RM_horseの競馬コラム

RM_horseの競馬コラム

競馬についてあれこれ書きます。

菊花賞予想【2020年】

 

先週に引き続き本命コントレイルのつまらない予想です。

お読みいただく前にご了承ください。

 

 

・コース解説と枠順

▪️競馬ラボさんのコース解説です。

f:id:RM_horse:20201022160141g:image

出典:競馬ラボ様

京都 芝3000m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

スタートは向正面の直線中ほどで、2周半も走る長距離コース。

リンク先では距離が長いのでペースは上がらないとあるが、

それはメンバー次第。今年は高確率でスローにはならなそうです。

 

また、リンク先ではコーナーを6回曲がるため、

内をロスなく通った馬が有利とあるが、

10月は雨の日が例年より多かったので内が荒れている可能性が高いため

そうとも限りません。

予想段階で枠順の有利不利は、意識しても仕方ないでしょう。

(脚質の要素は除く)

 

▪️枠順

f:id:RM_horse:20201022162408j:image

皐月賞とダービーの上位馬(5着以内)では

サリオスとウインカーネリアン以外は出走してきています。

上がり馬は秋華賞と同様に3勝クラスの4/6の抽選となり、

アンティシペイトとココロノトウダイは除外となりました。

 

 

・本命はコントレイル以外は考えられない

私にとって本命馬とはそのレースで勝つと考える馬です。

なので本命はコントレイル以外あり得ません

3000mがどうとか、今の京都の馬場は合うのか?とか

関係ありません。

馬の能力が他の馬と違いすぎます。

 

現状でコントレイルは古馬を含めた現役でも1,2位を争う能力の持ち主ですが、

コントレイル以外のメンバーは上位人気でも古馬G3くらい。

そもそも皐月賞もダービーも2着だったサリオスが不在で

両方ともサリオスから着差もかなりついていました。

 

コントレイルと他のメンバーでは大人と子供くらいの差はあります。

2,3着馬を考えましょう。

 

 

菊花賞は長距離適性で好走するレースか?

菊花賞は3000mと異質な距離なので、

距離をこなせるか?長距離になれば強いか?

という視点で予想しているのを多く見かけます。

たしかに3000mは全馬初めての経験なので、

距離適性に視線が向きがちなのはわかります。

 

しかし、過去の菊花賞好走馬を見てみると、

必ずしもそうとは思いません。

過去5年の菊花賞の1〜3着を下記に示します。

 

★2015年

1着 キタサンブラック

2着 リアルスティール

3着 リアファル

 

★2016年

1着 サトノダイヤモンド

2着 レインボーライン

3着 エアスピネル

 

★2017年

1着 キセキ

2着 クリンチャー

3着 ポポカテペトル

 

★2018年

1着 フィエールマン

2着 エタリオウ

3着 ユーキャンスマイル

 

★2019年

1着 ワールドプレミア

2着 サトノルークス

3着 ヴェロックス

 

まず、過去5年で1番人気が3着以内に入らなかったのは

2018年のブラストワンピースのみです(4着)。

基本的に1番強いと思われている馬は3着以内に来るレースです。

 

距離適性に関しては、後の天皇賞・春の勝ち馬である

フィエールマン、キタサンブラックレインボーライン

と3頭も輩出していますが、

一方でその後1800mのドバイターフを勝ったリアルスティール

マイルCSで2着のエアスピネルも名を連ねています。

 

別に長距離がベストでなくても、むしろマイルよりの適性が高くても

能力があれば3000mだとしても好走できるのが菊花賞なのです。

 

上記の通り、レインボーラインはその後天皇賞・春を勝ちましたが

3歳時にはマイル重賞のアーリントンCを制しており、

人気が低かったのはマイルよりの馬で距離不安とされていたためです。

しかし、重賞を勝てる能力があったため、菊花賞でも2着と好走しました。

 

