RM_horseの競馬コラム

RM_horseの競馬コラム

競馬についてあれこれ書きます。

秋華賞予想【2020年】

 

先に書いておきます。

本命デアリングタクトのつまらない予想です。

 

 

・コース解説と枠順

▪️コース解説

競馬ラボさんのコース解説です。

 

f:id:RM_horse:20201016164235g:image

出典:競馬ラボ様

京都競馬場 芝2000m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

リンク先にも解説がありますが、

小回り1周コースで直線が平坦なので先行馬有利と思われがちですが、

逆に平坦が多すぎてペースの緩みどころがほぼなく、

案外差しが決まりやすいコースです。

 

実際、秋華賞で4コーナー4番手以内の先行馬が勝ったのは

2011年のアヴェンチュラまで遡ります。

 

ただし、小回りでコーナーからのロングスパートはなかなか難しいので

加速が早いタイプや、そもそもトップスピードが違うタイプの差しが必要です。

 

 

▪️枠順

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桜花賞の2,3着馬はいませんが、

春の実績馬とトライアルで結果を残した馬が揃いました。

なお、3戦3勝で注目されていたレイパパレは抽選除外となりました。

 

 

・デアリングタクト以外の本命は考えられない

本命の考え方は人それぞれですが、

私は1着になる馬を予想します。

それが「本命」だと思うからです。3着では満足しません。

 

なので本命はデアリングタクト以外はあり得ません。

本音を言えば、デアリングタクト以外を本命にしている人は

「正気なのか?」と思うくらいです。

 

1つ目の理由は単純にデアリングタクトが強すぎることです。

4戦4勝のパーフェクトな戦績だけでなく、

内容も申し分がないです。

 

一冠目の桜花賞は雨が降る不良に近い重馬場

本来差しは全く届きません。

実際、2着レシステンシアは2番手から、

3着スマイルカナは逃げた馬でした。

そんなコンディションの中、

後方12番手から差し切ってレシステンシアに

1馬身以上差をつけています。

 

二冠目のオークスは直線でゴチャついて残り400mでも進路が無い状態。

一度外に出そうとして進路がなくて切り替えるロスまでありました。

それでも残り300mくらいで前が開くと一気に加速して、

3馬身は前にいたウインマリリン、ウインマイティーをかわして勝利しています。

 

このように、春は馬場や展開が恵まれたレースではないのです。

それでも勝ち切っていることが恐ろしいのです。

確かに着差で言えばオークスは2着に半馬身差で、

3着にも0.2秒、4着にも0.3秒と、負けた馬も成長次第では・・・

と考える人もいるかもしれませんが、

馬の能力の絶望的な差がそこにはあると思っています。

 

展開に恵まれなくても勝つ馬は怪物級というのが私の持論で

こちらで詳しく書いています。)

それに該当するデアリングタクトは、古馬を合わせた現役馬全体でも

トップ3に入るくらいの実力馬だと考えています。

 

2つ目の理由は、そんな怪物に匹敵するライバルがいないからです。

想定2番人気のリアアメリアの成長は認めますが

怪物級の馬にまで成長したかというと疑問であり、

紫苑Sを勝ったマルターズディオサに関しても、

展開有利でトライアルをなんとか勝った感があります。

 

デアリングタクトは現時点で古馬G1に出ても勝ちが期待できますが

そこまでの実力を感じる馬は他にはいません。

他のメンバーはせいぜい古馬G3、メンバーによっては

2勝クラスでも苦戦するのではないでしょうか?

 

そんなメンバー構成でデアリングタクトが勝たないというのは

いつかのゴールドシップ並みの大出遅れとか、

あとは落馬や故障くらいしかないでしょう。

普通に走れば勝つと考えるのが自然です。

 

というわけで2,3着探しのレースです。

 

 

・全頭の寸評

出走馬全頭の寸評をします。

 

1. ミヤマザクラ

トライアルは使わずに秋華賞に直行。

2月にクイーンCを勝った時が休み明けで、

直行の方が状態が良いという判断か?

