RM_horseの競馬コラム

競馬についてあれこれ書きます。

エリザベス女王杯予想

 

牝馬最強決定戦というべきG1です。

 

 

・コース解説

競馬ラボさんのコース解説です。

 

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出典:競馬ラボ様

京都競馬場 芝2200m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

スタートは正面の内回りコースの直線入り口あたり。

2200mという距離の意識もあり、スローペースになりやすいです。

スローなので先行馬の前残りも多いですが

3コーナーから4コーナーは下り坂なので、後ろにいる馬はここから仕掛けてきます。

直線入り口までにある程度進出できれば直線で差し切るシーンも見られます。

ただし、直線で最後方にいてはなかなか届きません。

 

 

・ポイントは5つ

予想のポイントは5つあります。

 

① 2000m以上の勝利、または2000m以上のG1での連対実績

2200mを走り切るには、当然ながらスタミナが要求されます。

スピードだけ優れていても、このレースで上位には食い込めません。

過去5年の3着内の馬を調べましたが、

すべての馬が2000m以上での勝利経験、もしくは勝利がない馬も

2000m以上のG1での連対経験がありました。

人気馬も穴馬も含めて、これに該当しない馬は切っていいでしょう。

この条件に該当しないのは

サラキア、フロンテアクイーン、スカーレットカラー、ラッキーライラック

です。

 

サラキアやフロンテアクイーンはまだしも、

スカーレットカラーとラッキーライラックは上位人気馬です。

自分でも少しびっくりしました。

 

 

② 高齢またはキャリアの多い馬は不利

過去5年のエリザベス女王杯で馬券に絡んだ15例に、6歳以上の馬はいませんでした。

6歳以上は力が衰えている場合が多いので、人気薄が多いので当たり前ではありますが

前走に京都大賞典を勝った7歳のスマートレイアーも6着と掲示板に入れませんでした。

また、キャリアを積んでいる馬も厳しく、馬券に絡んだ15例で

20戦以上を経験していた馬は昨年のクロコスミアのみ。

そのクロコスミアは今年も出走しますが、6歳で32戦目。

3年連続の好走は可能でしょうか?

 

他にはフロンテアクイーン、レイホーロマンスが6歳以上、

アルメリアブルームが20戦以上消化しています。

ちょうど20戦目なのがブライトムーンです。

 

 

③ 今の京都はタフな馬場

上記のような消去データではありませんが、今の京都はタフな馬場です。

パワーが必要で、このあたりはレースを見ても分かりにくいので、

少し血統の力を借ります。

 

まず、エリザベス女王杯の血統傾向で有名なのはNureyev(ヌレイエフ)です。

ヌレイエフ持ちは毎年のように馬券に絡むことが知られています。

代表的なのは、ヌレイエフはKingmamboキングマンボ)に含まれるので

キングカメハメハ系には必ず入っている血です。

該当する馬を列挙すると

・ウラヌスチャーム

・クロノジェネシス

・ブライトムーン

・ラヴズオンリーユー

です。

ただ、これだけだと予想に使うには弱い気がするので、

もう少し今の京都競馬場の傾向を考えてみます。

 

最近の京都競馬場のレースで、血統の傾向が顕著だったのは3週間前の菊花賞です。

2着サトノルークス、4着ディバインフォース、5着メロディーレーンは

Sadler's Wells(サドラーズウェルズ)を持っていました。

サドラーズウェルズは欧州では現在の大種牡馬Galileoガリレオ)を

輩出するなど代表的な血統で、日本でも子供のオペラハウスが

種牡馬として好成績を挙げて広がっていきました。

しかし、近年の馬場の高速化傾向にはついていけていないようです。

サドラーズウェルズを持っているのは

・クロコスミア

・フロンテアクイーン

・ラッキーライラック

 

あとはサドラーズウェルズは持たずとも

その父Nothern Dancer(ノーザンダンサー)や

高速馬場ではスピード不足を言われがちなRoberto(ロベルト)等

タフさを持ちそうな血統にも注目していきます。

 

ただし、今週は雨が降っていないので良馬場で開催されますので

重馬場に強い血統をそこまで意識する必要はありません。

ただし、あまりにスピード重視な血統には注意します。

 

 

④ 非根幹距離実績に注目

エリザベス女王杯は2200mという距離がひとつのポイントです。

これは非根幹距離といって、400で割り切れない距離です。

対して1600mや2000mや2400mといった400で割り切れる距離は

根幹距離といいます。G1はほとんど根幹距離です。

牝馬三冠レース、ヴィクトリアマイルエリザベス女王杯

5つが牝馬限定のG1レースですが、非根幹距離はエリザベス女王杯のみです。

なので他のG1は取れなかったものの、エリザベス女王杯は勝った馬が多いです。

ざっと調べたところ、他の牝馬限定G1を勝ってエリザベス女王杯も勝った馬は

最近では2013年のメイショウマンボまで遡ります。

 

なのでここでは非根幹距離での実績に注目します。

1400m、1800m、2200m、2500m以上とありますが、

ここでは1800mと2200mに注目します。

なぜなら、1400mは距離が短すぎて参考になりませんし

2500m以上は出走馬のレベルが低い場合が多いので

そこでの実績は鵜呑みにできないためです。

特に1800m、2200mでの成績が優秀な馬を挙げておきます。

・ウラヌスチャーム(1800m 1-2-0-2、2200m 1-1-0-0)

・クロノジェネシス(1800m 2-0-0-0)

・ゴージャスランチ(1800m 2-1-1-3、2200m 1-0-0-0)

・サラキア(1800m 1-3-0-0)

・センテリュオ(1800m 0-1-0-1、2200m 1-2-0-0)

・フロンテアクイーン(1800m 3-5-1-2)

・ミスマンマミーア(1800m 0-1-0-1、2200m 2-0-0-0)

・ラッキーライラック(1800m 0-1-1-0)

 

この中で穴として注目するのはゴージャスランチ

成績的には特にいいというわけではありませんが、

非根幹距離の鬼、マンハッタンカフェ産駒です。

エリザベス女王杯でもかなり強い血統です。

 

 

⑤ 3歳馬をどう見る??