キタサンブラックにしても菊花賞出走時点で、唯一崩れたレースは

2400mのダービーですので、血統背景も重なって

距離不安とされて人気を落としていました。

 

昨年の覇者ワールドプレミアも勝ち鞍は1800mまででしたし、

マイルくらい走れれば距離は心配する必要がないと見ています。

 

逆に2400m以上の実績を重視して買う方が危険です。

上記の過去5年の菊花賞の好走馬で、

ダービー、神戸新聞杯を除く2400m以上のレースでの勝ち鞍があった馬は

ポポカテペトル1頭のみです。

しかもポポカテペトルが好走した2017年は台風で極悪の不良馬場開催で

重馬場適性のみ問われたようなレースでした。

 

なぜ2400m以上の実績が怪しいのか?

それはそのレースのメンバーレベルが高くない可能性が大きいからです。

3歳に限らず、条件戦は短距離、中距離はメンバーが揃いますが

2400m以上になると出走頭数自体が少なくなり、

10頭以下のレースになることがほとんどです。

そして、条件馬の中でもスピードが足りない、ズブいといった

実力が落ちる馬が長距離レースに出てくることが多いのです。

 

なので、よく上がり馬で、距離適性があるから期待できる

みたいな馬が出てきますが、(今年はいないかもですが)

菊花賞は距離適性より地力を重視しましょう。

 

 

・今年はコントレイル以外はほぼ横一線

上記で菊花賞は距離適性よりも地力と書きましたが、

言葉を選ばずに言ってしまうと、

今年のメンバーはコントレイル以外はパッとしないです。

 

上で記した通り、皐月賞もダービーも2着はサリオスです。

両方とも、2着と3着は着差がついていました。

そしてサリオスは菊花賞には出てきていません。

 

では、皐月賞やダービーで3着以下だった馬や

そこに間に合わなかった夏の上がり馬の成長はどうかと見たときに、

急成長したのはバビットくらいでしょうか。

 

ただ、バビットはラジオNIKKEI賞セントライト記念

逃げて勝っているのは気がかりです。

菊花賞は逃げとの相性は悪く、キタサンブラックでさえ

差しの競馬をしたくらいです。

 

そもそも逃げて芝のG1を勝つ、好走するのは、

特別な能力のある馬だけです。

せめて4着以下でも菊花賞には出走できる状態だった

セントライト記念では控える競馬も試していれば・・・

と思います。

 

というわけで、バビットは成長を認めながらも

展開面で厳しいことを考慮すると、

そのバビット含めて横一線かなと思っています。

 

 

・血統の傾向

横一線であれば、血統に頼るのも手です。

近年の菊花賞も、今の京都競馬場も血統が偏っています。

 

重要なのは欧州系の血

昨年の菊花賞の1〜3着馬馬全て欧州系の血を持っていましたし、

先週の秋華賞も1,2着馬は持っていました。

 

父に持っていなければ母系に持っていればいいです。

 

実はコントレイルは血統の点では強調材料は薄いですが

必須というわけではないですし、気にしなくていいでしょう。

 

 

・各馬寸評

出走メンバーの寸評です。

 

1. ディアマンミノル

条件戦を連勝しており、前走は京都の不良馬場を勝利。

しかしその前走は2400m戦で、上記の通りレベルには疑問。

中1週ということもあり手は出しにくい。

 

2. ガロアクリーク

皐月賞の3着馬だが、セントライト記念では

3,4コーナーで手応えが悪くなり、0.4秒差の3着にとどまった。

先行すると脚がもたないようで、後ろから行きたいが

1枠2番では前に出さざるを得ないか。

関西遠征も初めてで買いにくい。

 

3. コントレイル

ディープインパクト以来の無敗の三冠馬となることはほぼ間違いない。

内が痛んでいるのでラチ沿いよりは外を回したいところか。

全く心配はしていない。

 

4. マンオブスピリット

京都との相性は良さそう。あとは力が足りているかどうか。

欧州要素は母母がNureyev系というのみで、少し強調には欠けるか。

 

