RM_horseの競馬コラム

RM_horseの競馬コラム

競馬についてあれこれ書きます。

鳴尾記念予想

 

阪神競馬が開幕です。

一筋縄ではいかない結果が多い重賞ですので

傾向を掴んでおく必要があります。

 

 

・コース解説

競馬ラボさんのコース解説です。

f:id:RM_horse:20190530212632g:image

出典:競馬ラボ様

阪神競馬場 芝2000m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

スタートは正面4コーナー出口あたり。

すぐにゴール板前の坂を登ります。

同じ2000mでも東京や新潟とは異なり1周するコーナー4つのコース。

内回りのコースで直線は短いです。

 

 

 

・展開予想と印、買い目

今年は少頭数ですし、ペースが流れることはないでしょう。

ましてや逃げ馬のタニノフランケル武豊騎手が乗っています。

スローペースだと思います。

 

ブラックスピネルが外から被せてくる可能性もありますが、

近走はスタートがいいという感じではなく、促してハナに立っています。

外枠ですし無理に行かないと予想します。

 

そうなると逃げの武豊。絶妙なペース配分で逃げ切り濃厚です。

というわけでタニノフランケルが本命です。

 

対抗はギベオンにします。

NHKマイルカップ2着の実績がありますが

前走のダービー卿CTは忙しそうだったので今は2000mがいいのではないでしょうか?

ローテもゆとりがあり、上位有力です。

 

3番手はステイフーリッシュ

右回りのG2,G3では安定して走る馬です。

少頭数もいいと思います。

 

穴はノーブルマー阪神は得意です。

ただし非根幹距離が得意なようなので穴評価に留めます。

 

◎タニノフランケル

◯ギベオン

▲ステイフーリッシュ

△ノーブルマー

 

 

※買い目

3 – 4 – 5.6

 

  • 3連複ボックス

3.4.5.6

 

                                    計 16 点

 

 

 

・危険な人気馬

危険な人気馬はメールドグラースです。

連勝で新潟大賞典を勝っていますが、前走から斤量が2kg増えます。

連勝中の馬はそれだけ消耗もしていますし、1ヶ月間隔空いてるとはいえ危険と判断します。

 

 

 

 

 

レース回顧 〜日本ダービー〜

 

今年の日本ダービーは誰もが驚く結末が待っていました。

 

予想はこちらから

 

1コーナーまで激しい先行争いとなりました。

最も良いスタートだったのは2枠3番のエメラルファイト。

しかし手綱を引いて1枠1番のロジャーバローズにハナを譲ります。

さらに外から逃げ宣言のリオンリオンが一気にハナを奪いました。

 

リオンリオンはその後飛ばしに飛ばし、

1000m通過は57.8という、2400mのレースとは思えないハイペース

離れた2番手にロジャーバローズ、

さらに離れてサトノルークス、エメラルファイト、ダノンキングリー、クラージュゲリエ

また少し離れて一団といった馬群でした。

リオンリオンの逃げに関しては後で記します。

 

3,4コーナーでもペースは緩まず直線を向きます。

離れた2番手のロジャーバローズが一気に先頭に立ちます。

3強の1角のダノンキングリーが好意から2番手、これはすぐにロジャーバローズを差し切ると思いました。

 

追い込み勢も外からサートゥルナーリアを筆頭に

一気に畳み掛けるように追いますが、完全に全頭坂でロジャーバローズとダノンキングリーと脚色が同じになりました。

 

1,2着争いはロジャーバローズとダノンキングリーに絞られました。

当初はすぐにダノンキングリーが抜かすだろうと思っていましたが

なかなか捉えることはできません。

最後の50mでダノンキングリーが少し詰めますが、

クビ差逃げ切りロジャーバローズがダービー馬となりました。

離れた3着には最後バテてしまったサートゥルナーリアを交わしたヴェロックスが入りました。

 

これは誰もが驚いたのではないでしょうか?

