RM_horseの競馬コラム

RM_horseの競馬コラム

競馬についてあれこれ書きます。

2022年6月4日(土) 2歳新馬戦予想

お久しぶりの2歳戦予想です。

昨年より始めましたが、意外と好評いただきましたので今年も予想します。

 

日曜日の新馬戦は明日にアップします。

 

中京5R 芝1600m

◎ ①マイネルモリー

調教タイムはおそらく1番人気になるであろう⑥ダイヤモンドハンズの方が速いですが、

映像を見るとマイネルモリーはまだ余裕がありそうで、追い出してからの反応も良かったです。

ゲートが遅いということですが、小頭数ならごまかせるのもいいです。

 

◯ ②スズカダブル

ダイヤモンドハンズがイマイチというわけでなく、スズカダブルが良かったです。

映像はありませんが1週前にCWで加速ラップを踏めており、

最終追い切りも坂路で楽々とラスト2F24.7が出ていました。まだ追えば出そうで無理をしなかった感があります。

 

単勝 ①

馬連とワイド ①ー②

 

東京5R 芝1600m

◎ ①オールパルフェ

評判馬が2頭いますが、その2頭よりもオールパルフェがよく見えました。

ダントツで良いと思いました。

調教映像を見ると、外から内の併走馬を待って追い出さずにいてもジワジワ引き離していました。

こういう調教が出来る馬は相当能力が高そうです。

ここはあっさり勝って重賞でも好勝負するのではないかなと思います。

2番手以下は混戦に見えますので、単複で。

 

単勝複勝 ①

 

【2022年】東京優駿(日本ダービー)予想

いよいよダービーですね。

つまり月曜日から来年のダービーに向けての戦いが始まります。

競馬ファンにとっても、POGの指名馬を決めるのに悩んでいるでしょう)

 

なぜダービーが特別なのか?

過去にも書いたことがありますが、なぜダービーが特別なのでしょうか?

競馬をあまり知らない人にはダービーが特別と言われてもピンときません。

ダービーは3歳馬だけのレースだと伝えると驚かれることが多いです。

「え?あんなに特別なレースだから日本一強い馬を決めるレースじゃないの?」と。

 

確かに、世代限定戦がオールスター戦とも言える有馬記念に匹敵する、
いや、上回るほどの盛り上がりを見せるのはなぜでしょうか?

それは馬の生産時点でみんなダービーを目指しているからが答えではありますが、
じゃあなぜみんなダービーを目指すの?なぜそういう歴史になったの?という話になります。

 

これは私見ですが、ダービーはどのカテゴリも重要なちょうどいい時期のレースなのではないでしょうか?

2歳戦は入厩して日が浅いので、生産・育成牧場の貢献が大きいです。

逆に古馬以降は調教師の貢献が大きくなります。

しかし、3歳春のこの時期のダービーは、牧場の力も大きいですし、厩舎力も重要で、
いい塩梅で全てのホースマンがバランス良く貢献しないと勝てないということではないでしょうか?

(※2歳戦で厩舎、古馬以降で牧場の貢献が無いとは言っていませんよ!)

 

ダービーの勝利が全てのホースマンの夢なのは、そういう背景があるのではないかと考えています。

 

ダービーは好きな馬を買おう

そんな全てのホースマンの夢のダービーですが、どのように予想しましょうか?

ダービーくらい、的中を意識することなく好きな馬を買ったらいいと思っています。

いや、いつでも好きな馬を買ったらいいのですが、あまりに的中しないと破産します。

 

でもダービーだけはこれ当たらないだろうなとか考えなくていいでしょう。

父が好き、母が好き、兄弟が好き、あのレースで儲けさせてくれた・・・

何でもいいので、好きな馬を買いましょう。

 

私は好きな馬というよりはビビッときた馬を買おうと思います。

まあ、そのビビッときた根拠はある程度の予想になりますが。

 

皐月賞とダービーの関連性

好きな馬を買えとは言いましたが、それで終わるとこのブログの存在意義も無くなるので
予想の参考になるものは記しておきます。

 

ダービーのデータ分析はいろんな人がやっているので、そちらを見ていただくとして、

このブログではデータ分析の向こう側を考えます。

皐月賞で好走した馬がダービーでも好走することはよくありますが、

ダービーでは結果を残せなかった皐月賞好走馬もいっぱいいます。

さらに、皐月賞で凡走した馬がダービーで結果を残した馬も多いです。

 

これは桜花賞オークスの関係とほぼ同じだと思っています。

基本的に皐月賞とダービーは適性が違うレースだと思っています。

皐月賞は小回りで器用に立ち回ることも必要ですし、

ペースも速くなるのでマイルのレースのような適性も必要です。

 

一方でダービーはその逆で、直線が長くペースも皐月賞よりは落ち着きます。

2400mを走り切るスタミナも必要でありながら、最後の直線のスピードも速くなります。

道中で折り合って長い直線をいかに速度を落とさずに持続できるか、

という皐月賞には大きく求められなかった能力が要求されます。

 

このようにレース適性が異なるので、皐月賞好走馬にはダービーの適性が怪しい馬もいるのは確かですが、

皐月賞の好走は現時点での完成度を証明することにはなります。

ダービー向きではなかったとしても完成度で上回るため好走することがあります。

つまり、ダービーに向いている馬がそのまま上位に来るとは限らないのです。

 

まとめると

皐月賞が向いていて好走した→ダービーでは評価を下げる

皐月賞よりダービー向きではあるが、皐月賞で好走した→ダービーで本命候補

皐月賞では凡走したが、ダービー向きなので盛り返す→ダービーでは評価を上げる

・単に完成度がまだまだ

の4パターンの見極めが必要で、この見極めはほとんど勘です。

 

1枠は有利か?

