RM_horseの競馬コラム

RM_horseの競馬コラム

競馬についてあれこれ書きます。

レース回顧 〜福島牝馬S〜

 

予想はこちらから

 

レースはワキタエンカがハナを取って引っ張る形。

前半1000mを62.2のスローに落としました。

しかし、3,4コーナーでは既に手応えが怪しくなり、早々に脱落しました。

ワキタエンカはスローでなくても粘れるのが持ち味でしたが、

今はどんなペースでも早々に脱落してしまいます。

休みが必要ではないでしょうか?

 

直線ではミッシングリンクが先頭に立つも、すぐに外からフローレスマジックが抜かします。

その後ろにダノングレースがいましたが、差し切る脚はなさそうです。

このまま押し切ると思いきや、大外からデンコウアンジュが伸びてきて、完璧な差し切り勝ち。

3年5ヶ月ぶりの勝利です。

 

デンコウアンジュ脚の使いどころが難しい印象があったので、

テン乗り柴田善臣騎手では活かしきれない可能性を考慮し、評価を下げてしまいましたが

さすがはベテラン、完璧な騎乗でした。

 

フローレスマジックはカワキタエンカがもう少し粘れていれば

先頭に立つタイミングもこんなに早くはなかったと思います。

ちょっと展開のアヤもありました。

 

ダノングレースはスローのため3,4コーナーでまくっていったものの3着まで。

初重賞と考えれば上出来かもしれませんが、期待はもう少し大きかったと思います。

賞金も加算できず、ヴィクトリアマイルの出走も厳しくなりました。

立て直しに期待です。

 

 

予想はほぼ当たっていましたが、買い方が悪く的中しませんでした。

こういうのは良くないですね。買い方はよく考えます。

 

 

 

フローラS予想

オークストライアルが始まりました。

荒れる気配がプンプンします。

 

・コース解説

いつもの競馬ラボさんのコース解説を引用させていただきます。

f:id:RM_horse:20190420162705g:image

出典:競馬ラボ様

東京競馬場 芝2000m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

1コーナーのポケット地点からスタート。

すぐに2コーナーを回るので内枠有利です。

2000mの距離ですが、ほぼワンターンのコース形態なので

古馬であればマイラーっぽい馬がよく来るように思います。

東京の長い直線も相まって上がりが使えるスピード豊富な馬が強いです。

 

ですが、この時期の3歳牝馬には距離や起伏を含めて厳しいコース

ただ速いだけでなく、タフさも兼ね備えた馬を選びたいです。

 

・展開予想

人気のウィクトーリアやクイーンC3着の実績があるジョディーが逃げ馬で、

他にも勝った時に先行していた馬が多数です。

そうすると普通はハイペース予想をしますが、

2000mを逃げ切れるほど甘くはないことは当然わかっているので

スローになるのでは無いかと思います。

多少道中競り合ってもミドルペース程度でしょう。

 

・馬選びのポイント

いくつか考えましたので、ひとつずつ解説します。

 

1800m以上、出来れば2000m以上でバテないタフさ

3歳牝馬には過酷とも言えるレースなので、

スピードだけでなくスタミナも求められます。

マイルやそれ以下の距離の実績よりも、最低でも1800m、出来れば2000mでの好走歴が欲しいところです。

ここでいう好走とは、着順はもちろんのこと

ゴール前での脚色も重要です。

最後はバテていて薄氷の勝利であれば評価を下げますし、

逆に負けてはいたものの脚を余しているようであれば買えます。

 

② 逃げ馬、折り合いに難がある馬の評価を下げる

過去レースを見て道中の折り合いを欠いている様子がある場合は評価を下げます。

また、逃げて勝ってきている馬もなかなか厳しいと思います。

下級条件と違って逃げ切りは非常に難しいですし、

逃げ切りで勝ってきた馬が控えた時、折り合いが上手くいくとは思えないからです。

 

③ 1600m以下しか出走歴が無ければ、加速できる末脚を持つ

そうは言っても1600m以下しか走っていない馬を全部切るのはもったいないです。

未経験なだけで2000mでも好走する可能性があるからです。

その可能性をどうやって見極めるか?

