RM_horseの競馬コラム

RM_horseの競馬コラム

競馬についてあれこれ書きます。

宝塚記念予想 〜上がり最速馬を狙え!〜

 

宝塚記念が終われば本格的に夏競馬に突入し、

JRAのG1もしばらくありません。

当てて終わりたいですね。

 

 

・コース解説

競馬ラボさんのコース解説です。

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出典:競馬ラボ様

阪神競馬場 芝2200m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

4コーナーポケット地点からのスタート。

内回りのコースを1周します。

阪神の特徴はゴール前に急坂を登ることです。

1周コースですので坂を2回登ることになります。

スピードよりもパワーやスタミナが要求されることは間違いないでしょう。

 

 

 

・過去の宝塚記念の傾向

これまでの宝塚記念のレース結果を調べてみました。

すると連対馬にある共通した特徴があることがわかりました。

それは上がり3ハロン最速の馬は、必ずと言っていいほど連対していることです。

それでは過去10年分の上がり3ハロン最速馬と、そのタイム、着順を以下に記します。

 

2018年 ワーザー  35.3  2着稍重

2017年 サトノクラウンゴールドアクター  35.4  1,2着稍重

2016年 ドゥラメンテ  36.1  2着稍重

2015年 デニムアンドルビー  34.0  2着(良)

2014年 ゴールドシップ  35.2  1着(良)

2013年 ゴールドシップ  35.2  1着(良)

2012年 オルフェーヴル  34.7  1着(良)

2011年 ブエナビスタ  34.5  2着(良)

2010年 ナカヤマフェスタ  35.8  1着稍重

2009年 ドリームジャーニー  34.3  1着(良)

 

というように、馬場や上がりタイムに関わらず上がり最速馬はここ10年連対率100%です。

 

上がり最速馬が連対しなかった宝塚記念は2004年まで遡ります。

この時は速いペースで逃げるローエングリンを、向正面でタップダンスシチーが早めに捕らえて先頭に立ち、

そのまま押し切ったというレースです。

かなり縦長になり、差しが届きませんでした。

 

つまり極端な縦長にならなければ、上がり最速を出してくる馬が2着以内にくることは間違いない

ということです。

 

 

 

・軸馬選びのポイント

過去の傾向より、上がり3ハロン最速の馬が連対することはわかりました。

しかし、その馬がなんなのかはわかりません。

 

というのも、上がり3ハロン最速を連発する馬が宝塚記念でも最速かというとそういうわけでもなさそうです。

先の過去10年の宝塚記念上がり3ハロン最速馬を見ると、

ドゥラメンテブエナビスタはいつでも最速ですが

オルフェーヴルゴールドシップはいつでもというわけではありませんでしたし、

2017年のゴールドアクターに至っては先行馬でした。

 

つまり単純に追い込みのスピードのある馬を選ぶのではなく、

宝塚記念で最速を出せる馬でなくてはなりません。

 

そのポイントは何か?

それは非根幹距離に強く、かつ中山や阪神といった急坂のあるコースに強ければ尚良いということです。

 

このポイントに合致する馬はレイデオロなのですが、

レイデオロには不安を感じています。

前走ドバイシーマクラシックでは6着に敗れました。

その時の敗因をテンションが上がりすぎたとコメントしています。

海外やナイターの影響かもしれませんが、実は久々の関西での競馬。

輸送でテンションが上がらないか懸念されます。

 

というわけで他の馬を最速馬候補に指名したいのですが、

実は他にピッタリ合いそうな馬はあまりいません。

ただし、最近の調子等を考慮してマカヒキリスグラシューが候補だと考えています。

特にマカヒキ。前走は良馬場ながらも少し滑り気味の馬場も苦にせず上がり最速の4着。

距離が1ハロン延びて今度は差し切れる可能性が大きいと考えています。

 

 

 

・軸以外のポイント

ここまでは上がり最速馬を選んできましたが、

馬券には先行馬も食い込んできます。

同じように非根幹距離を問題にしない馬を中心に選びたいです。

そうなると2200mを3戦して2着3回のアルアインに食指が動きます。

勝利はないので2,3着にはうってつけだと思います。

 

 

 