ダービーは1枠が有利とされています。

これは本当だと思います。あまりにも1枠の好走が多いです。

しかし、人気馬が1枠に入ると別です。

結構マークされるので包まれ、スムーズな競馬ができないことがあります。

2016年のディーマジェスティあたりがその例だと思います。

 

今年は人気薄2頭が内枠に入りました。

マークされることは無いので、ヒモにはいいと思います。

 

全頭寸評

今回は総合評価のみとします。結構直感が多いです。

総合評価のA〜Dの意味は以下の通りです。

A:本命候補

B:相手には抑えておきたい

C:穴党、点数に余裕ありなら抑えたい

D:買えない

これは実際の印と買い目とは異なります。

馬券を買う時は点数を絞るのでこの通りには買いません。

 

①アスクワイルドモア
総合評価:C

皐月賞上位馬に比べて完成度、実力はまだまだだと感じるが
それでも来る可能性があるのはダービーの1枠。

スタミナ面の不安がないのは長所。

 

②セイウンハーデス
総合評価:D

アスクワイルドモアと同様、ダービーの1枠は注意が必要だが
この馬はスタミナの不安もある。

しかし、2018年3着のコズミックフォースに重なる面はある。

 

③アスクビクターモア
総合評価:C

相当楽に逃げれないと厳しいと考えている。

2019年のダービー馬のロジャーバローズのような競馬が出来ればだが、
それをするには前走好走しすぎており、マークはある程度されてしまう。

昨年のタイトルホルダーも掲示板は逃しており、皐月賞で逃げた馬の次走ダービーは厳しい。

 

マテンロウレオ
総合評価:D

後方一気でどこまで届くか?これまで後方一気で届いたのはキズナくらいで、
ペースが流れることとキズナ並みの末脚が要求される。

それを望むのは酷だと思う。

 

⑤ピースオブエイト
総合評価:D

昨年のダービー馬シャフリヤールと同じ毎日杯勝ちからのダービー出走。

しかし昨年のシャフリヤールは毎日杯でレコード勝ちしており、
スピード対応が問題ないことを証明してからの参戦だった。

この馬は前走は時計のかかる馬場で、血統を見てもスピードへの対応が疑問。

 

プラダリア
総合評価:C

前走の青葉賞のタイムが優秀。消耗さえ問題なければダービーでも通用していい。

(今年5戦目で2400mの3連戦なのでそこが大きな問題だが)

 

⑦オニャンコポン
総合評価:C

完成度が高く、それなりに走ると思う。

勝ち切ることは別として、ヒモには入れておきたい存在。

 

⑧ビーアストニッシド
総合評価:D

状態面でもうお釣りがない。

さらに距離延長は酷。

 

ジャスティンパレス
総合評価:C

この馬は皐月賞よりはダービー向きだと思うが、あとは実力が足りているかどうか。

個人的には前走の皐月賞を見る限り、ホープフルSからの成長はそれほどなかったように感じた。

 

マテンロウオリオン
総合評価:D

この馬の実力は評価しているが、2400mのダービーはさすがに長い。

やはりマイルで見たい。

 

ジャスティンロック
総合評価:C

スタミナが豊富。ペースが上がるのが早くなってゴール前バテバテの超消耗戦になれば面白い。

 

⑫ダノンベルーガ
総合評価:A

皐月賞は明らかに適性外の典型的なハーツクライ産駒で、さらに不利な1枠だった。

それでも4着にまで来たので、改めて能力の高さを証明した。

東京替わりは明らかにプラス。

2019年2着のダノンキングリーと重なる。好走は間違いないか?

 

⑬ドウデュース
総合評価:A

マイルG1を勝っているが、皐月賞で上がり最速を記録したように、スタミナ面は全く問題ない。

むしろマイルG1を勝ったことがこの馬のスピードを証明している。

ダービーでは先行するだろう。皐月賞のように追い込むも届かないということはなさそう。

懸念は2歳時のアイビーSで、先頭に抜け出すとソラを使うように見えた点。

先頭に立つタイミングは重要で、スムーズすぎてもそれが仇になる可能性がある。

名手武豊騎手のレース捌きに注目。

 

⑭デシエルト
総合評価:D

前走は逃げることが出来ずに気を悪くして大敗。

しかし今回も外枠で、逃げるには脚を使う必要がある。

そうなると2400mはなかなか持たない。

 

⑮ジオグリフ
総合評価:D

皐月賞勝ち馬だが、ダービーでは買わないことを決めていた。

理由は喉鳴り。皐月賞前も不安視されていた。

2000mは持っても2400mは厳しい。

 

⑯キラーアビリティ
総合評価:D

ホープフルSを勝っており実力はあると思うが、状態が上がってこない様子。

皐月賞には直行ローテで挑んだが、それでもこの馬には休みが必要に感じる。

 

⑰ロードレゼル
総合評価:C

長距離適性は問題ないが、実力が足りているかどうか。

スムーズな競馬が出来ての青葉賞2着というのは物足りない。

 

⑱イクイノックス
総合評価:B

実力は申し分ないが、皐月賞向きだったのではないかと思う。

皐月賞は抜け出して勝ちそうだったが残り50mで止まった感がある。

2400mは長い可能性がある。

それでも実力上位であり、東京コース自体の適性は高いため無視はできない。

 

印と買い目

◎ ⑬ドウデュース

A評価の2頭で本命はかなり迷いましたが、ドウデュースにしました。

そろそろ武豊がダービーを勝つところが見たいです。それが本命の理由です。

 

◯ ⑫ダノンベルーガ

最も安定して走りそうなのはダノンベルーガと考えています。

明らかに皐月賞よりダービー向きです。

その皐月賞で4着なら、ダービーは着順は上げてくるでしょう。

 

▲ ⑱イクイノックス

本命対抗に比べて少し評価を落としたのは距離延長への対応です。

しかし、現時点での能力が高いです。

前走のゴール前で止まった感があるのは長期休養明けの分で、
距離が問題ない可能性もありますから無視をしてはいけないでしょう。

 

 

単勝 ⑬

ワイド ⑫ー⑬

3連単 ⑫⑬→⑫⑬⑱→⑫⑬⑱

【2022年】優駿牝馬(オークス)予想

オークスは予想の考え方を詳しく書きます。

同じ考え方でも別の結論になることもあり得ますので、

予想の考え方だけ参考にしていただければ幸いです。

 

なお、ガチガチの人気馬に印を回しています。

 

どのローテが強いという話ではない

オークスの2400mは非常に長いです。

これは古馬を含めた牝馬限定重賞の中で最長です。

かなり異質なレースだと言えます。

 

オークスの予想ではよく、桜花賞組が強いとか、忘れな草賞の勝ち馬がいいとか
フローラS組もヒモに入れるとか、桜花賞の前のクイーンSの相性もいいとか聞きます。

私はそこまで単純な話ではないと思います。

 

