RM_horseの競馬コラム

RM_horseの競馬コラム

競馬についてあれこれ書きます。

毎日杯簡易予想【2020年】

 

毎年ではありませんが、G1馬をよく輩出する3歳重賞です。

ただしローテ的には皐月賞を目指すには間隔が短く、

ダービーを目指すには在厩では少し長いという、中途半端な時期です。

 

今週は重賞が多いので毎日杯は簡易予想とさせていただきます。

 

 

・コース解説

競馬ラボさんのコース解説です。

 

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出典:競馬ラボ様

阪神競馬場 芝1800m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

スタートは向正面の2コーナー出口付近のポケット。

外回りの大きなコーナーを回ります。

コーナーで加速しやすく、道中も平坦なのでスピードがつきやすいですが

ゴール前には急坂があるので、あまり突っ込むと坂で止まります。

 

 

・出走メンバーと枠順

レースの出馬表です。

 

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前走ダートの馬が2頭いますが、これはダートの番組不足によるものでしょう。

きさらぎ賞の2,3着が揃い踏みで、人気の中心になります。

前走条件戦の馬がどこまで通用するか見極めが必要です。

 

 

・3頭が強い

きさらぎ賞2,3着のストーンリッジ、アルジャンナと

2戦2勝のサトノインプレッサが抜けていると思います。

サトノインプレッサ新馬戦で2,3着が完全前残りの展開を差し切り、

前走も前で粘る2着馬を差し切っています。

 

新馬戦の内容ではテイエムフローラもいいですが、

5ヶ月半ぶりというのは間隔が開き過ぎています。

やはり上記3頭でしょう。

 

展開としては、毎日杯は過去3年連続1,2番手の馬が勝っています。

今回も小頭数で同じ傾向だと予想します。

実際に先週までは阪神は前残り傾向でした。

 

そうなると2戦連続で2番手で競馬が出来ている

ストーンリッジがいいと思います。

アルジャンナもサトノインプレッサも末脚は持っていますが

新馬戦で2番手から上がり最速を出したストーンリッジには追いつけなさそうです。

 

6 ストーンリッジ

◯ 2 アルジャンナ

▲ 8 サトノインプレッサ

 

◾️単勝

6

 

◾️3連単フォーメーション

6 → 2.8 → 2.8

 

                            計 3 点

 

 

 

 

 

 

 

 

日経賞予想【2020年】

 

天皇賞・春に向けた重賞です。

中山コースや非根幹距離の適性が問われるため

実力を凌駕することもあります。

 

 

・コース解説

競馬ラボさんのコース解説です。

 

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出典:競馬ラボ様

中山競馬場 芝2500m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

有馬記念でおなじみのコース。

外回りの3コーナー手前からスタート。

正面でゴール前の急坂を登り1,2コーナーで下ります。

スタートは外回りですが周回は内回り。

向正面は平坦ですが、コーナーを回って

ゴール前には再び急坂が待ち受けます。

この急坂にはあのアーモンドアイも脚が止まるほどで、

タフさが要求されます。

 

 

・出走メンバーと枠順

レースの出馬表です。

 

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G1馬はこれが引退レースとなるソウルスターリングのみですが

重賞勝ちや重賞連対経験のある馬が多く、

なかなかのメンバーが揃ったと思います。

 

 

・先行馬多いがペースは??

メンバーを見ると先行馬が多いため、セオリー通りだと

ペースは速くなるはずですが、逃げ馬はヤマカツライデン1頭です。

ヤマカツライデンは楽に逃げることが出来るのであれば行きますし、

他のメンバーはヤマカツライデンに行って欲しいと思っています。

 

かつてはミドルペース以上で逃げて粘ることを得意としていた

ヤマカツライデンですが、加齢により逃げるペースも落ちています。

 

なので道中のペースはスローペースで進むと予想します。

そうなると後ろにいた人気馬は3,4コーナーから進出していくでしょう。

ただし、中山2500mで外からのまくりが決まるのは難しいです。

ペースアップにも対応でき、内から先行して粘れる馬が1着候補です。

ただし、差し馬の2,3着はあり得ると思います。

 

 

・各馬寸評

出走メンバーの評価です。

 

