根岸S予想【2021年】
・コース解説と枠順
▪️コース解説
競馬ラボさんのコース解説です。
出典：競馬ラボ様
スタートは向正面の直線半ば。
リンク先でも指摘しているように、1400mでダートスタートは
JRAの競馬場では東京コースだけです。
ダートは基本的には先行馬が有利ですが、
東京は直線が長いため、先行するにしても
しっかりと末脚が使えないと厳しいです。
なので差し追い込みの台頭も十分あります。
▪️枠順
G1馬は5頭いますが、芝のG1馬が2頭います。
その他にも重賞勝ち馬が多数いるメンバーで予想が難解です。
別定戦で斤量もばらけているのもポイントでしょうか。
・差し追い込み馬に必要な末脚はどれほどか
根岸Sという名前を聞くと、競馬歴が20年以上ある人は
皆同じ馬を思い浮かべるのではないでしょうか？
それはブロードアピールです。
最後方から上がり3F34.3の強烈な追い込みで
前頭ごぼう抜きをしたレースです。
（※当時は1200m戦）
確かにコース解説でも差し追い込みの台頭があると書きました。
2017年のカフジテイクや2018年のノンコノユメも
同じような強烈な末脚で根岸Sを制しています。
また、2019年のコパノキッキング、2020年のモズアスコットも
中団からの差し切りであり、先行馬が勝利したのは
2016年のモーニンまで遡ります。
モーニンの前は2009年のフェラーリピサまでさらに遡るので
勝ち馬に関しては差し追い込みの脚質が多いことがわかります。
では、差し追い込みに必要な末脚はどれくらいか？
もちろん馬場状態や先行馬がどれだけ粘れるかにもよりますが、
4角が5〜9くらいの一桁通過順（中団）からなら
上がり3Fが最低でも35秒前半、
10番手以下の通過順なら34秒台が求められるでしょう。
逆に言えば、先行馬に35秒前半の脚を使われると
どう頑張っても差し追い込みは届かないので
差し追い込みの強いレースといっても、
末脚を使える先行馬がいれば本命視してもいいはずです。
・ペースは流れそう
どのレースでも逃げるという逃げ馬は不在ですが、
サクセスエナジーとダイメイフジが逃げ候補で
ペースが速くなっても好走できる先行馬である
スマートセラヴィーやヘリオスもいます。
縦長の可能性もなくはないですが、1400m戦なので
追走の意識も中距離戦よりも強くなるはずです。
例年、スローペースにはほぼならないレースであり、
今年も例に漏れずペースは流れるでしょう。
そうなると末脚が重要になってきますので
各馬がどのポジションでどのくらいの末脚を使えるか
というのをしっかり見極めるのが的中へのカギでしょう。
・各馬寸評
出走馬の評価です。
総合評価の意味は以下の通りです。
A：本命候補
B：相手には抑えておきたい
C：穴党、点数に余裕ありなら抑えたい
D：買えない
これは実際の印と買い目とは異なります。
馬券を買う時は点数を絞るのでこの通りには買いません。
1. ワンダーリーデル
得意なコースである。
それでも昨年の根岸Sで8着と凡走しているため
8歳馬ということも含めて人気にはならないと考えられる。
だが、今年はペースが昨年よりも流れることが想定され、
末脚も衰えていないため、好走の可能性は十分にある。
しかし、追い込み馬の最内枠はプラスではないため、
評価をしていても相手までか。
総合評価：B
2. スマートダンディー
OP、Lで計3勝を挙げているが、重賞では2戦して両方着外。
平場ではダートで好成績だが、クラスが上がると苦戦する
典型的なエンパイアメーカー産駒といったところ。
東京も得意ではないため、ここは厳しい。
総合評価：D
3. レッドルゼル
全成績が6−5−0−2という安定した走りを見せている馬。
1200mも1400mも対応できる。
特に今回はペースが流れれば1200mの経験も生きそう。
頭で買うのは個人の判断だが、連軸には最適か。
総合評価：A
4. ダイメイフジ
父と同じように芝とダートを行ったり来たりしているが、
決して成績が悪くて迷走しているわけではなく、
両方で好走している。
従来の好走パターンはスローペースの逃げであったが、