単勝12番人気で93.1倍のロジャーバローズがまさかまさかのダービー制覇。

鞍上の浜中騎手も勝てるとは思っていなかったというコメントを出しています。

前走の京都新聞杯はレッドジェニアルに差し切られていますし、

その前のスプリングSでは掲示板にも入れない7着。

全く力が足りないと考えていました。

 

 

 

・ロジャーバローズと浜中騎手

ロジャーバローズの力は相当なものです。

いくら高速馬場といえどもダービーレコードで押し切るのは能力がなければ出来ません。

 

私は隊列を見た時にダノンキングリーの勝利を確信していましたが、抜かせないはずです。

ロジャーバローズは最後の3ハロンは12.0→11.9→12.0で駆け抜けています。

東京優駿 レース結果 | 2019年5月26日 東京11R - netkeiba.com

 

リオンリオンがハイペースで飛ばす中、最後まで余力があるようにマイペースを守っていた浜中騎手の好騎乗でした。

 

ダービーは最も運のいい馬が勝つと言われています。

確かに運が良かったのは間違いありません

1枠1番という枠順、

リオンリオンの大逃げ(もっと言えば乗り替わりも含めて)、

離れた2番手でも何にも絡まれずに楽に走れたこと、

ダノンキングリーが道中でエメラルファイトとクラージュゲリエに蓋をされて動けなかったこと、

(本当はもう一つ前で追走したかったと思います)

そして内有利の高速馬場。

 

しかし、フロックでダービーは勝てません

ロジャーバローズの底力と浜中騎手の腕があってこそです。

たまたまというのは人馬と陣営に失礼です。

 

今後は一次登録をしていた凱旋門賞もプランの一つとのこと。

オーナーはもしかしたらダービー制覇を信じていたのかもしれません。

クラブ馬の挑戦は反対ですが、個人オーナーが自分のリスクの範囲で挑戦するのは歓迎です。

 

 

 

・3強について

今年はサートゥルナーリア、ヴェロックス、ダノンキングリーの3強と言われていましたが

ロジャーバローズに屈して2,3,4着でした。

 

ダノンキングリーに関してはあと少しでした。

先にも記したように追走時に蓋をされずにもう一列前にいることが出来たら、

また、直線では外に寄れ気味で馬体を併せることができませんでした。

その少しだけ運がなかったかなと思います。

戸崎騎手は文句無しの騎乗をしたと思います。

 

ヴェロックスは外を回す競馬。

この馬はもしかしたら馬群にもまれるのが苦手かもしれません。

東スポ杯も皐月賞もダービーも外を回しています。

少頭数をよく使っていたのもそう考えると納得です。

 

サートゥルナーリアは出遅れ。これは不運でした。

しかし、もともとスタートはゆっくり出るタイプですし、

出遅れがなくとも勝利は難しかったと思います。

追い出しのタイミングが早くならざるを得なかったとレーン騎手はコメントしていましたが、

そこは経験不足のところが出てしまったかなと思います。

タイムでは上がり最速ですが、一度抜かしたヴェロックスにゴール前で差し返されています。

 

それはレーン騎手に決まった時に懸念として書きました。

ほら見たことかと言いたいわけではありません。

大事なのはレーン騎手を責めるようなことはあってはならないということです。

それはファンもマスコミも馬主もです。

 

 

 

・リオンリオンの大逃げ

さて、今年のダービーはリオンリオンの大逃げがファンを沸かせました。

積極的だと歓迎する声が多いようですが、

個人的にはあまりいい印象を持っていないです。

 

逃げ馬が上位に残るのは次のような逃げ方のパターンがあると思います。

  • スローペースで逃げて、直線での瞬発力でも負けない
  • 平均ペースで最後まで同じラップを刻み、差しが届かないようにする
  • 前半速いペースで入り、一旦ペースを落として息を入れてから後半二の足を使う

 

ハイペースで逃げて押し切るというのはマイル以下の距離ならあり得ますが、2400mでは考えられません。

 

リオンリオンは先に記したように、前半1000mは57.8というマイル戦のようなペース。

その後もペースはほぼ緩まず、2000mの通過は1分58秒7。

皐月賞の勝ちタイムが1分58秒1ですから、このペースがいかに速いかわかると思います。

 

