいいタイプで

このレースに合いそうです。

 

△ストロングタイタン

なんともつかみどころがない馬。

条件戦では小倉で圧勝しながらも、小倉大賞典小倉記念では好走せず。

走るタイミングもよくわかりません。

休み明けでも、使い詰めでも走るときは好走するし、凡走もする。

ただし、好走時はスローペースよりもミドルペースが多いため展開的には向きそうです。

 

△エンジニア

東京をメインに使われてきた馬ですが、近走の成績がふるわないところを見ると

意外と小回りの方がいいかもしれません。

未知数ということで買っておきます。

 

△カフェブリッツ

芝の経験が浅いですが、この馬も未知数という意味で面白いと考えています。

近3走は長距離ばかり使われてきましたが今回は距離短縮。

あまり根拠はわかりませんが、七夕賞はダート戦績のある馬の好走が

多々見られるため、もともとダートを主戦場にしていたこの馬は要注意です。

 

 

※買い目

2.15 ー 1.2.5.7.15 ー 13

2.15 ー 13 ー 1.2.5.7.15

 

2 ー 1.5.7.13.15

15 ー 1.5.7.13

 

                                     計 25 点

 

 

・危険な人気馬

馬券内が怪しい危険な人気馬を紹介します。

 

まさに東京や新潟が得意なスピードのある馬。

さらにスローペースでの直線の瞬発力勝負が多いです。

レース展開やコースが全く合わないと思います。

 

  • ミッキースワロー

この馬もロシュフォールと同タイプの馬。

福島実績がありますが、2戦ともスローペースで末脚勝負でした。

この馬もレース展開やコースが合わないと思います。

 

予想のポイントで記しましたが、スローペースでないと厳しいです。

今回はスローペースが見込めないでしょう。