RM_horseの競馬コラム

RM_horseの競馬コラム

競馬についてあれこれ書きます。

レース回顧 〜青葉賞〜

 

予想はこちらから

 

天才騎手による芸術的なラップが炸裂しました。

 

レースは予想通りリオンリオンがハナ。

しかし、私のような常人ではスローで運んで粘らせると考えましたが違いました。

前半は59.9と平均ペース

稍重馬場ということもあり後続はペースが速いと判断したのでしょうか?縦長の展開になりました。

結果的に平均ペースではありましたが、速く見せたのは横山典弘騎手の腕ですね。

 

直線に入っても後続はなかなか差をつけられません。

それもそのはず。2000mのラップタイムは2分0秒3。

前半1000mとほぼ同じペースで走り抜けました。

これを芸術と言わずに何を芸術と言うでしょうか?

さすがに最後の200m(1ハロン)は12.9と疲れましたが、

2番手追走のランフォザローゼスを振り切りました。

3着は末脚を伸ばしたパッシングスルーでした。

 

予想の方はリオンリオンを抑えていましたが、1着にはしていませんでした。

天才を舐めていました。

まあランフォザローゼスを外したのでどっちみちハズレですが。

予想は半分当たった感じです。

 

また予想を頑張ります。

 

 

新潟大賞典予想

例年はNHKマイルカップと同日に開催されていた重賞ですが、

今年は3日間開催により1週間早まりました。

 

・コース解説

競馬ラボさんからコース解説を引用します。

 

f:id:RM_horse:20190425145351g:image

出典:競馬ラボ様

新潟競馬場 芝2000m外回り | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

芝2000mで1ターンの競馬場は東京と新潟のみ。

東京と違う点はスタートがポケットではなく直線の延長となっています。

東京のようにポケット地点からのスタートでは、ロスなく運べる内枠が有利ですが、

新潟はストレートなので内が特別有利ということはありません。

それでも大外から先行するには相応の脚を使うことにはなりますが。

 

コーナーを曲がり、直線は日本最長の659m。

直線での瞬発力は重要です。

坂はありませんが単純に長いので、脚の使いどころが重要です。

 

・展開予想

逃げはブラックスピネルでしょう。

競りかけるとしたらドレッドノータスがいますが、外枠に入りました。

ブラックスピネルがスローペースで楽に逃げられると思います。

後ろ過ぎるポジションでは届かないでしょう。

出走馬は追い込み馬も多いので、縦長の展開もあり得ます。

直線ではほとんどの馬が33秒台の上がりを使い、上位は32秒台も使うでしょう。

 

・馬選びのポイント

比較的スローペースの前残りと予想しますので、逃げのブラックスピネルは馬券に入れます。

そしてある程度中団のポジションを取れて、かつ末脚を使える馬を選びます。

さらに、最近の反省からコース適性も重視します。

 

・どの馬を買うか?どの馬は切ってしまうか?

まず、切ってしまう馬から。

ミッキースワロールックトゥワイスは位置が後ろ過ぎるので切ります。

昨年の覇者スズカデヴィアスショウナンバッハも同様です。

 

メールドグラースは少し迷いますが、どちらかというと速い脚というより長い脚を使うタイプのような気がします。

馬券には入れないことにします。

 

 

そして買う馬。

本命はランガディアです。

近2走が冴えないですが、東京や新潟での瞬発力勝負に滅法強いです。

 

ロシュフォールも瞬発力勝負は強いですね。

ランガディアと同じ典型的なキングカメハメハ産駒らしく新潟は向きそうです。

上がり馬で斤量据え置きの割には人気を集めすぎなので、優先度は下げます。

 

瞬発力というよりも先行して強そうなアストラエンブレムも入れたいです。

最近好調ですし、新潟は3戦して2勝2着1回と抜群の相性。切る理由が見つかりません。

 

あとは重賞で勝ちきれないもののG1級勢揃いでなければ堅実に走るメートルダール

2年前の覇者サンデーウィザードを穴で入れておきます。

 

・結論

◎ランガディア

◯アストラエンブレム

▲ブラックスピネル

ロシュフォール

△メートルダール

△サンデーウィザード

 

※買い目

 3.7 − 3.5.6.7.9 – 8

 3.7 − 8 − 3.5.6.7.9

 

  • 3連複ボックス

 3.5.6.7.8

 

                                   計 26 点

 

 

 

 

 

天皇賞・春予想 〜菊花賞との違い〜

G1では最も長い3200mの長丁場です。

その距離ゆえに予想を難しくしています。

 