・印と買い目

以上を踏まえて印と買い目です。

 

マカヒキ

先に記したように、上がり3ハロン最速の最右翼はこの馬です。

2016年ダービー馬がここで久々の勝利をあげてほしいです。

 

リスグラシュー

香港帰りが気になりますが、現役牝馬ではアーモンドアイの2番手の実力を持っているでしょう。

昨年のエリザベス女王杯を制しているように、非根幹距離も問題ないと考えています。

 

アルアイン

先行馬からはこの馬を推したいです。

先に記したように2200mは全て2着と安定してます。

阪神も問題ないですし、ちょい濡れ馬場も得意です。

 

△エタリオウ

横山典弘騎手への乗り替わりが不気味です。

数々のクセ馬を立て直してきた天才騎手です。

先行策もありえるでしょう。

 

△キセキ

実力はありますが、非根幹距離という観点では物足りなさを感じています。

また、逃げ切りはなかなか難しいコースでもあり、印は控えめにしました。

 

※買い目

7.12 - 1.3.7.12 - 4

7.12 - 4 - 1.3.7.12

 

  • 3連複ボックス

1.3.4.7.12

 

                                  計 22 点

 

 

 

・危険な人気馬

馬券内に来るか怪しいと思う人気馬を紹介します。

 

理由は軸馬選びのポイントで記したので省略します。

 

  • スワーヴリチャード 

アルゼンチン共和国杯大阪杯は勝っているものの、やはり非根幹距離、急坂、右回りには不安が残ります。

さらにレイデオロと同様にドバイ帰り。

懸念点は多いです。

 

 

 

 

ユニコーンステークス予想

 

大量除外で競馬のモチベーションがダダ下がりですが、

ユニコーンステークスは除外馬が少なかったので予想をしておきます。

 

 

・コース解説

競馬ラボさんのコース解説です。

 

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出典:競馬ラボ様

東京競馬場 ダート1600m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

スタートは2コーナーの芝コース。

芝を走る距離が長いため、外枠の先行馬が断然有利です。

しかし、直線が長いのでペース次第では差し追い込みも届くようになります。

ワンターンで直線が長いというのは唯一無二なので、

東京ダートのみ力を発揮する馬もよく見られます。

 

 

 

・予想のポイント 〜展開がカギ〜

サトノギャロス、ロードグラディオが除外となってしまいましたが、

ワイドファラオ、イメル、ダンツキャッスルと先行馬は揃っているので、

これらの馬が激しい先行争いをすると考えています。

ペースは速くなり、差し追い込みの馬で決着すると予想します。

末脚を使える馬から選んでいきます。

 

 

 

・印と買い目

 

◎デアフルーグ

前走はデュープロセスに負けましたが、1枠1番で難しかったです。

対するデュープロセスは外枠で理想的な展開でした。

逆転はあると予想します。

ハイペースになれば脚を溜めて弾けるこの馬にとって有利です。

迷わず本命です。

 

◯デュープロセス

本命がデアフルーグであれば対抗はデュープロセスです。

この2頭は抜けていると思います。

デュープロセスも末脚は使えますので後ろになっても問題ありません。

 

▲ニューモーメント

この馬も末脚を伸ばせますが、これまでのレースで

デアフルーグとデュープロセスには及ばないことは見えています。

あとは他に食い込めるような馬がいなければ3着候補でしょう。

 

△ザディファレンス

前走500万下を完勝しました。

直線での伸びを見ると東京コースが得意な感じがします。

距離が伸びても問題はないでしょう。

 

△アシャカトブ

前走は伸びきれませんでしたが、それまでは上がり最速を連発する馬でした。

実力不足かもしれませんが、コンディションによるものであれば今回は好走するかもしれません。

 

 

※買い目

6.8 - 6.8 - 7.13.15

 

                              計 6 点

 

 

 

・危険な人気馬

馬券内に来るかあやしい危険な人気馬をピックアップします。

 

  • ノーヴァレンダ

全日本2歳優駿の勝ち馬ですが、前走が負け過ぎです。

コンディションが不十分だったとしても、オープンで1.4秒も差をつけられるでしょうか?