まずは前走桜花賞を使った馬について考えます。

桜花賞は1600mのレースなので、2400mのオークスとは全く適性が違います。

ですが毎年のように前走桜花賞組から好走馬が出ます。

この要因として

桜花賞を好走できるほどの完成度があれば、2400mが向かなくても完成度で来てしまう」

のような論調をよく目にします。

私は逆だと思っています。

「どちらかと言えば桜花賞よりオークス向きなのに、完成度で桜花賞を好走した」

のではないでしょうか。

マイルがベストの馬が桜花賞で好走した場合は、オークスで好走するのは厳しいでしょう。

例えば昨年のソダシです。完成度は間違いなくナンバーワンでしたが好走できませんでした。

 

忘れな草賞フローラSは2000mなので、ここで好走できた馬は2400mの適性を持っている可能性が高いです。

しかし、桜花賞組より実力が大きく下回ることも多いので、オークスは完成度と適性のバランスで
予想が非常に難しいレースであると言えます。

桜花賞組に2400mの適性が無い馬ばかりであれば、別路線組が優勢になることもありますし、
逆に本来マイルは距離が短いとされる馬が桜花賞で上位を独占したときには、桜花賞組がそのままオークスでも上位です。

 

例えば過去3年のオークス桜花賞とは別路線の馬が強かったですが、
2018年のオークス桜花賞の1〜3着がそのままオークスでも1〜3着になりました。

 

以上のことは競馬ファンの多くは言われなくてもわかっている内容だと思います。

しかし、言語化している媒体を見たことがなかったので書かせていただきました。

 

距離適性はどうやって判断するか?

では、3歳春の出走数が少ない段階で、どうやってその馬の距離適性を見分けるか?

正確に見分けることは難しいですが、以下の要素で考えるべきと思っています。

①戦績

②血統、馬体

③脚質

 

①戦績

まずは馬柱を見て、新馬だろうが未勝利だろうが1800m以上の勝ち鞍があれば注目です。

レースレベルがどうというよりも、牝馬阪神JF桜花賞が両方とも1600mのレースであるため、

それに合わせて1600mや1400mのレースを使って、G1を目指す傾向にあります。

にもかかわらず1800m以上のレースを使うということは、距離適性がマイルでは短いと判断している可能性が高いです。

 

②血統、馬体

戦績を見ても距離適性がわからない場合は、血統や馬体に頼りましょう。

(私は馬体はさっぱりですが)

血統はどちらかと言えば長距離向きの馬を探すというより、
マイル以下の適性だろうという馬を探して消去する方が良いと思っています。

 

③脚質

戦績もマイルのみで、血統、馬体で判断がつかない時の最終手段は脚質です。

マイルで先行していた馬は2400mの適性は無いことが多いと思います。

逆に後ろから追い込む馬は、距離が延びて追走が楽になって好走するケースがあります。

また、マイルでの追い込み馬は脚を余していることもあります。

よくオークスは差し・追い込みが有利とされているのは、脚質そのものの有利不利というよりは

2400mの距離適性がある馬は今まで差し・追い込みをしていたというのが本質ではないでしょうか。

 

各馬評価

今回は完成度、距離適性、総合評価の3つを記します。

総合評価のA〜Dの意味は以下の通りです。

A:本命候補

B:相手には抑えておきたい

C:穴党、点数に余裕ありなら抑えたい

D:買えない

これは実際の印と買い目とは異なります。

馬券を買う時は点数を絞るのでこの通りには買いません。

 

①ウォーターナビレラ

完成度 ★★★★☆

距離適性 ★☆☆☆☆

総合評価:D

重賞勝利経験があり、阪神JF3着と桜花賞2着なので完成度は高い。

しかし、1400mのファンタジーSを勝利しているようにこの馬は1400~1600m向きのようである。

母も母母も短距離馬で、兄弟も短距離馬だった。

距離ロスの少ない最内枠を引いても、2400mは長い。

 

②スタニングローズ

完成度 ★★★☆☆

距離適性 ★★★★☆

総合評価:D

完成度はこれからといったところだが、重賞を勝っているので現時点でもそれなりの実力はありそう。

距離適性も問題なし。

しかし2か月ぶりにしては調教が軽めでコンディションに問題がありそう。

 

③アートハウス

完成度 ★★★★☆

距離適性 ★★★★★

総合評価:B

前走の忘れな草賞を好タイムで勝っており、調教も良く動いている。

血統面でも父スクリーンヒーローに母パールコードと明らかに長い距離向き。

人気になっている通り、桜花賞組に対抗できる別路線組はこの馬ではないか。

 

④ルージュエヴァイユ

完成度 ★★☆☆☆

距離適性 ★★★★☆

総合評価:C

ジャスタウェイに母父FrankelとどちらもマイルG1を勝っている馬だが、ジャスタウェイ産駒は2000mくらいを得意とする馬が多い。

この馬も追い込み馬で距離は大丈夫そう。

3着のヒモには入れておきたい存在。

 

サウンドビバーチェ

完成度 ★★☆☆☆

距離適性 ★★☆☆☆

総合評価:D

ドゥラメンテ産駒は距離適性が長めの傾向はあるが、この馬の兄弟はマイラーが多く、

この馬自身もマイルで先行する馬なので、2400mは長い印象。

 

⑥サークルオブライフ

完成度 ★★★★★

距離適性 ★★★★☆

総合評価:A

兄弟がマイル以下のみの勝ち鞍しかないことは気になるが、エピファネイア産駒で脚質も後ろからなので2400mは持つと考えている。

完成度はメンバー中ナンバーワンで、前走の桜花賞は不利な大外枠からよく4着まで追い込んできたという内容。当然桜花賞からの逆転はある。

 

⑦ホウオウバニラ

完成度 ★☆☆☆☆

距離適性 ★★★★☆

総合評価:D

オークス3着のビッシュの妹なので距離は大丈夫だと思うが、いかんせん実力がまだ足りていないと考える。

 

ナミュール

完成度 ★★★★☆

距離適性 ★★★☆☆

総合評価:C

この馬も追い込み馬なので距離は大丈夫かもしれないが、懸念は母父ダイワメジャー

半兄ヴェスターヴァルトは欧州系の父ノヴェリストをつけても1400mを主戦場としていた。

この馬もマイルがベストの可能性がありそう。

 

⑨エリカヴィータ

完成度 ★★★☆☆

距離適性 ★★★★☆

総合評価:C

距離適性は問題なし。あとはフローラS組と桜花賞組の実力がどれだけ違うかの話。

この馬に関しては前走内枠から経済コースを通って勝っているので、オークスでも内枠が欲しかった。

 