1. サトノクロニクル

前走が1年半ぶりのレースで5着と健闘。

中山はセントライト記念の2着があり、長距離戦では阪神大賞典の2着もある。

最内を生かして内からするすると抜け出すことができれば面白い。

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2. マイネルカレッツァ

1年2ヶ月ぶりの出走で8歳馬。さらに格上挑戦。

通用するとは思えない。

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3. ポンテザール

長距離戦で条件戦やOPを連勝する勢いがあったが、

ここ2走は重賞で大敗が続いた。

負けすぎで立て直しには時間がかかりそう。

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4. レッドレオン

前走は日経新春杯で2着と好走。

この馬は5歳ながら京都と中京でしか走ったことがなく、

遠征も急坂も初めての経験。未知の要素が多い。

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5. ヤマカツライデン

もう8歳で出走回数もこれで通算41戦目。

好走は望めない。

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6. ウインイクシード

前走中山金杯2着ながら人気はしなさそう。

距離が持つかどうかの不安はあるが、

最近は好走を継続しており、中山も得意であるため期待できる。

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7. ソウルスターリング

唯一のG1馬。前走引退直前で復活の兆しがあり、

引退予定を撤回して延長している。

しかし、2週間前の中山牝馬S金鯱賞にも登録していたが回避して

クラブ規定の引退期限の3月末ギリギリに出走し、

万全の状態かはわからない。

前走と同じパフォーマンスが出せれば相手関係から考えれば勝てそうだが。

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8. エタリオウ

3歳時は菊花賞でフィエールマンのハナ差2着の実績があるが、

昨年の4歳シーズンは不本意な結果に。

それでも昨年の日経賞は2着なので適性はあるはず。

まずは先行するのか差し追い込みに徹するのか方向性をハッキリさせたい。

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9. ガンコ

2年前の日経賞を勝っているが、それ以来好走がない。

そうしているうちに7歳になり、加齢による衰えも進んでいる。

いくらレース実績があっても好走のイメージはしにくい。

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10. モズベッロ

前走は格上挑戦で日経新春杯を勝利した。

しかし前走は斤量52kgで、今回は56kgと4kgも増える。

さらに重馬場のセントライト記念で17着であり週末の雨もマイナス。

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11. サンアップルト

前走中山2500mを勝利しており、中山は2−1−0−1と得意。

昨年秋から覚醒した感もあり、昇級でも得意コースなら期待が持てる。

ただし後ろすぎると届かない懸念があるので、中段で追走したい。

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12. スティッフェリオ

オールカマーの逃げ切り勝利があるが、それ以外は中山では馬券に絡んでおらず

中山が得意とは言いにくい。

レベルの高い重賞が続いているため成績が落ちているのは仕方ないが

前走は後続が故障馬を交わすのに不利があったにもかかわらず

不利を受けた馬よりも先着できなかった。

おそらく雨はかなりマイナス。

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13. アイスバブル

昨年の目黒記念の2着までは好調だったが

それ以降4走続けて6着以下と調子を落としている。

レース内容もイマイチで、復調の兆しが見えない。

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14. ミッキースワロー

中山は得意だが2500mは疑問。

前走も故障馬が下がってくる時に交わす際の不利があったとはいえ

直線での末脚がイマイチで、盛りが過ぎてきているのではないかと感じた。

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・印と買い目

◎ 6 ウインイクシード

2着が続いていますが、前2走とも1着が重賞勝ちのある強い相手でした。

枠も良く、道中4番手あたりを追走して内から抜け出せそうです。

血統も非根幹距離に滅法強いマンハッタンカフェ産駒で中山2500mは好相性です。

好走しても人気にならないタイプのようで、

前走中山金杯2着とは思えない人気になりそうです。

 

◯ 7 ソウルスターリング

前述の通り、ハイレベルな前走と同じパフォーマンスが出せれば勝てるでしょう。

調子が維持出来ているか、それにつきると思います。

 

▲ 11 サンアップルト

上がり馬ですが、メンバーで1番のコース巧者なので

ここは好走が期待出来ます。

前走勝利で昇級して斤量が減るのもいいです。

 

△ 1 サトノクロニクル

久々のレースで5着とまずまずで、使って良くなったのであれば

ここで激走してもおかしくありません。

最内枠がプラスに働くかマイナスになってしまうか、

鞍上にもかかっていると思います。

 

4 レッドレオン

△ 8 エタリオウ

△ 10 モズベッロ

△ 14 ミッキースワロー

実績馬をヒモに入れておきます。

 

 

※買い目

◾️単勝

6

 

◾️ワイドボックス

6.7.11

 

◾️3連複フォーメーション

6 ー 7.11 ー 1.4.7.8.10.11.14

 

                                       計 15 点

 

 

 