前走で中団からの差しで2着に好走し、
7歳にして新しい味を見せた。
穴で面白い。
総合評価：C
5. ブルベアイリーデ
中団からの末脚を武器に東京で3−2−0−5と好走も多いが、
好走条件がかなり限定される馬だと考えている。
パサパサのダートは苦手で、できれば重馬場が理想、
ペースは速すぎても遅すぎてもダメと好走条件に注文がつく。
週中に雨が降ったためパサパサではないかもしれないが
雨は降らず、ペースは流れてしまうため
好走条件は叶いそうにない。
総合評価：D
6. タイムフライヤー
東京ダートは0−1−0−2ながらも全て重賞で、
掲示板は外していない。
今回初の1400mが課題であるが、
陣営コメントでは以前より調教でかかるようになってきたとあり、
血統背景からは想像できないが、距離短縮は向きそう。
総合評価：A
7. ヤマニンアンプリメ
3走前のプロキオンSで3着があるが、
ここ最近は調子を落としている、あるいは衰えている印象。
末脚も目を見張るようなものはなく、
先行するとペースが速くて潰されそう。
総合評価：D
8. スマートセラヴィー
4走連続で好走しているが、かなり好条件が重なっていると感じる。
揉まれるともろい馬だが、1700m戦では楽に先行でき、
近2走はどちらも8枠だった。
今回は中枠で揉まれずに運ぶには出していくしかないが
そうするとペースが速いため最後まで持たない。
総合評価：D
9. ヘリオス
先行馬だがペースが速くても好走できるタイプなので
穴では面白いと考えている。
前走は同じ東京1400mで勝利し、時計も優秀。
総合評価：B
10. メイショウテンスイ
前走の大負けは気になるが、それまでは堅実に走っていた。
しかし2走前にはヘリオスに完敗しており、
力関係的にはヘリオスより序列は下がるか。
総合評価：C
11. サブノジュニア
昨年のJBCスプリントの勝利は見事だったが、
前走と同様の59kgはやはり厳しい。
1400mは地方でも結果が出ていない距離。
総合評価：D
12. テイエムサウスダン
相手のレベルが一気に上がる一戦。
2走前にヘリオスに完敗しており、能力が足りていないか。
総合評価：D
13. サクセスエナジー
重賞勝利も多く、メンバー随一の実績馬と言える。
しかし、調教で併せ馬で遅れるようになってきており、
通算30走を超える7歳馬なので衰えが見えてきたか。
東京も0−0−0−2で得意ではない。
総合評価：C
14. アルクトス
もともと東京が得意な馬だが、今回は斤量が59kg。
さらに休み明けで明らかにフェブラリーSへの叩きだろう。
総合評価：D
15. デザートストーム
強烈な末脚が武器の追い込み馬。
届かない可能性もあるが、ハマれば面白い。
大外枠からなので競馬もしやすい。
総合評価：C
16. ステルヴィオ
初ダート。
芝のマイルG1勝ち馬で初ダートなのは
昨年の勝ち馬モズアスコットと同じパターン。
走ってみないとなんとも言えない。
総合評価：ー（評価不可能）
・印と買い目
◎ 6 タイムフライヤー
自力の高さと東京適性の高さを評価しました。
年齢を重ねて気性が荒くなってきているということは
距離短縮で良さが出るはずです。
ここを勝ってフェブラリーSでも期待です。
◯ 3 レッドルゼル
ほとんど崩れないのが強み。
ペースが速くなるのもプラスでしょう。
ただ、2枠3番は包まれる懸念もあり、
本命との差はそこだけです。
▲ 4 ダイメイフジ
ここはかなりの賭けですが、不利な逃げ残りもありえる
馬場状態に見えるので、思い切って選びました。
ただ、勝ちまでは考えにくいでしょうか。
△ 9 ヘリオス
前走を高く評価しています。
先行して潰れる懸念もありますが、
本物の可能性も十分あります。
△ 1 ワンダーリーデル
△ 15 デザートストーム
△ 16 ステルヴィオ
土曜日は追い込みもガンガン来ていました。
※買い目
▪️単勝
6
▪️馬連
3ー6
▪️ワイド流し
6ー3,4
▪️3連単
3.6→1.3.6.9.15.16→4
3.6→4→1.3.6.9.15.16