実力が足りていないと判断します。

 

 

 

JRA 禁止薬物摂取疑いに伴う大量除外について

 

函館SSの予想記事をほとんど書き上げていたところに、とんでもないニュースが飛び込んできました。

 

JRA 禁止薬物152頭出走取消 | 2019/6/15(土) 6:04 - Yahoo!ニュース

 

トレセン内の薬局で販売しているサプリメントに禁止薬物が混入していたことが判明し、

今からでは薬物検査が間に合わないので、

そのサプリメントを摂取した可能性のある馬は全て競走除外にしたということです。

 

影響は地方競馬にも波及しているようです。

地方競馬では25頭が競走除外 禁止薬物摂取の可能性 - サンスポZBAT!競馬

 

まず競走除外に関しては競馬法と照らし合わせた上で仕方のない判断でありました。

その判断自体に異論はありません。

 

 

 

・今回の原因について

では、なぜこんなことが起きてしまったのか?

下記2つの記事を見つけました。

禁止薬物問題でJRAが会見「検査済みのものしか販売しないはずが、徹底されていなかった」(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース

【JRA禁止薬物騒動】調教師から怒りの声続々 公認サプリ突然アウトの謎(東スポWeb) - Yahoo!ニュース

 

JRAの子会社のJRAファシリティーズが販売したサプリメントが未検査のもので、

販売後に検査をすると禁止薬物出てきましたということです。

 

あまりにも杜撰で開いた口が塞がりません。

 

というのもほとんど同じ事を過去にJRAはやらかしているからです。

 

 

 

・すぐに思い出されるピンクブーケ事件

2014年12月7日、ピンクブーケという馬が1着になりましたが、

その後の検査にて禁止薬物のカフェインが検出され、

ピンクブーケは失格となりました。

 

その後調査を進めるとJRAファシリティーズが販売していたサプリメントが混入源と判明。

生産元のアメリカの会社とロットの取り決めが不十分であり、

禁止薬物を含んだ原料を用いた製品が陰性のロットとして流通したということです。

 

これに関しては生産元の落ち度もありますが、(むしろ契約の内容によっては生産元が100%悪いかもしれませんが)

管理責任はJRAファシリティーズおよびJRAにあります。

詳しくは下記の記事を参照ください。

 

ラジオNIKKEI - 競馬実況web - 「ピンクブーケ事案」に対する裁定委員会の決定事項について

 

これがたった4年半前のことなのです。

この時も再発防止だなんだとか言ってましたが、何もしてこなかったことが露呈されました。

さらに今回はピンクブーケの時よりももっと酷く、

未検査のものを流通させて甚大な影響を及ぼしています。

 

 

 

JRAに言いたいこと

JRAには文句しか出ませんが、言いたいことをまとめました。

 

  • 説明責任を果たすべき

まず、JRAならびにJRAファシリティーズの責任者が出てきて会見等で説明すべきです。

前述の記事にある裁決委員の会見(というか囲み取材)だけで納得すると思いますか?

ピンクブーケ事件からの経緯も含めてしっかり説明する義務があります。

 

 

  • ピンクブーケ事件以降の「再発防止」とは何か?

裁決委員の会見では、

「検査済みのものしか販売しないはずが、徹底されていなかった。今後はもっと厳格に注意する。」

とコメントしています。

 

もっと厳格に注意出来るなら、なぜピンクブーケの件があってからしていなかったのか?

JRAJRAファシリティーズも想像力が全く無いと言っていいです。

今まで何をしてきたのか?何もしていないでしょうね。

 

普通の会社、人間であれば一度あった失敗に学んで、もうしないように対策をしますが

ピンクブーケの件は失敗とも思ってないんでしょうね。

 

 

  • レッドランディーニの薬物陽性の原因は?

