RM_horseの競馬コラム

RM_horseの競馬コラム

競馬についてあれこれ書きます。

フェブラリーS予想【2021年】

 

今年最初のG1です。

実力が拮抗した予想しがいのあるメンバー構成です。

 

 

・コース解説と枠順

▪️コース解説

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出典:競馬ラボ様

東京競馬場 ダート1600m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

スタートは芝コースの2コーナーポケット地点。

3コーナーまで距離がありますが、芝スタートなので

いきなりスピードがつくため、ゴールまでペースがあまり緩みません。

スピードは必要なコースですが、最後まで垂れないことも大事です。

なので総合的に能力のある馬が好走しやすいコースであるといえます。

 

▪️枠順

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東京ダート1600mはスタートからの芝の走る距離が長い

外枠の先行馬が有利です。

ただ、ハイペースになりすぎると差し追い込みの出番なので

メンバーだけでなく枠の並びも重要です。

 

登録馬を見た段階では

エアアルマスとカフェファラオのどちらかが外枠に入れば本命に、

内枠に入れば消そうと考えていたので、

両方内枠に入ってしまったため、予想が難しくなりました。

 

 

・ペースは速くならざるを得ない

フェブラリーSの予想において、まず考えなければならないのはペースです。

コース解説でも書いたように、ペースは緩みにくいコース形態ですが

2019年はインティに騎乗した武豊騎手がペースを抑えることに成功し、

そのまま逃げ切り勝利を収めています。

 

また、2014年に単勝最低人気でコパノリッキーが勝利しましたが

この時もペース判定はミドルながらも800m通過は48.0、

1000m通過は60.6と2019年並みのペースであり、

そのペースによって先行して押し切られる形となりました。

 

ペースを抑えることができれば先行馬が押し切る決着になりやすいですが

そうでなければ差し追い込み馬が最低でも2着までには来るでしょう。

 

では、気になる今回のペースですが、

速くせざるを得ない枠の並びになりました。

揉まれたくない馬が内に大集合してしまいました。

 

まずは1枠1番のエアアルマス。

この馬は砂を被ると全くダメなので

前走のチャンピオンズカップでは逃げたくらいです。

決して逃げ馬ではないのに。

1枠2番のインティも外から被せられると嫌気を出します。

そして2枠3番のカフェファラオもこれまでの競馬を見ると

とにかく揉まれないようにすることを先決にレースを組み立てています。

 

この3頭は馬群に入れてという競馬は出来ず、

かつ外枠の方がスピードもつきやすいということもあり、

スタートから飛ばしていくでしょう。

そうすると、コース解説でも記した通り

ペースが緩む箇所がないため

遅くてもミドルペース、もしくはハイペースになるでしょう。

 

なので差し追い込み馬を馬券の中心に考える必要がありますが

あまり後ろすぎても届かないため、

程よく中団の位置から差せる馬が勝利候補でしょう。

 

 

・各馬寸評

出走馬の評価です。

 

総合評価の意味は以下の通りです。

A:本命候補

B:相手には抑えておきたい

C:穴党、点数に余裕ありなら抑えたい

D:買えない

これは実際の印と買い目とは異なります。

馬券を買う時は点数を絞るのでこの通りには買いません。

 

1. エアアルマス

非常に潜在能力が高い馬だが、砂を被るとまるでダメになる。

それを防ぐように飛ばしていくとオーバーペースになるため

自然に砂を被らずに済む外枠が必須だった。

これでは力を発揮できない。

総合評価:D

 

2. インティ

気分良く走れないとすぐに競馬をやめてしまう。

今回は同様に揉まれ弱いエアアルマスとカフェファラオに

挟まれる最悪の枠順。

全く力を発揮できないまま終わりそう。

総合評価:D

 

3. カフェファラオ

近2走はとにかく外を回しており、よっぽど揉まれ弱いのだと感じる。

外枠ならユニコーンSの時のような圧倒的な競馬を見せた可能性もあるが

この枠では力を発揮できない。

総合評価:D

 