それは直線での加速だと思います。

1600m以下で直線の最後で脚色が衰えているようであれば2000mも厳しいと思います。

要は1600m以下では脚を余しているような馬が狙い目です。

もちろん、加速できていたとしても②に該当する場合は馬券に入れられません。

 

・ポイントに該当する馬は?

上記3つのポイントに該当する馬をあげてみます。

① ローズテソーロ、シャドウディーヴァ、アモレッタ、

イノセントミューズ、クラサーヴィツァ、レオンドーロ、

フェアリーポルカ、ヴィエナブロー(ただし、減量騎手)

② ウィクトーリア、ウインゼノビア、ジョディー、セラピア、ネリッサ

③ ペレ、パッシングスルー

 

①と③に該当した馬から少し削っていきます。

まず、ヴィエナブローは勝利時は減量でしたので、

そのパフォーマンスは参考に出来ません。

また、レオンドーロは東京での走りが他の馬と比べて微妙だと判断して外します。

 

あと2頭ほど削りたいのですが、ここからが迷います。

ポイントで書いておいて、結局削るのかという話ですが

ペレパッシングスルーを外してしまいます。

ペレはレース映像を見ると最後の100mで少し脚色が衰えている気がしますし

パッシングスルーは2000mに対応できるのであれば、

シンザン記念でもう少し走れてもいいのかな?と思いました。

脚を余しているという感じもなかったです。

決して機械的に1600m以下しか走っていない馬を外したわけではないです。

 

・評価と印

本命はシャドウディーヴァです。

なんといっても未勝利戦を勝った時のパフォーマンスが素晴らしいです。

年明けから未勝利ですが、未勝利戦を勝ち上がるのも3戦かかりましたし、

休み明け3戦目のここがいいのではないでしょうか?

 

対抗評価はローズテソーロです。

いくらスローといっても、東京2400mの上がり3ハロンを最後まで加速していけるのは素質のある証拠です。

前走は稍重で案外でしたが上がりは最速。

人気はそこまで無いですが評価は高いです。

 

フェアリーポルカ前走のタイムが優秀です。

ただ枠が外なのと、好タイム走破後の反動の懸念があります。

 

まとめると以下の通りです。

◎シャドウディーヴァ

◯ローズテソーロ

▲フェアリーポルカ

△アモレッタ

△クラサーヴィツァ

△イノセントミューズ

 

※ 4/21 14:20 買い目追記

3連単フォーメーション

 1.2 − 1.2.14.16.18 − 7

 1.2 − 7 − 1.2.14.16.18

 

・3連複ボックス

 1.2.7.14.18

                                     計 26 点

 

 

 

マイラーズC予想

小頭数ながらハイレベルなメンバー構成となりました。

ここも福島牝馬Sと同様に点数を絞りたいですね

 

・コース解説

競馬ラボさんのコース解説を引用させていただきます。

 

f:id:RM_horse:20190420082551g:image

出典:競馬ラボ様

京都競馬場 芝1600m外回り | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

向正面のポケット地点からスタートし、途中で3,4コーナー入り口まで坂を登ります。

3,4コーナーは坂を下りながら回り、直線はフラットとなります。

下り坂から加速できるスピード自慢の馬が上位に来やすい舞台です。

 

・展開予想

これといった逃げ馬がいません。

グァンチャーレやメイショウオワラが積極的に逃げなければ、

ダノンプレミアムのハナも十分考えられます。

ハイペースになることは考えにくいです。

今回はペースによる予想よりも力関係が重要だと思います。

 

・馬選びのポイント

マイラーズCは京都開催の開幕週なので、次の2つの要素が重要です。

  • 持ちタイムを持っている(持っているだけでなく、そのタイムを記録したレースで勝ち負けしている)
  • 上がり3ハロンで33秒台を使える(先行であれば34秒台前半)

 

単に京都実績というよりも、開幕週ということもあり上記2つが大事です。

これに該当する馬は3頭しかいません。

 

それは

インディチャンプ

ダノンプレミアム

モズアスコット

です。

 

ダノンプレミアムではなくインディチャンプを本命にしたのは、

より切れる脚を持っていると考えたからです。

この舞台ではインディチャンプに適性に分があると判断しました。

既にG1でも勝負できる能力は持っていると思います。

 