2019年5月9日、レッドランディーニという馬に禁止薬物の陽性反応があり

管理する石坂正調教師が過怠金30万円の処分を受けました。

レッドランディーニから規制薬物 石坂正調教師に過怠金30万円(東スポWeb) - Yahoo!ニュース

 

しかし、その後石坂正調教師より審査請求がありました。

石坂正調教師が審査請求 レッドランディーニ薬物使用処分(東スポWeb) - Yahoo!ニュース

検出された禁止薬物を獣医師が使用した記録がなかったので、

混入源がわからないということです。

 

この審査請求に対する続報がまだありませんが、

こんなに杜撰な管理をしていたJRAですから、

この事例も同じようにサプリメントではないかと疑いたくなります。

もちろん何の根拠もありませんが、今回の1件があった以上、

レッドランディーニに関してもしっかり調べないといけません。

 

 

  • 馬券は全て返還すべきだったのでは?

またJRAの対応としてまずかったのは、

サプリメント摂取可能性がある馬を全頭除外にしたのは致し方ないとしても、

これだけ大量の除外、さらにJRAの過失によるものですから

馬券は除外分だけでなく全レース一旦返還するのが筋ではないですか?

除外により展開が変わると考えれば全く違う馬券を買うと思います。

ファンをなめているなと感じました。

 

 

 

・最後に

今回の1件は競馬の信頼が損なわれる可能性もある重大な事件です。

この重大性をどれだけJRAが認識しているかわかりませんが、

なあなあにせず、きちんと説明してもらうことを望みます。

三者、場合によっては国による調査も必要でしょう。

今はJRAにとって耳の痛いことも受け入れることが必要です。

 

 

 

 

エプソムカップ予想

 

先週までの高速馬場から雨でどこまで変わるでしょうか?

 

 

・コース解説

競馬ラボさんのコース解説です。

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出典:競馬ラボ様

東京競馬場 芝1800m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

スタートは2コーナーポケット地点。

内枠は包まれるので真ん中あたりの枠がやや有利でしょうか?

東京コースなので直線が長く、瞬発力勝負になりやすいです。

特に1800mは顕著で、前傾ラップというのはあまり目にしません。

(良馬場ならば)瞬発力に優れた馬を狙うべきです。

 

 

 

・気になる馬場コンディション

梅雨の時期となり、関東地方は週末から雨が降り始めています。

土曜のレースは重からスタートし、予報とは異なり雨が降らなかったため

5R時には稍重、8R時には良馬場まで回復していました。

タイムも先週ほどではありませんが速い決着が多く、上がり3Fも33秒台がよく出ます。

明日も多少は雨が降ると思いますが、そこまで馬場は重くならないと予想しておきます。

 

 

 

・予想のポイント

コース解説で述べた通り、瞬発力勝負になりやすいのが特徴です。

出走メンバーを見てみると、逃げ馬はダノンキングダムしかいません。

ここでもスローペースからの瞬発力勝負になると思われます。

そういった勝負が得意な馬を選んでいきます。

 

 

 

・印と買い目

◎ミッキースワロー

馬場も重くならず、スローペースからの瞬発力になるとすれば、この馬が本命です。

実績はもちろん上位ですし、必ず伸びてくる脚を持っています。

素直に選びました。

 

アップクォーク

東京1800〜2000mは大好物。この条件では大崩れはありません。

瞬発力勝負ももちろん可能です。

前走の負けのせいか人気が落ちていますが

馬券内に来る可能性がかなり高い1頭だと考えています。

 

△プロディガルサン

きょうだいにリアルスティールやラヴズオンリーユーがいるだけあって、

優れた瞬発力を持っています。

本命も考えましたが、あまりにも勝ちきれない成績が続いているため印は下げました。

また、成績自体は中山の方が安定していることも気になります。

とはいえ馬券からは外せません。

 

△ダノンキングダム

スローペースの逃げ残りは考慮しなければなりません。

この馬の好走パターンにも合致します。

 

ブレスジャーニー

2歳時にはナンバーワンの末脚を持っていたのではないでしょうか?