・コース解説

競馬ラボさんのコース解説です。

 

f:id:RM_horse:20190425114517g:image

出典:競馬ラボ様

京都競馬場 芝3200m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

天皇賞・春のみで使用するコースです。

京都は直線が平坦ですが、向正面に登りがあり、3,4コーナーの中間にかけて下ります。

直線前に加速が出来るため、ペースアップは早めだと言えます。

ロングスパートが得意な馬がいいと思います。

もちろんそんなことより3200m走りきれるスタミナと折り合いが重要です。

 

・展開予想

逃げの経験があるのは、ヴォージュ、メイショウテッコン、ロードヴァンドールの3頭です。

この内、ヴォージュは何が何でも逃げて大逃げという宣言をしています。

こういった宣言は鵜呑みにしてはいけません

本心の場合もありますが、いざ競馬になれば番手でスローに運びたいが為の牽制だったりします。

ヴォージュ陣営の談話だけで2017年のような展開と決めつけるのは危険です。

 

そうは言ってもスローペースにはならないと予想します。

仮にヴォージュが逃げなくてもロードヴァンドールが行くと思います。

そして人気馬に差し追い込み馬が集中しているので、縦長の隊列になるのではないでしょうか?

そうなると後ろにいる馬は3,4コーナーからペースが上がるので

最後の直線でのゴール前1ハロンはさすがにペースが落ちて

タフな馬が勝つ持久力勝負となりそうです。

 

・馬選びのポイント

人気馬は昨年の菊花賞の上位馬となっていますが、

昨年の菊花賞は超スローペースに加えて残り600m〜400mのラップタイムも12.2とペースが上がらず、

最後の直線400mだけ速い(10.7→11.3)決着でした。

前述の通り、人気馬が牽制し合い縦長になれば同じ展開にはならないでしょう。

 

つまり、同じ京都の長距離G1でも菊花賞とは別の適性が必要になり、

着順の入れ替わりもあり得ます。


・各馬解説

頭数も手頃なので、全頭解説していきます。

 

  • チェスナットコート

昨年の5着馬ですが、復調の兆しが見えません。

馬券には入れません。

 

  • エタリオウ

1勝馬ながら重賞4回を含む通算7回の2着がある、なんとも勝ちきれない馬。

陣営や騎手のコメントから、2着が多い原因は

先頭に立つとソラを使う(物見をしたり、走ることに集中しない)ことがネックのようです。

前走はコーナーの途中からまくっていくという騎手の工夫は見られましたが、

メイショウテッコンを差すことも、差せる気配も見えませんでした。

休み明けの分かもしれませんが、想定する展開とは合いません。

ただし、もう一つの課題のもたれ癖は解消されつつあるように見えました。

能力は高いですので、2,3着につける買い方がいいでしょうか。

 

  • リッジマン

昨年のステイヤーズステークスを制した長距離が得意な馬ですが

勝ち鞍はステイヤーズステークスの他に札幌や函館と、パワーを要するコースに集中しています。

スピードが不足しており、馬券には入れません。

 

  • ヴォージュ

先に上げたように大逃げを宣言している馬。

2走前の万葉Sではそれがハマり、ユーキャンスマイルの猛追をギリギリ振り切っています。

今回はある程度各騎手の頭にもあるでしょうから、万葉Sのようにはいかないと思います。

大逃げが叶ったとしても直線半ばで馬群に飲み込まれるでしょう。

逃げれなかった場合は差せる脚がありませんので、どちらにしても馬券には入れません。

 

  • メイショウテッコン

前走の日経賞はスローで逃げ切り完勝でした。

ヴォージュやロードヴァンドールの存在で逃げが難しいと軽視されているようですが、

昨年のラジオNIKKEI賞ではミドルペースの中3,4番手に控えて勝利を収めています。この時の2着はフィエールマンです。

このレースでメイショウテッコンはフィエールマンより

2kg重い斤量で勝っており、高い評価をしていました。

この競馬が出来れば天皇賞でも勝ち負けが狙えると思っています。

3〜5番手で追走して直線早め先頭から押し切るという競馬ができるはずです。

馬券にはもちろん入れます。

 

  • カフジプリンス

スタミナはありそうですが、スピード不足と思います。

前走の阪神大賞典はハイペースの中で中団待機と、上位で一番展開に恵まれましたがシャケトラに千切られています。

ここは力が足りないと判断して、馬券からは切ります。

 