レース回顧 〜阪神大賞典 2020〜

 

阪神大賞典のレース回顧です。

 

 

・レース展開

まずはレースを振り返ります。

 

 

スタートでキセキが大きく出遅れました。

まるで父ルーラーシップのようでした。

 

これによりドレッドノータスが迷わずハナ。

タイセイトレイルと出遅れたキセキが1周目正面では2番手で、

楽逃げを阻止させるように時折ドレッドノータスをつついていきます。

これによりペース判定はスローでしたが、3頭とも消耗してしまいました。

 

3,4コーナーでは馬群が凝縮して、後方にいた各馬が直線までに進出します。

直線ではキセキが先頭に立とうとしますが、後続を突き放せません。

キセキがなかなか抜け出せないところで、

内からユーキャンスマイルが一気に抜き去り先頭に立つと誰もついていけません。

そのままユーキャンスマイルは1着でゴール。

2着は最後方からジワジワと追い込んだトーセンカンビーナ。

3着は大外から最後まで脚を使ったメイショウテンゲンが入りました。

 

 

・上位馬寸評と予想の振り返り

予想はこちらから

 

1着 ユーキャンスマイル 予想時:△

馬群の中で非常にスムーズに進出できました。

長距離戦の小頭数といえど、今まで出来なかったことです。

かなりの成長を感じました。

これなら天皇賞・春でも今年は上位に行けるのではないでしょうか?

打倒フィエールマンが見える走りでした。

 

◾️予想時の各要素の評価

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後ろからの競馬で、コーナーで進出が出来ていなかったので、

展開面で低評価としましたが、今回欠点を克服してきました。

コース適性も阪神より京都なので、より天皇賞・春で期待が持てます。

 

 

2着 トーセンカンビーナ 予想時:△

この馬はひょっとしたらアルバート2世ではないでしょうか?

ゴール前でさらに脚が伸びていました。

長距離戦を中心に使われていくと思いますが、

ステイヤーズSといった長距離戦の鉄板馬になる可能性を秘めています。

 

◾️予想時の各要素の評価

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2500m以上の出走経験が無かったので、距離適性は未知数としました。

しかし、今回わかったことは長距離が非常に得意ということです。

あとは今までのユーキャンスマイルと同様に、

差し届かずの展開になった時にどうするか?だと思います。

 

 

3着 メイショウテンゲン 予想時:無印

この馬もアルバートのような長距離に強い可能性を秘めています。

個人的には予想時に書いたようにスピードが不足していると思いますので

いずれはダートかなと思っています。

 

◾️予想時の各要素の評価

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今回好走できたのは阪神コースの適性の面もあるかもしれません。

もちろんそれだけではなく、3000m以上の重賞で連続で好走しているので

長距離に適性があるのは間違いなさそうです。

狙えるレースがわかりやすい馬だと思います。

 

 

 

本命:ボスジラ 8着

直線で伸びなかったです。

これが初遠征の影響なのか、単純にクラスの壁なのかはわかりません。

しかし買いかぶりすぎたのは間違いありませんので

反省しなければならない予想でした。

 

 

これまでに馬券を当てた記憶がほとんど無いほど、長距離戦は苦手です。

天皇賞・春では当てて苦手意識を克服したいです。

 

 

 

 

レース回顧 〜スプリングS 2020〜

 

スプリングSのレース回顧です。

 

 

・レース展開

まずはレースを振り返ります。

 

アオイクレアトールがハナ。

シルバーエースが外目追走2番手。3番手にエンがつけます。

1番人気ヴェルトライゼンデは5番手で追走します。

 

少し縦長の展開でしたが、600m通過は37.5、1000mは63.7と

かなりスローペース。

それを感じて最後方から競馬をしていたファルコニアが

3コーナーの前で一気に進出していきます。

ファルコニアに合わせるように各馬が動き出し、

4コーナーではずらっと横一線になります。

 

その中から抜け出したのはガロアクリークでした。

内で必死に抵抗するヴェルトライゼンデを交わし、

1馬身差をつけて1着で駆け抜けました。

2着ヴェルトライゼンデから2馬身近く離れた3着には

4コーナーで大外を回ったサクセッションが入りました。

 

 

・上位馬寸評と予想の振り返り

予想はこちらから

 