前走も上がり最速とようやく復調の兆しが見えてきました。

2,3着には入れておきたいです。

 

△アンノートル

アイルハヴアナザー産駒らしからぬ芝での瞬発力を持っている馬です。

斤量減も魅力で、穴で狙いたい馬です。

 

 

※買い目

5.8 - 5.8 - 7.12.13.14

5.8 - 7.12.13.14 - 5.8

 

  • 3連複ボックス

5.7.8.12.14

                             計 26 点

 

 

 

・危険な人気馬

馬券内が怪しい危険な人気馬です。

 

  • レイエンダ

ダービー馬レイデオロの弟ということである程度人気を集めますが、

ポジションがいつもかなり後方で、全く届いてません。

かといってポジションの悪さをカバーできるほどの瞬発力までは持ち合わせていない印象です。

 

 

 

 

 

 

 

マーメイドステークス予想

 

牝馬限定のハンデ戦で、非常に難解です。

馬場のコンディションも読みにくくなっています。

 

 

・コース解説

競馬ラボさんのコース解説です。

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出典:競馬ラボ様

阪神競馬場 芝2000m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

内回りを一周するコースということもあり、基本的には先行勢が有利です。

しかし、スタート直後とゴール前に急坂を登るのでタフさが要求されるため

苦手にしている先行馬は垂れてしまいます。

そのあたりの適性の見極めが重要です。

 

 

 

・出走メンバー

出走馬を見ると、オープン馬が非常に少ないことがわかります。

センテリュオ、ランドネ、モーヴサファイアフローレスマジック、スカーレットカラー

この5頭しかいません。

あとは3勝クラス、ウスベニノキミに至っては2勝クラスです。

 

普通に考えればオープン馬5頭は格が違うはずなので

5頭で選んでいけばいいはずなのですが、

この重賞はハンデ戦で格上挑戦馬の激走がしばしば見られます。

もちろん、あまりに下級条件で苦戦している馬は狙いにくいですが、

そこまで馬のクラスを考えなくてもいいと踏んでいます。

 

 

 

・予想のポイント〜鍵は展開〜

予想ポイントとしては、展開にあると考えています。

というのも、オープン馬で人気の一角、ランドネの存在です。

ランドネは4走前に1600万下(当時の呼称)を勝ち上がり、

紫苑S愛知杯の3着がある、れっきとした実績上位の馬です。

 

しかし、ランドネはここ2走成績が奮いません。

そのレース内容に共通するのは逃げられなかったことです。

前述の好成績は全て逃げの展開で得られたものです。

ここは何が何でも逃げたいと陣営は考えるはずです。

 

ですが、斤量50kgの逃げ馬アドラータがいるので、簡単には逃げさせてくれません。

そのため2頭ともなかなかハナを譲らず、ペースは速くなると予想します。

 

というわけで、ペースが速くなっても対応が出来そうな馬を中心に買いたいと思います。

 

 

 

・印と買い目

 

◎モーヴサファイア

本命はオープン馬の一角、モーヴサファイアにしました。

阪神コースは4戦して2-2-0-0と連を外していません。

前走は同じ阪神芝2000mの但馬Sをミドルペースから抜け出して完勝。

スローよりもむしろペースが流れた方がパフォーマンスが上がります。

稍重実績も2-1-0-0と問題ありません。

 

◯サンティー

超人気薄ですがハイペースでも勝ち切る力があります。

他の格上挑戦馬と違うのは、この馬は1600万下を勝った経験があります。

降級後3戦で勝ちきれていませんが、相手はオープン入り後に好走した馬ばかり。

実力はオープン馬と遜色ないと思います。

それでいて斤量52kgは魅力。

激走の可能性大と考えています。

 

▲クィーンズベスト

マイル以下での経験が豊富で、ペースが流れても問題なく対応できます。

距離が長いことが懸念されますが、前走を見る限りでは折り合いもつけれていました。

末脚も伸ばせていましたし、むしろ距離延長はプラスかもしれません。

斤量も前走までの55kgから3kgも落ちますし、激走が期待できます。

 

△センテリュオ

好走時にスローペースが多いのは気になりますが、実績は上位です。

地力で馬券に絡む可能性がありますので、馬券からは外せません。

 

△スカーレットカラー

オープン馬で最も斤量が軽い53kg。

相対的に最も有利な馬だと思います。

ハイペースの対応は疑問符が付きますが、数少ないオープン馬ということもあり馬券には入れておきます。

 

△レーツェル

なかなかレースを使えませんが、デビューから3連勝と素質のある馬なのだと思います。

前走は負けましたが、クラス慣れもしてくるはず。

軽斤量を武器に穴を開けても不思議ではありません。

 

※買い目

1.11 - 1.4.10.11.15 - 14

1.11 - 14 - 1.4.10.11.15

 

  • 3連複ボックス

1.4.11.14.15

                                  計 26 点

 

 

 

・危険な人気馬

私が考える馬券に来るか怪しいと思っている人気馬を紹介します

 

  • ランドネ

展開予想でもあげた通り、アドラータと熾烈な先行争いになればペースは速くなります。

この馬はスローペースの逃げ残りしか好走パターンはありません。

危険と判断します。

 

 

 

 

 

ハンデ重賞ということで荒れることが必至ではないでしょうか?