ダノンプレミアムとモズアスコットは説明不要と思います。

単純にスピードがあります。

 

印は3頭だけでもいいのですが、モズアスコットは前走海外で4ヶ月半の休み明けということもあり、

馬券外となってしまうことを考慮し、△グァンチャーレを入れておきます。

なお、3走前にキャピタルSで好タイムで上がり3ハロン32.9で走っていますが、

高速馬場の東京で比較的スローな流れの展開によるものだったので、前述のポイントの該当馬には入れませんでした。

 

パクスアメリカーナは上がりがかかった時に力を発揮する馬。

前走京都金杯を勝っていますが、この時も上がりのかかる馬場でした。

ここは合わないと思います。

 

・まとめ

印は上述の通りですが、まとめて記しておきます。

 

◎インディチャンプ

◯ダノンプレミアム

▲モズアスコット

グァンチャーレ

 

買い目

3連単フォーメーション

 3 − 4.6 − 4.6

 3 − 6.8 − 6.8

                                   計 4点

 

 

福島牝馬S予想

 

ローカルの重賞らしく、上がり馬 vs. 経験豊富馬の様相です。

頭数が少ないので、買い目は絞りたいですね。

 

・コース解説

いつも通り、競馬ラボさんのコース解説を引用です。

f:id:RM_horse:20190418151319g:image

出典:競馬ラボ様

福島競馬場 芝1800m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

坂はあるものの中山や阪神に比べれば急坂ではなく、

パワーはそこまで求められません

 

コーナーは大きくない小回りですが、スパイラルカーブになっています。

スパイラルカーブとは、コーナーの入り口の半径は大きく、出口の半径は小さなカーブのことです。

どういう効果があるかというと、コーナーを比較的減速せずに入れます

ですが、コーナーの出口は曲がりがきつくなるので

直線に向いた時は馬群が横に広がりやすいとされています。

 

これだけ聞くと差し、追い込み馬が有利になりそうですが、

直線の長さは300m弱と短めなのと、前述のように坂も急というほどではないので

相殺されて中団より前目のポジションにつけた馬がいいでしょうか?

もちろん逃げ馬の残りも期待できます。

 

・展開予想 〜2頭の逃げ馬〜

小頭数のレースなのでスローになることが基本的な傾向ですが、

ワキタエンカランドネという2頭の逃げ馬がいます。

逃げ馬が複数いると、競り合ってペースが速くなりがちなのが一般的です。

非常に悩ましいですが、2パターンで考えてみます。

 

◼️カワキタエンカの逃げ(有力)

ワキタエンカの逃げが濃厚と思っています。

そうなるとミドルペースあるいは平均より遅めになるのではないでしょうか?

ランドネはこれまでのレース、他に逃げ馬がいればハナを譲っています。

前走の中山牝馬Sでもカワキタエンカにハナを譲っています。

おそらくランドネはスローでしか勝負になる自信がないのだと思います。

実際に好走レースは全てスローです。

 

一方、カワキタエンカは本来スローでなくても勝負が出来る逃げ馬です。

ここ1年の成績は振るいませんが、昨年の福島牝馬Sは前半1000mを59.0の決してスローとは言えないペースで2着。

本来の能力が復活すれば馬券内はあると思います。

ワキタエンカは馬券からは抜かせないです。

 

◼️ランドネの逃げ

今までのレース傾向通りならランドネは控えると思いますが、

逃げれなかった時の戦績が振るわないので、

思い切ってハナに立つかもしれません。

そうなればカワキタエンカも黙ってはいないので、ペースが速くなるでしょう。

2頭とも下位に沈んでしまうでしょう。

どちらにしてもランドネは買いにくいです。

 

◼️おまけ 〜脚質転換〜

特にランドネが大胆に脚質転換を成功させる可能性があるか?

出遅れによる怪我の功名でない限りはなさそうです。

もしランドネが脚を溜めて差してきて馬券を外してしまったら素直に諦めがつきます。

 

 

・差し馬はどうなる?