1着 ガロアクリーク 予想時:無印

これは驚きでした。ここにきて大きな変わり身を見せました。

3歳はこれがあるので難しいです。

短期間で急激に成長することがあるのです。

スプリングSには珍しく前半超スローで、

直線での瞬発力勝負になったことが向いたことは確かですが

それでもまさか勝つとは思いませんでした。

上がり3Fは中山1800mでは珍しい33.8。

ここでは勝ちましたが中山よりも東京でしょう。

つまり、皐月賞よりもダービーです。

 

2着 ヴェルトライゼンデ 予想時:◎

力はあると思いますが、この馬はズブいです。

ホープフルSもそうですが、4コーナーから追いまくっています。

反応の良さというのは強い馬の条件だと思いますので

今のままではトップクラスの成績を残すのは難しいでしょう。

今後の成長(というよりもむしろワガママになる方向?)待ちです。

 

3着 サクセッション 予想時:◯

ちょっと何とも言えない結果になりました。

今後の方向性が難しいです。

マイルがいいのか長い方がいいのかつかみにくいです。

名伯楽の国枝調教師はどういうレース選択をするでしょうか?

 

 

 

レース展開の予想が外れて、さらに予想外の急成長馬にやられましたが、

2着、3着は本命対抗でしたので、そこまでボロボロな予想ではないでしょう。

(人気サイドではありますが)

3歳重賞はしばらく続きますので、そろそろ当てたいです。

 

 

 

 

 

 

レース回顧 〜フラワーC 2020〜

 

フラワーCのレース回顧です。

 

 

・レース展開

まずはレースを振り返ります。

 

ナリノクリスティーがハナ。外からアブレイズが2番手。

クリスティとシーズンズギフトも前にいきます。

人気馬はレッドルレーヴが中団、ミアマンテは後方からの競馬になります。

 

前半600mの通過は35.8、1000mは59.2というペース。

速くもなく遅くもなくといったところ。

 

直線を向くとアブレイズが早め先頭。

外からレッドルレーヴが1頭だけ追い込んできます。

ゴール前では2頭のデッドヒートになりましたが、

アブレイズがしのいで1着。

2着レッドルレーヴから1馬身半離れた3着には先行して粘った

シーズンズギフトが入りました。

 

 

・予想の振り返りと上位馬寸評

予想はこちらから

 

1着 アブレイズ 予想時:◯

これは悔しい予想でした。

思い切って本命にしていればと後悔が残ります。

レースでは新馬戦同様に先行して粘りこむ強い競馬でした。

桜花賞オークスはスピードが要求されるため適性が疑問ですが、

成長次第では秋の秋華賞でダークホースになるかもしれません。

 

2着 レッドルレーヴ 予想時:△

いい馬だと思います。おそらく中山よりも東京が向きます。

フローラSあたりで適性は見てみたいです。

もしオークスに直行するなら印が非常に迷う馬です。

無事であれば将来重賞は取れる馬だと思います。

 

3着 シーズンズギフト 予想時:▲

1勝クラスのように末脚が使えなかったのは、ペースなのだと思います。

スローペースの方が活躍できるのでしょう。

今回は3着に入れましたが、かなり成長が見込めないと

重賞で勝つのは厳しいです。

 

 

本命:クリスティ 5着

休み明けにあまり強くないのでしょうか?

直線で前について行けなかったです。

 

 

ちょっと勿体ない予想になってしまいました。

ただ、アブレイズを高評価に出来たのはプラスに捉え、

このプロセスを大事にしていこうと思います。

 

 

阪神大賞典予想【2020年】

 

天皇賞・春を見据えた長距離レースで、

1着には優先出走権も付与されます。

 

 

・コース解説

競馬ラボさんのコース解説です。

 

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出典:競馬ラボ様

阪神競馬場 芝3000m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

スタートは向正面の2コーナー出口。

3,4コーナーまで下り坂で進みますが、3000mという距離を考えてペースは速くなりません。

内回りのコースを2周弱するコースです。

阪神はゴール前に急坂があり、それを2回登るので

距離を含めてタフになります。

内回りなので後方一気は厳しいでしょう。

 

 

・出走メンバーと枠順

レースの出馬表です。

 

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近年の日本競馬はスピードが強化される傾向にあり、

長距離レースの出走頭数は減っているように感じます。

今年も10頭立てと少頭数になりました。

 

 

・勝ち馬は4コーナーで前のポジション

過去の阪神大賞典を見てみると、道中は後ろでも

最後の4コーナーでは4番手以内にはいないと勝てないようです。

最初から前にいる馬はそれでもいいですが、

普段差しの競馬をしている馬は3,4コーナーで進出する必要があります。

 

人気馬の中では、ユーキャンスマイルは厳しいと言わざるを得ません。

菊花賞3着で3400mのダイヤモンドSも勝利しているので

距離も問題ないと思われがちですが、

菊花賞は最後の直線での瞬発力勝負で差しが向き、

ダイヤモンドSは条件馬をギリギリで差すという薄氷の勝利。

いつも通りの競馬であれば勝つことはできないでしょう。

 

キセキに関しては逃げ馬に転向して好成績をあげていましたが、

前走の有馬記念と、その時の鞍上のムーア騎手のコメントを見ると

もう前で競馬をするのは難しくなってきているのではないでしょうか?