調教を見る限りは状態は問題なさそうで、

馬券に絡む可能性はあるかもしれない。

 

2. リアアメリ

オークスでは後方からデアリングタクトよりスムーズに運ぶも

伸び脚が違い4着まで。

ローズSでは2着以下が混戦の中1頭抜け出し完勝。

デアリングタクトを除けば実力が1枚上のようである。

懸念は前日に雨が降った京都の馬場をこなせるかということと

ペースが速くなった時の対応。

 

3. マルターズディオサ

桜花賞オークスは着外も、紫苑Sでは早め先頭でそのまま押し切って勝利。

2番手で前を追いながら競馬をするのが好走パターンだが、

今回は逃げ馬不在でハナに立ちそう。

スローペースがいい馬だが、スローだと馬群が詰まって

デアリングタクトやリアアメリアと直線の瞬発力勝負になってしまう。

絶妙な逃げが要求される。

 

4. ホウオウピースフル

叩きだったにせよ、前走の紫苑S13着は負けすぎ。

実力が足りていないと考えられる。

 

5. ウインマイティー

前走紫苑Sは内残りの展開で大外を回して上がり最速の6着。

出遅れ癖になってしまっている懸念はあるが

スタート5分なら2,3着になる力はある。

調教を見る限りは好調。

懸念は父ステイゴールド系のこのレースの相性の悪さ。

ラッキーライラックですら(急仕上げはあったものの)9着の舞台。

ゴールドシップなのでまた別かもしれないが。

 

6. ダンツエリーゼ

芝未勝利馬。おそらく今年の3歳牝馬のレベルを考えて

もしかしたら2,3着はあるかもしれないと出走してきたのだろうが

さすがにG1でいきなり好走するほど甘くはない。

 

7. ムジカ

前走ローズSで2着。

中京が得意なエピファネイア産駒ということでハマった感はある。

未勝利脱出に時間がかかり、1勝クラスも勝てなかった。

力をつけてから活躍を見たい。

 

8. ソフトフルート

2勝クラスを圧勝してここにきているが、好走と凡走を繰り返している。

連続で好走が難しいタイプのようで、次は走らない順番。

 

9. サンクテュエール

例年ではシンザン記念を連対した牝馬はその後活躍するが、

今年はメンバーがイマイチだったのか桜花賞オークスは着外。

ルメール騎手騎乗だが、それはレイパパレが除外になったためで

レイパパレが出ていれば、若手の団野騎手の予定だった。

団野騎手が微妙というわけではないが重賞勝利も無い若手であり、

そこに期待の薄さが表れているのではないか?

 

10. クラヴァシュドール

桜花賞4着、オークス15着ときてローズSは5着とイマイチ。

おそらく短い距離かペースが流れる方がいいタイプで、

ペースが流れれば好走が期待できるかもしれない。

しかし、別の見方をすれば1周コースでは

イマイチということでもある。どう捉えるかはその人次第。

 

11. フィオリキアリ

桜花賞前までは末脚に魅力を感じていたが、

ここ2走は末脚が削がれている感がある。

潜在能力はありそうなので古馬になってから期待したい。

 

12. マジックキャッスル

桜花賞以外は堅実に末脚を使っている。

器用なタイプではないので最後方からの競馬になる。

差しは利くコースだが直線が短いので1番後ろからは厳しい。

 

13. デアリングタクト

上で書きまくったので割愛。

 

14. オーマイダーリン

前走ローズSを連闘で3着。ピークは前走だろう。

そこから中3週で調子が維持できているとは思えない。

 

15. ミスニューヨーク

時計がかかった方がいいタイプだが、

前走も通ったところは伸びるところにも関わらず5着。

実力が足りないか。

 

16. パラスアテナ

前走はスムーズに運んだ好騎乗があっての2着。

それでも伸びきる感じはなかった。

おそらく後方待機の競馬になるが、

前を捕らえるほどの脚は持っていない。

 

17. ウインマリリン

フローラSを勝利して、オークスでも2着。

実力はあるが最大の懸念は急仕上げであること。

9月中旬までフレグモーネがあり、調整期間は少なかった。

最終追い切りは抜群だが、1週前の動きが悪く、

なんとか間に合わせた印象。それでいて初の関西遠征。

厳しいと考えている。

 

18. アブレイズ

前走時の調教が良かったので本命にしたが12着惨敗。

振り返ってみると調教は坂路主体だった。

今回も坂路主体で2000mの追い切りとしては疑問。

2000mの新馬戦と1800mのフラワーCを勝っているが

今は距離が短い方がいいのではないか。

 

 

・印と買い目

◎ 13 デアリングタクト

▲ 1 ミヤマザクラ

▲ 2 リアアメリ

▲ 5 ウインマイティー

 

 

※買い目

▪️3連単フォーメーション

13→1.2.5→1.2.5

 

 

軽めに買って無敗の三冠牝馬の誕生を見守ります。