  • グローリーヴェイズ

前走の日経新春杯で勝ち切ったのが高評価です。

ハイペースで先頭に立つのが早かったですが、後続の追い込みを振り切っています。

まさに天皇賞で必要なタフさを見せつけた印象です。

出遅れだけは懸念ですが、折り合いをつけられる戸崎騎手ですし

ここは勝ち負けでしょう。本命です。

 

  • パフォーマプロミス

天皇賞に強いステイゴールド産駒ということで穴っぽい1頭です。

ですが、過去に天皇賞で好走したステイゴールド産駒とは違い、

スローペースで最後の直線での末脚勝負を得意としています。

上がりがかかるタフな展開になると上位には食い込めません。

馬券には入れません。

 

  • ユーキャンスマイル

上がり3ハロン最速を連発する末脚自慢。

特に前走のダイヤモンドSでの差し切りは見事でした。

気になるのは全てスローペースから末脚を発揮しているため、

ペースが速くなった時に同じように脚を伸ばしていけるか。

そこは天皇賞を走ってみないとわかりません。

馬券には入れます。

 

  • フィエールマン

昨年の菊花賞を制しています。前述の通り菊花賞とは違う競馬になると思いますので、

菊花賞を勝ったからといってここも勝つという予想にはなりません。

それでも能力が高いことは疑いようがありません。

しかし、大きな懸念が一つあります。

前走のAJCCで3,4コーナー途中から鞍上のルメール騎手がかなり手綱を動かして追っていました。

あまりアクションの大きい騎手ではないので気になりました。

もしかしてズブくなっているのではないでしょうか?

それでも上がり3ハロン最速でハナ差2着ですから強い馬なのですが。

馬券は3着に入れておく程度とします。

 

  • ケントオー

もともとマイルで活躍していた馬ですが、昨年から長距離路線に参戦しています。

3着以内はありませんが、つまづいた前走以外は着差がそれほどないんですね。

しかしながらポジションが後ろですし、上位人気に匹敵する程の末脚はないので馬券には入れません。

 

  • クリンチャー

昨年の天皇賞3着です。しかし、昨年とは天皇賞に臨む順調度合いが違います。

昨年は京都記念を勝って、阪神大賞典も3着と好調そのものでした。

今年は前年の凱旋門賞挑戦後から調子を落としているようで、

前走の日経賞も1着から1.1秒離されています。

普通なら買えませんが、いつ走るかわからない怖さがあるためか、それなりの人気を集めています。

迷うところですが、ここは頭数が多くなるので、馬券には入れません。

 

  • ロードヴァンドール

前走の阪神大賞典、1着から離されはしましたが評価をしています。

先にサイモンラムセスが逃げていた中、途中から先頭に変わる形で3着に粘りました。

ハイペースでも粘れる馬ではないでしょうか?

ヴォージュと比べても重賞実績がありますし、他に逃げ馬がいても結果を残せる余地がある馬です。

さすがに中心視は出来ませんが、穴で買いたいです。

 

・結論

印は以下のようにします。

 

◎グローリーヴェイズ

◯メイショウテッコン

▲ユーキャンスマイル

△フィエールマン

△エタリオウ

△ロードヴァンドール

 

 

※4/28 11:05 買い目追記

 5.7 − 2.5.7.9 – 2.5.7.9.10.13

 

  • 3連複フォーメーション

 5.7.9 – 5.7.9 – 2.5.7.9.10.13

 

                                         計 34 点

 

青葉賞予想 〜上がり3ハロンの勝負〜

 

ダービートライアルです。

ここを使った馬からダービーの勝ち馬が出ていないことは有名ですが、

ダービーでの好走馬は多数いますので侮れません。

 

・コース解説

いつもの競馬ラボさんからのコース解説の引用です。

f:id:RM_horse:20190425105230g:image

出典:競馬ラボ様

東京競馬場 芝2400m | 全競馬場コースデータ | 競馬ラボ

 

ダービーと同じ東京芝2400mのコースです。

スタート地点から1,2コーナーまでは平坦。

2400mということもあり、それほどペースは速くなりません

スローということに加えて直線の長さから、瞬発力プラス持久力が試されるといえます。

 

・展開予想

内枠を取れたリオンリオンがハナでしょう。

他に行きたい馬もいないと思うので、楽に逃げることが出来るはずです。

横山典弘騎手は単騎逃げで粘らせる天才ですから要警戒です。

穴としてリオンリオンは馬券には入れておきたいです。

距離も長いですし、スローペースは間違いありません

 

 