毎年のように馬券に絡む3歳馬ですが、今年はどうでしょうか?

クロノジェネシスとラヴズオンリーユーが参戦します。

今年は3歳牡馬が古馬重賞に参戦した際は、

ダノンキングリーが毎日王冠に勝利した以外はかなり苦戦傾向です。

牝馬はスプリント路線では古馬重賞の参戦が多数ありましたが

中距離はかなり少ないです。

なので牝馬の方は古馬とのレベルの関係がわからないのが実情です。

 

先に挙げた距離実績はオークス馬と秋華賞馬の2頭は当然ながらクリアしており、

血統的にも両馬ともヌレイエフを持っているのはポジティブ要素です。

ただし、先に挙げたように牝馬G1を勝ってからエリザベス女王杯を勝ったのは

メイショウマンボまで遡ります。

非根幹距離の対応がポイントだと思いますが、両馬とも2歳時の実績しかありません。

 

あとの不安要素はラヴズオンリーユーは久々ということ、

秋華賞を回避してエリザベス女王杯というのは順調さは未知数であり、

クロノジェネシス秋華賞からの反動が懸念材料でしょうか。

どちらかというとクロノジェネシスの不安が大きいと思います。

 

 

・印と買い目

以上の予想ポイントを総合的に考え、印を打ちました。

 

◎ 11 ラヴズオンリーユー

3歳のレベルは疑問も、どれもワンパンチ足りなそうなメンバー構成なので

この馬を本命にします。

4戦4勝のパーフェクトレコードもさることながら、

全て上がり最速というのはなかなか出来ない芸当です。

現在の競馬界のトレンドは「しっかり休んで、いきなり走る」ですから

そのトレンドに1番あっている馬です。

あとは秋華賞は回避したのにエリザベス女王杯は出るというのは

調整過程は万全かということだけは懸念点ですが、

少しの爪の不安ということで大ごとではなさそうです。

 

◯ 4 ウラヌスチャーム

重賞未勝利ですが、2200mの適性を買って上位評価にします。

前走は案外でしたが、このレースで必要な末脚は持っている馬です。

鞍上もマーフィー騎手になり、前目につけてくれるはずです。

血統もポイントで挙げたように好相性のヌレイエフ持ち。

勝利もあり得ると思っています。

 

▲ 12 センテリュオ

この馬も2200mが得意です。京都も連を外していません。

さらに鞍上はルメール騎手。2016年にシングウィズジョイ

2着に粘らせたシーンが浮かびます。

血統は父はディープインパクト、母系にMr. Prospector

Nothern Dancer(クロス)を持ち、抜群とは言えないものの

バリバリのスピードタイプというわけではなさそうで、

ちょうどいいのではないでしょうか?

 

△ 2 ラッキーライラック

先に挙げた予想ポイントで、いい要素と良くない要素を両方持つ馬です。

実績や血統、非根幹距離の適性は良さそうですし、枠もいいです。

しかし2000m以上の不安はあります。オークス3着の実績はありますが。

そして、この馬は勝ち切れません。

3歳のチューリップ賞以降勝ち星がありません。

そういったいろんな要素があって評価が難しい馬です。

迷った挙句中途半端ですがこの評価とします。

 

△ 13 サトノガーネット

時計勝負を要求されると好成績が少ないですが

スローでゆったり運べると成績が良いようです。

血統的には父ディープインパクトで、

母系はNorthern DancerとRobertoがいます。

タフな馬場、展開になると強そうです。

 

△ 14 ゴージャスランチ

マンハッタンカフェ産駒です。

本当にそれだけですが買っておかないと後悔しそうです。

もともとデットーリ騎手が乗る予定の馬ですから、

悪くない仕上がりにはしていると思います。

ただし、能力が足りているかは怪しいです。

 

 

※買い目

◾️3連単フォーメーション

4.11 → 2.4.11.13.14 → 12

4.11 → 12 → 2.4.11.13.14

 

◾️馬連流し

11 ー 2.4.12.13.14

4 ー 2.12.13.14

 

                               計 25 点

 

 

・危険な人気馬

上位評価が怪しい危険な人気馬を紹介します。

 

◾️クロノジェネシス

やはり反動が気になります。前走プラス20kgで秋華賞を圧勝しました。

仕上がり途上で勝って叩き2戦目は更に良いという見方もありますが

大幅なプラス体重で勝利したというのは、逆に反動がありそうです。

なかなかG1を2戦連続で好走するのは難しいことです。

ましてや間隔が詰まっています。休み明けでいきなりG1を勝つ馬なので

あまり良いローテとは言えないと思います。

 

◾️スカーレットカラー

準オープンを抜けるのに手間取っていましたが、

突然馬が変わったかのように好走を続け、

前哨戦の府中牝馬Sを勝って、ここでも上位評価でしょう。

確かに前走は前残りの中1頭だけ豪脚で差し切り、強かったです。

しかし、予想ポイントで挙げたように距離適性に疑問があります。

それは前走後に天皇賞・秋の出走を視野に入れていたように

陣営も感じているのだと思います。

来年のヴィクトリアマイルで買いたい馬です。