高額払い戻しの夢を見ています。

 

 

レース回顧 〜安田記念〜

 

遅れてすみません。

安田記念は今の東京競馬場を象徴するような結果となりました。

 

まず、スタートでロジクライが内側に斜行し、人気のアーモンドアイ、ダノンプレミアムを含む4頭が不利を受けました。

完全に物見をして馬に持っていかれた形で、騎手はどうしようもないです。

 

巻き込まれなかった内の馬はグァンチャーレが一番いいスタート。

しかし内からアエロリットが押してハナを主張します。

グァンチャーレはアエロリットにハナを譲り2番手。

インディチャンプが3番手、その後ろにサングレーザー、モズアスコットが追走します。

外からはロジクライロードクエストが脚を使って前のポジションを取りに行きました。

 

人気のアーモンドアイとダノンプレミアムは不利の影響もあり後ろのポジションとなりました。

 

前半600mの通過は34.5、1000mは57.0でした。

通常ならミドルからハイペースですが、今の東京の馬場であればそんなには速くなかったでしょうか?

ヴィクトリアマイルよりは遅い通過タイムでした。

 

直線ではとにかく先行勢がほぼ垂れません。

アエロリットは手応え抜群で逃げ切りそうな勢い、2番手につけていたグァンチャーレも全く脱落しません。

しかし内目からインディチャンプが2頭を交わして先頭に立ち、そのままゴール。

2着はアエロリットでしたが、3着には唯一追い込んできたアーモンドアイが入りました。

 

上位勢は内枠で先行した馬の順番違いといった印象ですが、

その中でも後方から追い込んだアーモンドアイは負けて強しという印象です。

 

ある程度枠順や脚質による有利不利があるのは仕方ないですが、

このレースはちょっと露骨に表れたような印象を受けます。

馬場管理技術が進歩する一方で、バイアスが顕著にかかるのはフェアなのかどうか考えないといけないと思っています。

 

次週(というか明日)からは梅雨入りで重馬場が予想されるので

また違った傾向にはなると思いますが

特に東京競馬場で予想する際には枠や脚質を重視せざる得ないですね。

 

予想はおさえの3連複が当たり、ギリギリトリガミを防いだ程度です。

重馬場の予想は比較的得意にしているので、次も当てたいです。

 

 

 

 

安田記念予想 〜本当に2強?〜

 

現役最強馬の呼び声が高い2頭の揃い踏みとなりました。

 

 

・コース解説

いつもの競馬ラボさんのコース解説です。

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出典:競馬ラボ様

東京競馬場 芝1600m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

これまでも何度か出していますが、直線が長くスピードが要求されるコースです。

引用元では中距離を走れるくらいのスタミナが要求されるとありますが、

それは先行馬であればという注釈がつくと思います。

差し追い込みであれば直線での瞬発力を生かしてスプリンターも台頭すると思います。

 

 

 

・展開予想

まず、ペースは遅くならないと考えています。

各騎手、先週のダービーが頭にあるはずです。

伏兵といっていいロジャーバローズが先行して逃げ切り

ダントツの一番人気のサートゥルナーリアが後ろから届きませんでした。

 

「前にいないと届かない」

 

みんなそう思うはずです。

 

どの馬が逃げるかは全くわかりません。

アエロリットが逃げるかもしれませんし、グァンチャーレが行くかもしれません。

いずれにしてもペースは流れるでしょう。

 

 

 

・予想のポイント

まず、前述の通りペースは流れると予想しますので

ペースが速くなると成績が落ちるタイプは買えません。

 