実力からデンコウアンジュフローレスマジックダノングレースの3頭に絞りました。

 

その中でもフローレスマジックを本命にします。

中山を多く使われてきて、それなりに安定した成績をあげている馬ですが、

3走前の京都マイルの清水Sでは小頭数の最後方から全頭差し切ってきました。

坂も苦にせず末脚も切れるタイプなので、コース適性も問題ないでしょう。

 

ダノングレースも本命に近い対抗です。

1000万下、1600万下のレースを連勝して充実していることがうかがえますし、

小頭数のため直線で前が壁になる心配もなさそうです。

 

デンコウアンジュ牝馬限定G3の上位には当たり前のように入るようになりました。

乗り慣れた蛯名騎手から替わるのは少し不安要素ですが、

いつも通りなら脚を使ってきますので、馬券からは外せません。

 

 

 

・結論

印は以下の通りです。

 

フローレスマジック

◯ダノングレース

▲カワキタエンカ

デンコウアンジュ

 

 

※ 4/20 11:00 買い目追記

3連単フォーメーション

 6.10 − 6.10 − 4.5

 6.10 − 4.5 − 6.10

 

・3連複軸1頭流し

 4 − 5.6.10

 

                                  計 11点

 

 

 

 

シャケトラの安楽死

 

残念なニュースがありました。

 

シャケトラが調教中に左前第一指骨粉砕骨折を発症

予後不良の診断となり安楽死の処置がなされました。

 

粉砕骨折では延命処置をしても馬が苦しむだけですので、仕方のない決断です。

よく、競走馬の骨折による安楽死のニュースがあると、条件反射的に

「骨折で安楽死にするなんて!競馬に使えなくなったら処分か!」

という批判をする人がいますが、そうではないんです。

 

こちらのサイトや、ウィキペディアの記事に詳しく解説が載っております。

 

「競馬なんて動物虐待だから無くしてしまえ!」

という意見の方が、過激ではありますが筋は通っています。

このあたりの競馬の哲学的な話は別途書こうかなと思います。

 

 

さて、シャケトラの話に戻りますが、これまでを振り返ってみます。

netkeibaさんの競走馬データのリンクを載せておきます。

シャケトラ | 競走馬データ - netkeiba.com

 

シャケトラは2014年の1歳セレクトセールで4900万円で落札されました。

育成牧場では同い年でG1を2勝したサトノダイヤモンドと双璧の評価だったそうです。

ちなみにサトノダイヤモンドセレクトセールでの落札額は2億3000万円(2013年当歳)です。

 

しかし、骨折でデビューが大幅に遅れ、初出走は2016年6月の未勝利戦でした。

既に日本ダービーは終わっており、3歳の夏競馬が開幕していました。

骨折の箇所は不明ですが、デビュー前から脚元の状態との闘いであったことが窺わせます。

 

遅くなったデビュー戦を快勝すると、その後は順調に使われ

12月の1000万下のレースを勝って1600万(準オープン)クラスで3歳シーズンを終えます。

 

明け4歳では格上挑戦となる日経新春杯に出走し、2着と好走。

続く日経賞では重賞初制覇を果たします。

 

その後、天皇賞・春宝塚記念天皇賞・秋ジャパンカップ有馬記念と5連続でG1に出走しましたが、

3着以内に入ることはできませんでした。

 

その後、5歳となった年明けに左前肢第3中手骨の骨折が判明し、長い治療、休養に入ります。

第3中手骨の骨折は非常に復帰まで時間がかかり、

復帰後の競争能力も衰えやすいと言われています。

私も当時骨折のニュースを見た時、もうシャケトラは厳しいかなと思っていました。

 

しかし、シャケトラは復活します。

今年の1月20日6歳となったシャケトラは約1年1ヶ月の復帰戦、

G2アメリカジョッキーCCを勝利します。

これは本当に驚きました。

2着馬は前年の菊花賞馬のフィエールマンです。

長期ブランク明けの重賞をいきなり勝利するのは、近年ではあまり記憶に無いほどです。

 

続く3月17日のG2阪神大賞典も快勝し、4月28日のG1天皇賞に向けて調整をしていた矢先でした。

冒頭に書いたように調教中に粉砕骨折を発症してしまいました。

 