・馬選びのポイント

例年、最後の直線での末脚勝負になります。

とにかく上がり3ハロンが上位の馬を買いましょう。

本当は切れる脚を持っている馬から、距離適性などを考慮するのですが、

今年は切れる脚を持っている馬がそんなに多くは無いので、

その馬を選んであとは馬券の買い方です。

 

・結論

あっさりしていますが、いきなり結論です。

◎サトノラディウス

◯トーセンカンビーナ

▲ピースワンパラディ

△リオンリオン

 

ランフォザローゼスは末脚が使えないので切ります。

ウーリリは未知数なところがありますが、前走がもう少し加速できていればここでは本命だったかもしれません。

 

 

 

※4/27 買い目追記

 5.7.16 – 2.5.7.16 – 2.5.7.16

                                          計 18 点

 

 

 

アーモンドアイの凱旋門賞断念は英断である。

 

4/25にアーモンドアイの凱旋門賞断念に関するこんな記事を目にしました。

 

アーモンドアイ 凱旋門賞断念は競馬史において大きな損失ではないか

 

記事にいちいち目くじらを立てるのはマスコミ各位への敬意に欠ける行為ですが、

この記事に関してはどうしても書きたかったのでコラムにします。

 

記事の内容を要約すると

  • アーモンドアイの凱旋門賞断念はビジネス的な観点から見れば正論。牝馬だから種牡馬にもなれないから付加価値は不要。
  • しかしルメールが一番強い馬と言っているのだから凱旋門賞に行かないのは競馬界の損失。
  • それは海外との文化の違いもある。エネイブルは凱旋門賞制覇後も現役だしウィンクスは8歳まで現役を続けた。
  • 日本はもっとファンの夢に寄り添うべきだ。

 

酷すぎて突っ込みどころ満載ですが、ひとつずつ反論します。

 

まず、アーモンドアイが凱旋門賞を断念したのは、

馬のコンディションを考慮しての話です。

これは国枝調教師がコメントを出しています。

コメントを読む限り、勝てる勝てないの話ではなく、

馬の体調に重大な支障をきたすリスクが大きいと判断しているようです。

この談話に触れずに、あくまで牝馬だから断念したと恣意的に表現することは悪質です。

東スポ馬が壊れることは承知で挑戦しろと言っているようです。

 

次に、凱旋門賞に挑戦しないのは競馬界の損失だとありますが、全く意味がわかりません。

競馬は凱旋門賞が全てではありません

日本のレースもレベルが高いですし、勝ち続けることは非常に難しいです。

アーモンドアイは既に歴史的名馬の仲間入りをしています。

そもそも私はなぜ凱旋門賞にこだわるのか全く理解できません

馬場が違えば勝つ馬が違うのは当たり前ではないでしょうか?

日本には天皇賞ジャパンカップ有馬記念といった素晴らしいレースがあるのに

凱旋門賞に対してそれを上回る評価をする理由がわからないのです。

 

そして、まるで海外はファンの期待に応えて挑戦する文化で日本はドラスティックだと言っているようです。

例に上げているエネイブルとウィンクスの2頭だけ見てもよっぽど海外の方がドラスティックですけどね。

エネイブルもドバイには出てきていませんし、

ウィンクスに至ってはオーストラリアでしか走ってないですからね。

レーティングがトップになっても凱旋門賞なんて全く挑戦していません。

要は勝てるレースを選んでいるだけです。

招待されても、賞金が高くてもジャパンカップに有力馬はなかなか来ないです。

それが普通だと思いますし、そのことに対して咎める気もありません。

 

以前、クラブ馬が海外遠征することに反対するコラムを書きましたが、

生産者側が海外レース制覇を夢見て、出資者にリスクだけ押し付けるのがおかしい話です。

それなら遠征費保険料負担という形でリスクを背負うか、

いっそのことオーナーブリーダーとなって凱旋門賞を勝てそうな馬を所有すればいいのです。

 

好き勝手言う競馬ファンは放っておきましょう。

アーモンドアイに稼がせてもらったんだから遠征費くらい出せと言う人も結構多いですが

そもそも出資馬が勝てるかどうかもわからない、一口額や預託料などのリスクを負いながら、

海外遠征の理不尽な負担までしないといけないのでしょうか?