もともと3歳時は差し追い込み馬でしたので、その時に戻った感じです。

そして、当時はコーナーで進出するというのが全く出来ませんでした。

なので、唯一のG1馬であるキセキにも死角があると考えています。

 

ただし、上がり最速を連発する馬も3着には入ることがあるので

頭は無くてもヒモでは注意が必要です。

 

 

・各馬寸評

出走メンバーの評価です。

今回距離適性は2500m以上の成績から考えています。

 

 

1. レノヴァール

3000mは万葉Sの3着があるが、阪神は0−0−0−2。

能力的にも厳しいか?

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2. メロディーレーン

斤量49kgの前走でも9着で、今回は53kg。

まずは自己条件で勝ち上がってオープン入りを目指すべきでは?

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3. ムイトオブリガード

良績が東京2400m、2500mに集中しており、

2年前の阪神大賞典では8着。

3着はあるかもしれないが、東京で買うべき馬。

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4. トーセンカンビーナ

後ろからの脚質なので、1着は難しいが

かならず終いの脚を使える馬なので、2,3着候補としては面白い。

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5. タイセイトレイル

前走のダイヤモンドSは案外だったが、2500m、2600mでは崩れていない。

ハーツクライ産駒はこのレースが得意で、鞍上の福永騎手も得意。

先行出来るのも魅力。

人気にはならないが高評価の1頭。

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6. メイショウテンゲン

菊花賞12着だが、ステイヤーズS4着でダイヤモンドSは2着。

スタミナはあるが、後ろからの脚質で、使える脚は速くない。

ここは少頭数でスローペース濃厚で展開が向かない。

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7. ボスジラ

3連勝中の上がり馬で、どのレースもゴール前で脚色が衰えていない。

コーナーでまくることも出来るため、レースにも向いている。

懸念点は初めての関西遠征であること。

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8. ドレッドノータス

今回楽逃げ濃厚で、前残りには要警戒。

しかし、前走早々にガス欠しており、スタミナが足りるか?

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9. キセキ

菊花賞1着であり、3000mの距離実績もある。

数々のG1での2着があり、実績はダントツ。

しかし、勝ち鞍は菊花賞までさかのぼる。

さらにもし脚質が変わっていたら、鞍上との相性が悪そう。

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10. ユーキャンスマイル

重賞実績が豊富で、G1でも掲示板を外していない。

後方からの脚質で差し届かないことが懸念点で、

無理にまくろうとすると失速も。

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評価値まとめ

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・印と買い目

◎ 7 ボスジラ

上がり馬ですが、脚質の利があり本命にします。

焦らずに乗れる鞍上もプラスです。

あとは輸送で大きく体重が減らなければ大丈夫なはずです。

 

◯ 5 タイセイトレイル

阪神大賞典と好相性のハーツクライ産駒および福永祐一騎手は

かなりプラスです。

この馬自体も前走以外は長距離戦で崩れていないため、

激走が期待できます。

 

▲ 8 ドレッドノータス

ガス欠をしてしまうとおしまいですが、

楽逃げの粘り込みは警戒しないといけません。

 

△ 9 キセキ

10 ユーキャンスマイル

実力馬ですが上記の通り不安も多いです。

無理にまくっていき直線で伸びないことが予想出来ます。

川田騎手も岩田騎手も早めに動いて失速する場面が多いです。

 

△ 3 ムイトオブリガード

苦手な阪神を克服できれば。

 

△ 4 トーセンカンビーナ

追い込みの脚がハマれば。

 

 

※買い目

◾️単勝

7

 

◾️馬連

5 ー 7

 

◾️ワイド流し

7 ー 5.8

 

◾️3連複フォーメーション

7 ー 5.8 ー 3.4.5.8.9.10

 

                              計 13 点

 

 

 

スプリングS予想【2020年】

 