3歳のデビュー後も、今年の復帰後も順調にレースを使われていたので、

骨折するまでは本当に元気だったのだろうと思います。

 

シャケトラの印象は、まず見た目がカッコいいんですよね。

筋肉ムキムキで青鹿毛ですから、黒色の馬体が映えます

 

レースでは非根幹距離に滅法強いなと思っていました。

ゴールドアクターなんかもそうでした。

勝った重賞は全て非根幹距離。G1で唯一掲示板に載った(4着)宝塚記念も非根幹距離です。

今年の宝塚記念有馬記念に期待を持っていました。

G1を勝てばマンハッタンカフェの後継種牡馬となっていたかもしれません。

 

 

非常に残念です。ご冥福をお祈りします。

 

 

偉大なる母の話

 

今回は競馬をよく知る人なら当たり前の話ですが、

最近馬券を買い始めた方に向けて、競馬の馬券とは違った側面の話をしたいと思います。

 

 

先日のG1皐月賞サートゥルナーリアが制しました。

サートゥルナーリアはロードカナロアシーザリオという血統です。

一応血統表のリンクを載せておきます。

血統情報:5代血統表|サートゥルナーリア|JBISサーチ(JBIS-Search)

 

サラブレッドにおいて父は種馬(種牡馬)ですので、ほとんどが大活躍した名馬です。

ロードカナロアも例に漏れず、日本競馬史上最高のスプリンターと言っても差し支えないです。

種牡馬は人気であれば年間200頭を超える種付けを行います。

サートゥルナーリアは今3歳ですが、同い年の父ロードカナロアは約200頭もいるわけです。

 

しかし、母は必ずしも現役時代に活躍した馬とは限りません

サラブレッドは妊娠期間が約11ヶ月なので年間1頭しか出産しません。

種牡馬と同じように大活躍した馬だけでは需要を満たせません

そのため、お母さんは現役時代に大きなレースを勝ってはいない馬がほとんどなわけです。

血統次第では、未勝利馬や未出走馬もいます。

 

こういった背景から、サラブレッドは父が同じだけでは兄弟とは言わず母が同じであれば兄弟と言います。

兄弟の中で、父も同じであれば全兄弟、父が違えば半兄弟と言います。

 

 

さて、サートゥルナーリアの話に戻ると、

シーザリオは現役時代、G1オークスを勝った名馬です。

つまり、サートゥルナーリアは父も母も大活躍した良血馬なのです。

 

しかも、シーザリオが産み出した活躍馬はサートゥルナーリアだけじゃないのです。

半兄弟のエピファネイアリオンディーズもG1勝ち馬で、現在は種牡馬になっています。

活躍したのはサートゥルナーリアで3頭目なのです。

 

これは本当にすごいことです。

 

3/17時点での3歳以上の現役馬7667頭のうち、G1勝ちがある馬は40頭しかいません(数え間違えがあればすみません)。

つまりG1馬になる確率は

  40 / 7667 × 100 = 0.52%!!

もちろん現役馬限定の荒っぽい計算ですが、

オールタイムで統計を取ってもそんなに変わらないと思います。

 

その0.5%を3回も引いているのがシーザリオなのです。

とんでもない凄さが伝わったでしょうか??

 

 

また、皐月賞の同日に阪神で開催された

G3アンタレスステークスを制したのはアナザートゥルースですが、

アナザートゥルースの母キョウエイトルース

他にサウンドトゥルー(G1馬)、ルールソヴァールという重賞勝ち馬を産んでおり、

アナザートゥルースで3頭目でした。

シーザリオが凄すぎますが、キョウエイトルースもすごいお母さんです。

 

 

この日は活躍馬をたくさん産み出している、偉大な母を持つ馬が勝つ日でした。

もちろん、子供が活躍しないとお母さんの価値が低いとは全く思いません。

孫やひ孫の代で活躍馬が出たりするかもしれませんし、そういう例もたくさんあります。

 

また、競馬を何年もやっていれば、現役時代に応援した馬の子供だから応援しようとか

そういう楽しみ方もできるわけです。

 

