RM_horseの競馬コラム

RM_horseの競馬コラム

競馬についてあれこれ書きます。

日本ダービー予想【2020年】

 

 

しばらく競馬予想を自粛していましたが、

ありがたいことに予想の要望があり、

さらに緊急事態宣言の解除もありましたので

予想を再開させていただきます。

 

なお、ダービーの予想に注力するため、

葵Sと目黒記念は、予想のアップを断念させていただきます。

ご了承ください。

 

 

・コース解説と枠順

まず、競馬ラボさんのコース解説です。

 

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出典:競馬ラボ様

東京競馬場 芝2400m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

スタートは正面の直線の中ほど。

2400mという長さ、そしてコーナーまでに距離があるので、

基本的にはスローペースになりますが、

スローペースだと後ろから届かないという意識が騎手側にもあり、

ペースが速くなることもありますので難しいところです。

昨年のダービーでリオンリオンが大逃げをしたのも記憶に新しいです。

 

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※前走成績は掲載するのは権利的に怪しいと判断したため、

 今回から載せないことにしました。

 

ダービーは1枠の馬券内率が高いことが知られています。

これはBコースからCコースに変わることが大きいと思われます。

仮柵により内ラチ沿いの芝が痛んでいないので当然です。

さらに幅が少し狭くなるので余計に外枠は不利になるでしょう。

 

先週までの東京芝レースは、外目追走の先行馬が上位によく来ていたので

実際の傾向とも合致すると思います。

平場でも先週の傾向をなぞるのではなく、

Cコースに変わることを意識する必要があるでしょう。

 

 

・逃げ馬はどの馬か??

ダービーの出走馬が確定した時に誰もが思ったことは、

逃げる馬がわからないということです。

出走が叶えば逃げるのは確実だろうとされていたキメラヴェリテは

賞金順が19番目で回避馬がいなかったので除外されました。

 

意図的に逃げたことがあるのがコルテジアとウインカーネリアンの2頭。

ビターエンダーも共同通信杯で押し出されるように前に出たことがありますが

スタート直後は控えようとしていたので、逃げるのは上記2頭のどちらかだと思います。

 

ウインカーネリアンは枠が18番なので、先行はすると思いますが

2,3番手での追走と考えるのが普通です。

 

しかし、コルテジアの調教を見ると、

1週前、最終追い共にかなり後ろから先行馬を追走する内容なので

控える競馬を考えているとしか思えないのです。

 

よって大外から思い切ってウインカーネリアンが逃げると考えます。

昨年のリオンリオンのような大逃げにはならず、スローペースで進むと思います。

 

先行馬の候補は、上記に挙げたビターエンダー、皐月賞で先行したディープボンド、

そしてサリオスも積極的に前に行くでしょう。

ただし、1〜3枠の馬はスタートでポンと出ればいいポジションは取れます。

サトノインプレッサとワーケアはゲートが遅いので、なかなか厳しいですが。

 

 

皐月賞を振り返る

今年のダービーは皐月賞に出走した馬が13頭もいますので、

皐月賞をまずは振り返ってみましょう。

 

YouTube; jraoffical

 

1,2着のコントレイルとサリオスは接戦ですが、

3着以下はかなり突き放しています。

力の差があると考えていいでしょう。

 

なので3着探しのレースかなと考えています。

では3着ガロアクリークや4着ウインカーネリアンをそのまま上位と評価するか?

そうではないと判断しています。

 

ウインカーネリアンを見るとわかりやすいのですが

皐月賞は直線で外に出さないと伸びない馬場でした。

なので内を通さざるを得なかった馬にはノーチャンスで、

1〜6着は全て直線で進路が外でした。

 

なので、直線で内を通った

コルテジア、ヴェルトライゼンデ、ディープボンド、ビターエンダーの4頭は

皐月賞を“ノーカン”としてもいいと思っています。

それでも1,2着には差をつけられすぎなので、逆転は厳しいと考えていますが。

 

逆に考えると外を回したのに上位に伸びなかった馬は評価できません。

まず外を回して着順、着差がかなり悪いレクセランス、マイラプソディは厳しいです。

着順だけ見るとそこそこなサトノフラッグですが、

直線の入り口で最も恵まれた展開、位置にいるにも関わらず、

ガロアクリークには差をつけられ、ウインカーネリアンも差せなかったので

かなり厳しいと考えています。

 

ダーリントンホールとブラックホールは伸びていないことはないですが

ガロアクリークと比べると差をつけられすぎだと思います。

ただし、ダーリントンホールは先行して粘りこむ持ち味の馬なので

長所が発揮されなかったとも言えますが。

 

 

皐月賞出走した13頭で、とりあえず残るのは

・コントレイル

・サリオス

ガロアクリーク

・ウインカーネリアン

・コルテジア

・ヴェルトライゼンデ

・ディープボンド

・ビターエンダー

 

なのですが、東京競馬場に合うか、

そしてダービーに合うかどうかも考えなければいけません。

(もちろん能力が足りるか?も考えます)

それは後述します。

 

 

・出走メンバーの寸評

出走メンバーを解説します。

 

1. サトノインプレッサ

3連勝で毎日杯を制しており、能力は証明済み。

毎日杯の内容も良かった。

NHKマイルカップが13着と負けすぎだが、

全く走っていないという見方も出来るため、

中2週の間隔も消耗があまり気にならない。

最終追い切りもCWでこなしており、坂路仕上げの前走とは違いそう。

懸念は位置が後方になりすぎるため、脚を使っても届かない展開になること。

1枠1番は絶好枠でヒモには必要か?