5. サトノインプレッサ

重賞凡走からショートスパンでクラシックというのは

ダービー4着のパターンと同じ。

最終追い切りもCWで追われており、調子は問題なさそう。

母父系にSadler's Wellsの血があり、血統面も向く。

あとは鞍上が京都3000mを捌けるか。

 

6. ヴェルトライゼンデ

皐月賞は内を通ったためで着順が悪いのは仕方なし。

ダービー3着と神戸新聞杯2着でコントレイルを除けば実力上位。

昨年の覇者ワールドプレミアの弟なので血統はバッチリ。

2,3着軸にはもってこいの馬か。

 

7. ダノングロワール

2400m以上のレースで勝ちを稼いでおり、

ここでは実力が足りていないと考えられる。

 

8. ディープボンド

堅実に走るが、爆発力もないタイプのよう。

先行して掲示板には載りそうだが、決め手にかける。

 

9. アリストテレス

春は善戦止まりでクラシックの権利が得られず。

夏に条件戦を2連勝してここにたどり着いた。

血統面も父エピファネイアはRoberto系で

母母系にSadler's Wellsもある。

出走登録時から穴で面白いと考えていたが

ルメール騎手鞍上で人気が上がってしまった感がある。

 

10. サトノフラッグ

1番の不安は関西遠征が初めてであること。

そしてセントライト記念では展開の利が最もあったにも関わらず2着。

血統面の強調材料もない。

実績馬だがここは買いにくい。

 

11. バビット

上で書いたが逃げ馬は厳しい。

キメラヴェリテもいるため楽逃げも叶わない。

血統面は悪くないので、内田騎手が控える判断ができるか、

控えても好走できるかを信じられれば買うべき。

 

12. レクセランス

母は欧州系の血統なので、血統はここに合う。

全く人気にならないので大穴としては面白い。

 

13. ロバートソンキー

神戸新聞杯の3着は鞍上の進路取りがお見事。

それでも大外を回したヴェルトライゼンデには差されてしまっている。

血統面は母母父シンボリルドルフとかなり渋い。

シンボリルドルフは有名な馬だが、血統表になかなか出てこない)

向くかどうかは渋すぎてわからない。

 

14. ヴァルコス

ノヴェリストは欧州系、母父ダンスインザダーク菊花賞と相性が良い。

血統面はここに非常に合うが、あとは能力。

セントライト記念も着差のある5着。

2400m戦での1勝クラス勝ち上がり。

どう考えるか?

 

15. ブラックホール

重賞では能力が足りていないのではないか。

血統面も強調材料は少ない。

 

16. ターキッシュパレス

実力は疑問もゴリゴリの欧州血統なので、血統だけで買うのは面白い。

鞍上の富田騎手はG1初騎乗。

 

17. キメラヴェリテ

前走ダートでここに出走というのは、

ラビット役(ペースメーカー)と思われても仕方ない。

目的はコントレイルがスムーズに運ぶように、ある程度縦長にすること、

プラス人気のバビット潰し。

買う馬ではない。

 

18. ビターエンダー

東京でしか馬券内が無く、東京が得意のよう。

血統面の強調材料もなく、ここでは買いにくい。

 

 

・印と買い目

◎ 3 コントレイル

冒頭に記した通り、本命はもちろんコントレイル。

語ることがないほど圧倒的に力が違います。

 

▲ 6 ヴェルトライゼンデ

コントレイル以外では力が上ではないでしょうか?

そして速い脚というよりも持続力なので、

ダービーや神戸新聞杯よりもここが向いています。

 

△ 5 サトノインプレッサ

△ 9 アリストテレス

△ 12 レクセランス

△ 14 ヴァルコス

血統を重視しました。

 

 

※買い目

▪️馬単 3→6

▪️3連単 3→6→5.9.12.14

       3→5.9.12.14→6

 

 

今週も軽く購入して2週連続の無敗の三冠馬の誕生を見守ります。