⑩ラブパイロ

完成度 ★☆☆☆☆

距離適性 ★★★★☆

総合評価:D

前走の勝ちは馬場と展開に恵まれた感がある。G1では厳しい。

 

⑪ベルクレスタ

完成度 ★★★☆☆

距離適性 ★★★★☆

総合評価:C

デビュー時から注目していた馬。新馬戦前のCWの調教を見て、オークスで買おうと思っていた。

しかし桜花賞を意識して坂路中心の調教になり、あまり結果を残せなかった。

今回の陣営のコメントが「マイルは少し忙しい」。

新馬戦前の調教見て長い距離向きだなと思っていたので今更の感が強いが、やっと坂路中心の調教から解放された。

楽しみになるのは秋以降だと思うが、ここでもヒモでは買っておく。

 

ライラック

完成度 ★★★☆☆

距離適性 ★★★★★

総合評価:C

菊花賞5着のブラックホールの妹なので距離は延びた方が絶対に良いが、前走が負けすぎ。

0.3秒以内に10着までが入線する超混戦の桜花賞で、勝ち馬から1.1秒離されての16着というのは
馬の実力が足りていない可能性が高い。

 

⑬パーソナルハイ

完成度 ★★☆☆☆

距離適性 ★★☆☆☆

総合評価:D

前走を見ると、かなり有利な展開で逃げても最後は差されてしまったため、距離は2000mがギリギリではないか?

2400mを逃げ切るのは至難の業で、ここは厳しい。

 

⑭シーグラス

完成度 ★★☆☆☆

距離適性 ★★★★★

総合評価:D

2000mで連勝しているので距離は問題無さそう。

しかし忘れな草賞6着からG1で好走ができるか。

 

⑮ピンハイ

完成度 ★★★☆☆

距離適性 ★☆☆☆☆

総合評価:D

ウォーターナビレラと同様に距離はマイルまで。

 

プレサージュリフト

完成度 ★★★☆☆

距離適性 ★★☆☆☆

総合評価:C

ハービンジャーに母父ディープインパクトなので、それだけ見ると距離は問題無さそうだが、母も兄弟も全てスプリンター。

半姉オールアットワンスは昨年のアイビスサマーダッシュを勝っているほど。

追い込み馬なので距離は気にしないかもしれないが、血統的には2400mは疑問。

 

⑰ニシノラブウインク

完成度 ★★☆☆☆

距離適性 ★★★★☆

総合評価:D

距離は問題無さそうだが、大外枠を引いて挽回できるほどの実力は無さそう。

 

⑱スターズオンアース

完成度 ★★★★★

距離適性 ★★★★☆

総合評価:A

前走は展開が向いた結果ではなかった。むしろ直線で不利を受けたほどで、スムーズに走れたウォーターナビレラを差し切ったのは着差以上の実力差があった。

懸念は使い詰め。疲労の問題さえなければここでも勝ち切って二冠を達成しても不思議ではない。

 

印と買い目

◎ ⑱スターズオンアース

距離も問題ないと思います。父ドゥラメンテであることに加え、母も長い距離に対応できそうな欧州系。

外枠も内が荒れた今の馬場状態ならプラスでしょう。

 

◯ ⑥サークルオブライフ

桜花賞でも本命を打って失敗しましたが、今回も上位評価にしました。

ワイドのオッズがついているので、手堅く当てに行きます。

 

▲ ③アートハウス

上記2頭に対抗できるならこの馬。フローラS組より実力は上でしょう。

 

単勝 ⑱

ワイドボックス ③⑥⑱

 

 

 

ヴィクトリアマイルは中距離志向なレース?

ヴィクトリアマイルは馬場読みが難しいので予想を書くのはやめようと思いましたが、
少し役に立ちそうな話だけ書かせていただきます。

 

なお、こんな感じ買おうと思っているのは

◎ ②ソングライン

◯ ④マジックキャッスル

▲ ⑧クリノプレミアム

△ ⑪ファインルージュ

△ ⑮アンドヴァラナウト

です。

 

3歳牝馬のマイル路線組は厳しい?

牡馬の三冠レースは2000mの皐月賞、2400mのダービー、3000mの菊花賞なので、

2000mが長いと考えればクラシックを目指さずにマイル路線に活路を見出します。

もちろん三冠レースで結果を残した馬がその後マイル路線で活躍することもありますが、

初めからマイル路線にターゲットを絞っていることが多いです。

 

一方で牝馬の三冠レースは1600mの桜花賞から始まります。

その後は2400mのオークスと2000mの秋華賞なので、
桜花賞では強さを見せてもオークス秋華賞では結果が出なかったり、
そもそも出走を避けるパターンもよくあります。

 

じゃあ牝馬限定のヴィクトリアマイルでは、桜花賞で強かった馬が好走しやすいかといえば
実はそうでもないのです。

過去10年の3着以内の馬を見てみると、1800m以上の勝利経験がなかった馬は

グランアレグリア

サウンドキアラ

プリモシーン

ストレイトガール

ミナレット

の5頭しかいません。

意外ではないですか?マイル専門みたいな馬は案外少ないのです。

 

さらに上記6頭で1400m以下の重賞で実績のある馬は

グランアレグリアサウンドキアラ、ストレイトガールの3頭のみです。

牝馬は1200〜1400mの短距離路線で混合線でも強い馬も多いですが、
短距離志向の馬がヴィクトリアマイルでは厳しいことがわかると思います。

 

むしろ1800m以上、もっと言えば2000mの一周コースで結果を残してきた馬が
ヴィクトリアマイルでは好成績を残すことが多いです。

以下の馬が挙げられます。

ランブリングアレー(愛知杯2着)

マジックキャッスル(秋華賞2着)

アーモンドアイ(オークス秋華賞、ジャパンC1着)

ノームコア(紫苑S1着)

クロコスミア(エリザベス女王杯2着)

リスグラシュー秋華賞2着)

ミッキークイーンオークス秋華賞1着)

ショウナンパンドラ秋華賞、ジャパンC1着)

ヴィルシーナオークス秋華賞エリザベス女王杯2着)

メイショウマンボオークス秋華賞エリザベス女王杯1着)

ホエールキャプチャオークス秋華賞3着)

※上記には桜花賞でも結果を残した馬も含まれます。

 

こうして挙げてみると、秋華賞ヴィクトリアマイルの親和性が高いことがうかがえます。

(なので今年はアカイトリノムスメを狙っていましたが・・・)