 

2. アルジャンナ

ディープインパクトに母系にStorm Cat、In Reality持ちと、

いかにも東京の高速馬場で走りそうな血統背景。

しかし東スポ杯2歳Sではコントレイル0.8秒差をつけられている。

その後のきさらぎ賞毎日杯を見てもその差が埋まるほど成長したとは思えない。

(コントレイルも成長している)

追い切りも2400mのダービーにも関わらず坂路になっており、

CWで追えないという状態の悪さをあらわしているか?

ただし枠も血統も抜群ということで、ヒモには入れておきたい。

 

3. ワーケア

ディープインパクト記念2着の後、皐月賞を回避してダービーへ直行することを

早々に表明しており、ダービーに向けて準備をしっかりできたのはこの馬。

東京も新馬・アイビーSの2戦2勝で適性は問題なし。

しかしホープフルSではコントレイルに0.5秒差、

ディープインパクト記念ではサトノフラッグに0.3秒差をつけられており、

コントレイルやサリオスとは力の差を感じる。

ローテから準備過程は最も良かったはずなので、3連系で切る選択はなかなかできない。

 

4. レクセランス

前述の通り皐月賞で外を回して伸びておらず、ここでは力が足りていないと判断。

 

5. コントレイル

4戦4勝で接戦だったのは前走のサリオスのみ。

サリオス以外にはかなりの差を見せつけている状況。

血統的にもディープインパクトに母系Unbridled、In Reality、Storm Cat

アルジャンナと同様に東京の高速馬場が得意なのは間違いない。

枠も3枠5番は言うことなし。

懸念があるとすれば皐月賞と同様にポジションが後方になり、

進路が開かずに届かないこと。

オークスのデアリングタクトはその展開から残り300mだけで勝ってしまったが

同じように展開が向かなくても勝てるだけの圧倒的な差があるか?

馬券から外すという選択肢はあり得ない。

 

6. ヴェルトライゼンデ

前述の通り、皐月賞は直線内側でノーチャンス。

外枠から内側を通った割には伸びた方か?

懸念は東京競馬場での出走経験が無く、

33秒台の上がりも使ったことがないので、

スローペースから速い脚を求められると厳しいか?

ワールドエースやワールドプレミアと違い、

この馬は父ドリームジャーニーなので速い脚というタイプではなさそう。

逆に言えば消耗戦になれば上位のチャンスあり。

馬券には余力があれば入れたい。

 

7. ブラックホール

いつも後方からの位置になってしまい、追い上げはするものの

位置取りの悪さをカバーするほどの末脚は持っていない。

おそらく究極の消耗戦で力を発揮するタイプで、

例えるならメイショウテンゲンに近いタイプと思われる。

年末の万葉SステイヤーズSで見たい。

 

8. ビターエンダー

東京は相性が良く、先行が間違いなく出来る馬の中で

最も内側の枠なのは大きな魅力。

共同通信杯も後ろのダーリントンホールに

一番いい進路を渡してしまったための2着であり、

ダーリントンホールよりは東京が向くと考えている。

懸念は今年は京成杯共同通信杯皐月賞プリンシパルSと使って

中2週でここで状態面はどうか?

適性は向くので馬券には抑えておきたい。

 

9. ダーリントンホール

共同通信杯を勝っているので、東京コース替わりはプラスだと思われる。

前走は後ろのポジションだったが、ここは先行したい。

ただし血統的にはGalileo系の父New Approachに母もNureyev系と

東京コースに向いている血統ではない。

もちろん例外もあるので血統だけで消しとはならないが。

余裕があればヒモには入れていいかも?

 

10. コルテジア

皐月賞は内からよく伸びた方だと考えている。

それでも着差は勝ち馬から1秒以上ついており、

これまでの戦績を考えると力が足りていないか?