皐月賞トライアルレースで、

3着までに皐月賞の優先出走権が得られます。

 

その後のG1馬を多く輩出しているレースで、

オルフェーブルやキタサンブラックという

顕彰馬になるであろうというレベルの名馬をはじめ、

ロゴタイプ、ウインブライト、ステルヴィオと歴代優勝馬は豪華です。

 

 

・コース解説

競馬ラボさんのコース解説です。

 

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出典:競馬ラボ様

中山競馬場 芝1800m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

金曜日にフラワーCが行われたコースと同じ。

先日にも中山牝馬S中山記念で使用しており、

トリッキーなコースながらも重賞で使われることが多いようです。

 

フラワーCの繰り返しになりますが、

スタートから坂を登って1,2コーナーで下り、

ゴール前でも再び坂を登る1週コースです。

その特殊性からこのコースだけ強い馬がいるほどです。

 

 

・出走メンバーと枠順

レースの出馬表です。

 

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地方馬2頭の参戦がありながら、10頭立てという少頭数です。

避けるほど強い馬がいるとも思えないので、

あまりこのレースが皐月賞トライアルとして

重要視されていないように思います。

 

 

・上がりのかかるレース

スプリングSはレースの上がり3Fのラップタイムが

35秒後半から36秒以上かかるレース。

東京や新潟で33秒台の上がりを出してこそ、という馬は向いていません。

過去の優勝馬を見ても、33秒台の速い上がりを出して勝つような馬は

ステルヴィオくらいで、ウインブライトやキタサンブラック

マウントロブソンといった面々を見ても、上がりがかかった方が

強い馬ばかりなのがわかるでしょう。

 

また、フラワーCほどではないですが、

どちらかというと先行馬が有利なレースです。

今回は10頭立てなので尚更です。

 

 

・各馬寸評

出走メンバーの評価を記していきます。

なお、フラワーCと同様にレーダーチャートに関しては省略します。

 

1. エン

共同通信杯でも1.8秒差で負け。芝では厳しそう。

 

2. シルバーエース

前走1勝クラスで3着は不満だが、馬場の問題か?

未勝利戦はハイペースの中先行して圧勝。

2,3着が差し馬であることから、内容は良かった。

穴で狙ってみたい。

 

3. ヴェルトライゼンデ

萩Sを勝利し、ホープフルSで2着と実績最上位。

前走は最も恵まれた展開ではあったが、G1で2着ならここでは負けないか?

 

4. ココロノトウダイ

共同通信杯では押し出されてハナに立ち、その後2,3番手とチグハグな競馬。

しかしいかにも速い上がりで力を発揮するタイプで、ここは向かないか?

 

5. ファルコニア

マウントロブソンエポカドーロと同じあすなろ賞勝ちからの参戦。

しかし上記2頭よりタイムがかなり劣り、坂のあるコースも今回が初めてであり、

ここでは狙いにくい。

 

6. ガミラスジャクソン

地方の重賞で5着ではここでは厳しい。

これまでに中央でも通用した地方馬は、地方では敵なしの状態だった。

 

7. ガロアクリーク

新馬戦は東京2000mで上がり3Fを33.5の末脚で差し切り。

ホープフルSの大敗は致し方なしも、前走1勝クラスの中山2200mで4着。

東京や新潟で見たい馬。

 

8. アオイクレアトール

全4戦が全て東京コースで、速い上がりの時に好成績。

この馬も東京や新潟で見たい馬。

 

9. サクセッション

中山は2戦2勝だが、どちらも1600m。

1800mの適性が試されるレース。

しかし、前走はハイペースの中上がりがかかる競馬で圧勝しており、

1周コースもこなせると考えられる。

 

10. ラグビーボーイ

中山はホープフルSで10着なのは致し方ないにしても、

前走未勝利勝ちと同じ東京1800mの1勝クラスでも大敗。

単純に実力が足りていないか?

 

 

・印と買い目

◎ 3 ヴェルトライゼンデ

素直に実力が抜けていると思います。

負けるとしたら出遅れくらいでしょう。

 

◯ 9 サクセッション

初の1800mは不安もありますが、こなしてくれれば

2,3着は堅いでしょう。

 

▲ 2 シルバーエース

未勝利戦の内容がよかったです。

前走が重馬場で参考外になるなら、ここで激走しても不思議ではありません。

 

 

※買い目

◾️馬連

3 ー 2.9

 

◾️3連単フォーメーション

3 → 2.9 → 2.9

 

                       計 4 点