そして、出走メンバーはマイルが主戦場な馬だけでなく、1400m以下の実績あるいは1800m以上の実績がある馬がいます。

それぞれポイントがありそうです。

 

まず、マイルを主戦場にする馬の場合は東京実績は重要です。

京都や阪神、中山等で強くても、東京でパフォーマンスが落ちてしまうようでは安田記念は厳しいでしょう。

 

そして1400m以下のスプリンター寄りの馬の場合、

これは末脚が重要だと思っています。

1400m以下の速い流れを追走して差し切る能力があれば

安田記念でも通用するということです。

過去の安田記念で例えるなら、

昨年1着のモズアスコット、2017年1着サトノアラジン、2017年3着レッドファルクス

などが該当します。

 

1800m以上の実績馬の場合、これはスプリンターと逆で先行馬を買いたいです。

もちろんスローペースで逃げ切るタイプは厳しいですが、

ペースが流れても先行して押し切れるタイプです。

過去の安田記念であれば昨年2着のアエロリットや2016年1着、2017年2着のロゴタイプ

などが該当します。

 

まとめると

  • 東京実績のあるマイラー
  • 末脚を伸ばせるスプリンター
  • 流れたペースで粘れる中距離馬

が狙い目です。

 

 

 

・印と買い目

予想ポイントを踏まえて、下記のように印をつけました。

 

◎アエロリット

前走は海外遠征帰りで軽視していましたが、

逃げて飛ばしに飛ばしたにもかかわらず5着に残りました。

敗れはしましたが能力の高さを実感しました。

また、アエロリットは牝馬限定戦より混合戦の方が活躍する傾向にあります。

牡馬相手の方が燃えるのでしょうか?

逃げても逃げなくてもいいのも魅力です。

 

◯モズアスコット

昨年は連闘で勝ったように、叩いて良くなるタイプ。

パフォーマンスは間違いなく上げてくるでしょう。

人気が落ちてマークされにくくなるのであれば

レースもしやすくなるでしょう。

鞍上も私は全く気にしません。

 

▲アーモンドアイ

現役最強馬ですが、不安点も多いです。

まず海外遠征帰りということ。間隔も2ヶ月しかありません。

そして予想ポイントにはあまり合致していません。

最近は先行していますが、マイル戦では一番後ろから競馬をしていました。

追い込んで届かないシーンもあり得るかなと思っています。

それでも強いことは間違いありませんが。

 

スマートオーディン

オススメの穴馬です。

予想ポイントの1400m以下の実績馬は末脚がいい馬を選べ、に合致します。

1着は難しいと思いますが、2,3着に滑り込んでくる穴馬はこの馬かもしれません。

 

△インディチャンプ

前走はスローペースが合わなかったようですが

ペースが流れれば違うと思います。

2走前に東京新聞杯も勝っており、東京適性も問題なさそうです。

あとは力関係だけです。

 

△ダノンプレミアム

最後まで馬券に入れるか迷った馬。

この馬はスローペースで先行して押し切る競馬しかしてこなかったので、

ペースが流れた時にどうなるか全く読めないからです。

また、外枠を引いてしまったので先行争いで脚を使ってしまうことが予想されます。

向かい風が多いなと思いましたが、それでも能力が高いので切れませんでした。

 

※買い目

2.7.14 – 2.5.7.15 – 9

2.7.14 – 9 – 2.5.7.15

 

  • 3連複ボックス

2.5.7.9.14

                                 計 34 点

 

 

 

 

・迷った馬

頭数の関係で泣く泣く切ってしまった馬をご紹介します。

 

前走はハイペースを先行して勝ち切る強い競馬でした。

勝ち時計も優秀で、高速馬場も問題ありません。

ただし東京は2戦して両方馬券圏外であり、

東京適性は疑問符がつきます。

たった2戦なので本当に東京が苦手なのかわかりませんが、

ここは切ってしまいました。

 

 

  • サングレーザー

昨年は差し脚届かず5着でした。

その後札幌記念を勝ち、天皇賞秋でも2着でした。

もはや1600mは忙しくなっているかもしれません。

ワンターンの競馬は得意そうなので入れたいところではありますが切りました。