シンザン記念予想【2021年】
京都金杯に続いて中京開催なのは注意が必要です。
・コース解説と枠順
▪️コース解説
競馬ラボさんのコース解説です。
出典:競馬ラボ様
京都金杯と同じ説明になってしまいますが、
このコースの大きな特徴はスパイラルコーナーです。
3コーナー入り口よりも4コーナー出口の方が角度がキツく、
さらに下り坂であるため、遠心力で外に振られやすいです。
内で我慢できた馬はそのまま距離ロスなく直線を走れる一方で、
外に振られてしまった馬は距離ロスはもちろん、
体制を立て直す必要もあるため、見た目以上に不利があるようです。
枠に関係なく3,4コーナーから直線入り口で
内側のポジション(出来れば先行〜中団)にいることが重要だと思います。
▪️枠順
3,4コーナーから直線入り口で内側にいることが重要なので
枠も当然内枠の方が相対的にはいいと思います。
ただし、先行できるなら外の枠でも問題ないでしょう。
(脚は使いますが)
出走メンバーを見てみると、前走重賞が4頭、
前走条件戦(新馬戦を含む)が11頭で、
人気の重賞経験馬に未知数な上がり馬が挑む構図です。
・後方からの差しはなかなか難しい
1/5の中京競馬を見ていると、上位入線はポジションが前の馬が多かったです。
差しも中団よりは前からのもので、4コーナー通過順が二桁の馬の差しが
届くことはなかったです。
京都金杯でも4コーナー5番手以内の馬(5番手タイを含む)が
掲示板を独占しています。
また、コース解説でも記した通り、
中京コースはスパイラルコーナーなので
コーナーで押し上げていくのは難しく、
押し上げたとしても外に振られてしまいます。
よって比較的前につけれそうな馬から選びたいところです。
しかし、まだまだレース経験の浅い3歳馬なので
前走で先行できたとしても、
今回できるかどうかは判断が難しい面があります。
そこは前走のラップから考えたり、距離延長or短縮、
調教、騎手の傾向などから総合的に考えるしかありません。
・各馬寸評
評価に入る前に、3歳重賞の予想の考え方をご参照ください。↓
この時期の3歳重賞の予想の考え方 - RM_horseの競馬コラム
総合評価の意味は以下の通りです。
A:本命候補
B:相手には抑えておきたい
C:穴党、点数に余裕ありなら抑えたい
D:買えない
これは実際の印と買い目とは異なります。
馬券を買う時は点数を絞るのでこの通りには買いません。
1. マリアエレーナ
前走は今回と同じ中京1600mで勝っているが、
この時は1〜3着まで追い込み馬で決着しており、
今の中京の傾向とは異なる。
最内枠で追い込み馬というのは包まれるのでかなり不利になる。
動画が無いので調教は判断できず。
総合評価:D
2. ブルーシンフォニー
新潟2歳Sの2着馬だが、このレースのレベルが疑問。
1着馬ショックアクションは朝日杯FSで13着、
3着馬フラーズダルムは1勝クラスで7着。
前走の京王杯2歳Sでも8着で、実力が足りていない感がある。
調教も馬が変わるほど良くなった感じはしない。
総合評価:D
3. ルークズネスト
前走3戦目の未勝利戦で勝利なので力不足と思いがちだが
調教過程ではCWで好時計を連発しており
とても未勝利脱出に3戦もかかった馬とは思えない。
前走もペース判定はスローだが、全体時計は優秀で
上がり3Fのラップも11.0→10.9→12.1と
最後はキツくなっているにも関わらず2番手から押し切っており
ここでも同じように先行して押し切る競馬が出来れば面白い。
全く人気はないが好評価としたい。
総合評価:A
4. カスティーリャ
未勝利を脱出するのに4戦かかったが、
負けた3戦とも1着馬はその後オープン以上で勝利しているため、
レベルの高い馬とたまたま当たってしまったという印象。
間隔は空いているが乗り込みは十分な様子。
先行できるかどうかは未知数も調教は動けているので
ノーマークにはできない
総合評価:C
5. ダディーズビビッド
前走同じコースの1勝クラスを勝利。
2走前の重賞での10着は不良馬場の適性がなかったと参考外でよい。
堅実に先行できて内側の枠なので展開は向く。
あとは力が足りているかどうか。
総合評価:B
6. セラフィナイト
前走1600m戦を勝利しているが、
レースを見るとズブい印象があり、距離は延びた方が良さそう。
それは調教もゆったりと走っている面にも現れている。
能力はそこそこありそうだが、狙うのはここではない。
総合評価:D
7. ファルヴォーレ
前走1勝クラスを勝っているが重賞では3着以内がない。
その前走も最後方からの追い込みで
1400mながらも最後は追い込んで垂れ気味もなんとか押し切った内容。
距離延長で先行有利なここは厳しい。
総合評価:D
8. トーカイキング
いくらなんでも未勝利脱出に7戦かかるようでは実力が足りない証拠。
ここは厳しい。
総合評価:D
9. ルース
前走は同じ中京コース(1400m)の1勝クラスで5着。
重賞ではメンバーレベルが上がるため厳しい。
総合評価:D
10. バスラットレオン
前走は朝日杯FSで4着と健闘した。
朝日杯FSでのペースを考えればここは先行できる。
調教も動けており、間隔の短さも問題なさそう。
当然の上位評価。
総合評価:A
11. レゾンドゥスリール
前走は小頭数の新馬戦でスローペースからの末脚勝負で勝利。
頭数が増えてペースも速くなるここでは先行は難しく、
川田騎手なのでなんとか先行させようと動くと
折り合いを欠いてしまうシーンを思い浮かべてしまう。
調教も併走馬に遅れており、まだこれからの馬ではないか。
総合評価:C
12. ピクシーナイト
前走1勝クラスで内を通ってなんとか3着という内容。
さらに2戦連続で1400mを使っており、1600mの経験もない。
この時期としてはかなり大きい馬であり、
中京のコーナーで遠心力に負けることも想像できる。
総合評価:D
13. ロードマックス
能力は上位だが、懸念は脚質。後ろからはなかなか届かない。
あまり大胆なことが出来るシチュエーションでもないため
これまで通り後ろからいい脚を使うも届かないことが想定される。
総合評価:C
14. ワザモノ
前走は強い馬に負けたので致し方なしも、0.5秒は負けすぎか。
外枠は不利だし、調教も平凡。
条件戦で改めて買いたい馬。
総合評価:D
15. ククナ
前走で2歳女王ソダシの2着で、負けは致し方なし。
しかし気になるのは脚質で、差しはなかなか届かないことは記した通り。
大外枠も厳しい。
ただし、調教は抜群の動き。
脚質の不利を凌駕するほど能力が抜けているかどうか。
総合評価:C
・印と買い目
◎ 3 ルークズネスト
人気はないですが枠、先行脚質、調教の良さを買って
思い切って本命にします。
人気馬が外に固まったこともあり、チャンスと見ます。
◯ 10 バスラットレオン
朝日杯FSから引き続き状態は維持しており、
能力通り走ってくれれば勝ち負けでしょう。
△ 4 カスティーリャ
△ 5 ダディーズビビッド
△ 13 ロードマックス
△ 15 ククナ
※買い目
▪️単勝
3
▪️馬連、ワイド
3ー10
▪️3連複軸2頭流し
3,10ー4.5.13.15