こうなるとリオンリオンが上位に残るのは不可能です。

15着に敗れました。

 

何も結果を見て鞍上の横山武史騎手を責めようということはありません。

ダービーは特別な舞台です。緊張感も違うでしょう。

思ったようなペース配分にならなかったということ自体はあるでしょう。

ミスを責めるつもりはありません。

 

しかし、横山武史騎手からのコメントは意外なものでした。

大逃げで場内沸かせたリオンリオン15着/ダービー|極ウマ・プレミアム

 

「悔いのない競馬が出来た」

 

これにはかなり引っかかりました。

レース振りを悔やんでいれば何も感じませんでした。

 

彼は逃げることを目的にしていたんだなと感じました。

リオンリオンは上位に残るために出走していたのではないですか?

そのために逃げる選択肢を取るのは何の問題もないですが

上位に残るための逃げ方があるでしょう。

逃げただけでよく出来ましたではないのです。

 

若手といってもプロであることには変わりません。

競馬学校で勉強中の人であれば、模擬レース等でとりあえず逃げることを目的にしてもいいと思いますが

彼はプロの舞台でそれをしたのです。

 

プロとは目的と手段をしっかり切り分けて考えることが出来る人です。

残念ながら彼はまだ思考がプロのレベルに達していないと言わざるを得ません。

 

少しフォローするなら、「もっと出来る部分はあった」とコメントしているので

全く反省がないわけではなさそうです。

これから本当のプロになることを期待します。

 

 

 

・最後に

長くなりましたが今年もダービーは楽しみました。

来年はどんな馬がダービーを制するのか?

今から楽しみです。

 

実は昨年の今頃に指名したPOGで3頭もダービーに出走させることができたので

今年もいい指名ができればいいなと思っています。

 

 

 

レース回顧 〜葵ステークス〜

 

次代のスプリンター王の重賞初制覇を見れたと思っています。

 

 

レースは1枠1番のケイアイサクソニーが抜群のスタート。

となりの2番ホープフルサインも好スタートで競りかけますが、

マークしながらもハナは譲るといったポジションでした。

しかし出足は良かったものの加速がイマイチだったジャスティン、

無理矢理にでもハナに立とうと川又騎手が追います。

これによりペースは速くなりました。

予想ではハイペースは織り込み済みでしたが、

よどみのないペースというよりは2ハロン目から急に速くなり、

先行馬は息が続きにくい状況でした。

 

直線ではケイアイサクソニーが粘りますが、残り200mでディアンドルが一気に抜き去ります。

外からアスターペガサスが急追しますが及ばず。

1着ディアンドル、2着アスターペガサス、

3着には中団からジリジリ差してきたアウィルアウェイが入りました。

 

ディアンドルは強かったと思います。

速い流れも関係なく堂々の1着。

 

予想でも記したように速い流れでも勝てる馬が

本物のスプリンターと思っているので

ディアンドルは本物だと考えています。

順調にいけば秋のスプリンターズSでは上位候補ではないでしょうか?

 

予想の方は最近多い人気薄を拾えているのに

人気馬を買っていなくてハズレ

このパターンは本当に悔しいです。

それでも人気薄を拾えているということは予想の方向性は間違っていないと考えています。

 

いつか当たると前向きに考えます。

 

 

目黒記念予想 〜難解〜

 

ダービーの後の12レースに行われる2500mのレースです。

ダービーより100mだけ長いですが、この100mがミソのようです。

 

 

・コース解説

まずは競馬ラボさんのコース解説です。

 

f:id:RM_horse:20190525221443g:image

出典:競馬ラボ様

東京競馬場 芝2500m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

目黒記念と秋のアルゼンチン共和国杯のみで使用されるコース。

ダービーが行われる2400mよりスタートが100mずれただけなので、

東京2400mで強い馬を選べばいいかというとそうではなく、

100m延びたことによってスタート地点から坂を登ることになります。

この坂でスタミナを消耗するのかどうなのか、よりタフな馬が台頭するように思います。

 

 

 

・予想のポイント

まずは過去の目黒記念や、同じコースのアルゼンチン共和国杯で好走している馬は外せません。

 

東京2500mの経験が無い馬はどうするか?