ということで、中距離志向のある馬がヴィクトリアマイルでは狙ってみたいですね。

【2022年】NHKマイルカップ

先に書いておきますが本命セリフォスです。

それでも良ければお読みください。

 

予想のポイント

NHKマイルカップは案外シンプルに予想が出来ます。

内枠なら先行馬、外枠なら差し・追い込み馬です。

当たり前ですが先行出来て上がりの脚も使えるなら枠は関係ありません。

もちろん能力・完成度が優先されますが、位置が後ろからになってしまう馬が内枠に入ると厳しいですし、
大外からの先行も脚を使ってしまうので不利です。

漠然とした枠の有利不利ではなく、その馬の持ち味によっての有利不利は頭に入れておく必要があるでしょう。

 

あとは追走スピードへの対応力も重要です。

どれだけ末脚を持っていても後ろすぎると届きませんので、差し馬であってもある程度は中団につけたいところです。

追走についていけるという面で距離適性が1400mの馬が馬券内に来ることもあります。

しかし勝ち切るのはやはりマイルがベストの馬でしょうか?1400mがベストっぽい馬は抑えまででいいかもしれません。

 

各場寸評

今回は総合評価のみとし、理由で詳しく書きます。

総合評価のA〜Dの意味は以下の通りです。

A:本命候補

B:相手には抑えておきたい

C:穴党、点数に余裕ありなら抑えたい

D:買えない

これは実際の印と買い目とは異なります。

馬券を買う時は点数を絞るのでこの通りには買いません。

 

マテンロウオリオン
総合評価:B

どちらかというと差しのタイプに見えるので内枠は不利ではある。

しかし鞍上は横山典弘騎手なので、この枠で後ろからにはしないだろう。

実力はセリフォスを除けば最上位の1頭と言え、安易に切りはできない。

 

ソネットフレーズ
総合評価:D

まだ状態が戻っていない様子。

能力的にはここでも上位だが、調教を見てもまだ60%程度ではないか?

まだ買うべきではないと感じる。

 

③ソリタリオ
総合評価:C

使い詰めではあるが調教を見ると調子は良さそう。

先行できれば面白いかもしれない。あとは実力が足りるかどうか。

 

④セリフォス
総合評価:A

不安要素がないわけではない。

過去20年以上好走例のない、年明け初戦のぶっつけ本番であるし、

調教も最終追い切りで気合をつけていたためテンションが上がりすぎる懸念もある。

しかしセリフォスを脅かすような存在がいない。

状態が万全でなくても、展開が向かなくても勝てるだけの実力差がある。

 

⑤キングエルメス
総合評価:B

ダークホースはこの馬だと考えている。

2歳時の京王杯2歳Sで負かせたラブリイユアアイズが阪神JF2着であり、
レベルの高いレースを制している。

骨折明けの復帰戦で3着なら十分で、状態は上がってくるはず。

思い切って先行できれば粘り強い。

 

⑥トウシンマカオ
総合評価:C

この馬もダークホース候補の1頭。

京王杯2歳Sではキングエルメスに敗れているものの、クロッカスSはプルパレイに勝っており
東京コースの適性の高さがうかがえる。

買い目が許せば入れてもいい存在。

 

⑦タイセイディバイン
総合評価:D

今年5戦目でもうお釣りがないのではないか?

前走でもかなり仕上げており、そこからの上積みはないだろう。

 

⑧アルーリングウェイ
総合評価:C

前走の桜花賞で8着だが0.2秒差であり、穴人気しそうな存在。

しかし映像を見るとかなりスムーズに競馬が出来ているので、
実力を出し切っての結果でありメンバーレベルの上がるここでの好走は厳しいように感じる。

調教を見ると調子は上がってきていそうなので、前走の結果が調子によるものなら通用するかも?

 

⑨ダンテスヴュー
総合評価:D

初のマイル戦。2000mでも先行できないのに、それより速い流れになるマイル戦では追走に相当苦労する。

ここは厳しい。

 

⑩カワキタレブリー
総合評価:D

アーリントンカップ11着では実力が足りていない。

 

⑪インダストリア
総合評価:B

NHKマイルカップで2着だったケイデンスコールの半弟(3/4は同血)。

血統的には兄も好走しているレースなので適性がありそうに見える。

最大の懸念は追走についていけるかどうか。

1000m通過が60秒を超えるスローペースしか経験がなく、ここでも位置は後ろの方ではないか?

あとは自慢の末脚で届くかどうか。

 

⑫セイクリッド
総合評価:D

芝初戦でG1は厳しい。

 

⑬ジャングロ
総合評価:C

血統や戦績から適性距離は1200〜1400mと推測できる。

マイルは少し長い印象で、それを補うために内枠が欲しかった。

 

⑭フォラブリューテ
総合評価:D

まだ実力が足りない。調教は良くなってきているので夏以降に期待したい。

 

⑮オタルエバ
総合評価:D

この馬も適性距離は1200〜1400mだろう。

ジャングロと同様に内枠が欲しかった。

 

⑯プルパレイ
総合評価:C

この馬もベストは1400mと思われる。

差す競馬なので内枠を避けれたのは良かったが、少し外過ぎる。

あまり外を回さずにいけるかどうか。

 

⑰ステルナティー
総合評価:D

チューリップ賞11着では実力が足りていない。厳しい。

 

⑱ダノンスコーピオ
総合評価:C

使い詰め気味で調子を落としているように感じる。

結果論ではあるが不調で臨んだ2月の共同通信杯が余計だった。

実力上位なので3着はあるのかもしれない。

 

印と買い目

◎ ④セリフォス

アクシデントがなければ圧勝でしょう。

あとはどれだけ単勝オッズがついてくれるかです。

2倍つけば単勝を買います。

 

▲ ①マテンロウオリオン

東京1600mでは意外と1番枠は不利だが、先行すれば別。

横山典弘騎手の天才的な騎乗に賭けてみたいです。

 

▲ ⑤キングエルメス

先行して粘ってくれることを期待しています。

 

▲ ⑪インダストリア

レーン騎手の効果もあり人気しそうです。

この評価ですがセリフォスとのワイド馬券はオッズを見て考えます。

 

単勝 ④(2倍以上で購入)

ワイド ④ー①⑤⑪(④ー⑪は3倍以上で購入)

 

