RM_horseの競馬コラム

RM_horseの競馬コラム

競馬についてあれこれ書きます。

京都記念予想【2021年】

 

今年は京都競馬場ではなく阪神競馬場であることに加え、

開催スケジュールにも注意が必要です。

 

 

・コース解説と枠順

▪️コース解説

競馬ラボさんのコース解説です。

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出典:競馬ラボ様

阪神競馬場 芝2200m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

正面直線のポケット地点からスタートし、

内回りを一周するコース。

急坂を2回登るのでパワーが必要で、

さらに小回りなのでスピードに乗りにくいため

スピードに優れていない馬の台頭もあり得ます。

しかし、今回は開幕週なので馬場は綺麗です。

 

▪️枠順

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G1馬が2頭おり、その他重賞勝ちやG1好走歴のある馬も多数揃いました。

しかし、1番人気想定のラヴズオンリーユーも含めて

今が全盛期という馬は条件戦を勝ち上がってきたダンスディライトくらいなので

適性と状態の見極めが重要です。

小頭数なので枠の有利不利は気にする必要はなさそうです。

 

 

宝塚記念は参考にするな

阪神2200mは宝塚記念と同じコースなので、

過去に出走経験のある馬においては、

その時の走りを参考にするという予想を散見しますが

これは間違っていると考えています。

 

なぜなら馬場状態が全く異なるからです。

宝塚記念は6月の梅雨時期に開催されるので

当日に雨が降っていなかったとしても非常にタフな馬場です。

なので馬場に対応できるかどうかが最も重要になります。

 

しかし、今回の京都記念は開幕週。

土曜日の10R、11Rはスローペースであったものの、

どちらもレースの上がり3Fのラップタイムは33秒台で

上がり最速馬は32秒台を記録していました。

これは宝塚記念の開催週ではあり得ないことです。

全く馬場が違います。

 

宝塚記念の実績で参考になるのはせいぜい

・右周りを走れるか

・小回りを走れるか

ということくらいで、

宝塚記念で好走したからここでも好走、という考えは危険で

むしろ宝塚記念で走れなかった馬の方にチャンスがあるかもしれません。

 

これは余談ですが、むしろ例年の京都開催の京都記念であれば

宝塚記念との親和性は高くなります。

昨年の勝ち馬クロノジェネシスの他にも、

2016年と2017年を連覇したサトノクラウン

2015年の勝ち馬ラブリーデイというように、

宝塚記念の勝ち馬が近年だけでも3頭も出ています。

 

今年は

「いつもの京都記念なら選ばないような馬」

を買うべきだと考えています。

いわばスピードに優れた馬ですね。

 

 

・非根幹距離をこなせるかどうか

上記では馬場状態は良好であるため、いつもの京都記念とは異なり、

スピードに優れた馬を買うべきと紹介しましたが、

もうひとつ重要な適性があります。

それは2200mという非根幹距離への対応です。

 

気にしすぎるのも良くないですが、

根幹距離でしか走らない馬、逆に非根幹距離ばかり好走する馬はいます。

それはチェックすべきでしょう。

 

しかし、馬場適性や調子の方を優先して考えるべきではあります。

同じくらいの評価なら非根幹距離の得意不得意を参考にするという程度です。

 

 

・各馬寸評

出走馬の評価です。

 

総合評価の意味は以下の通りです。

A:本命候補

B:相手には抑えておきたい

C:穴党、点数に余裕ありなら抑えたい

D:買えない

これは実際の印と買い目とは異なります。

馬券を買う時は点数を絞るのでこの通りには買いません。

 

1. ハッピーグリン

昨年の天皇賞・春以来の実戦。

オーナーもまずは無事にという趣旨のツイートをしており、

今回は回ってくるだけではないか。

夏の札幌までは様子見が妥当。

総合評価:D

 

2. ステイフーリッシュ

最も評価が難しい馬。

ポジティブな面は2200mが得意であることと、

調教で動かない馬で中2週なのに調教はしっかりやっており、

調子が良さそうであること。

ネガティブな面は叩き2戦目は苦手なこと、

速い上がりは使えないこと。

しかし6歳になり、そろそろ力も衰えてくる頃であり

ヒモに入れておく程度が良さそう。

総合評価:C

 

3. ベストアプローチ

調教は毎回それなりに動けているが、結果につながっていない。

重賞で馬券になる実力はないか。

総合評価:D

 

4. ラヴズオンリーユー

無敗でオークスを制したが、その時の調子が戻らない。

2走前にエリザベス女王杯で3着も、

本来はもっと活躍が見込めるはずのポテンシャルはあるはず。

しかし成績をよく見てみると、単純に関東遠征時には

結果が出ていないだけなのかもしれない。(オークス以外)

今回は関西圏なので問題ないか。

総合評価:A

 

5. ダンスディライト

3勝クラスを勝ってここに進んできた上がり馬。

これまでの戦績を見てみると、3勝クラスも2勝クラスも

勝ち上がりにそれぞれ5戦を要しており、

クラス慣れが必要なタイプではないか?

しかもメンバーが強いG2では壁に跳ね返されるだろう。

総合評価:D

 

6. レイエンダ

前走ダートを試しているように、現在の適性を模索中。

どこかで復活する可能性はあるが、G2では厳しい。

総合評価:D

 

7. ワグネリアン

2018年のダービー馬ももう6歳。前走後に喉の手術をしたとのこと。

しかも声帯をとってしまうほどの大掛かりな手術で

それまで喉の影響が大きくありながら、堅実に走っていたのは流石の能力。

長期休み明けではあるが、そこまでメンバーは揃ったわけではないので

十分買う価値があると見ている。

総合評価:B

 

8. モズベッロ

昨年の宝塚記念の3着馬。

しかし、前述の通り馬場は全く違う。

さらに、調教を見るかぎり復活はまだ先だろう。

ただ、能力はここでは3番目くらいではある。

総合評価:C

 

9. ダンビュライト

2200mは得意で、2年前の京都記念を制しているが、

時計のかかる馬場が得意なのでここは合わない。

単騎逃げで粘り込む可能性はあるが。

総合評価:C

 

10. ジナンボー

登録段階では買いたいと思っていた馬だが、

調教を見るとどうも調子がイマイチに感じる。

ダンビュライトと同様に、先行して粘る可能性はある。

総合評価:C

 

11. サトノルークス

この馬はレース選択が微妙。スピード勝負は分が悪いので

時計のかかるシチュエーションで好勝負が期待できるのだが

近3戦と同様、ここも馬場適性が合わない。

(例年の京都開催なら本命にしていた)

総合評価:D

 

 

・印と買い目

◎ 4 ラヴズオンリーユー

唯一のA評価。しかし、あまりポジティブなものではなく

消去法的に本命に選んだという感じではあるが。

 

◯ 7 ワグネリアン

勝つとしたらどちらかではないか?

持っている能力がG1馬2頭は抜けている。

 

※買い目

▪️馬連とワイド

4ー7

 

今回は単勝は買わずに馬連とワイドだけにします。