先ほど記したように、タフな馬が台頭するはずです。

東京実績よりもむしろ中山や阪神の中長距離で結果を残している馬を買いたいです。

 

脚質はそこまで気にしなくていいと思います。

逃げ馬が残るのは難しいですが、

先行も差しも両方来ます。今回は13頭立てですので追い込みも十分届くと思います。

 

そう考えて出走馬を見てみると

切る馬がほとんどいないことに気がつきます。

どの馬も適性がありそうですし、程よく拮抗していると思います。

実績ナンバーワンのブラストワンピースも59kgを背負います。

そんな中でも選ばないといけないので、かなり悩みます。

 

 

 

・印と買い目

かなり迷いますが、下記のようにしました。

 

◎ムイトオブリガード

どの馬が堅実に上位にくるかと考えた時に、

やはり昨年のアルゼンチン共和国杯の2着は評価するべきと思い、本命にします。

高速馬場でも問題ありません。

 

◯ウインテンダネス

昨年の勝ち馬。昨年の勝利以来、勝ちはおろか馬券内もありません。

しかしアルゼンチン共和国杯では0.2秒差4着と唯一善戦しています。

調子を取り戻したかといえばそうではなく、その次以降は大敗しています。

これは東京2500mは非常に得意だということを表しているのではないでしょうか?

ここは積極的に狙いたい1頭です。

 

▲パリンジェネシス

持ち前の先行力とタフさを活かして、阪神や中山で滅法強いタイプ。

舞台が2400mなら手を出しませんでしたが、2500mならばこういう馬を買いたいです。

 

△ブラストワンピース

昨年の有馬記念勝ち馬。

気になるのはやはり斤量。今まで敗戦は全て57kg。

大型馬だが斤量負けの可能性はあると思います。

 

△ポポカテペトル

昨年4着で適性十分。兄弟みんなタフな馬でこの馬もディープインパクト産駒らしからぬタフさ。

しかしブランクが長いので強調は出来ないです。

 

△ソールインパク

長い距離は堅実に走るタイプ。前走は案外でしたが。

昨年も差が少ない5着なら、勝ち切ることは難しくても馬券内はあるかもしれないと思いました。

 

※買い目

1.4 − 1.3.4.6.11 − 12

1.4 − 12 − 1.3.4.6.11

 

  • 3連複ボックス

1.4.6.11.12

                                計 26点

 

 

 

今回はほぼ全頭買いたいくらいの状況なので、

迷った馬や危険な人気馬は省略させていただきます。

 

 

 

日本ダービー予想 〜3強の理由〜

 

いよいよ明日はダービーです。

 

最近初心者講座を書いたこともあり、

ダービーとはなんなのか?、なぜダービーが注目されるのか?

ということを書いてみます。

 

 

・ダービーは3歳馬の最高峰

競馬に詳しくない方はご存知でないことが多いですが

ダービーは3歳馬しか出ることが出来ません。

今年で言えば2016年に生まれた競走馬の最高峰のレースです。

 

4歳以上の馬にはものすごく強い馬もいるのに、

3歳限定のレースが一番注目されるのはなぜなのか?

それは競走馬の生い立ちから3歳のこの日を迎えるまでの環境にあると思っています。

 

競走馬は当然ですが牧場で生まれます。

この牧場を生産牧場といいます。

これは競馬新聞の馬柱にも載っています。

 

競走馬のデビューは2歳〜3歳ですので、

それまでに牧場で人が乗ってもいいように様々な訓練されます。

生産牧場と訓練する牧場(育成牧場)が異なる場合もあります。

 

十分に訓練されると、各所属厩舎に入厩し

ゲートの練習を含めて競馬に出られるように仕上げていきます。

 

おそらくこの全ての結晶が3歳馬の今なのではないでしょうか?

