RM_horseの競馬コラム

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競馬についてあれこれ書きます。

レース回顧 〜エリザベス女王杯〜

 

今は気まぐれで更新しているレース回顧です。

ブログ開設当初は毎回やっていたのですがサボっていますね。。

 

さて、エリザベス女王杯のレース回顧です。

 

 

・レースの振り返り

まずはレースの振り返りです。

ハナを切ったのはおおかたの予想通りクロコスミアでした。

もう1頭の逃げ候補ゴージャスランチは大きく出遅れてしまいました。

 

2番手にはスタートがよかったラヴズオンリーユーが

気合いをつけて押していき、コーナーではクロコスミアに競りかけるほどでした。

しかし2コーナーを抜けるとクロコスミアは独走体制で楽に逃げます。

2番手ラヴズオンリーユーはどんどん離されていき、

他の馬も1番人気のラヴズオンリーユーをマークするあまり、

前には行きません。

 

これはクロコスミアのペースが速いのかと思いきや、

1000mの通過は62.8とかなり遅いペース。

そして3コーナーからは下り坂なので、ここで後続は差を詰めるはずが

脚が足りなくなることを恐れてか、ラヴズオンリーユーはあまり差を詰められません。

そしてラヴズオンリーユーをマークする後続も追い出しをしません。

 

こうなるとクロコスミアの独走体制かと思ったのも束の間、

内から猛烈な脚でラッキーライラックが一気に抜き去って1着。

クロコスミアは3年連続で惜しくも2着でした。

3着はマークされながらも後続には抜かれなかったラヴズオンリーユーでした。

 

 

・予想の振り返り

私の予想はこちらです。

 

とりあえず馬券は外れました。

まず1着のラッキーライラックは血統や非根幹距離の適性は評価していましたが

距離不安や勝ち切れない面から△評価に。

難しかったです。

 

クロコスミアはもっとマークされると踏んでの無印でしたが

ラヴズオンリーユーが2番手にいたことが幸いし、

プレッシャーなくマイペースで逃げることができました。

もちろん藤岡佑介騎手のペースメイクも良かったです。

 

3着ラヴズオンリーユーは馬の力がありました。

あれだけセンテリュオやクロノジェネシス等にマークされても

最後まで抜かせませんでした。

むしろ評価が上がった馬です。

 

終わってみれば予想時に着目していた血統が見事にハマっていました。

Sadler's Wells持ちの1着2着、3着がNureyev持ちとなりました。

今の京都の芝は良馬場でも重さがあるのだと思います。

 

 

・石橋騎手への批判はお門違い

ラッキーライラックは強かったですし、内を突いたスミヨン騎手も見事ですが

だからといってそれまでの主戦の石橋騎手をけなすようなことはあってはいけません。

なぜなら、ラッキーライラックはこれまでとは全く違う条件に出てきたからです。

昨年の覇者リスグラシューにしてもそうですが、

ヴィクトリアマイル阪神牝馬Sは結果的には距離が合わなかったのであり

鞍上に負けの責任を押し付けるのはおかしいです。

 

そもそも、他の阪神JFを除く牝馬G1を勝利してから、

エリザベス女王杯を勝利したのは2013年のメイショウマンボまで遡ります。

それくらい根幹距離と非根幹距離では適性が違うのだと考えています。

なので、スミヨン騎手に変わったから勝てたというのは、

そうかもしれないですが断言はできないということです

 

 

デムーロ騎手の騎乗について

個人的にはデムーロ騎手の今回の騎乗は不満があります。

2番手のポジションを取るのはいいですが、場当たり的で

作戦を感じることが出来ませんでした。

前半1000mが62.8という超スローペースで逃げさせたなら、

3,4コーナーでクロコスミアに脚を使わせないと届きません。

 

デムーロ騎手は昨年のように重賞で勝ちまくることができていませんが、

その焦りなのか以前のような積極的な騎乗が出来なくなっているようです。

積極性だけで勝てるわけではありませんが、迷いが見えます。

中途半端な騎乗では勝ち切れないでしょう。

昨年の大阪杯、スワーヴリチャードでまくりを見せて押し切った

判断力の良さ、思い切りの良さが失われていると思います。

ちょっと不振は長引くかもしれません。