【2022年】秋華賞はナミュール本命である理由
なぜナミュールが本命なのか?という視点で書いた方が面白そうなので、今までとは違う書き方にします。
クロノジェネシスとの共通点が多い
ナミュールを評価した理由は2019年の秋華賞で勝利したクロノジェネシスに重なる部分が多かったからです。
私が考えるクロノジェネシスとナミュールの共通点は以下の通りです。
①2歳〜3歳春までは上がりの速さを武器にしていた
③秋華賞で馬体重大幅増
④欧州系に分類される父の産駒
クロノジェネシスは稍重の宝塚記念を圧勝しているようにタフな馬場が得意な馬でしたが、
3歳春までは東京1800mのアイビーSで上がり3Fを32.5で勝利するなど、強烈な追い込みを武器にしていました。
当時は馬体重も430kg程度と馬体も小さく、先行出来るようなトモの強さもなかったのでしょう。
ところがオークス3着後に休養を経て馬が変わります。
夏を越して大きく成長し、馬体重20kg増で臨んだ秋華賞ではタフな稍重馬場で中団から押し切って完勝。
そもそもバゴ産駒が強烈な追い込みを武器にするというのがちょっと合いません。
秋華賞や宝塚記念などで見せた姿が本来の個性であり、3歳夏で成長したからこその秋華賞の勝利だったでしょう。
ナミュールにも同じことを期待しています。
父ハービンジャーで母父ダイワメジャーなので、2歳の新馬戦や赤松賞で見せたような上がりの脚を武器にするのが本来の姿では無いと思っています。
クロノジェネシスと同様に夏で成長し、3歳春までのイメージでは無いと思っています。
馬体重はレースの約1時間前に発表されますが、調教後の馬体重は既に発表されており、ナミュールは前走から30kgも増加していました。
当日も20kg以上の馬体重増でレースに臨むことになるでしょう。
古馬であれば30kgも増えていたらひと叩き必要と判断するところですが、ナミュールの場合は阪神JF以降馬体が増えずに悩んでいたくらいですから、馬体重の大幅増は大きなプラス要素でしょう。
馬体が増えていなければ、ここでは無印評価にしていました。
スターズオンアースとスタニングローズの評価は?
ナミュールを高評価した理由は上記の通りですが、予想は相対評価なので他の有力馬のことも考えなければなりません。
スターズオンアースは両脚の骨折からの休み明けですので、急仕上げ感が否めませんでした。
2週前よりも1週前、1週前よりも最終追い切りでタイムが速くなっており、なんとか間に合ったという感じではないでしょうか?
能力は高いですので完全に切ることは難しいですが、抑えまでの評価です。
スタニングローズは本命と迷いました。今でもナミュールとスタニングローズのどっちが勝つのかは分かりません。
紫苑Sは仕上げ途上で勝利し、今が最高の状態でしょう。
ナミュールを本命に選んだのは成長を見越してのことですので、連軸にはスタニングローズが最適と思います。
プレサージュリフトは選ばなかった理由
ナミュールと同じハービンジャー産駒のプレサージュリフトも出走していますが、こちらはあまり評価していません。
プレサージュリフトはクイーンCで強烈な末脚で勝利しており、その点はナミュールと同様です。
しかしプレサージュリフトはオークスの時点で馬体重が468kgであり、今回の調教後の馬体重は474kgとほぼ変化がありません。
既に春の時点で馬体はある程度完成していたと考えています。(馬体重に反映されないトモの強さ等の面はあるかもしれませんが)
また、血統を見ても母父がディープインパクトなので、ディープインパクトのキャラクターが強く出たと考えれば、
プレサージュリフトの末脚を活かす競馬も納得です。
つまりナミュールとは違い、馬が変わってくることは期待しにくいということです。
※能力で劣るとは思っていません。阪神2000mで末脚特化のタイプは能力を発揮しにくいという話です。