2歳だと生産・育成のウエイトが大きいですし、

4歳は厩舎の力で成長する場合があります。

 

生産・育成・厩舎、全ての力の総決算がダービーなのだと考えています。

 

 

・コース解説

予想から逸れましたが戻ります。

まずは競馬ラボさんのコース解説です。

 

f:id:RM_horse:20190525133642g:image

出典:競馬ラボ様

東京競馬場 芝2400m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

先週のオークスと同じ舞台。

直線が長く、途中に坂もあります。

 

一時期は白帽子(1枠)の馬が毎年のように馬券に絡むというように

内枠が有利と言われています。

 

ただし、今はそれほど気にしなくていいでしょう。

昨年は17番のワグネリアンが勝ちましたし、

先週のオークスも外目の枠の1,2着でした。

 

 

 

・展開予想

久々に展開予想を出しますが、これがかなり重要です。

逃げ宣言しているのはリオンリオン。

逃げて500万と重賞を連勝しているので、逃げたいと思うのは当たり前です。

あとは内枠に入ったヴィント、ロジャーバローズも逃げ候補です。

 

特にヴィントとリオンリオンは鞍上が初ダービーということもあり、

悔いのないように乗ろうとするはずです。

もし、リオンリオンが逃げれたとしてもダービーは特別な舞台。

あの武豊騎手でさえ制覇まで10年を要しました。

いくら若手の中で腕に定評のある横山武史騎手でもペースは速くなってしまうでしょう。

 

というわけで、今年のダービーはペースが速くなると予想します。

こうなると最後の直線での瞬発力勝負ではなく持久戦勝負ではないでしょうか?

 

 

 

・3強の戦い

今年はサートゥルナーリア、ヴェロックス、ダノンキングリーの3強と言われています。

これは私も同意見です。

 

なぜ3強と言われるのか?それは前走の皐月賞のパフォーマンスにあります。

 

皐月賞の結果を詳しく見てみましょう。

皐月賞 レース結果 | 2019年4月14日 中山11R - netkeiba.com

 

勝ったのはサートゥルナーリアでしたが、

2着ヴェロックスと3着ダノンキングリーはタイム差無しです。

これだけでも差がないと言えるでしょう。

 

レースをラップタイムから分析すると、さらに3頭の強さがわかります。

一番注目するべきところはラストの600mです。

前半1000mが59.1と決してスローペースではない中で

11.7→11.6→11.4とゴール板が近づくにつれて加速しているのです。

この加速ラップは通常スローペースで余力が十分の時に起こります。

さらに中山競馬場はゴール前に急坂があるので加速は難しいです。

 

過去の皐月賞を調べてみると、加速ラップで駆け抜けたのは

あのディープインパクトが勝った2005年まで遡ります。

衝撃的な追い込みを見せたドゥラメンテも加速ラップではありませんでした。

(最後流し気味だったので実質加速ラップかもしれませんが)

 

それだけ難しいことを3頭はやってのけたのです。

つまり普通の年ならヴェロックスもダノンキングリーも余裕で皐月賞を勝っていたはずなのです。

 

実際、3着から離れた4着アドマイヤマーズはNHKマイルカップを制しています。

さらに5着クラージュゲリエはさらに着差がついています。

 

3頭がいかに強いレースをしていたかわかると思います。

皐月賞のパフォーマンスだけで見るとドゥラメンテディープインパクト級。

それが3頭もいるので3強と言われるのも仕方がありません。

 

先ほど、ダービーのペースは流れると予想しましたが、

皐月賞は前半59.1とそれなりに速いペースでも加速ラップを叩き出した3頭なら、

むしろハイペースもおあつらえ向きの展開ではないでしょうか?

