RM_horseの競馬コラム

RM_horseの競馬コラム

競馬についてあれこれ書きます。

カペラS予想

 

 

数が少ないダート短距離重賞なので、G3と言えどもメンバーが揃います。

 

 

・コース解説

競馬ラボさんのコース解説です。

 

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出典:競馬ラボ様

中山競馬場 ダート1200m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

芝スタートのコースです。

芝を走る距離が長い外枠の先行馬が有利なのはセオリーですが、

このコースはハナを取り切らないと厳しいです。

なぜかというと1200mという距離なので折り合いをあまり気にせずにすみ、

スタートから下り坂でペースは勝手に速くなるため前が潰れやすいからです。

そうするとハナを取った馬も厳しくなりそうですが、

気持ちよく逃げれた馬はハイペースでも残ることがあります。

 

もちろんペースはメンバー構成次第ですが

末脚を持つ馬の差し切りを頭に入れておくべきレースです。

 

 

・出馬表

今回の出走メンバーと枠順です。

   

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逃げ馬から追い込み馬までバラエティ豊かなメンバー構成です。

しかし前走重賞は4頭しかいません。

その中でもゴールドクイーン、コパノキッキングはJpn1で2着ですから

人気の中心はこの2頭でしょう。 

 

 

・ゴールドクイーンが速い

 コース解説で書いたように、どの馬が逃げるかが重要になってきます。

レッドアネラ、ヒロシゲゴールド、

はたまたコパノキッキングも逃げの経験がありますが

ここはゴールドクイーンの逃げで間違いないでしょう。 

とにかく芝スタートだと速いです。

芝のレースでも逃げていたくらいですから、ここではテンの速さが違います。

9月の同コースのながつきSではハナを狙うヒロシゲゴールドが

あっさりとハナを譲ったシーンは記憶に新しいです。

 

このレース、ゴールドクイーンの行きっぷりが良かったので、

ヒロシゲゴールドは離れた2番手で実質楽逃げという、

鞍上の武豊騎手の頭脳プレーが光りました。

実際にゴールドクイーンは2F目で10.3のハイラップをきざみ、

600m通過は33.0、800mでm44.4という超ハイペース。

普通なら飛ばし過ぎで失速します。

 

しかし、直線に入っても後続との差が縮まるどころか

ぐんぐん引き離し、2着ヒロシゲゴールドに5馬身差でゴールしました。

勝ちタイムは1.09.0と破格。これはレースレコードに0.3秒迫るタイムで

良馬場では考えられないタイムです。

さらにゴールドクイーンの上がり3Fのタイムは36.0で、

これは最速タイムより0.2秒だけ遅いだけのメンバー中3番目のタイムでした。

後続の馬が離されてもしょうがありません。

 

ゴールドクイーンは中山ダート1200mの申し子だと思います。

しかもながつきSの時は斤量57kg、今回は55kgです。

ちょっとこのコースでは誰も勝てないと思います。

 

なのでこのレースは

ゴールドクイーンとヒロシゲゴールドの間に何頭いるか?

を見極めるレースだと思います。

 

 

・短距離レースの鉄則

このブログでは何度も書いていますが、

短距離レースはハイペースになっても好走できる馬を優先して選ぶことが

何よりも重要です。

ここでも前述の通りペースは相当速くなりますから、

速いペースでも好走できる馬を選びます。

 

まずはコパノキッキング。

昨年もハイペースでしたがしっかりと差し切っています。

しかし、今年は昨年のサイタスリーレッドとは比較にならない強力な逃げ馬です。

差し切りは難しいでしょう。

 

あとの馬は実力が1枚2枚落ちると思いますが

比較的ハイペースでも強い馬に流していきます。

 

 

・各馬寸評

 各馬の長所と不安材料です。

 

1. ドリュウ

長所:末脚が堅実。

不安:近走は東京1400m中心で、速い流れに不安。

 

2. ビップライブリー

長所:初ダートの未知な魅力。

不安:いきなり重賞は厳しいか。

 

 3. ヒザクリゲ

長所:前走は出遅れで大きく崩れたが、それまでは安定した成績。

不安:出遅れがあったにしても負けすぎで、立て直せるか不安。

 

4. ゴールドクイーン

長所:ダントツの持ち時計。前走Jpn1を2着で好調。

不安:強いてあげるとすれば前走反動が出ないかどうか。

 

5. ハングリーベン

長所:2走前はOPで3着あり。

不安:3走前はゴールドクイーンに1.5秒差。力が足りないか?