血統の話はとんでもなく奥が深いので、いつか出来たらいいなと思っています。

(いかんせんまだ勉強中なもので・・・)

 

 

 

 

レース回顧 〜皐月賞〜

 

予想がダメすぎてへこみそうです・・・

 

恥ずかしいですが、予想はこちらから

 

予想通りランスオブプラーナがハナ、ダディーズマインドがそれに絡む形で楽逃げは出来ませんでした。

 

実はスタート直後に馬券のハズレを確信していました。

それはダノンキングリーの好スタートからの抜群のポジション取りです。

過去2レースはゆっくりゲートを出ていたので後ろになるだろうなと予想しましたが、これは想定外。

ダノンキングリーがあの位置につけれるなら馬券内は間違いないなと確信しました。

 

レースの振り返りに戻ると、1000mの通過は59.1。

ラップタイムを見ても2017年の皐月賞の再現のようでした。

 

直線では中団やや前目のポジションを取っていたサートゥルナーリアヴェロックスダノンキングリーが抜け出しました。

最後の3ハロンのラップは11.7、11.6、11.4という驚異の加速ラップ

起伏の激しい1周を回って、最後は急坂を登るのにもかかわらず加速ラップとは、3頭が強すぎます

3頭の着差もほとんどなく、拮抗していましたね。

どの馬もダービーで有力だと思います。

 

実は今日のレースを見て、ダービーの本命を決めました。前もって宣言しておきます。

 

それは

ダノンキングリー

です。

 

もともと皐月賞では買わずにダービーで買おうと思っていた馬です。

共同通信杯見せたように瞬発力が持ち味の馬が

皐月賞というタフなレースでも上位に食い込んできました。

ダービーの2400mでも問題ないですね。

ダービーは戸崎騎手の初戴冠と言っておきましょう。

もちろん、順調に出走することが前提です。

 

サートゥルナーリアの斜行に関しては、

右手前で走っている馬に左からムチを2発入れているので、

完全に騎手に過失のある斜行だと思いました。

着順変更もあるかなと思いましたが、着差でしょうか?

ハナ差なら間違いなく着順が入れ替わっていたと思います。

 

騎乗停止間違いなしと思っていたら、過怠金50,000円とのことです。

裁決レポート

 

着順入れ替わりがないのは疑問ではないですが、

騎手への処分が軽いという感想です。

ヨレ方が大したことはないので処分はこんなものという意見が多いようですが、

手前の逆側からのムチというのは馬の悪癖ではないような気がしますが。

すぐに右ムチに修正したので心象がまだ良かったのでしょうか?

 

中央競馬制裁情報さんが詳しい解説をされると思いますので、

本件に関する更新を待つことにします。

 

※ 参考:中央競馬制裁情報さま

手前肢と制裁の関係

 

4/15 追記

中央競馬制裁情報さんは、過怠金50,000円は妥当な処分との見解。

中山2019年4月14日制裁情報

いきなり飛ばれる分にはこの程度ということでしょうか?

川田騎手やヴェロックス陣営も斜行に触れていないので大した話でもないということですね。

勉強不足でした。

馬群の中で同じことをやったら問題ですが、

あの場面ならそれほどの問題ではないということなんですね。

もっと理解を深めたいです。

 

 

 

私の予想はサートゥルナーリアと5着に入ったクラージュゲリエ以外は2桁着順に沈むというダメっぷり

どれも力が足りなかったのですが、各馬にコメントしておきます。

 

ファンタジストは距離が長かったでしょうか?スプリングSは問題なさそうでしたが。

ニシノデイジーは外を走っていてもスムーズに走れなかったですね。

いっそのこと短距離路線にしてみても面白いと思います。

サトノルークスは出負けの感もありますが、前走リステッド組ならヴェロックスでしたね。

実力の見立てが全然ダメでした。

ランスオブプラーナはもう少しスローになった時の想定で入れていたので、ミドルペースなら仕方がないです。

 

おそらく誰も見ていないであろうアンタレスSは当たって、

そこそこ見てもらえたであろう皐月賞の予想は全くダメというチグハグさ。

 

来週はG1が一旦お休みですが、重賞は3つあるので気を抜かずに予想します。