 

なので3頭に死角も差も無いと考えています。

 

 

 

・予想

今年はサートゥルナーリア、ヴェロックス、ダノンキングリーの3頭が抜けているので

順番を決めるだけになります。

決めはしましたが差はないと考えています。

 

 

本命はダノンキングリーです。

これは皐月賞のレース回顧の時に宣言しています。

皐月賞では最も先行していたのにもかかわらずゴール前でもまだまだ加速しているようでした。

負けたのは少しの差です。

早々に垂れてくるランスオブプラーナやダディーズマインドをかわす際にロスがあった分でしょう。

 

ダービーでも積極的に先行してほしいです。

万が一スローペースになった場合でも、瞬発力勝負も強いという馬です。

 

対抗はサートゥルナーリア

やはり無敗の皐月賞馬。死角はないでしょう。

乗り替わりも関係ないくらい能力が高いです。

(もちろんルメール騎手の方がベターだったとは思いますが)

今更強さを語るまでもありません。

 

3番手はヴェロックスにしましたが、

先に記したように差はありません。

あえて言うなら皐月賞のゴール前の脚色が

ダノンキングリーとサートゥルナーリアの方が少しだけ良かったかなという程度です。

それも本当に少しだけです。

 

買い目は3連単を7 − 6.13 − 6.13の2点にします。

儲けたい場合は6.7.13の単勝を金額配分して買うのが一番いいと思います。

 

 

 

・あえて買うなら

3強の内、1頭くらい馬券外になるかもしれないと考えている人は多いでしょう。

その場合3強以外に買うならどの馬か考えてみました。

 

展開予想で書いた通り、ペースは流れると思います。

先行して粘り強い馬を買うべきだと思います。

出走馬の中でどの馬が良さそうか考えると

 

  • サトノルークス
  • アドマイヤジャスタ
  • ランフォザローゼス

 

このあたりでしょうか?

 

 

 

・最後に

ダービーは馬券で儲けようと考えるより、

好きな馬を買おうということでいいと思っています。

純粋に雰囲気を感じて楽しみましょう。

 

 

 

葵ステークス予想 〜好走ポイント発見〜

 

グレード(G)格付けがされていませんが、

昨年から重賞に昇格しています。

 

昨年の勝ち馬ゴールドクイーンはダートですがかきつばた記念を勝ちましたし、

2着馬ラブカンプーはG1スプリンターズSで2着と出世レースかもしれません。

 

 

・コース解説

競馬ラボさんのコース解説です。

 

f:id:RM_horse:20190524163656g:image

出典:競馬ラボ様

京都競馬場 芝1200m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

スタート地点は向正面の中程。

すぐに登り坂となり、コーナーで下ります。

距離によらずですが、この下り坂がペースアップのポイントであり

直線も平坦なので前が止まりにくいです。

差し馬は2,3着と考えていいでしょう。

 

先行馬の中でも内枠に入った馬は特に有利です。

これは向正面の直線が平行ではなく斜めなので、カーブが急になっているため

3コーナーの入りのコーナリングで膨れやすいからです。

 

 

 

・予想のポイント

コース解説で記した通り、1着候補は内枠の先行馬です。

そして、このレースにはもう一つ大事なポイントがありまして

ペースが確実に速くなるということです。

 

500万を勝った馬が多数出走しますが、前有利というのはわかりきっていますし、

3歳は特に先行して勝った馬が多いです。

また、ここで賞金を加算して夏のスプリントシリーズに参戦したい目論見を皆持っています。

 

よって必ずと言っていいほどスローにはなりません

要注意なのは圧勝していてもスローペースで逃げ切っただとか、

前半スローの直線の瞬発力勝負で勝っている

といった馬です。

ハイペースで勝つことが出来る馬が真のスプリンターなのです。

 

ポイントをまとめると

  • 内枠の先行馬は買い
  • ハイペースでの好成績が必要
  • スローペースでの実績はあてにできない
  • 差し馬は2,3着

 

 

 

・印と買い目

ポイントを踏まえて予想は以下の通りです。

 

◎ケイアイサクソニー

幸運にも1枠1番を引いたこの馬を本命にします。

前走はスローペースでの逃げ切りですが、未勝利戦はかなりのハイペースを追走しながら圧勝しています。

昨年ラブカンプーを2着に食い込ませた和田騎手が鞍上。

ハイペースを気にせず強気のハナを取ってもらいたいです。

 