 

6.  ダノングッド

長所:中央時代の数字だが持ち時計上位。

不安:南関東のOPで3着では力が足りない。

 

7. コパノキッキング

長所:混合のJpn1を2着と実績は最上位。昨年の1着馬。

不安:斤量58kg。今回は差し追い込みが理想だが脚質を変えれるか?

 

8. シャインヴィットゥ

長所:中山は3−5−1−3と得意。ハイペースの勝利実績もある。

不安:オープン入り後、中央では大負けが続きクラスの壁か?

 

9. オウケンビリーヴ

長所:盛岡で斤量52kgであるが1200mの持ち時計上位。

不安:骨折明けがどうか。昨年好調時でもこのレース6着。

 

10. レッドアネラ

長所:前走、前々走とハイペースで勝利。斤量も1kg減。

不安:ゴールドクイーンがいるので逃げれなさそう。ペースもさらに速くなる。

 

11. ハニージェイド

長所:ハマった時にいい末脚を使う。

不安:ハイペースでの好走経験がない。

 

12. テーオージーニアス

長所:前走オープン入り初戦でOP2着とクラスの壁はなさそう。

不安:ハイペースの経験がない。

 

13. タテヤマ

長所:前走OP2着でクラスにも慣れてきた?

不安:ハイペースの経験がなく、中山も0−0−0−3と苦手。

 

14. シュウジ

長所:中山ダート1200mの千葉Sで勝利経験がある。

不安:ここのところ完敗続き。

 

15. ヒロシゲゴールド

長所:外枠の先行馬は有利。

不安:ゴールドクイーンの存在で逃げがかなわなそう。離れた2番手戦法も厳しい。

 

16. オールドベイリー

長所:去勢手術明けで効果が出れば化ける可能性。

不安:一般的には去勢効果はもう少し時間がかかってから出ることが多い。

 

 

・印と買い目

◎ 4 ゴールドクイーン

前述の通り、このコースであれば負けないでしょう。

すでにこの馬の中山ダート1200mでの強さは書いたので

これ以上書くことはありません。

 

◯ 7 コパノキッキング

ゴールドクイーンを差し切るのは厳しいですが

他の馬には負けないでしょう。実力が何枚も上です。

 JBCスプリントでは惜しくも2着でしたが3着以下は離しています。

 今回は中団から脚を溜めるのが理想と考えていますが

1周コースでも気合をつけながら折り合えた藤田菜七子騎手なら

それも問題無くやってのけるでしょう。

 

△ 12 テーオージーニアス

 この秋から好調です。

末脚は間違いなく使えるので、あとはペースへの戸惑いがなければいいでしょう。

 

△ 8 シャインヴィットゥ

中山実績を買いました。

クラスの壁に跳ね返されている印象ですが、

そろそろ慣れてくれば面白いと思います。

 

△ 9 オウケンビリーヴ

クラスターCを勝っている実力馬です。

状態が戻っていれば3着もあり得ると考えました。

 

△ 14 シュウジ

前走は案外でしたが、その前2走は59kgを背負いながら頑張ったと思います。

57kgであれば時計も詰めれますので、前走からの立て直しが出来れば。

 

△ 13 タテヤマ

昨年の4着馬です。今年は北海道スプリントで大敗し、

そこからの立て直しになっているようですが

ようやく復調の兆しが前走で見えました。

実力的には足りるかわかりませんが、もともと末脚も持っているので

ハマれば面白いと思います。

 

 

※買い目

◾️3連単フォーメーション

4 → 7 → 8.9.12.13.14

 

◾️単勝

4

 

◾️馬連

4 ー 7

 

                              計 7 点