【2022年】天皇賞・春予想

先週はG1も無かったのでお休みいただきました。

今週もゴールデンウィークなのでやめようかなと思いましたが、約1名に読んでほしいので書きます。

 

予想のポイント

多くの競馬予想媒体では

・長距離適性

・京都コースではなく阪神コースであること

・ローテーション

などを中心に予想を組み立てていますが、それは良馬場や稍重馬場の話

金曜日にまとまった雨が降り、土曜日は雨は降らないもののレース当日の日曜日は雨。

重馬場あるいは不良馬場が予想されます。

こうなると重要なのは重馬場適性。時計のかかる重馬場での好走実績や血統が予想のポイントになります。

(走法でも濡れた馬場の得意不得意がわかるらしいですが、私は理解できていないのでここでは省きます)

血統は今回たくさんいますが、ステイゴールド系は重馬場でパフォーマンスを上げる傾向があります。
さらに大きいレースほどパフォーマンスを上げる馬が多いのもステイゴールド系の特徴なので、穴ならステイゴールド系がおすすめです。

じゃあステイゴールドだけ着目していればいいかというとそうではなく、母に欧州系の重厚な血統を持っている馬も好走が期待できます。
代表的な血統はSadler's Wellsです。母系に持っているとタフな馬場に強くなる傾向が非常に強いです。

 

あとは枠も内枠が不利にはなりそうです。内側の馬場が荒れてくるのでそこを通った馬は消耗が大きいです。

外枠が有利とまでは断言しにくいですが、内が不利とは言えそうです。

 

※競馬予想媒体をバカにしているわけではありません。直前にならないと週末の天気はわかりませんから、早い段階で予想をすると良馬場前提で話すのは当然です。

 

各馬評価

早速ですが出走全頭の評価です。

今回は実績、重馬場適性、総合評価を3つを記します。

総合評価のA〜Dの意味は以下の通りです。

A:本命候補

B:相手には抑えておきたい

C:穴党、点数に余裕ありなら抑えたい

D:買えない

これは実際の印と買い目とは異なります。

馬券を買う時は点数を絞るのでこの通りには買いません。

 

①アイアンバローズ

実績 ★★☆☆☆

重馬場適性 ★★★★☆

総合評価:C

重馬場の経験は無いが、父オルフェーヴルで母父がNureyev系、母母父がRoberto系なのでこなすはず。

折り合い難の馬だが、雨の馬場は滑らないように気をつけるため折り合いがつくことが多いとアンカツさんがおっしゃっていた。

ただし、最内枠は厳しい。

 

②ハーツイストワール

実績 ★☆☆☆☆

重馬場適性 ★★☆☆☆

総合評価:D

この馬も重馬場経験は無い。父ハーツクライは重馬場は可もなく不可もなく。

母父はDamascus系でスピードよりの血統で、そこまで重馬場適性が高そうには感じない。

 

③ディバインフォース

実績 ★★★☆☆

重馬場適性 ★★★☆☆

総合評価:D

ワークフォース産駒は重馬場適性のある馬が多いが、母系にあまり重馬場が得意そうな血が少ない。

内枠もあり厳しいか?

 

④ユーキャンスマイル

実績 ★★★★☆

重馬場適性 ★★★☆☆

総合評価:C

重馬場はこれまでのレース実績から苦手でも得意でもないといったところ。

かつてはG2、G3番長でG1になると位置が後ろのせいかひと押し足りない馬であったが、
加齢によるせいか前走のG2阪神大賞典では5着と敗れてしまった。

ここはG1なので厳しいのは確かだが、そこまでメンバーレベルが上がっていないのも事実。

展開次第では一発があるかもしれない。この馬をG1で買う最後のチャンスではないか?

 

マカオンドール

実績 ★★☆☆☆

重馬場適性 ★★★★☆

総合評価:C

重馬場は1−0−1−1で、着外は未勝利戦の1600mなので馬場よりも距離不足が原因か?

ゴールドシップ産駒は重馬場で成績を上げる傾向がある。

あとは位置が後ろなので届くかどうか?

 

⑥メロディーレーン

実績 ★☆☆☆☆

重馬場適性 ★★★★★

総合評価:C

この馬は血統的に見ると重馬場の鬼です。

オルフェーヴルに母父がSadler's Wells系、母母父がMill Reef系と重馬場が得意なのは間違い無い。

この馬は身体が小さいことで有名ですが、小さい馬の方が雨が得意な傾向もある。

しかし小さすぎるきらいはある。350kg前後しかない馬体だと、使い詰めの今よりも休み明けで買いたい。

 

⑦テーオーロイヤル

実績 ★★★☆☆

重馬場適性 ★★★☆☆

総合評価:C

意外とリオンディーズ産駒は重馬場の成績が良い。

なのでこの馬もと思いたいが母系に重馬場が得意な要素が足りない感がある。

良馬場なら本命候補だったが、雨の分割引。

 

⑧クレッシェンドラヴ

実績 ★★★★☆

重馬場適性 ★★★★★

総合評価:B

この馬は父ステイゴールド、母父Sadler's Wellsと重馬場が得意な血統。雨馬場の七夕賞を勝っていることもそれを裏付けている。

2021年の大阪杯は雨馬場で大敗しているが、コンディションの問題が大きい。

今は8歳ながらコンディションを上げてきているのが調教からわかる。

相手には入れておかなければいけない存在。

 

⑨ヒートオンビート

実績 ★★★★☆

重馬場適性 ★★☆☆☆

総合評価:C

キングカメハメハ、母父ディープインパクトの王道血統。

キングカメハメハ産駒もディープインパクト産駒も重馬場で活躍している馬はいるが、それは母系で重馬場要素をプラスしているケースがほとんど。この2頭の組み合わせで重馬場適性が高いとは思えない。

この馬の唯一重馬場に強い要素は母母父のMarjuだが、それだけでは薄い印象。

実力はあるので良馬場なら面白い存在だっただけに、雨が降ったのは不運。

 

⑩トーセンカンビーナ

実績 ★★☆☆☆

重馬場適性 ★★★☆☆

総合評価:D

重馬場は新馬戦の2着のみ。血統面は重馬場に対応できないわけではないが、特別得意ではないという印象。

実力面も衰えが見え、ここでは厳しい。

 

マイネルファンロン

実績 ★★★☆☆

重馬場適性 ★★★☆☆

総合評価:C

ステイゴールド産駒で母系にブライアンズタイムがあるので重馬場は得意そうだが、良馬場の方が成績が良い。

同じステイゴールド産駒でもクレッシェンドラヴの方を狙いたいが、
ステイゴールド産駒はG1でとんでもない力を発揮することはあるので油断できない。

 