日本の夢の為に遠征すべきだというならばあなたがカンパでもすべきで、

しないのなら文句を垂れるのは慎むべきです。

私は無責任に人にお金を出せとはとても思えません

 

競馬に疎いメディアが言うなら百歩譲っても、

トレセンに出入りしているトラックマンを多数抱える東スポが書く記事ではないですね。

 

レーシングカーであれば壊れたら作り直せますが、馬は壊れたら治せるかどうかわかりません

国枝調教師の決断は、英断と言えるでしょう。

 

 

レース回顧 〜フローラS〜

 

予想はこちらから

 

先週末の3つの予想で一番ダメでした。

競馬の難しさを改めて感じました。

 

レースはジョディーがハナ。前に行くと宣言していたウィクトーリアは出遅れます。

また、1番人気のセラピアが折り合いを欠いた様子で2番手。これは予想通りでした。

セラピアが折り合いを欠いたため、ジョディーから少し離れることになりました。

これがジョディーには非常にプラスになったと思います。

突かれずに逃げることができました。

 

しかし、前半1000mの通過タイムは60.6。平均ペースくらいでしょうか。

直線に向くと後続馬が差を詰めますが、ジョディーをなかなか抜かせません

残り100mで4頭の馬が一気にジョディーに襲いかかります。

ジョディーのすぐ外のフェアリーポルカパッシングスルー

内を突いてシャドウディーヴァ

大外からはなんと出遅れて脚を溜めていたウィクトーリア

ジョディーを含めた5頭がゴール前で接戦となりました。

しかし、トップ争いは最内のシャドウディーヴァと大外のウィクトーリアに絞られ

ハナ差勝負を制したのはウィクトーリアでした。

ジョディーは逃げ粘って3着でした。

 

まず、ウィクトーリアは脚質転換で勝ちました。

これは予想が出来ないです。

出遅れは想定外だと思いますが、冷静に脚を溜めた戸崎騎手が素晴らしいです。

戸崎騎手はコパノキッキングでも出遅れからの脚質転換による追い込みを決めています。

もしかしたら脚質転換は得意なのではないでしょうか?

普通は逃げ馬が出遅れるとかかってしまうか、騎手が慌てて前目のポジションを取りに行きそうなものですが、

戸崎騎手は腹をくくって堂々としていました。

成績にそこまで反映されていませんが、最近好調と思う騎手の1人です。

 

2着シャドウディーヴァは岩田騎手のイン付きが久々に炸裂しました。

ただし、過怠金3万円の制裁(十分なスペースが無いのに先行馬を追い越した)を課されているので

手放しで褒められる騎乗ではなかったことは確かです。

 

3着にジョディーが残ったことは、私の予想スタイルを根底から覆しそうです。

ジョディーは東京が得意なのはわかっていましたが、それはマイルの話。

2000m持つとは思いませんでした。

武藤騎手が上手く持たせたことは確かですが、

もしかしたらコース適性は距離適性より重いのかもしれません。

 

今後の糧にしたいと思います。

 

 

 

レース回顧 〜マイラーズC〜

 

予想はこちらから

 

この日の馬場は9Rの比良山特別(1000万下)でレコードが出る超高速馬場。

マイラーズCでも高速決着が期待されました。

確かに高速でしたが、それは全体時計の話ではありませんでした・・・

 

そして始まったマイラーズC、ハナに立ったのはグァンチャーレでした。

その後ろ2番手にダノンプレミアム。さらに後ろの3番手にパクスアメリカーナとインディチャンプがつけました。

なんとモズアスコット以外の人気馬が全て前にいる展開。

 

牽制が続いたのか、前半1000mを60.2という古馬マイル重賞にしてはかなり遅めのペースとなります。

そして、直線では究極の瞬発力勝負となりました。

後半600mのラップタイムは10.9 10.3 11.1と超ハイラップ。

各馬の上がり3ハロンは、ほとんどの馬が32秒前半を使いました。

 

勝ったダノンプレミアムはさすがです。

スローでも折り合いに問題がなく、瞬発力勝負も負けないのは強すぎます。

 

2着グァンチャーレも展開に恵まれたとはいえ、ダノンプレミアム以外の後続に差されなかったのは素晴らしい出来でした。

 

3着は予想で切っていたパクスアメリカーナでした。

速い脚は使えないと判断しましたが、見当違いだったようです。

このあたりの見極める力を養っていかなければなりません。

 

インディチャンプは折り合いを少し欠いていたようです。

より短距離馬っぽい馬になってきたのかもしれません。

距離はマイルが限界でしょう。

 

さて、出走メンバーが豪華になれば、

パクスアメリカーナやインディチャンプが安田記念に出られない可能性が出てきました。

このあたりのまとめを別エントリーでしておこうと思います。