血統面もシンボリクリスエスに母父ジャングルポケット

アメリカ血統のようなスピードの要素が足りていない。

ここでは買いにくい。

 

11. ガロアクリーク

前々走のスプリングSで非常に速い脚を使い、

前走の皐月賞では大外を回して3着まで追い込んでいる。

コントレイルとサリオスとは差があるが、

それ以外の馬とは差がないか、勝っているはず。

キンシャサノキセキで距離不安と言われているが、

新馬戦が2000mで、走りからも折り合い面も問題なさそうなので

距離は心配していない。

それよりも後ろからの脚質で届かない方が懸念。

馬券には入れておかなければいけない。

 

12. サリオス

皐月賞を見ても3着以下はちぎっているので、

コントレイルと共に実力が抜けている。

先行できる点がコントレイルよりここの適性に優れている。

懸念はダービー参戦表明に時間がかかり、

前走の疲労が抜けていない可能性がある。

状態面さえ問題なければ、連軸としてはコントレイルより買いやすい。

 

13. ディープボンド

前述の通り、皐月賞の10着は着順通り捉える必要はない。

先行できるのも悪くなく、前走ハイペースの展開で2200mを勝ち切ったのはいい内容。

しかし戦績から能力が足りているのか怪しく、

4/4のアザレア賞から2ヶ月で4レース目というのは厳しい。(どれも長距離戦)

馬券に入れるのは難しいか?

 

14. マイラプソディ

2歳時の走りを見るかぎり、能力は高いはずだが

共同通信杯を4着で敗退し、皐月賞でもいいところなく13着。

状態の上積みがあったとしても上位を狙うのは酷か。

枠も外になってしまった。

馬券には入れられない。

 

15. サトノフラッグ

前述の通り、皐月賞では最も展開に恵まれての5着。

皐月賞に出走するためにディープインパクト記念も仕上げており、

ここでは状態の上積みは望みにくい。

枠も外なので馬券からは切ってしまう。

 

16. マンオブスピリット

過去4戦全て京都でのレースで、遠征の経験がない。

速い脚は使ったことがなく、いきなり東京で好結果を期待するのは厳しい。

スタートも遅く、外枠なので届かない可能性が高い。

馬券には入れられない。

 

17. ヴァルコス

同じ東京2400mのトライアルであるにもかかわらず、

ダービーでの結果がつながりにくい青葉賞組。

それはダービー時とコースと馬場が違い、

スピードが要求されるダービーに対して、

青葉賞ではスタミナが要求されることになっているためと考えている。

ヴァルコスは稍重ゆきやなぎ賞を勝っており、まさにスタミナ系。

その根拠に3走前のセントポーリア賞ではスピードが足りずに4着。

外枠もあり馬券には入れられない。

 

18. ウインカーネリアン

前述の通り、大外枠から逃げる予想。

2400mを逃げるにはかなりの馬の能力と騎手の腕が要求される。

加えて大外枠から逃げるにはスタート後に相当押していかなければいけない。

皐月賞4着は悪くない結果だが、ダービーで逃げて粘れるまでには思えず、

馬券には入れないことにする。

馬と騎手の両方を信じ切れるなら買うべき。

 

 

・コントレイルとサリオス

コントレイルとサリオスが2強と言われており、

それは間違いないと思っています。

どちらが勝つのか判断するのは非常に難しいです。

 

皐月賞ではコントレイルが外を回して内のサリオスを差し切っているので、

より距離ロスのあったコントレイルが横綱相撲という見方がありますが、

サリオスは直線入り口で前を走るウインカーネリアンが外に出したため、

すぐに馬場のいい外には出せなかったという面があります。

なのでどちらの内容が良かったとは判断できません。

 

また、ダービーの適性で考えると、血統面ではコントレイルですが

先行馬が有利なのでその点はサリオスの方がいいです。

昨年のダービーで出遅れたサートゥルナーリアが4着なのは記憶に新しいです。

 

なかなか決めることができません。

勘の領域だと思います。

 

 

 

・印と買い目

◎ 5 コントレイル

非常に迷いましたが、東スポ杯2歳Sの圧巻のパフォーマンス、

枠順、サリオスと比べた状態面を考慮してコントレイルにしました。

血統面もここに向くのは間違いなく、死角はポジションの不利のみです。

 

◯ 12 サリオス

コントレイル以外には負けないでしょう。

あとは状態面だけです。

距離不安も一部でささやかれていますが、

スピードが重要なのがダービーだと考えています。

 

▲ 1 サトノインプレッサ

なんだかんだ白帽子が来るのがダービーです。

NHKマイルカップを経験して、今までより前の位置が取れれば面白いです。

鞍上がダービー初騎乗は心配ですが、無観客なので例年のダービーよりは

緊張感に押しつぶされないで済むと思っています。

 

△ 11 ガロアクリーク

走っても人気が出ないタイプのようです。

皐月賞3着は素直に評価していいはずですが。

 

△ 8 ビターエンダー

レースを使いすぎてしまったかなという印象ですが

まだ貯金があればここでの激走が期待できると思います。

 

△ 3 ワーケア

最も力が出せる仕上がりに出来たのはこの馬でしょう。

 

△ 6 ヴェルトライゼンデ

オークスのように追い込めるだけの体力が他の馬になかった場合、

相対的に浮上するのはこの馬だと思います。

 

△ 2 アルジャンナ

枠と血統のみでヒモに入れます。

 

 

 

※買い目

◾️馬連

5−12

 

◾️ワイド流し

1−5.12

 

◾️3連単フォーメーション

5→12→1.2.3.6.8.11

5→1.2.3.6.8.11→12

 

        計15点