⑫ハヤヤッコ

実績 ★☆☆☆☆

重馬場適性 ★☆☆☆☆

総合評価:D

血統面では重馬場に強い要素は無い。

ダートを主戦場にしているので良馬場よりは重馬場が良いのは確かだが、それは時計がかかった方が良いという意味。

重馬場が得意という話ではない。芝も未勝利戦の勝利のみ。

いくら雨が降ったとしてもG1では厳しい。

 

⑬ロバートソンキー

実績 ★☆☆☆☆

重馬場適性 ★★★★☆

総合評価:D

ルーラーシップ産駒は重馬場が得意で、この馬も1勝クラスでは不良馬場で勝ち上がっている。

しかし3勝クラスを勝てていない現状の実力で、さらに左回りしか勝てていない。G1では厳しい。

 

⑭ヴァルコス

実績 ★☆☆☆☆

重馬場適性 ★★★★☆

総合評価:C

ノヴェリストMonsun系なので重馬場には対応できるはず。

あとは青葉賞2着以降、馬券内が無いので実力が足りているかどうか。

 

⑮タガノディアマンテ

実績 ★★☆☆☆

重馬場適性 ★☆☆☆☆

総合評価:D

ステイゴールド系のオルフェーヴル産駒であるが、重馬場でパフォーマンスを落としている。

ここでは厳しい。

 

⑯タイトルホルダー

実績 ★★★★★

重馬場適性 ★★★★★

総合評価:A

メロディーレーンの半弟なのでこの馬も道悪の鬼である可能性が高い。

阪神3000mの菊花賞を逃げて圧勝しており、ここも逃げればしぶとい。

割り切って迷わず逃げれば勝つのではないか。

 

⑰シルヴァーソニック

実績 ★★☆☆☆

重馬場適性 ★★☆☆☆

総合評価:D

不良馬場で一度走っているが、0.8秒差の6着と微妙。

実績にも乏しく、ここは厳しい。

 

⑱ディープボンド

実績 ★★★★★

重馬場適性 ★★★★★

総合評価:A

昨年の阪神大賞典は重馬場だったが後続に大きな差をつけて圧勝しており、重馬場適性は高い。

実績も文句がなく、人気にはなるが逆らえない。

 

印と買い目

◎ ⑯タイトルホルダー

勝つならこの馬ではないでしょうか?

菊花賞の走りが再現できれば、ディープボンドでも追いつけません。

横山和生騎手が思い切って逃げてくれることを願い、単勝を買います。

 

○ ⑱ディープボンド

連系の軸ならこっちだと思います。4着以下は想像がしにくいです。

タイトルホルダーが崩れるのなら、勝つのはディープボンドでしょう。

 

▲ ⑧クレッシェンドラヴ

全く人気がありませんが、重馬場ならかなり面白いと思います。

 

△ ⑪マイネルファンロン

△ ⑭ヴァルコス

 

単勝 ⑯

馬連 ⑯ー⑱

ワイド ⑧ー⑯⑱

 

 

【2022年】皐月賞予想

先週の桜花賞は非常に悔しかったです。

まさかヒモで3頭挙げてその3頭が1〜3着とは・・・

今週こそ当てたいです。

 

予想のポイント

昔から皐月賞は最も速い者が勝つ」という格言があります。

しかし、現代ではこの格言には疑問を持たれています。

疑われている要因は色々あると思いますが、最も多いのは
「小回り1周コースの中山2000mで最も速い??」

という声だと思います。

確かに中山はどちらかといえばトリッキーよりなコースであり、
立ち回りのうまさも要求されるコースです。

“速さ”と言われると東京や阪神・京都外回りをイメージすることが多いでしょう。

 

しかし、速さとは上がり3Fのスピードだけではないです。

皐月賞はペースが流れる傾向があり、さらに今回のメンバーは逃げ先行馬が揃っているので
ミドルペースあるいはハイペースになることは必至です。

道中の速いペースについていく追走力も、速さと言えるのではないでしょうか?

 

では、どのような馬に追走力があると言えるのか?

それは実際にレースで証明している馬がいいでしょう。

ある程度速い流れのレースで結果を出している馬がいいです。

具体的には前半1000m通過が60秒が目安になります。

また、スローペースでも先行して結果を残していれば、追走力は持っている可能性はあります。

 

まとめると

・前半1000m通過が60秒を目安とした、ある程度速い流れのレースを好走している。

・スローペースでも先行して好走した経験がある。

というのを見つけていきます。逆に該当しない馬は人気でも切ります。

もちろん馬の完成度も大事ですが。

 

各馬寸評

 

総合評価のA〜Dの意味は以下の通りです。

A:本命候補

B:相手には抑えておきたい

C:穴党、点数に余裕ありなら抑えたい

D:買えない

これは実際の印と買い目とは異なります。

馬券を買う時は点数を絞るのでこの通りには買いません。

 

①ダノンベルーガ

追走力:不安

完成度 ★★★★★

調教 ★★★★★

総合評価 D

ハーツクライ産駒が皐月賞と相性が悪いのは有名。これまで3着以内は2020年の2着サリオスのみ。

ハーツクライ産駒は若駒のうちはトモが緩く、追走に苦労するタイプが多いので皐月賞には不向きと考えられている。

サリオスはハーツクライ産駒らしくなく、ハイペースの朝日杯FSを先行して押し切るタイプなので皐月賞でも好走した。

ダノンベルーガは典型的なハーツクライ産駒と見ており、ここでの好走は難しいと判断。

人気になりそうだが思い切って馬券からは外す。

 

②アスクビクターモア

追走力:やや不安

完成度 ★★★☆☆

調教 ★★★★★

総合評価 C

中山3戦3勝でコース相性の良さが評価されているようだが、私は逆にそこが不安。

というのもアスクビクターモアが今まで経験してきた中山のレースと皐月賞はペースが違うからである。

前述の通り皐月賞はペースが流れるため、アスクビクターモアが得意なスローペースにはなりそうにない。

もちろんペースが流れてもこなす可能性はあるが、ペースに戸惑って崩れることを考えておきたい。

 

③トーセンヴァンノ

追走力:不安

完成度 ★☆☆☆☆

調教 ★★★☆☆

総合評価 D

スプリングSで2.5秒負けではG1では厳しい。

 

④キラーアビリティ

追走力:問題なし

完成度 ★★★★★

調教 ★★☆☆☆

総合評価 C

ホープフルSを完勝してここ最近のトレンドである直行ローテを組み、
ノーザンファーム系の馬なので外厩調整で万全と思いきや、そうでもなさそう。

2週前追い切りで並走馬に追いつくことができず、1週前では抜け出してから並走馬に抜かされ、
最終追い切りでは並走馬に遠慮されながらなんとか併入という始末。

確かにホープフルSの最終追い切りでも最後に並走馬に抜かされそうになっており、
ソラを使うタイプなのだと思われるが、今回の調教を見るとまだ仕上がっていないと判断する。

もともと新馬戦で5着に敗れていた馬で、使いつつ良くなるタイプなのではないか?