4. ヘリオス

ダートの勝ち鞍は1200mと1400mに限定され、距離が課題となる。

さらに先行馬なので急流に巻き込まれることが必至。

かなり厳しい。

総合評価:D

 

5. サクセスエナジー

この馬も1400m以下が主戦場で、距離が課題。

さらに先行馬で急流に巻き込まれる。

ヘリオスと同様にかなり厳しい。

総合評価:D

 

6. アルクトス

この馬も先行馬。前走で前が壁になってロスをしたため、

今回はより選考意識が高いのではないだろうか。

また、この馬が得意なのは湿った馬場で

パワーが必要な今の東京ダートは合わない。

ただ、コース実績が豊富なのも事実ではある。

総合評価:C

 

7. ワンダーリーデル

この馬はカフジテイク(2017年の3着馬)と被る。

後ろから強烈な末脚は使うものの、

あまりに後ろすぎるため先頭には届かない。

同じタイプに2018年の勝ち馬ノンコノユメがいるが、

ノンコノユメは東京のダート重賞を全て勝利するほどの東京巧者で

ワンダーリーデル武蔵野Sは勝っているものの、

ノンコノユメほどの東京巧者ではない。

前走で差しきれなかった全てである。

3着までで考えたい。

総合評価:C

 

8. ワイドファラオ

東京コースはユニコーンSを制している。

しかし逃げ先行馬なのでペースに巻き込まれて厳しい。

思い切って溜める競馬ができれば面白いかもれないが、

それが出来るかどうか。偶然出遅れないと難しそう。

総合評価:C

 

9. サンライズノヴァ

言わずとしれた東京巧者。

以前はG1だと後ろすぎて届かない馬だったが、

歳を重ねるにつれて一列前で競馬ができるようになってきた。

フェブラリーSは4回目の挑戦だが、

今年のメンバーを加味すれば7歳での初制覇もあるかも?

総合評価:A

 

10. エアスピネル

ワンターンのダートなら崩れておらず、重賞でも通用している。

G1で勝つかどうかと言われると怪しいが

体重も増えてきてダート仕様の馬体になってきたのではないか?

調教でも衰えは感じさせず、穴で面白い一頭。

総合評価:B

 

11. スマートダンディー

勝ちだけではなく連対も1400mに限定される。

1600mは長いのだろう。

また、馬場が渋らないと好走が難しい馬。

総合評価:D

 

12. ヤマニンアンプリメ

1200mがベストで、1400mもやや長い感じ。

1600mは厳しい。

総合評価:D

 

13. ソリストサンダー

非常に安定して走れており、今が充実期。

前走オープンでいきなりG1で通用するかは未知数も

武蔵野S2着ならそれなりに走れるか。

総合評価:C

 

14. オーヴェルニュ

3連勝中で絶好調。

前走、前々走ともに差し有利な展開を先行して押し切っており、

勝った内容も良かった。

ここは先行が難しいが、脚を溜めれれば好走が期待できる。

東京コースは3歳500万下の1戦のみ(7着)で

コース適性は未知数。

総合評価:B

 

15. ミューチャリー

JRAでは実力が足りていない。

総合評価:D

 

16. レッドルゼル

1600mは出走自体が初めて。

距離不安をごまかすために

内側の経済コースを通りたかったはずなので

この馬にとっては大外枠は痛恨。

うまく内を走れないと厳しい。

総合評価:C

 

 

・印と買い目

◎ 9 サンライズノヴァ

能力のある馬が不利な内枠に固まったので

最もチャンスがあるはずです。

地方のJpn1は勝っているものの、JRA G1は未勝利で

年齢的にもここがラストチャンス。

頑張って欲しいです。

 

◯ 14 オーヴェルニュ

連勝中の勢いを買って高評価にしました。

地力なら上位のはずです。

 

▲ 10 エアスピネル

8歳ですが調子も良さそうで通用してもいいはずです。

 

 

※買い目

▪️単勝

9

 

▪️馬連とワイド

9ー10.14