◯ディアンドル

間違いなく実績ナンバーワンの馬。

内容もミドルからハイペースで勝ち切っており、スプリンターとしての資質が高そうです。

(血統的にはあまりスプリンターの要素がないですが)

逃げ切りの方が有力と思いケイアイサクソニーを本命にしましたが、

馬券内の可能性が最も高いのはこの馬だと思います。

 

△エイティーンガール

出走馬の中で末脚は上位です。

前が速くなっても脚を伸ばしてきています。

ただし、差し切るのはコースから見ても厳しいので

先行馬より重い印は打てません。

 

アスターペガサス

2走前のダートを含めた戦績を見ても、ペースが速い方が力を発揮出来そうです。

外枠の分重い印にはなりませんが面白い1頭です。

また、福永騎手がディープダイバーではなくこちらに乗るのも気になります。

(単に先約がこっちなだけかもしれませんが)

 

△アズマヘリテージ

超大穴馬ですが1200mは1-1-0-0と好成績です。

その2戦どちらも比較的速い流れの中で末脚を伸ばしています。

脚質が後ろなので強調は出来ませんが、馬券には入れておきたい1頭です。

 

 

※買い目

1.6 − 1.6 − 3.10.13

1.6 − 3.10.13 − 3.10.13

 

  • 3連複ボックス

1.3.6.10.13

                                  計 28 点

 

 

・危険な人気馬

馬券外の可能性が高いと感じている危険な人気馬をご紹介します。

 

  • ディープダイバー

2連勝中なので人気を集めていますが、

いわゆる後傾ラップ(前半3ハロンより後半3ハロンの方が速い)での瞬発力で勝っています。

逆に前傾ラップあるいは均等なラップのレースでは勝ち切れません。

今回は前傾ラップ間違いなしと考えていますので、2連勝時のパフォーマンスは難しいでしょう。

 

 

 

 

第2回 競馬初心者講座 〜馬券の種類とオススメの買い方〜

 

競馬初心者講座の第2回は馬券について書いていきます。

 

 

第1回はこちらから↓

第1回 競馬初心者講座 〜競馬新聞はどう読む??〜 - RM_horseの競馬コラム

 

実は各馬券の解説は既に記事にしてあります。

その時は初心者向けに書いたわけではなかったので、

今回は最初はどういう買い方をするのがいいだろうか?

という視点を含めて書いていきます。

 

 

 

・馬券の種類

まずはたくさんある馬券の種類を把握しましょう。

過去の各馬券の解説記事のリンクもタイトルに載せておきます。

また初心者にオススメの度合いによって星5段階で評価しておきます。

 

これはわかりやすいですね。1着なら当たり。

2着以下は全てハズレです。

応援する馬がわかりやすくていいと思います。

リンク先の記事にも書きましたが、単勝1点で買った馬は後々も覚えているので

競馬が楽しくなります。

 

他の馬に目移りせずに決められる男前な方は絶対に単勝にすべきです。

気になる馬が何頭もいて決められないという方は、

別の馬券もありますのでご安心を。

 

初心者オススメ度 ★★★★☆

 

 

その馬が3着以内(頭数が7頭以下だと2着以内)だと的中する馬券です。

最も当たりやすく、最も払い戻しの倍率が少ない馬券です。

 

よく初心者向けの馬券と言われますが、私はオススメしていません。

複勝の払い戻しはほとんどが3倍以下人気馬であれば2倍以下ということが当たり前です。

 

例えば複勝1点1000円買って、返ってくるのが1500円というのが通常です。

 

毎回当たればそれでも面白いですが、

そんなに当たるわけでもないですし、少額では当たった時の喜びも少ないです。

 

応援でちょっとだけ買うとか、そういう時には向いてますが

本格的にやるとなると金額が大きくなりがちですのでオススメしません。

 

初心者オススメ度 ★★☆☆☆

 

 

1着と2着を当てる馬券です。順番が逆でも当たりです。

例えば馬連1-2を買っていたら、

1着1番 2着2番 はもちろん当たり。

1着2番 2着1番 でも的中です。

 

バラバラに買うのは漏れがありそうなので、

買うとするとボックスまたは流しです。

 