あまり買う気にはならない。

 

⑤グランドライン

追走力:問題なし

完成度 ★☆☆☆☆

調教 ★★☆☆☆

総合評価 D

ホープフルSでもスプリングSでも大きく負けており、力が足りていないと判断。

 

ジャスティンロック

追走力:やや不安

完成度 ★★★☆☆

調教 ★★★★☆

総合評価 B

京都2歳Sがハイパフォーマンス。強引にまくって押し切っている。

その勝ち方が今回もできるとは思わないが、タフなレースになると強そう。

今回は先手争いでやり合うことが予想されるので消耗戦になりそうで、
人気は全くないと思われるが買っておきたい。

 

⑦ボーンディスウェイ

追走力:大丈夫そう

完成度 ★★☆☆☆

調教 ★★★★☆

総合評価 C

実力が足りているかは疑問だが、調教は良い。

あとは前で競馬が出来れば3着もあるかも?

 

⑧ダンテスヴュー

追走力:不安

完成度 ★★☆☆☆

調教 ★★★☆☆

総合評価 D

追走力がかなり不安。厳しい。

 

⑨サトノヘリオス

追走力:不安

完成度 ★★☆☆☆

調教 ★★☆☆☆

総合評価 D

この馬は中1週でホープフルSを使ったのが失敗だったと思う。

そこから調子を崩してしまっているように調教からは見える。

ポテンシャルは高いと思うが、ここではなく秋以降に期待したい。

 

ジャスティンパレス

追走力:問題なし

完成度 ★★★★☆

調教 ★★★☆☆

総合評価 C

ホープフルS以来のレース。キラーアビリティとは違い、こちらは調整が順調な様子だった。

しかし最終追い切りで軽めなのはいいが、いかんせん軽すぎる。

調教師が意図しないところまで軽くなってしまったのではないか?

デムーロ騎手の調教はこういうことがたまにある。その分割引。

 

⑪オニャンコポン

追走力:やや不安

完成度 ★★★★☆

調教 ★★★★☆

総合評価 C

京成杯は強い勝ち方だったが、同じ勝ち方を皐月賞でするのは厳しい。

後ろからはコントレイルやドゥラメンテ並みの脚を持っていないと届かない。

ペースが流れてさらにまくる馬がいた2016年のような展開になることを願うしかないか。

その可能性は無くはないが。

 

⑫ドウデュース

追走力:問題なし

完成度 ★★★★★

調教 ★★★★★

総合評価 A

ハーツクライ産駒ながら1600mの朝日杯FSを勝っており、追走力は問題なし。

前走は少しスムーズさにかけ、反応も鈍かったがそれは前哨戦で無理させなかったのだろう。

ペースが上がるのは割引なアスクビクターモアに比べて、ドウデュースはむしろプラス。

調教を見ても万全で、ここでの好走に不安はない。

 

⑬ビーアストニッシド

追走力:問題なし

完成度 ★★★★☆

調教 ★☆☆☆☆

総合評価 D

使い詰めの影響が調教から見てとれる。逃げ馬が揃ったこともマイナス。

この後しっかり休んで秋に備えてほしい。(ダービーは出走してしまうかもしれないが)

 

⑭ジオグリフ

追走力:問題なし

完成度 ★★★★☆

調教 ★★★★☆

総合評価 B

この馬は皐月賞で本命にしようと思っていたが、喉鳴りが判明している。

調教は順調だが、レースになればまた話は別。

なので本命では買えないが、喉がぎりぎり持った時のことを考えてヒモでは買っておきたい。

 

⑮ラーグルフ

追走力:やや不安

完成度 ★★★☆☆

調教 ★★★★☆

総合評価 D

ホープフルSでは枠の利を活かして3着に入ったが、前走のディープ記念では11着と大敗。

ここは枠も悪いので厳しい。

 

⑯デシエルト

追走力:問題なし

完成度 ★★★☆☆

調教 ★★★☆

総合評価 C

前走が非常に素晴らしかった。阪神2000mの稍重馬場で2分0秒2はなかなか出せる時計ではない。

調教は1週前に制御が難しい様子がありながらも最後までしっかり走っていたのはポテンシャルの高さ故だろう。

外枠からの逃げになるので、内から先行しようとした馬を目がけてペースが速くなる可能性がある。

どれだけ最後まで頑張りきれるか。

 

マテンロウレオ

追走力:不安

完成度 ★★★☆☆

調教 ★★★☆☆

総合評価 D

ハーツクライ産駒らしく、どうしても後ろになってしまうので厳しい。

 

⑱イクイノックス

追走力:不安

完成度 ★★★★☆

調教 ★★★★☆

総合評価 D

ただでさえ久々の実戦で不安があるにも関わらず、外枠から距離ロスの大きい競馬になる。

追走力もある方ではないので、大外枠は痛恨ではないか?

人気にもなるので思い切って馬券からは外す。

 

印と買い目

◎ ⑫ドウデュース

最も不安材料が少ない馬だと思います。軸には最適でしょう。

1番人気か2番人気にはなりそうですが、人気が割れているので単勝でも十分配当妙味はありそうです。

 

◯ ⑭ジオグリフ

喉だけです。苦しくならなければこの馬が勝ち馬だと思っています。

 

▲ ⑥ジャスティンロック

前走を叩いてからの良化も期待できますし、人気はないですが面白いと思っています。

 

△ ②アスクビクターモア

△ ⑯デシエルト

 

 

単勝 ⑫

馬連 ⑫ー⑭

ワイド流し ⑫ー⑥⑭

3連複流し ⑫ー②⑥⑭⑯