ボックスとは複数頭の全ての組み合わせを購入することです。

1番、2番、3番のボックスであれば

[1-2、1-3、2-3]の3通り。

1番、2番、3番、4番のボックスであれば

[1-2、1-3、1-4、2-3、2-4、3-4]の6通り

となります。

 

流しとはこの馬が来ると軸を決めて、相手を複数買うことです。

例えば1番の馬が来ると考えていたら、1番から2,3,4に流す。といったように

1-2、1-3、1-4を買うことを言います。

2-3や2-4や3-4はハズレで、こういうハズレ方を

タテ目と言います。

 

どちらの買い方もオススメですが、初回はボックスがいいでしょうか?

5頭ボックスでも10通りなので1000円で買えます。

穴馬が来れば5000円以上もしょっちゅうありますし、馬連は初心者にオススメです。

 

初心者オススメ度 ★★★★★

 

 

馬単は1着と2着の順番まで当てる方式です。

解説記事ではマルチという言葉が出てきますが、

マルチとは表裏両方買うことを指します。

例えば馬連1-2は前述の通り1と2がどっちが1着でもいいですが、

馬単1-2は1着が1でないと当たりません。

マルチという買い方は馬単1-2と2-1を両方買うことです。

 

なので、馬単馬連と同じ組み合わせを買おうとすると、

2倍の投資額が必要になるのです。

 

最初は馬連でいいと思います。オススメはしません。

 

初心者オススメ度 ★☆☆☆☆

 

 

2頭が両方とも1,2,3着のどこかにいれば的中という馬券です。

例えば1着5番、2着7番、3着10番という結果だったとします。

ワイドは5-7、5-10、7-10を買っていれば的中です。

なんか当たりやすそうな感じがしませんか?

 

的中時の倍率は単勝馬連の間くらいでしょうか?

あまり大きいのは狙いにくいですが、

的中はしやすいので初心者にもオススメです。

 

初心者オススメ度 ★★★★☆

 

 

競馬は内側から1番、2番、3番・・・とゲートに配置されてスタートします。

これを馬番といいます。

実は馬番の他に枠番といって、1〜8の番号も振り分けられています。

下の図がわかりやすいと思います。

 

f:id:RM_horse:20190522211109p:image

出典:JRA公式HP

 

18頭立てのレースなので、馬番は18までありますが、枠番は8までとなります。

これは何頭立てでも枠は1〜8に振り分けられます。

そして、枠ごとに騎手が被る帽子の色が決まっています

色は上の画像の通りです。

 

枠連は私も楽しみ方がわかっていません。

初心者にはオススメ出来ません。

 

初心者オススメ度 ★☆☆☆☆

 

 

3連複は馬連を3着まで拡大したバージョンです。

1,2,3着を順不同で当てます。

 

馬連より1頭増えるので、当たりにくくなりますが

穴馬が3着になると配当がかなり期待できます。

 

5頭ボックスが馬連と同じ10通りなので、

大きいのを狙いたい人は馬連よりも3連複を買ってみましょう。

 

初心者オススメ度 ★★★★☆

 

 

1,2,3着を順番まで当てる、非常に難しい馬券です。

難しい分、配当は最も大きな額になります。

 

いきなり3連単は難しいです。

他の馬券で感覚を掴んでからトライしてみましょう。

 

初心者オススメ度 ★☆☆☆☆

 

 

・馬券の買い方

競馬場やWINS等の場外馬券売り場では、マークカードに記入して購入します。

こればっかりは私が書くよりもJRAの動画の方がわかりやすいので、ご参照下さい。

 

 

 

 

・まとめ

馬券の個人的なオススメは単勝馬連、ワイド、3連複です。

 

単勝は応援したい馬1,2頭

ワイドは3,4頭のボックス

馬連、3連複は5頭のボックス

がいいと思います。

 

まずはいろいろ試してみるのが一番いいと思います。

自分に合ったものを探してみましょう。

 

 

 

第3回は各競馬場の大まかな特徴

を書いてみます。